気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

他人の飯

2016-07-17 21:12:30 | 心象風景・身辺雑記
今や限界集落のような田舎だが私にはかけがえのない生地である。
あの時代、半数は中卒で就職、3割は定時制高校とか職業訓練校、そして2割弱は高校進学だったかも。
高校に進学しても冬場の通学はきつい。
私も含め下宿生活が多い。
15,6で親元を離れての人生は試練というに値すると思う。
その意味では中卒で故郷を離れ見知らぬ世界で仕事と生活をはじめた同級生への共感は共有しているつもり。
だから同窓会にはできるだけ参加して昔話に今あることを認め合いたい。

そういう経験があるから家族というものにこだわりを持つのかな、と。
家を離れるにはそれぞれの事情があろう。
家の、親兄弟のもとで過ごしてきたい、とか、家を離れて新たな世界に羽ばたきたいとか。
でも、自分の人生は自ら引き受けて自己責任で切り開いていくものと納得させられていた。
こどものころからお前はいずれ家を出ていき自活していくだよと、母に。
そういうものだと疑わずにそのための支援を親から享けてきた。
感謝のしようもないと思う。

料理しない私は親元を離れての20年は「他人の飯」を食ってきた。
それはそれで気楽な日々だった。
学生時代は親元の支援で、就職後は自分の稼ぎで。
その延長線上での人生もありうる選択肢かもしれぬ。
でも、ここまでしてくれたことを考える。
自分一人で成長して今があるわけでないと。
多くの人の支援でなんとか今があると。
そうい経緯があって今があると認識している。

誰か、一人ではやっていけない私の支援を、支えをしてくれる誰かを。

料理をしない私はいまだに「他人の飯」を食っているのか。
そうではない。
お互いを補完している。
その一面が食べさてもらっているということ。

「他人の飯」もいいもんだ。
顔を突き合わせてそれぞれ一日の出来事の会話をしながら・・・


家族

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