『スペシャル・フォース』

この映画を見ながら日本はつくづく平和な国だなと思う。
周辺を取り巻く情勢はきな臭さもあるがそんなのはスルーでいい。
むしろ国内をしっかりと構えることだろう。

映画のストーリーは、「プライベート・ライアン」に代表される国の面子をかけたある人間を救出すること。
その過程でいろいろの展開がある。
その中でも最後まで残り多くのタリバン兵に追われながら退却するエリアスの姿は「プラトーン」のエライアス・グロージョン3等軍曹（ウィレム・デフォー）を彷彿とさせる。奇しくもエリアス＝エライアスと同じである。

国の面子をかけた救出であるから救出する側の犠牲は多いほど多くの示唆を見る者に投げかける。

雪深い山岳を越えての逃避行と、それを追う執念深いまでのタリバン兵の一軍のシーンには息の詰まる思いである。

フランスの国策映画に近い作品だ。

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スペシャル・フォース(2011)
FORCES SPECIALES/SPECIAL FORCES
上映時間 104分
製作国 フランス
監督： ステファヌ・リボジャ
キャスト
ダイアン・クルーガー（エルサ）
ジャイモン・フンスー（コバックス）
ブノワ・マジメル（ティクタク）
ドゥニ・メノーシェ（リュカ）
ラファエル・ペルソナーズ（エリアス）
アラン・フィグラルツ（ビクトール）