今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

そろそろ、花盛り? ミズオオバコ         2014.09.06.

2014-09-11 21:39:39 | 山、花、山野草




 去年見つけたミズオオバコの咲く小さな野池。ことしはちゃんと咲くかな、心配でもう何度か訪ねていた。去年のように浅瀬にびっしりと繁茂するといったところまでは育たなかったけれど・・・・


 ようやく季節になって花の数が増えてきた。でも、ミズオオバコが花盛りっておかしいね。普通は田圃にポツポツ咲いているものだから。




ミズオオバコ



 今年は日照が少ないので、深めの場所の株がまだ育ってきていない。それにもう、秋めいてきて気温が下がってきているから、これから花数が増えるかどうかは分らない。でも・・・・




    






















 きのこを探しに行く途中、帰り道、今年も、あと何度かここを訪れることになるだろう。





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シギンカラマツの咲く滝         2014.08.31.(2)

2014-09-10 21:57:51 | 山、花、山野草

 


 きのこの仲間と10時過ぎに別れ、一度、自宅に戻った。そして、かねてからの予定通り、県北の滝に花を見に走った。高速を降りたのは午前11時過ぎ。昼飯を食べるか、後にするか、微妙な時間。いつもなら、昼飯は後回しにするのだが、今日は心を入れ替えてのんびり行こう。


 いろいろと迷う前に、最初に目に入った店に入った。11時半だというのに、席はかなり埋まっていた。




名物 ホルモン焼きうどん
この店の焼きうどんは漬け麺風。味噌だれと醤油だれを好みで混ぜて食べる。なかなか、旨い。



 腹一杯になって車に戻り、滝を目指した。県道をしばらく走り左に折れて山を登って行く。目指す滝はもう少し。その時、車道の右側に白い花がまとまって咲いているのに気が付いた。ヒメジョオンか何かかとは思ったが、道の左側の僅かなスペースに車を停めて確認に行った。途中、斜面に・・・・



    
オニタケ





コガンピ



 白い花の咲く場所まで下って行ってみると、何とそれは探していた花だった。











シギンカラマツ















 あっさり花は見つかってしまった。車に戻り、すこし登った所に大きめの駐車場があった。車を停めて、ザックを背負って滝に向かって歩いて行く。




小さな滝



 小さな滝が流れ落ちる岩にイワタバコが沢山、張り付いていた。




















 そのイワタバコの間からもシギンカラマツは顔を出していた。















 その小さな滝を過ぎて、石段を登って行くと大きな滝があった。




      



 カメラには90mmマクロレンズを付けていて、その視野では滝は一部しか納まらない。まず、一番上から納まる所まで1枚。




      

下の部分。




 滝の周囲は流石に涼しく、しばらく滝を見上げるようにして岩の家に座って眺めていた。滝の流れは川になって脇を流れて下って行く。その流れの脇にもシギンカラマツは沢山咲いていた。









 30分ほどのんびりしてから車の方に歩いて下った。



















 車道の脇の草むらには沢山のオオハンゲが花を付けていた。




      





オトギリの仲間






これ、イナモリソウの葉じゃないかな・・・・




 車まで戻り、山を下って行く。高速のICに向かう道の脇には、センニンソウとボタンヅルの立派な株があって、沢山の花を付けていた。走りながら見ていると、幾分、花が黄色味を帯びているのがボタンヅルのような気がした。両方の花を写して帰ろうと思っていたのだが・・・・

















センニンソウ



 気にいった株を選んでいるうちにセンニンソウの花を撮っただけで、高速の入口に着いてしまった。満開のボタンヅルの花を撮るのは次の機会まで、お預けになった。


 その夜、晩飯を食べながらテレビを観ていて驚いた。今日観てきた景色が写っているではないか。黒田勘兵衛のオープニングに写っている滝は今日観てきた滝だったことを今頃知った。



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オオシロカラカサタケが出てきた            2014.09.08-09.

