半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

岡本健太郎著、 『山賊ダイアリー 4』 を読みました。

2013-11-25 13:36:06 | 
別にそんなに忙しくないのに、久々に風邪でダウンしております。というわけで、今回はストックネタでごめんなさい。皆さんもお気をつけて。


家に帰ったらAmazonから荷物が届いていました。何だろうと思っていたら、予約注文していた岡本健太郎著、 『山賊ダイアリー 4』 でした。



相変わらずオモシロイ!。またまた家族全員で楽しませていただきました。今回も最初から飛ばしてますけど、実体験をベースにした話なので、当分はネタが尽きたりパワーダウンしたりする心配はないでしょうね。


先日、偶然岡本さんがラジオに出ているのを聞きました。きっとこのマンガを読んで、狩猟に対するイメージが変わったという方も多いんじゃないかな?。



それにしてみ、どの獲物も美味しそうだなぁ……今回は狩猟と関係のないジネンジョ掘りの話が面白かったですよ。
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オリバー・サックス著、 『ミュージコフィリア 音楽嗜好症』 を読みました。

2013-05-25 23:48:51 | 
オリバー・サックス著、 『ミュージコフィリア 音楽嗜好症』 (太田直子訳、早川書房刊) を読みました。著者はアメリカの著名な脳神経科医であり、映画化された 『レナードの朝』 の作者としてよく知られています。

私が初めてその名前を知ったのは、20代の頃に 『妻を帽子とまちがえた男』 を読んだときのことだったと記憶しています。



今回の本はサブタイトルに 「脳神経科医と音楽に憑かれた人々」 とあるように、様々な事故や病気、障害などが引き金となり、音楽という物に対して突然物凄い凄い能力を発揮するようになった人とか、障害と際立った音楽の才能を併せ持つ “音楽サヴァン” やウィリアムズ症候群の話等々、非常に沢山の事例を挙げながら紹介されています。

頭の中でCMソングなどがグルグル回り続けてしまう現象など、多くの人達が体験した経験のある話題等も登場するので、あまり音楽に深く関わった経験のない方でも、決して縁遠い内容ではないと思いますよ。



私が個人的に最も興味を持ったのは、やはり音楽療法に関する話。失語症で全く言葉を話すことができない患者が、ミュージカルのように歌にすれば会話できたという事例を読むと、やはり音楽の力いうのは素晴らしいなぁと思ってしまいます。

でも 『ボレロ』 を作曲した当時、ラヴェルがすでに認知症だったという説は、ちょっとショッキングでしたよ。


(追記、 2013年5月25日)
この本は2年近く前に購入して読み始めましたが、途中で行方不明になっていたため、読み終わるまでずいぶん時間が掛かってしまいました (笑) 。興味深い事例が沢山登場してくるので、音楽に興味がない方にもお勧めですよ。 「夢の中では行動、特徴、視覚的要素、そして言葉はすべて修正されるか歪められるが、音楽だけは夢という環境によって変化しない」 という話には驚きました。
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内田洋子著、 『ミラノの太陽、シチリアの月』 を読みました。

2013-05-16 10:00:00 | 
面目ない!。ちょっと締め切りに追われてまして、新しいネタをUPすることができません。というわけで、今日はストックネタでごめんなさい。


内田洋子さんが書き下ろしたエッセイ集、 『ミラノの太陽、シチリアの月』 を読みました。



エッセイとはいっても、ありがちな日々の雑感をまとめたような物ではなく、まるで良質な短編小説を思わせる内容。さすがにイタリア在住30年ということもあり、我々には到底窺い知ることができないイタリアの別の断面を鮮やかに切り取って見せてくれるような作品でした。


この作品の中では、鉄道員や船乗りから元ロシアの皇女に至るまで、様々な人生が語られることになるのですが、その語り口は感情を抑えた素っ気ないもので、ドラマチックな盛り上がりや、ある種の “オチ”の様な物を期待すると肩透かしを食うことになるかもしれません。



