これは古い映画だ。
10代にも満たぬ頃に見た。
テレビがまだ普及する前の頃は映画全盛であった。
かと言って、隣市の映画館にまで出向くなんて及びもつかない。
そういう片田舎にも映画という娯楽を、ということで巡回映画だ。
小学校の講堂兼体育館であたりが暗くなる頃合いになってから映画会が開始だ。
雪の降らない時期に、ほぼ毎月開催されていたように記憶する。
家族総出で出かけた。
思えば、あの当時が一番映画を見ていた時だと思う。
この映画に関しては、幼い拙い頭で記憶に残ること。
主人公の信長が父信秀の葬儀に際して喪主に似つかわないいでたちで現れ霊前に向って焼香を投げつけた。
爺と慕っていた後見役の平手政秀の自害に接し小国ゆえに世を欺くフリを理解してもらえなかったことの嘆き。
義父斎藤道三との接見に際しての威儀をただした振る舞い。
今川義元との桶狭間の戦いを前にしての舞。
細かいことは私の理解を超えていたがそんなシーンが改めて甦った。
信長を扱った映画の中ではこれが一番のお気に入りだ。
------------------
製作年 1959年
上映時間 95分
監督 河野寿一
脚色 結束信二
キャスト
織田信長 萬屋錦之介
濃姫 香川京子
平手政秀 月形龍之介
10代にも満たぬ頃に見た。
テレビがまだ普及する前の頃は映画全盛であった。
かと言って、隣市の映画館にまで出向くなんて及びもつかない。
そういう片田舎にも映画という娯楽を、ということで巡回映画だ。
小学校の講堂兼体育館であたりが暗くなる頃合いになってから映画会が開始だ。
雪の降らない時期に、ほぼ毎月開催されていたように記憶する。
家族総出で出かけた。
思えば、あの当時が一番映画を見ていた時だと思う。
この映画に関しては、幼い拙い頭で記憶に残ること。
主人公の信長が父信秀の葬儀に際して喪主に似つかわないいでたちで現れ霊前に向って焼香を投げつけた。
爺と慕っていた後見役の平手政秀の自害に接し小国ゆえに世を欺くフリを理解してもらえなかったことの嘆き。
義父斎藤道三との接見に際しての威儀をただした振る舞い。
今川義元との桶狭間の戦いを前にしての舞。
細かいことは私の理解を超えていたがそんなシーンが改めて甦った。
信長を扱った映画の中ではこれが一番のお気に入りだ。
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製作年 1959年
上映時間 95分
監督 河野寿一
脚色 結束信二
キャスト
織田信長 萬屋錦之介
濃姫 香川京子
平手政秀 月形龍之介
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