2014-09-09 22:56:11 | 

 ナラタケモドキ


 勤め先の裏庭では今年はナラタケモドキが沢山発生したのだが、これが食べられるということは誰も知らず、かといって誰も蹴飛ばすこともなく、黴に覆われ始めていた。







 そして、その後にはベニタケ科のきのこが発生。









 庭で刈った芝生とか落ち葉を集めて捨てている所からは・・・・





オオシロカラカサタケ
毒菌である。勤め先に出たのは多分、初めてのこと。



 いつもの道を通り仕事場へ向かう途中、ヤブランが綺麗に咲いているのに気が付いた。

 





 仕事の日はほとんど毎日、通っているのに印象に残っていない。土日の間に綺麗に咲いたのかな・・・・


 翌朝も仕事場に歩いて行く途中でオオシロカラカサタケの様子を見てみた。





傘は開いていたが、柄はほとんど伸びていない。




オオシロカラカサタケ



 斜面を下って行くと、その先にはヤブランの白花だろうか・・・・









 沢山咲いていた。この斜面にはちょっと前までシャガが沢山植えてあって、花を咲かせていたのだが・・・・、ほとんど残っていない。






 いつ、植えられたのだろうか。




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ナガエノスギタケダマシの話         2014.08.31.(1)

2014-09-08 23:26:13 | きのこ など




 前日、知人の別荘の脇の斜面で水色のAureoboletus sp.を見た時に、かねてから情報を送って欲しいと言われていたNBさんとHYさんに携帯から電話をかけていた。HYさんには直ぐに電話が通じて、今日は午後からきのこの講演会に行くから、明日の朝からこっちに来るということだった。僕は明日は佐用の方に花を見に行く予定にしていたので、付き合えないかもしれないと答えたのだった。


 NBさんは留守電になってしまったので、失礼して他の場所へきのこの散策に行ってしまった。NBさんから着信があったのは、その日訪れた最後の場所の林の中を歩いている時だった。「水色のヤツが出ていたよ」というと、明日の朝に来るという。それでは朝、8時に自宅まで来てくれたら案内すると返事をして、HYさんには8時に2人で家を出て現地に向かうとメールをしておいた。


 翌朝、NBさんは約束通りの時間に来た。僕は早々に引き揚げる積りだったので、2台の車で現地に向かった。HYさんからは連絡がなく、待っていてもしょうがないので、出発するとメールをしておいた。知人の家に着いて、坂を登って行く途中で、前日に気になったきのこの姿が目に入り、これ、何だったかなとNBさんに尋ねてみた。


 すると、あれ?という顔をして近づいて、ナガエノスギタケのような・・・、僕はナガエノスギタケじゃないでしょ、などと返事をしたが・・・・、結論はナガエノスギタケダマシだった。僕は初見。NBさんは2度目だとか。稀菌である。






アンモニア生菌だから・・・・、このきのこの下に何が埋まっているのだろうか。



 NB氏は貴重なきのこが見つかったので、アルミホイルを取り出し、サンプリングに余念がない。





サンプルが沢山必要だからと言って、アルミホイルが足りないとか言いながら、ほとんど全部抜き取ってしまった。きのこも本望だったかもね。


 別荘の中で休んでいる知人に声をかけて、昨日写真を撮ったきのこは凄く珍しいきのこだったよ、と伝えた。そして、その場所に何か動物の死体でも埋めなかったかと聞いたのだが・・・・、奥さん曰く、「いつも、お父さんがそこでおしっこしてる」。


 なるほどね。


 それから、水色のアウレオの斜面に向かおうとすると、朝早くにひとり山に入って行ったとのことだ。「お~い」と呼ぶと山の中から返事が返ってきた。何だ、こっちに直接来ていたのか。電話したのに、というと携帯を家に忘れてきてしまったらしい。話を聞くと、水色のアウレオは丁度良い時期だという。おかしいな・・・・、老菌ばかりのはずなのに。















 前日は、老菌を沢山見た後で成菌を幾つか見つけて、仲間に連絡をして満足してしまったようで、かなりの数の幼菌・成菌を見逃していたようだ。















 そして、前日に見たアウレオも、1日でかなり大きくなっていた。















 確かに、斜面には老菌から幼菌まで揃っていて、一番良い時期にきのこ仲間を連れてこれたようだった。HYさんは撮影とサンプリングに少し時間がかかるようだったので、杉林の斜面にNBさんを案内した。そこで、不明のアミタケ似の塩素臭のするイグチ、ウラベニヤマイグチの黄色バージョンなどを見せた。


 そして、前日には無視した Amanita sp. をじっくりと見る。






何だこれ?ハイイロオニタケにしては・・・・




      
      Amanita sp. ササクレハイイロオニタケ?







