今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

一応、ご挨拶に。。 ユキワリ、ネコノメ。     2012.03.25.(2)

2012-04-03 22:16:41 | Weblog




 谷の探索を終えてから高速で帰ろうと思ったが、雪も止んだ事だし挨拶だけはして帰ろうか・・・・。


 国道に戻ってから、すぐの場所。また谷の入り口近くに車を停めて、今度は緩斜面を登る。この斜面はゴロタ石が多くて歩きにくい。今年は天気が悪いせいか、花を見に来てもキノコに良く出会う。さっきの谷ではヒラタケ、ここではキクラゲ。





水分をたっぷり含んで、美味しそうだね。


 この斜面を進んでいくとじきにユキワリイチゲの群生地に入る。









 この場所ではユキワリイチゲは早くから咲いていたようだ。ちょっと咲き疲れた感のある花。。それにしても、今日の悪天候で慌ててとじたのかなぁ・・・・





そんなに慌てて閉じなくても良いじゃないか。。


 雪が降るような天気だから、大した期待はしてはいなかったけれど、やっぱりな。でも、これから開くといった蕾も結構あったから、もう一度チャンスはあるかもしれない。斜面を下り、沢まで降りた。













ちょっと前まで、開いていたんじゃないのか・・・・


 流れの周囲には陽の当たる場所には、シロバナネコノメが開いていた。










 そして、スズシロソウも沢山咲いていたけれど・・・・、






 ほとんどは・・・・





こんな感じ。あと、2週間したら、この場所はシロバナネコノメソウだらけで、花を踏まずに歩くことは出来なくなるだろう。それも結構、ストレスなんだ。





一応・・・・、同じ場所のヤマネコノメも無視したらいかんな。。



 花への挨拶を終えて、高速に入り自宅を目指す。雨やら雪やら降っていた天気は大佐のSAでは止んでいて、もう青空が広がっていた。要するにこれは、僕に対する嫌がらせなのか・・・・。今年はこんな年なんだ、きっと。





 
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ひどい天気だったけど・・・・、見つけたよ。     2012.03.25.(1)

2012-04-02 21:49:05 | Weblog




 M谷から実家に辿りつき飲んだ翌朝、目を覚ますと喉が痛い。酔っぱらって鼾をかいたのか、日本酒を飲みすぎたのか・・・・。束の間の両親との時間、申し訳ないと思いながらも、帰路にどこを歩こうかと考えていた。天気は・・・・、悪いらしいが、朝方から晴れ間もあって実感が湧かない。あてにならない天気予報だ、今日は大丈夫かも・・・。


 
 そう思って実家を出たが、平野部から登りはじめた道の先の山が霞んで見える。おかしいなと思って走っていると、やがて雨が落ちてくる。そして、雨の残像がいやにはっきりとみえるなぁと思っていると、雨は霙に、霙は雪に変わって行く。そして・・・・・、これは吹雪じゃないか。ユキワリイチゲの開いた姿を見る夢は霞んで行く・・・・。


 もう、花をあてにするのはやめて新しい場所の様子見をすることにして車を走らせた。国道を左に折れてから30分ほど走っただろうか・・・・。車幅ぎりぎりの道を通り、うろ覚えの道を走る。途中、雪は降ったり止んだり。人気のない林の中の広場に車を停めてザックに必要なものを入れる。


 さて・・・・、下ろう。



セリバオウレン


 薄暗い杉林の中を通り、急な坂を川まで下って行く。日陰の辺りにはセリバオウレンが山ほど咲いている。





 坂は急で、膝を痛めそうだ。ゆっくり下る。途中・・・・




ケスハマソウ?




