ゴゼンタチバナ
遊びと仕事が忙しくて、のんびり書いていたら随分と長くなってしまった・・・・。さて、標高2000mほどにあったミズバショウの咲く池を過ぎると道は登ったり下ったりの連続になった。登りになると極端に速度が落ちてしまう・・・・。木の茂った辺りの道沿いには、面白そうな植物がいろいろと生えているのが分かるのだが、カメラはザックにしまってあるし・・・・。
しばらく、道の脇にはミツバオウレンの花が咲いていたし、ゴゼンタチバナやミヤマユキザサも沢山咲いていたけれど、立ち止まり、ザックを降ろしカメラをだす余裕が無かった。でも、ゴゼンタチバナの花の中に見慣れない花を見つけた瞬間、ザックを降ろす気になった。一度、見てみたかったツマトリソウ・・・・。
ツマトリソウ
面白いことにこの辺りで見た花は、ゴゼンタチバナ、キヌガサソウ、ツマトリソウと、大きさは全然違うけれど、特徴が共通するものがあることに気がついた。葉が茎の上の方に集り、白い花が一つ咲く・・・・、でも、同じ仲間ではないようだ。
ツクバネソウ
これも、花は白くないけれど、何故か似ている・・・・。
道は、雪解けの湿地の中を通っている。
イワイチョウ
・・・スミレ
乾いた陽辺りの良い斜面には、これまでと違った花たちが咲いていた。例えば・・・・
アズマギク
初めて山で観た花。ポツポツと咲いていた。
シロバナハナニガナ
・・・リンドウ
淡いやさしい水色・・・
また、上り坂になり、のろのろと歩いていると、下から登ってくる人がいた。立ち話をしばらくしていたが、この登りはあと少しで終わりで、小日向のコルからはずっと下りの道になるようだ。ひと安心だが、実はその道は歩きにくく、花も少ない苦行の道だったのだが・・・・
そのコルを過ぎて下り始めると、明るい斜面にニッコウキスゲが咲いていた。
ニッコウキスゲ
カラマツソウ
湿地にはリュウキンカ・・
ここで、またカメラをザックに閉まった。もう、歩くことに専念しよう・・・・。ここからの下りで何人かの人に抜かれた。そして、何人かを抜いて先を歩いた・・・・。猿倉山荘に着いたのは16時だった。頂上宿舎で同室だった人の教えをまもり、焦らず、確実に?のんびり下り、体力を少々残し・・・・、ボロボロなって生還。
山荘では赤いキャップのコカコーラを飲んだ。しばらく、途中で一緒になった夫婦連れと話をしていてから、下る途中にあるおびなたの湯でまた会うだろうと言いながら分かれた。
車で猿倉から白馬村へ下る途中の川
おびなたの湯
何故か、猿倉山荘で一緒だった夫婦には会えなかったが、これから高速を飛ばして帰らなければ・・・・。
途中、大町で蕎麦を食べ、ひたすら高速を走り自宅に着いたのは、日が変わった0時15分。シャワーを浴びてビールを飲んで寝た。この後、5時間後には起きて仕事に行かなければ・・・・。