 灰色というより青灰色。水色のアウレオと同じような傘の色をしていた。



 その後、3人杉林の中に集まり、知人に挨拶。「これからもあそこで立ちション、してね」。それから車に戻り、僕は花を見に、あとの二人はそれぞれ、他の場所にきのこ探しに出掛けていったのだった。


 8月31日、8月最後のきのこ探しは収穫の多い日になった。



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8月最後の観察 夏の終わり         2014.08.30.(4)

2014-09-07 21:34:23 | きのこ など




 最後にやってきたのは、いつも歩いている川沿いの道。車を停めて、虫除けスプレーを体中にかけて出発。ここは特別に蚊が多いから、以前は夏には来なかった場所なのだが、最近は変わったイグチが良く出ることが分って、歩くことが多くなった。


 蚊除けネットが良いんだけど、カメラのモニターが見にくくなるから、やめている。歩きながら道の左右に見えたものを並べてみる。




ヌメリコウジタケ
Aureoboletus の時期というところ。




イロガワリ








コテングタケモドキ





シロテングタケ






傘が10cmくらいある。


    

いやに色が白っぽいけれど、やっぱりオオツルタケ?襞に縁があるように見える。





ベニナギナタタケ




    
クロコタマゴテングタケ










ニガイグチ属 Tylopilus sp.




    
Boletus sp.
孔口に菌糸が残っているように見えるが・・・分らない。





Boletus sp.
桃色のイグチ。この場所に良く出る。分らない。





アカヤマドリ



 川沿いから山に上がる。蚊が一気に増えて、やばい。




ガンタケ
ガンタケも幾つか種類がありそう。このタイプのガンタケはこの辺ではあまり見たことがない。



 白いきのこが頭を出していた。何だろうと思ったのだが・・・・



    

    
雨で傘のイボが流れたのだろうか? スオウシロオニタケ?




    


キアミアシイグチ





ミキイロウスタケ





オオコゲチャイグチ
やっぱり、でかいなぁ。傘が30cmくらいあった。





Amanita sp.
スオウシロオニタケだとは思うけれど、写しただけだったので。









極めて変色性が強い・・・・



アメリカウラベニイロガワリ
傘が黄色っぽいタイプ。この辺りではあまり見かけない。










不明のBoletus sp. ここ数年、この斜面に沢山でる。
捜索願い届け出中。





ニガイグチ属 Tylopilus sp.



 ところで、ニガイグチの奥に見えている茶色のイグチだが・・・・



    

帰宅してから、切り刻んでみた。抜きあげた時に持った場所が青変している。管孔がとても短く、特徴のチーズ臭あり。

ニセアシベニイグチ



 次にこの場所を歩くときには秋のきのこが出始めているだろう。早ければ来週にも出始めるのではないか、そんな状況だ。

 結局、翌日8月31日も朝方、友人を案内して歩くことになった・・・。




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新たな Aureoboletus sp.  未記載種 他         2014.08.30.(3)

2014-09-06 22:56:45 | きのこ など

 


 
 知人の別荘から車に戻り、4km程離れた山の麓の池まで走り、池の畔の林を歩く。ここは先週も歩いた場所だ。先週はというとベニイグチが沢山出ていて、他はあまり印象に残っていない。夏の終わりには、このところ、いろいろな珍しいきのこが出る場所なので、またやって来たというわけ。冒頭のイグチ、いつも出会うと考えてしまう。そして、一つを裏返してみて思い出す・・・・




ナガエノウラベニイグチ
納得のいかない名前。変色性の強いものとそれ程でもないものがあるように思う・・・・



    
スオウシロオニタケ



 先週、出始めていたナラタケモドキは沢山出ている。












キクバナイグチ



 山から細流が池に流れ込んでいるのだが、その細流の両脇に広がった林の中を歩いている。最近の雨で林の中の表土はかなり流されてしまい、きのこには環境が悪化している。




コテングタケモドキ



 んんん?




