21日の土曜は5時に起床した、ということは前項で書いた。
相変わらず「くどい」性格だ。昼間から飲んでる?(まさか)
6時に出発。京王線百草園駅に向かう。6:27に乗車。
北の駅で乗り換え7時過ぎに高尾駅に着く。改札付近で
いつも楽しいツーリング計画をぶちあげていただく
タカジーさんに出会う。
高尾駅7時12分発で大月に向かう。先頭車両に身障者用車椅子
スペースがありそこに輪行バッグを置く。
7時45分に大月駅に着く。
ここからの参加は、タカジーさん、トシユキさん、ネイビーさん、
ダイニャンさん、Mdotさん、そして初参加の鉄輪斎さんの7人。
駅前にも何人かのツーリンググループの姿があった。
集合場所付近のおばさんが今日は多くの人が自転車で走っている
ようですね、という。そういえば、今日は糸魚川ファストランの
日で、私たちより早い時間にここを快走したものと思われる。
8時半に出発。国道20号を甲府方面に走る。
車の通行量は多いが支障なく坂道を上る。
途中Mdotさんにリアのキャリアがタイヤに接触しているようだ、と
指摘され調整する。いやにペダルが重いし後ろから異音がすると気に
なっていた。疲れるわけだ。
やがて、笹子峠の旧道分岐に到着し休憩を取る。
ここで、どうも調子が良くないとMdotさんと鉄輪斎さんが
この先の行程を諦め、大月に戻り、河口湖から西湖を目指すことに。
こういう判断は大事な事である。
5人で旧道に向かう。峠まで5,6キロの行程とのこと。
道は緩やかで、周りの新緑も目に嬉しい。ギアもローを使う必要がない。
やがて、1050mの笹子峠=笹子随道に到着する。
【笹子随道の案内板の揮毫】
【新緑の中の笹子随道】
休憩していると、トンネルの向こうに
灯りが。小径車に乗ったサイクリストが姿を現す。
12%を越えると小径車ではきついと言いながら、気持ちよさげに坂道を
上ってきたようだ。が、やはりフロントシングルはきつそう。
◎◎Fridayは700ドルだったけど、これは製造中止になって、とか。
お別れして、笹子トンネルを通過し、気持ちの良いくだりを楽しみ、そして
20号に合流し、さらに下る。勝沼大橋を渡り、勝沼ICの少し先を左折してブドウ畑の
広がる道を走る。
途中でワイン館があり、ネイビーさんが気もそぞろなのを、「私ワインには関心が
あまり・・・」とか言って先を進む。
桃の販売の看板もあったが、この時期桃も夕張メロン同様ご祝儀相場のようだ。
中央高速の下を過ぎたあたりの小さな公園で昼食を取る。
南アルプスが遠望できた。写真では分かりにくいが残雪の残る山並みは雄大である。
【春霞にぼやけた南アルプス】
腹ごしらえも過ぎたので12時頃出発する。やがて、御坂峠に向かう137号に。
思った以上に交通量は多い。皆思い思いのペースで走ることにした。
当然は私は最後をマイペースで1歩1歩、もとい、一漕ぎ一漕ぎ前進する。
前方、御坂路さくら公園付近をゆっくりと走るトシユキさんを補足。
近づき、どうしまいた?とお聞きすると、新調したハブダイナモの前輪の
ブレーキがどうも片利きとのこと。半ブレーキ状態でののぼり走行で
疲労も重なったようだ。
御坂峠への新旧道の分岐点で先行の3人が待っていてくれた。
【御坂峠への新(右側)旧道(左側)分岐】
休憩後、「天下茶屋」で会おう、と約して6,7キロの道を再び各自のペースで
走り出す。トシユキさんは疲労回復を図ってからの出発となる。
走って暫らくのところでネイビーさんが立ち止まっている。足が攣りそうとのことで、
大事を取りゆっくり走行くださいと声がけして先を進む。
旧道は車も少なく新緑の中を気持ちよく進む。
2時40分頃御坂随道入口に到着する。
【御坂随道銘板 蔦草で御の字が隠されている】
トンネルを抜けると・・・・
ドドーンと富士山が出迎えてくれた!