しかし、逆にそのような手法がある種の余韻を残す効果を生み出し、 “敢えて語られなかったこと” の深さを強く印象付ける結果に結びついているのでしょうね。

ほとんどの作品に 「住」 か 「食」 、あるいはその両方にまつわる内容が含まれていてるという点も、私にとって大変楽しめるポイントでしたよ。


(2013年5月16日 追記)
読んだ本に関する記事に関しては、ブログにUPする機会を失したまま賞味期限切れになり、不良在庫?となったしまった物が少なくありません (笑) 。というわけで、今週からは在庫整理を兼ねて週に1冊のペースでUPすることにしました。順不同で、かなり以前に読んだ本も出てくることになりますが、ご容赦ください。
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岡本健太郎著、 『山賊ダイアリー 3』 を読みました。

2013-03-24 09:49:50 | 
家で仕事をしていたら、この本が届きました。




岡本健太郎著の 『山賊ダイアリー 3』 です。


色々な媒体で紹介されているようで、この本が契機になって狩猟に興味を持つようになった方も少なくないようですね。



相変わらず、どの獲物も美味しそう!。去年食べた丹沢のシカが凄く美味しかったので、シカが不人気というのは意外な気がします。

私が狩猟用として所持しているのは散弾銃とライフル銃だけなのですが、この本を読むと空気銃が欲しくなるなぁ……
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山口昌男氏の著書、まだ残っていたのか・・・ お気に入りの本 その26。

2013-03-11 12:41:35 | 
昨夜、Webのニュースで文化人類学者の山口昌男氏が亡くなられたことを知りました。昨年、3月に亡くなられた吉本隆明氏に続き、また一人、“知の巨人” の称号にふさわしい方がこの世を去られてしまったわけですね。大変残念です。

私はある意味 “知” の対極、 “痴” の世界に住む人間です (笑) 。しかし、そんな私でさえ、学生時代には山口氏の著書を貪るように読んでいた時期がありました。

実は 『 「敗者」 の精神史』 辺りから、私の興味と異なるテーマが多くなってしまったこともあり、しばらく著書を買うこともありませんでしたが、つい先日、何となくまた読んでみようか?と思っていた矢先のことでした。


数年前、書庫の整理をしたときに大半の著書を処分してしまったものの、昨日、念のため書庫を確かめて見たところ、まだ何冊か残っている本がありました。











それにしても……あの頃は食費を削ってまで本を買い、寝る間を惜しんで読書に勤しんでいたはずなのに、最後まで私の前に “知” への扉が開くことはなかったなぁ (笑) 。トホホ~。いっそ開き直って、 “痴の小人” とでも名乗ろうかな?。
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パブロ・ガルガーリョの伝記、届きました。

2012-10-10 13:36:41 | 
私がスペインの彫刻家、パブロ・ガルガーリョ関連の資料を集めているという話は何度か書きましたが、今度はこれが届きました。



ガルガーリョの伝記です。


この本、スペインの出版社が製作している全集の中の一冊で、この 『パブロ・ガルガーリョ』 はその22巻です。



今年の1月に刊行されたのを知ってすぐにオーダーしたものの、すでに在庫なしの再版待ちという状況。結局イギリスの書店経由で手に入れました。

内容は伝記なんで、登場している作品はほとんど既知の物ばかりでしたが、関連資料に関するデータが豊富で、今まで全く知らなかった書籍が色々出ていたことが分かりました。買って良かった。

ガルガーリョの作品、なんでも良いから日本にやって来ないかな……。
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岡本健太郎著、 『山賊ダイアリー 2』 を読みました。

2012-07-24 10:00:40 | 
昨日、家で仕事をしていたらこれが届きました。





岡本健太郎著の 『山賊ダイアリー 2』 です。今年の正月に1巻を読んで以来、2巻が出るのを楽しみに待っていました。うちのカミさんや子供達も大喜び。ネタばれになるので内容に関しては触れませんが、どの獲物も美味しそうだなぁ……。