ベニイグチ
只今、変身中??




あれ? コガネヤマドリ? ダイダイイグチかな?





コテングタケモドキ








    
ニセアシベニイグチ?


 切ってみた。短い管孔。ちょっと樹脂臭いチーズ臭あり。



ニセアシベニイグチ





ベニウスタケ





・・・・ 何だ?





ヤケノアカヤマタケ?





Amanita sp.

    
Amanita sp. 毎年、この時期にこの場所でみている。





アカヤマドリ



 
 林を出て、一度、道に戻り登って行く。やがて、傾斜がきつくなり山への登る道をさらに進んだ。





あ、また。少し前に写した不明種と同じ。傘も柄も、周囲が乾燥しているので目立ったヌメリは感じないが、触るとペタペタと指が張り付くような感じがする。




ヌメリコウジタケ
このイグチの柄は周囲が乾いていても、ぬめっていた。







    
多分、マルミノアヤメイグチ



 そして・・・・、また出会った。









知人の別荘の脇の斜面にでる水色のイグチ、Aureoboletus sp. に良く似ている。傘が水色ではないけれど。。。鮮黄色の孔口、赤い染みのある柄、姿形・・・・




幼菌:Aureoboletus sp.





切ってみた。目立った変色性はないが、徐々に褐変する。老菌には柄の表面や孔口に赤い染みがでるが、若い菌でも切ると柄の内部に赤い染みがあった。これもAureoboletus ヌメリコウジタケ属のきのこだろうと思われる。
大切なことを書き忘れていた。このイグチには特有の匂いがある。チーズ臭できのこを切らなくても手にとって匂いを嗅げば分る。ニセアシベニイグチもチーズ臭があるというが、この日、較べてみたがニセアシベニイグチのチーズ臭には樹脂臭さも加わるようだ。



 さらに進むと・・・・





これは・・・・





知人の別荘の裏斜面で沢山見たもの。ウラベニヤマイグチの孔口が黄色versionだ。かなり離れたこの山で見たのは初めてだった。でも、この山ではウラベニヤマイグチはここ数年見ている。やっぱり、ウラベニヤマイグチに極めて近い種であることは間違いないだろう。



 そして、その近くにまたAureoboletus sp. 










水色のアウレオと違う呼び名が欲しいところ、クリーム色のアウレオということにしよう。



 この位にして山を下ることにした。下る途中・・・・




ヌメリコウジタケ
現在のところ、Aureoboletus sp.で名前のついているものはヌメリコウジタケ(Aureoboletus thibetanus (Pat.) Hongo & Nagasawa)だけだろう。
北陸のきのこ図鑑には、ミヤマヌメリコウジタケ(Aureoboletus sp.)が記載されているようだ。




Tylopilus sp.
相変わらず分らない。



 車に戻ったのが午後3時半。まだ暗くなるまでには時間がある。、最後の場所を目指して走った。



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翌朝、東側の道を歩くと・・・            2014.09.03.

2014-09-05 23:45:04 | 

アイタケ



 また、アイタケが沢山出始めていた。







 
 そして枯れたコナラの根から・・・・





ナラタケモドキ














 幾つか、塊りになって発生。









 夏から秋に季節が変わる時に、毎年沢山でるきのこ。もう秋はすぐそこだ。




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庭のきのこ、その後            2014.09.02.