【御坂峠 天下茶屋からの富士山】
良く上がってきたね、ご褒美だよ。そんな感じの出迎え方で、疲れが一気に吹き飛んだ。
これだから先達とのツーリングはありがたい。感動の極みである。
天下茶屋からのトンネルの銘板には「天下第一」とある。
【御坂峠 天下茶屋側のトンネル銘板】
確かに、ここからの富士の眺めは素晴らしい。太宰治が逗留して創作に勤しむのも
想像できる。「富士には月見草がよく似合う」と嘆ぜしめた風景を今、私はこの目に
している。太宰は少年時代に津軽富士を眺めていたのだろうか。少年時代目に親しんだ
山と同様な景色は人の心を和ませる。ましてや、人生を苦悩する太宰にとっては
ここからの眺めはその心に大きく影響したと推察する。
そういう地に自転車で立ち寄れたことは私にとって大きな喜びである。
茶屋の縁台でタカジーさんとダイニャンさんが寛いでいた。
店の中には、足も回復して追い越していったネイビーさんがアイスコーヒーを飲んでいた。
私もそれを頼む。
やがてトシユキさんも到着する。
ここからは河口湖までくだりである。いやぁ、実に気持ちがいい。
今回の笹子峠、御坂峠のルートはとてもメリハリが利いていると思う。
なだらかな上り坂と快適なくだり。私にとっては、理想のコースである。
【河口湖大橋からの富士】
【続く】
相変わらず「くどい」性格だ。昼間から飲んでる?(まさか)
6時に出発。京王線百草園駅に向かう。6:27に乗車。
北の駅で乗り換え7時過ぎに高尾駅に着く。改札付近で
いつも楽しいツーリング計画をぶちあげていただく
タカジーさんに出会う。
高尾駅7時12分発で大月に向かう。先頭車両に身障者用車椅子
スペースがありそこに輪行バッグを置く。
7時45分に大月駅に着く。
ここからの参加は、タカジーさん、トシユキさん、ネイビーさん、
ダイニャンさん、Mdotさん、そして初参加の鉄輪斎さんの7人。
駅前にも何人かのツーリンググループの姿があった。
集合場所付近のおばさんが今日は多くの人が自転車で走っている
ようですね、という。そういえば、今日は糸魚川ファストランの
日で、私たちより早い時間にここを快走したものと思われる。
8時半に出発。国道20号を甲府方面に走る。
車の通行量は多いが支障なく坂道を上る。
途中Mdotさんにリアのキャリアがタイヤに接触しているようだ、と
指摘され調整する。いやにペダルが重いし後ろから異音がすると気に
なっていた。疲れるわけだ。
やがて、笹子峠の旧道分岐に到着し休憩を取る。
ここで、どうも調子が良くないとMdotさんと鉄輪斎さんが
この先の行程を諦め、大月に戻り、河口湖から西湖を目指すことに。
こういう判断は大事な事である。
5人で旧道に向かう。峠まで5,6キロの行程とのこと。
道は緩やかで、周りの新緑も目に嬉しい。ギアもローを使う必要がない。
やがて、1050mの笹子峠=笹子随道に到着する。
【笹子随道の案内板の揮毫】
【新緑の中の笹子随道】
休憩していると、トンネルの向こうに
灯りが。小径車に乗ったサイクリストが姿を現す。
12%を越えると小径車ではきついと言いながら、気持ちよさげに坂道を
上ってきたようだ。が、やはりフロントシングルはきつそう。
◎◎Fridayは700ドルだったけど、これは製造中止になって、とか。
お別れして、笹子トンネルを通過し、気持ちの良いくだりを楽しみ、そして
20号に合流し、さらに下る。勝沼大橋を渡り、勝沼ICの少し先を左折してブドウ畑の
広がる道を走る。
途中でワイン館があり、ネイビーさんが気もそぞろなのを、「私ワインには関心が
あまり・・・」とか言って先を進む。
桃の販売の看板もあったが、この時期桃も夕張メロン同様ご祝儀相場のようだ。
中央高速の下を過ぎたあたりの小さな公園で昼食を取る。
南アルプスが遠望できた。写真では分かりにくいが残雪の残る山並みは雄大である。
【春霞にぼやけた南アルプス】
腹ごしらえも過ぎたので12時頃出発する。やがて、御坂峠に向かう137号に。
思った以上に交通量は多い。皆思い思いのペースで走ることにした。
当然は私は最後をマイペースで1歩1歩、もとい、一漕ぎ一漕ぎ前進する。
前方、御坂路さくら公園付近をゆっくりと走るトシユキさんを補足。
近づき、どうしまいた?とお聞きすると、新調したハブダイナモの前輪の
ブレーキがどうも片利きとのこと。半ブレーキ状態でののぼり走行で
疲労も重なったようだ。
御坂峠への新旧道の分岐点で先行の3人が待っていてくれた。
【御坂峠への新(右側)旧道(左側)分岐】
休憩後、「天下茶屋」で会おう、と約して6,7キロの道を再び各自のペースで
走り出す。トシユキさんは疲労回復を図ってからの出発となる。
走って暫らくのところでネイビーさんが立ち止まっている。足が攣りそうとのことで、
大事を取りゆっくり走行くださいと声がけして先を進む。
旧道は車も少なく新緑の中を気持ちよく進む。
2時40分頃御坂随道入口に到着する。
【御坂随道銘板 蔦草で御の字が隠されている】
トンネルを抜けると・・・・
ドドーンと富士山が出迎えてくれた!
【御坂峠 天下茶屋からの富士山】
良く上がってきたね、ご褒美だよ。そんな感じの出迎え方で、疲れが一気に吹き飛んだ。
これだから先達とのツーリングはありがたい。感動の極みである。
天下茶屋からのトンネルの銘板には「天下第一」とある。
【御坂峠 天下茶屋側のトンネル銘板】
確かに、ここからの富士の眺めは素晴らしい。太宰治が逗留して創作に勤しむのも
想像できる。「富士には月見草がよく似合う」と嘆ぜしめた風景を今、私はこの目に
している。太宰は少年時代に津軽富士を眺めていたのだろうか。少年時代目に親しんだ
山と同様な景色は人の心を和ませる。ましてや、人生を苦悩する太宰にとっては
ここからの眺めはその心に大きく影響したと推察する。
そういう地に自転車で立ち寄れたことは私にとって大きな喜びである。
茶屋の縁台でタカジーさんとダイニャンさんが寛いでいた。
店の中には、足も回復して追い越していったネイビーさんがアイスコーヒーを飲んでいた。
私もそれを頼む。
やがてトシユキさんも到着する。
ここからは河口湖までくだりである。いやぁ、実に気持ちがいい。
今回の笹子峠、御坂峠のルートはとてもメリハリが利いていると思う。
なだらかな上り坂と快適なくだり。私にとっては、理想のコースである。
【河口湖大橋からの富士】
【続く】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます