小鑓からの登りは辛い。昨日の登りの疲れがなければどうということはないのだろうが・・・・、つい、下を向いたまま登ってしまう。
やっぱり、空気が薄いせいもあるのだろうか、少し登ると息が切れる。。。
あれ、ミヤマオダマキの葉の他にもっと細かいキンポウゲの葉が見えている。
これは、オダマキの種類じゃなさそうだけれど・・・・?
ミヤマオダマキの下に咲いているのは、まるで忘れな草だが・・・・
調べてみたところ、多分、ミヤマムラサキ。初見だな。ここにも、小さな葉のキンポウゲ科。
ミヤマオダマキとハクサンイチゲの下に咲いているのは、さっきから見ている小さなキンポウゲ科だ。
カラマツの仲間、ヒメカラマツだろうか。
ツガザクラ
少しずつ登って行く。天気がやばそうだが・・・・
一段と頭上の雲が降りてくる。
それでも、また明るくなる。今日は徹底的に崩れるということはなさそう。。。
一体、この僅かな面積にどれだけの花がさいているのだろう・・・・。
タカネツメクサ、シコタンソウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシオガマ、ウルップソウ、イワオウギ、イワベンケイ、オヤマノエンドウ、ハクサンイチゲ・・・・、あと、ナズナの仲間、ヤツガタケナズナ?くらいかな。。
急な登りが続く。この斜面、良く見るとハクサンイチゲとシナノキンバイの手前、クロユリが沢山咲いている・・・
山頂への分岐の後・・・・
少し登ると・・・・、雲が下がってきて、視界が悪くなる。
それでも進むと、やがて大きな岩に木が立て掛けてある。あれ、2903m。山頂?
あまりに寂しい山頂。白馬岳山頂は大きな円盤があったりするのに・・・・
これだけ・・・。
頂上からの展望は、ガスも晴れてきて、良いじゃないか。
少し、休憩してから山頂から下る。
キバナノコマノツメ
昨夜、食後の散歩の時にみたのと同じ。 タカネヤハズハハコ。
雲海
山頂からの下りはまた、いろいろな花が咲いている。
チングルマ
キバナコマノツメ
このまま下り、最低鞍部にある三叉路を左折。鑓温泉への下り道を進んだ。宿舎を出てから約3時間・・・。
大出原(オオイデッパラ)は花の綺麗なところで有名なのだが、ミヤマキンポウゲとハクサンイチゲくらいしか咲いていない・・・・。
何時の間にか通り過ぎてしまい、雪渓に出た。
それから、幾つかの雪渓と鎖場を越えて・・・・
シラネアオイ
サンカヨウ
ノウゴウイチゴ
また、幾つかの雪渓を歩いて・・・・、その度に軽アイゼンを着けたり、外したり・・・・
またかよ・・・・
それでも、この雪渓でも、昨日、滑落者が出たということだ・・・・、決して油断せずに下り、鑓温泉に到着した。何と、画像なし。既に5時間が経過していた。
つづく。