2014-09-05 07:09:04 | 

Boletus Auripes


 庭といっても勤め先のことだけれど、椎の木の下では相変わらず、Boletus Auripes が元気よく出ている。盆前から出始めていたから、今年はきのこの発生には好条件が続いているということだろう。






 雨はひと頃のような大雨はないが、適度な間隔で降っていて、苔も緑が濃く綺麗に生えそろった。


 いつもは無視しているのだが、この苔の間から幾つも地下生菌が顔を出している。







 地下生菌、とても素人が手を出せるものではないので、何だろうなと思うだけでサンプリングしたこともない。



    
ツチグリカタカワタケというようだ。


 この所、熟してきたようで、皮が割け、ツチグリのように外皮が開いた個体も見られるようになった。 




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知人宅の裏山 ウラベニヤマイグチの裏が黄色のversion??他         2014.08.30.(2)

2014-09-04 23:04:42 | きのこ など

 


 
 知人宅で昼飯をご馳走になり、それから1時間ほど話をしていた。まだ、廻って様子を見たい場所が幾つかあり、「また来る、多分、明朝」と言って失礼した。それから、裏山のコナラ混じりの杉林の中を通って車に戻ることにした。


 林に入ってすぐに目の前に現れたイグチ。この場所で毎年見るイグチだ。最初にこの場所で見たのは、ウラベニヤマイグチを神戸のS公園で初めて見た翌年だったか。その時は2か所で1個体ずつだったので写真をブログに上げただけだった。








    

少々、古い個体が幾つか。それでも孔口が黄色でウラベニヤマイグチのように赤味を帯びない。そして、かなり青変性が強い。柄の様子はウラベニヤマイグチに似て、粒状紋が全体にあるが、褐色は非常に薄く、柄の上部が黄色味がかっている。



 取り敢えず、籠にサンプリングして斜面を下る。




ヌメリコウジタケ



 あ、これは状態の良いアミタケが出ている・・・と思って近づく。





が、抜きあげてみてみると何か違う。まず、気が付いたのは石突きの部分が黄色い。










アワタケかなとも思ったが、違う。傘の裏の様子、状態の良いアミタケに良く似ているんだけど・・・・


 癖かな・・・、困った時に匂いを嗅いでしまう。あ、塩素臭。特徴的な臭い、これはアミタケじゃない。さらに下ったところにも幾つか出ていた。










若い個体











ベニウスタケ





Tylopilus sp.
図鑑でみるニガイグチに似ている





似たようなニガイグチ属が沢山でているのだが・・・・分らない。




アケボノアワタケ?
柄の先が黄色味がかっていた。









冒頭のウラベニヤマイグチ似のきのこの若い個体が出ていた。





老菌も幾つか・・・・


 以前、きのこの仲間にこの写真を見せると、ウラベニヤマイグチの変異の範囲という意見が多かったが、ここまで同一の特徴をもった個体が多数出ていると、個体変異とは言えないだろう。そして、同じ場所で5年くらいは観察していることになるのだ。



 下り切って、林の中を車道に向けて歩いて行った。




ナガエノウラベニイグチ幼菌





Boletus aurantiosplendens T.J. Baroni





ベニイグチ



 車に到着。イグチには沢山出会ったが、ほとんど分らないイグチばかり。毎年、この時期のイグチは手ごわい。かなり、サンプリングしてきて、籠が重いくらい。


 まだ、行かなければならない場所がある。。。。。



つづく。


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水色のイグチ 今年は豊作         2014.08.30.(1)

2014-09-03 22:29:10 | きのこ など




 
 緊急搬送の後の1週間の入院の顛末をブログに書き残したあと、随分経ってからきのこの仲間二人からメールを頂いた。二人とも仲間というのも憚られる、きのこの大先輩でいつもいろいろと教えて貰っている。随分経ってからというのは、最近、花を訪ねて記録ばかりしているので、このブログもたまにしか見ていないということだろう。


 二人ともとても心配してくれて感激したのだが、最後には「あの水色のイグチが出始めたら連絡してね」で終わるのだった。あの水色のイグチ、例年なら9月の第1週から2週位に出るのだけれど、今年は8月後半から雨が良く降り、しかも気温が下がった。そして、先週の山ではヌメリコウジタケの姿がちらほらと見えていた。それで、この週末はあの水色のAureoboletus sp.の出る斜面の様子を見に行くことにしていた。


 朝はいつもの通り、7時には目が覚めていたが、それからのんびりとPCをチェックし、朝飯を食べた。それから着替えてカメラと籠を持って家を出た。庭には、早くも秋明菊が花を咲かせ始めていた。やっぱり、今年は秋が早い。妙に焦りを感じてしまう・・・。