カタクリ


 道の脇にはいろいろな植物が芽を吹き始めている。やがて傾斜は緩くなり谷の底に着いた。








ケスハマソウはまだ、咲き始めのようだ。下から芽吹いているのはイチリンソウの葉。


 ケスハマソウは薄っすらとピンク色をしているものもあるようだ。


 谷を探索する・・・。



苔  イチリンソウ、コチャルメルソウの葉




何だった? これは珍しいのだと去年、教えてもらったものと同じなんだが・・・・



     
左:ベニチャワンタケ?
右:ヒラタケ


 倒木にヒラタケが出ていたのだが、僅かに残っていただけで、大半は綺麗に切り取られていた。この季節にこんな所をうろつく人間はあまりいないだろう・・・。しかもヒラタケを採っていく人・・・。







 徹底的に歩きたいところだが、寒い。花もこれからという様子なのと、雪のちらつく誰もいない谷を一人歩いていると、何といっても孤独感に襲われる。冒険はまた今度、暖かいなってからにしようか・・・・。


 戻ろう。河原から上り始めてすぐ・・・・、あっ。




桃色のケスハマソウ


 ここは下ってきたときも通ったはずなのに・・・・。六甲山系の桃色のケスハマソウとは明らかに違う特徴だ。


 その斜面の上には沢山・・・



ベニチャワンタケ?



 あとは登るだけ。道の周囲を見渡しながらゆっくり登る。









雪がひどくなってきた。


 遠くの山は雪で霞んで見える。






 谷への下り口まで戻り、車までの杉林の下を歩いて行くと・・・・





セリバオウレンだらけ



 車に戻り、また細い道を走る。





道の先に何かいるぞ・・・・。






 こんなところで出会うとは思わなかった。道をあけてくれよ、早く、国道に戻らなけりゃ・・・。






 バイバイ!








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あとは、紫の上に挨拶してから・・・     2012.03.24.(2)

2012-04-01 09:45:29 | Weblog



 川沿いの道に戻り谷の奥に歩いていく。相変わらず、道の脇には白いケスハマソウの花が続いている。 






 谷は急に狭くなり道の両側に岩の壁がせまったり、視界が開けて河原が広くなったりする。道の上には崖の上から落ちてきたのだろう、白い石灰岩のかけらが落ちている。白い真新しい岩の表面・・・・、落ちたのはそれほど前のことではないだろう。気がつくと、道の上の落石のかなりの数に赤いペンキが付いている。


 そうか・・・・。誰かが最近の落石の状況を調べているのだろう。ペンキを塗ったのはいつなのだろう・・・・。ペンキのついていない岩が結構落ちているんだ・・・・。


 川と反対側の緩やかな斜面を見ると・・・・


     
セツブンソウの花のあと


 種ができはじめている。ことしはこの谷でセツブンソウを見ることはできなかったな。ここは人の手の入っていない自生のセツブンソウだ。本当の意味での自生のセツブンソウといったら、ここと伊吹山麓でしか見ていないのかもしれない。あとは自生といっても人に保護されて殖えてきたものだから。


 さて、あとはユキワリイチゲに挨拶してから戻ろう。大きな木の立っている場所で川を渡る。今日は水量が多くて渡るのに一苦労だ。川の上の斜面を歩いてゆく。





まずいな。のんびりしていたらユキワリイチゲの花が閉じ始めている・・・・。


 白っぽいユキワリイチゲの群生を過ぎて先を急ぐ。


     


 やがて、川に落ち込む崖の際に今年も・・・・紫の上。。




もう・・・・、閉じてしまいそうな花。





今年も元気だったようだ。花の数が少ない・・・・


 これで、予定終了。戻り始める。




イチリンソウも育って小さな蕾を付け始めている。









 また、川を渡って道に戻ろうとすると、来たときには気がつかなかったアズマイチゲが、ユキワリイチゲに混じって咲いていた。









 道に戻り、急いで戻るのだが、途中の道の分岐で今まで行ったことのない先を見に行った。









ケスハマソウは咲いていたが、やがてその密度は低くなり、ほとんど見かけなくなった。やはり、川沿いの谷筋であることがユキワリソウやイチゲ達には大切なのだろう。





道の脇の川は水が勢い良く流れている。










 谷が暗くなってきた。夕方・・・・、5時を過ぎた。早く帰らなければ。。。


 その後、福山まで走り両親と飯を食う。今晩は・・・・









こいつを喰う。

コメント (2)
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