コバノガマズミ
前日の観察で既にきのこの出始めの時期を過ぎているのが分かってしまって、気分が乗らず寝坊をしてしまった。それでも、起きて飯を食い、
10時頃には今日、歩く積りの山の入口に着いた。車を停めて歩いて行くと、途中に車が2台停まっていた。そして、雑木林の中から声が聞こえていた。
やはり先行者がいるのかなと思ったが、3連休の2日目のこんな時間だし、しょうがないと思い進んで行く。
この場所は車を停めてから登りにかかるまで1㎞くらい歩かなければならない。でも1㎞の間には時期が合えば面白いきのこに出合える場所。
食菌を探すなら、最初の1㎞の観察は帰り道にした方が良いのだ。そして、今日は出遅れたし食菌を探して先を急いだ。
ケロウジの幼菌
誰かが一つだけ採って裏返して置いてあった。写真でも撮ったのかな。
スミゾメシメジ
道から見えるところに幾つか出ていた。食菌目当ての人が歩いたら、一応チェックしないのだろうか。採らなくても・・・・
Hygrocybe sp.
名前は分からないけれど、こんなきのこが沢山出ていた。
ウラグロニガイグチ
まだ、イグチか?
そろそろ、登りが始まるのだが、駄目とは思うけれど昔、何度か採ったコウタケのシロを見てゆくことにした。林の中に入り進んで行く。
ナヨタケの仲間?
傘径3cmほど、高さは10㎝くらい。
さらに進んで行くと・・・・あっ?!
コウタケ
傘径20㎝、2つ。
全部で10個ほど。雨水をたっぷり含んでいて、半数は傘径20cmくらいあったから袋に入れたらずっしりと重かった。ザックに入れたらほとんど一杯。
想定外の収穫で頭の中はコウタケで一杯になる。他のシロの様子を観に行かなければ・・・・。
先を急いだ。
ramalia sp.
クリフウセン(ニセアブラシメジ)
山道の誰からも見える場所に出ていた。
どうやら今日はここまでは誰も登ってきていないようだ。益々、コウタケの期待は高まるのだが・・・・、去年、クリフウセンがかなり出ていた場所を
覗き込んでみると・・・・
木の葉の間からでも見える、クリフウセンの行列だ。
そのまま行列は続いていて傾斜のきつい斜面まで続いていた。
これを収穫したって持ち帰れない。それで、近くの別荘に住んでいる知人に電話を掛けてみた。ひょっとしたら、来る途中で聞こえた話し声は知人かもしれないと
思ったから。でも、違った。知人は昼から採りに来る積りというので、出ている場所を教えてから一袋だけ収穫して、先を急ぐことにした。