 知り合いの別荘の脇の斜面を歩くので、何か手土産を持って行きたいのだが良いものがない。途中、コンビニに寄ってみたが酒のツマミを持って行くわけにもいかないので、結局、手ぶらで行くことにした。


 目的の場所に着いて坂道を登って行くと、知り合いの夫婦は庭のベンチに座ってビールを飲んでいた。ああ、もう昼になるのか・・・。すぐに呼び止められ、一緒に座って近況などを話した。話しながらも、周囲をチラチラと見ると・・・・




キニガイグチ



 座っているベンチの2mほど手前に見慣れないきのこが数本出ていた。なぜか惹かれる姿・・・・





気になって写真だけ撮っておいた。このきのこの正体は翌日、明らかになって笑えるオチもついた。その内にまた。。。


 
 話は尽きない。でも、続きはきのこを見てきてからにすることにして、斜面に向かった。知り合いの話では先週辺りからイグチが沢山出ていて、腐っているものも沢山あるという。僕のことを気にしてくれていて、今朝も様子を見に行ってくれたとか。で、・・・・「もう、出ちゃってると思う」だそうだ。


 道から見える、2年前に僅かに出ていた場所を見てみると・・・・、愕然。




Aureoboletus sp.
もう老菌で、水色も僅かにしか残っていない・・・・














 他にも分らないニガイグチ属が幾つも出ている。



    




Tylopilus sp.



 やはり出てしまっていた。気を取り直して道の反対側の日陰の林の中に入る。そこが最も発生の多い場所の筈だ。斜面を登って行くと大きなコビチャニガイグチが出ていた。





コビチャニガイグチ

初めてこの斜面で水色のアウレオを見つけた時も同じ場所にコビチャニガイグチを見たのだった。でも、あの時はまだ幼菌だった。嫌な予感がする。



 そして、さらに少し登った所に・・・・



    
Aureoboletus sp. 水色のアウレオ



 やはり少し遅かったか・・・・。先週、この斜面は歩かず、車で通り過ぎて先の山を歩いたのだった。あの時の帰り道で立ち寄っていたら・・・・、などと考えながら歩いた。





Tylopilus sp.
これ、分らないけれど、沢山出ているな。





抜いて見た。??


 雨が沢山降り続いたので、枯れ木からナラタケも出始めていた。









この時期だと、ナラタケモドキが沢山出るはずなのに・・・・



 
 そして、水色のアウレオの特徴を良く残した個体に出会った。









傘は水色がかった灰色で老菌になると色褪せて、というより色が禿げてくる印象。孔口は鮮黄色で古くなると柄も孔口にも赤い染みが浮かんでくる。



 そして・・・・





若い個体





成菌と老菌、合計4個体。


 ここで、きのこの仲間二人に携帯で電話をした。「出ちゃってた!でも、まだ間に合うから・・・」


 その後、幼菌も見つかり・・・・












 これから、この斜面を訪れるだろう仲間のためにきのこには手を付けずにおいた。












 この斜面には他にはダイダイイグチとかベニイグチとかが出ていた。








 一応、満足して、一度斜面を下り別荘の主の所に戻り、昼飯をご馳走になった。



つづく。


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ギー太とフー太            2014.08.22-24.

2014-09-03 07:16:12 | その他




 仕事を終えて帰宅すると珍客が二人、来ていた。ギー太とフー太。そういえば、次男がしばらく預かってくれと言っていたのを思い出した。それが今日だったのか・・・・。


 次男の姿はなく、ギー太とフー太を置いて横浜に行ったらしい。二人ともまだ若い。右のギー太は少しお兄さんで臆病?慎重と言った方が良いかな。左のフー太は幼いせいか、何にでも興味を持って歩き廻る。落ち着きのない子供といった感じ。








 ウチの老犬、ジョビは突然、犬族が三人になって驚いているかと思ったがそうでもなく・・・・、お年寄りの落ち着きかな?








 ジョビは食べることにしか興味がなく、新参者はガン無視。しばらく、家が賑やかになったが日曜には次男が戻って来て、ギー太とフー太を連れて帰って行った。



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今年のミズオオバコ            2014.08.23 and 31.

