必要なのは金融投資ではなく自己への投資

GDPの年間成長率がマイナス２桁とか。実に寒々しい景気である。
そんなおり、ダイアモンド・オンラインで「野口悠紀雄　未曾有の経済危機を読む」というコラム集に「最悪の雇用危機が迫るなか、真に必要なのは金融投資ではなく自己への投資」という記事が掲載されていた。自分に都合のいい部分を抜き出すと以下のようになる。

・経済環境が大きく変わるときには、自己投資が必要になる。
・金融投資を勧められない理由は、いま金融投資のリスクがこれまでになく大きくなっていることだ。
・定期預金が、収益率がマイナスにならなかったという意味で、たぶん最も収益率の高い資産だったのである。
・資産運用に時間を使わなければならないような社会は、不健全な社会である。
・普通の家計が資産を定期預金で持っていれば安心できる社会が、最も望ましい。したがって、「貯蓄から投資へ」とか、「カネを銀行に預けてはいけない」というような考えは最も唾棄すべきものだと、私は考えている。
・自分にどれだけ投資できるかを考え直してみよう。健康投資も必要だし、もっと積極的な再教育も必要だ。
・組織が揺らぐ時代においては、どの組織に所属しているかでなく、個人としてどれだけの市場価値（マーケット・バリュー）を持っているかが重要になる。

先行き不透明な時代であるからこそ付和雷同することなくしっかりと自分の考えで歩む必要がある。