でもここに書かれているのはすでに3年前の出来事なので、きっとこの後も色々なドラマがあったことでしょう。次も楽しみに待ってます。
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モーリス・センダック著 『かいじゅうたちのいるところ』 お気に入りの本 その25

2012-05-10 10:00:00 | 
アメリカの絵本作家、モーリス・センダック氏が亡くなられてしまいましたね。私は特にファンという程ではありませんでしたが、それでも我が家には何冊かその著作がありました。


まずは代表作である 『かいじゅうたちのいるところ』 。



まぁこれが代表作というのは当然でしょうね。2009年に製作された実写映画の方はトレーラーを見て激しい違和感があったので、結局見ないで済ませてしまいました。


ちなみに、これは我が家の娘がまだ怪獣だったころの姿。



もちろんカミさんの手作りですよ~。


こちらは 『あなはほるもの おっこちるとこ』 。



何となく五味太郎さんの作品に似たイメージがあります。「かいがらは うみのおとを きくもの」 というフレーズがいいなぁ。


そして最後はこれ。 『ふふふん へへへん ぽん!』 。



主人公の犬のジェニーは冒頭から酷いことするし、絵本にありがちな教訓めいた逸話が全然ないのが魅力 (笑) 。

こういう作品を読むと、自分自身の子供時代も決して平和で美しいファンタジーの世界なんかじゃなくて、ダークで不条理な世界だったということを思い出します。
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吉本隆明著 『共同幻想論』 お気に入りの本 その24

2012-03-16 10:21:45 | 
今朝のニュースで、吉本隆明さんが亡くなられたことを知りました。バカ学生の見本のようであったこの私でさえ、学生時代にその著作を一通り読んだほどですから、私より少し上の世代の皆さんにとって、一つの時代が終焉を迎えたことを知るような感慨深いニュースだったことでしょう。もっとも、最近の若い方にとっては、 “よしもとばなな” さんのお父さんといった方が分かり易いかもしれませんけどね。

実は数年前、書庫の整理&お小遣い稼ぎ?のために数百冊あった哲学、社会学、現代思想関連の書籍の大半を処分 (ヤフオクにて売却) しました。てっきり二束三文かと思ったら、ひと財産になったので驚きました。

「さらばジョルジュ・バタイユ、許せE.M.シオラン、今の私に必要なのは思想よりもパンなのだ。」

そんなわけで吉本隆明さんの本も大半は処分してしまったものの、さすがにこれは残してありました。





そうです。 『共同幻想論』 です。まぁ私なんかが何かを語るべき本じゃないですね。


すっかり忘れていたのですが、本棚を見ていたら、もう一冊これも残っていました。吉本隆明さんと栗本慎一郎さんの対談、 『相対幻論』 です。



この本は内容がどうこういうよりは、菊池義信さんの装丁が気に入っていたので処分しませんでした。

それにしても……学生の頃にあれほど沢山の本を読んだはずなのに、その後の私の人生には全然生かされていないような気がするなぁ (笑) 。
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クラフト・エヴィング商會会著、 『おかしな本棚』 を読みました。 

2012-03-13 10:00:00 | 
『おかしな本棚』 (朝日新聞出版) を読みました。以前に 『ないもの、あります』 を紹介したこともあるクラフト・エヴィング商會の作品です。吉田浩美、吉田篤弘ご夫妻によるユニットの名称で、お二人でご一緒にお仕事をされた時にはこの名称を使用しているようです。





そのタイトルの通り、本そのものに関する記述はほとんどありません。それどころか、 「ずっと持っているけれど、今まで一度も読んだことがない」 といった本が沢山出てきます。

実は私も似たようなタイプの本好きで、表紙 (あるいは背表紙) や装丁が気に入って買ってはみたものの、ずっと読まないで本棚に入ったままのという本が沢山あります。この本を読んで、そういう人間が世の中で自分だけではないことを知り安心しました (笑) 。


本邦初公開。これが我が家の本棚 (の一部) 。







う~む……こりゃどう見ても、趣のある本棚とは対極の状況になってますね。
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