今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

久し振りの公園 キタマゴタケの菌輪     2012.07.01.(2) 

2012-07-04 23:05:28 | Weblog

 北海ラーメン



 午前中は雨の中、庭仕事をしっかりやってびしょ濡れになってしまった。蜂に刺されて耳と首筋は酷く痛むが、シャワーを浴びた。その後、腹が減ったので昼飯を食べに出ることにした。何を食べようかな・・・・、と考えて思いついたのが、あの店の味噌ラーメンだった。


 幸い雨も止んでいて、近くの公園に久し振りに行ってきのこの様子でも見て来ることにした。北海ラーメンを出て、公園のある山の上を見上げると、雲が覆っていた。これはまずいな、かなり雨が降っていそうだなどと考えながら、車に乗り公園に向かった。


 公園の入り口のコナラの木の下には・・・・




ヤマドリタケモドキ


 小さいヤマドリタケモドキが出ていた。先週の雨の後に顔を出したが、乾燥して傘がひび割れてしまったのだろう。そして、例年のようにカワリハツが沢山出ていた。



   



 こっちはカワリハツじゃなくて・・・・、何だろう?



   
Russla sp.

傘の径は10cmを越えている。


 道の脇に運が良かったらとても綺麗なきのこが出ているのだが・・・・、と思って車を降り、注意深く見ながら歩いていたが、目的のきのこは見当たらず、でも、赤松の倒木から見覚えのあるきのこが出ていることに気がついた。





これは、何年か前に宍粟の山でやはり、赤松の倒木から出ていたきのこと同じだ。







   
不明

ミドリスギタケに近いものだと思うのだが、薔薇色と言っても良い傘の色が綺麗だ。


 道を曲がり広場に出る。草地の中を進んで行くと・・・・








カワリハツ

食べたら美味しいのだが、今日は止めておこう。山ほど出ていて採っていたらきりがない。


 この時期、期待はキタマゴタケ。公園に人影はないし・・・・、ちょっと前まで雨が降っていた様子だ。きれいなキタマゴに会えるかもしれないと思いながら・・・・・



 やっぱり。




キタマゴタケ

もうちょっと開いていたら良かったのにと思って、他にもないか探すと・・・・



   
キタマゴの卵たち

明日出直したい気分だが・・・・


 さらに進んで、気が変わった。キタマゴの菌輪だ!!





奥の木の向こうに菌輪の反対側のキタマゴが見えている。


 輪に沿って歩くと・・・・









この白っぽいのもキタマゴタケのようだ。


 傘が開いて間もなく乾燥してしまったのだろうか。キタマゴタケの菌輪とは、滅多に見れないものに出会えた。蜂に刺されてもめげずにここまで来た甲斐があったというもの。全部で30個は出ていたな・・・・。状態の良いものを数本採集。



 広場を離れて道に戻るが、雨がポツポツと降りだしたので、一度、車に戻り傘をさして歩くことにした。次に向かったのはヤマナラシの生えている斜面だ。この季節のこんな天気の日、絶対あるはずだと思って見回すと出ていた。ところが、雨がひどく振り出し、間もなく土砂降りになった。




キンチャヤマイグチ



 2本目を見つけた時には、傘をさしていても水しぶきは避けられないほど・・・・





レンズも濡れてしまった。


 きのこに雨はつきものだと割り切って歩いていたが、ちょっと普通じゃないな、これは。。道はあっという間に・・・・





川となり・・・・







 雨水は集り、ゴウゴウと流れるようになった。






 雨はタマゴタケの老菌の傘も叩いて砕いてゆく。









雨って、なかなか写真に写らないもんだけどな・・・・



 グラウンドも池のようになって、水が溢れ出していた。





これは・・・・、さすがに洒落にならん。


 と思った時に、木の根っこの苔からハナオチバタケが出ているのが見えた。良い感じなんだが・・・・。





一度、車に戻って雨宿りでもしてから出直すことにした。その時はデジイチを持って来よう・・・・。


つづく。


コメント (8)
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雨の日曜日の朝     2012.07.01.(1) 

2012-07-04 01:14:46 | Weblog
 土曜の夜からひどく雨が降っていた・・・・・。


 寝ている間も雨音で何度か目がさめた。そして朝になっても雨は降り続いていた。遅い朝食を済ませて、今日はどうしようかと考えていた。


 この季節、天気が良ければ・・・・、いや、雨が降らなければ、いや、土砂降りや台風じゃなければ、休みの日に家にいることは考えにくい。でも、庭は今でも茫々だし、これからもっと酷いことになるのは目に見えている。雨の休日こそ、家事を片付けておくべきじゃないか・・・・。



 長袖、長ズボンに着替えて、帽子を被り、革の手袋をして庭に出た。気になっていたのは、庭の蘇鉄だ。今年は年明けに雪が降り、気温が下がったので、新しい葉がいつまで経っても出てこなかった。その内、古い葉は茶色に変色してみすぼらしく・・・。この蘇鉄は家を建てた頃、全く日陰の無い砂漠のような庭のオアシス的な存在で大切にしてきたのだが、それから長い間に庭の木々は育ち、家の屋根を越えるまでになった。そうなると、この蘇鉄の存在も・・・・。葉が出ないなら、根こそぎ切ってしまおうかとも思っているうちに、何とか新葉が出始めた。



 思い切って、古い葉を一気に切り落とすことにした。雨は降り続いている・・・・。その内、何度か土砂降りになり、目を開けていられないような事態にはなったが、屋根の下で休むなどして全部を切り落とした。








 土砂降りの中、切り落とした葉を運んでいる時に庭のヒメウツギの枝にアシナガバチが巣を造っているのを発見。これは、1週間前に家人を刺した奴らの巣だと分かったので、土砂降りの隙に巣を切り落として、蜂にはキンチョールを浴びせておいた。蜂にキンチョールが効くという経験はなかったが、案外、あっさりと蜂たちは消えてしまい、敵討ちは果たしたなと満足だった。思いの外、手答えはなかったなと思ったのだが、消えた蜂たちが巣の下に一匹も転がっていなかったことが気にはなっていた。



 その後、大きな紙袋に切り落とした葉を裁断して詰め、雨を避けるためにビニールハウスに運び込んだ。倒れそうになる紙袋を立て直そうとしていると・・・・、羽音が聞こえ、耳や首筋に激痛が走った。その瞬間に、子供の頃、長い間来ていなかった家の玄関の鍵を開けようとしていたときに、蜂の大群に襲われたことを思い出していた。蜂たちは頭や顔を刺し、足を髪の毛に絡ませ容易に離れてはくれなかったな・・・・



 今回は、慌てて手で蜂たちを振り払ったお蔭で3発刺されただけで済んだのだが・・・・、振り払った時にメガネも何処かに吹っ飛んでいったようだ。暫く、どんどん酷くなる痛みに耐えていたが、やはりメガネの行方が気になり当てにならないキンチョールをハウスに吹き込み、様子を見ていた。蜂たちは10匹ほどが出て行き、恐る恐る入ったハウスの中からメガネは見つかった。



 要するに、切り落とした蜂の巣の蜂たちがハウスに移動していて、そこに蘇鉄の葉を運びこんだオレはまんまと蜂に復讐されたということだ。まあ、これはこれでしょうがない。グダグダ言っても始まらないことだから、昼からは何かやらんとね。蜂なんか、糞食らえ!

つづく。


コメント (2)
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