今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

信州遠征 その2 2008.10.05-06.

2008-10-11 07:49:23 | Weblog
移動先は天竜川の対岸、中川村。明日、中川の国有林を歩く予定にしていたが、その下見でもしようかということになった。


 下見と言っても、何処なのか分らない。どうも道を間違えてしまったようだ。何処まで進んでも道の両脇にはテープが張られ、マラソンのコースのようだ。どこまでも続く、止め山。


 止め山に導かれるように、とあるキャンプ場に着き、周囲を歩いた。



Mycena sp.

チシオタケに近いと思うのだが、あるいはそのもの?傘径1cm程。



 その山は、自宅周辺にあるような赤松混じりのコナラ林。アミタケも沢山出始めていた。そして、・・・





   
ショウゲンジ Rozites caperatus (Pers.) P. Karst.


やはり、長野の方が若干、早いのだろう。自宅周辺ではまだ、ショウゲンジはでていない。最初のものは柄の太さが3cmもある大物だ。


 赤松の生えた、明るく、かなり急な斜面の木の根元にクロカワは出ていた。



クロカワ Boletopsis leucomelaena (Pers.) Fayod

念願のクロカワだ。このあたりではオショウニンと呼ぶのだとか。その由来は分らない。これ以外にも幾つかあったが、既に腐りかけだった。


 この斜面には他にもいろいろ出ていたのだが、雨の降る夕方、写真はあまり撮れなかった。



スミゾメシメジ Lyophyllum semitale (Fr.) Kühner ex Kalamees




ホテイシメジ Clitocybe clavipes (Pers.) P. Kumm.



 松林を過ぎるとカラマツが混じった雑木になった。そこには、やはり出始めのハナイグチと・・・・。






ハナイグチ Suillus grevillei (Klotz.) Sing.






   
カラマツベニハナイグチ Boletinus paluster (Peck) Peck

と、思うのだが、ちっとも紅色をしていない・・・。


 途中、道に迷い車に戻ったのは4時半頃だった。その後のハプニングは触れることはやめよう・・・。


 宿に辿り着いたのは、もうすっかり暗くなってからだった。

 ひさかた温泉 天望閣 マツタケずくし・・・


 荷物を運び込み、まずは湯で温まったあとで食事となった。


   


 とにかく、マツタケだらけ。





酔いも廻って写真もピンボケ。マツタケ以外にも宿のご主人の採ってきた立派はクロカワ、コウタケ、オオムラサキアンズタケ、ハタケシメジなどが出てきて、とても食べ切れなかった。けしからぬことに、マツタケを残した・・・・。


 さて、明日はご主人が山を案内してくれるとのこと。早く寝よう。
コメント (5)
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