2014-09-02 22:59:03 | 山、花、山野草




 去年見つけた、ミズオオバコが群生する池。今年はどうかなと思って見に行ったのは8月23日。雨が沢山降ったので、そろそろイグチが出る頃だと思って、近くの山の様子を見に行く途中だった。時間はちょうど昼になる頃だった。


 車を停めて、道から池の堤に降り立つ。池を覗きこんでみると、浅瀬にミズオオバコが葉を拡げていた。でも、葉と葉の間には細い葉の水草が生えていて、ミズオオバコは去年と較べると随分と少ないような気がした。






少し、堤を歩いて進んで行くと、ミズオオバコの葉は底一面に広がっていた。



 花の時期にはまだ、早いのだろう。小さな花がポツポツと咲いていただけだった。









 その後、訪ねた山ではイグチは出始めていはいるものの、ベニイグチばかり姿が目立って・・・・途中で、きりあげる事にした。来週ならもっときのこが出ているのかもしれない・・・・。



 翌週の8月最後の日、きのこ仲間二人が加東市まできのこを来てくれるという話になった。自宅に8時の約束。一人は時間よりも早目に到着。一年振りだねぇ・・・・。2人目とは連絡が取れず、このまま待っていても意味がないので先に出発することにした。


 また、ミズオオバコの池の端に車を停めて、ミズオオバコの様子を見るのだが・・・・・、何と花が一つも咲いていないのだ。あれ、もう花の季節は終わってしまった?良く見ると、底から伸びた柄の先に小さなミズオオバコのつぼみが付いていた。ミズオオバコは夜や早朝は閉じているのか?いや、ミズオオバコの花は一日花だったのか・・・・


 また、山の帰りに池に寄ってみた。約2時間後の10時前。ミズオオバコはかなりの数、花を咲かせていた。














 でも、花は開きつつあるような状態だ。














 開いた花と開きかけの花。









 まだ、これからが盛りだと思いたい。これから根を張って、株を成長させ池一面に花を咲かせて欲しいものだ。去年を超えるような大群生を期待してしまうのだが、今年の夏は天気が不順だから、日照もかなり少ないのだろう。ことしはこんなもので終わってしまうかもしれない。ここには、今年、あと何度か訪れることになるだろう。


 秋の花も黄葉・紅葉も期待して良いのだろうか。




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サギソウ・・・ 番外        2014.08.23.(3)

2014-09-02 08:15:15 | 山、花、山野草

サギソウ


 下る途中、山裾の小さな湿地を覗いてみた。













 今年は随分、花の数が少ない。盛りを過ぎてしまったわけではないようだ。







 冷夏だったからだろうか。いつも行くもっと大きな湿地にも行って様子を見てみたいところだけど・・・・、時間がない。




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そろそろ、イグチが出そうだと思って・・・ 続        2014.08.23.(2)

2014-09-01 22:33:01 | きのこ など

 コビチャニガイグチ



 一気に出たという感じじゃない。数も種類も少ないのは気温がもう一つ、上がっていないからなのだろうか。山を登って行くと更にきのこの数は減ってきた。






?ニセアシベニイグチの近縁種だろうか・・・・



 きのこを抜いて管孔を見てみると・・・・




鮮黄色
これは・・・・、Aureoboletus の仲間かもしれない。



 
 籠に入れて、次を探す。





?柄の触ったところが灰色に変色している。見たことがないような気がするが・・・・

柄を真っ二つに切ってみると、変色性はないのだが・・・・、匂いはヤマドリタケモドキのような匂いがした。でも、柄にはヤマドリタケモドキのようは網目模様は全く無かった。




    
ヌメリコウジタケ
いよいよ、Aureoboletus sp.は時期が来たようで、ポツポツと出始めていた。



 

ブドウニガイグチ





ナガエノウラベニイグチ
・・・・何か、変色の度合いがきつい。


    



 
 一応、気になる斜面は見れたので山を下ることにした。




アシナガイグチ



 車の近くに咲いていた花。















センニンソウ
今年もセンニンソウの咲く季節になったようだ。



 晩飯には、収穫したイロガワリを使ってパスタを食べた。








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