半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

腕時計の話 その3 ポルシェ・デザイン・オーシャン2000、修理に出しました。

2011-05-31 10:00:01 | 腕時計
私が普段使用している時計はコレ、ポルシェ・デザインとIWCとのコラボレーションによって生み出されたオーシャン2000です。以前はいくつかの時計を使い分けていたのですが、12年ほど前にステンレス・アレルギーの症状が出るようになって以来、こればかり使っています。この時計、ご覧のように一見大人しそうなデザインであるものの、元々は軍用のダイバーズ・ウオッチとして開発されたという筋金入り。当時としては驚異的な2000m防水を実現していました。






オーシャン2000には大きく分けて3つの世代があります。私が使っているのはブレスの駒の中に2本のピンが組み込まれている中期モデル。個人的にはこの時代のモデルが一番好きです。




ダイバーズ・ウオッチということもあって、ナイロン製のストラップも付属しています。このストラップには2種類の長さがあり、私の時計には短い方が付属していました。恐らく実際に使用することはないと思いますが、一応長い方も手に入れておきました。




この時計を実際に生産していたのはIWCなので、OHや修理はIWCが担当しています。私の場合、数年に1度の正規代理店であるリシュモンジャパンのIWCテクニカルサービスセンターへコンプリートサービスに出していたため、今までに一度も調子を崩すことはありませんでした。しかし、先日の土曜日に外出しようとしたところ・・・ありゃりゃ、動かなくなってるよ!。こんなことは初めてだなぁ。



保証書を見たら、前回コンプリートサービスを受けたのはちょうど4年前の今頃のことだったんですね。ちょっと早い気がするけど、そろそろOHの時期なのかな?と、いうわけで昨日、いつもと同じように、我が家から一番近い正規販売店のチャーミータナカ LaLaport TOKYO-BAY店経由でコンプリートサービスを依頼することにしました。見積内容や実際に掛かった費用、時間などに関しましては、このブログでご報告させていただきますね。


■2011年06月07日 追記
本日、チャーミータナカより連絡がありました。文字盤の周囲に劣化が見られるので、今回はその交換が必要とのこと。個人的な趣味からいえば文字盤の交換は好きじゃありませんが、この時計はあくまで実用品なので機能の方を優先することにしました。見積価格は税込みで8万5050円。このクラスの時計の文字盤交換を含むコンプリートサービスとしては妥当な所でしょう。さっそく作業をお願いしておきました。完成したら、またこのブログで紹介させていただきます。
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腕時計の話 その2 ロレックス・オイスター・ロイヤル

2011-03-09 10:00:00 | 腕時計
いつの間にかずいぶんブランクが開いてしまいましたが、今回は「腕時計の話 その2」を書かせていただくことにしましょう。

以前にも書いた通り、うちのカミさんは、普段使い用、お出かけ用、フォーマル用、と3個の腕時計を使い分けています。そして、お出かけ用にはコレ、1950年代のロレックスのオイスター・ロイヤルを使用しています。実はこの時計、今から12年ほど前の誕生日に私がプレゼントしたものです。趣味の良いアンティークリストウオッチで、ちゃんと実用に使えるような耐久性のある物を探していたところ、VW仲間でもあったコレクターの方がこれを薦めてくださいました。




実用上十分以上の精度もありますし、サイズ的にも女性にぴったりですね。以前、東京都庭園美術館の “ドレスコード割引” が王冠だったときには、このロゴの王冠で割引していただいたこともありました(笑)。




ベルトは当時カミさんが使用していた財布に合わせて緑色にしました。緑色では服とのコーディネイトが難しいかな?と思い、この小豆色のバンドも用意していたのですが、今まで一度も出番がありません。今度は水色をオーダーしようかな?



このクラスの時計、気兼ねなく普段使いにできるアンティークとして考えると、中々良い落とし所だと思っています。腕時計の話、まだまだまだ……続きます。さて、次はどの時計の話にしようかな?
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息子のG-SHOCK、実は・・・

2010-07-13 10:55:34 | 腕時計
我が家では以前から息子の10歳の誕生日プレゼントは腕時計と決めていました。娘のときもそうでしたから、息子も最初から腕時計だと思っていたようです。

最初の時計なんで、カシオのG-SHOCKか、Baby-Gが良いだろうとということになり、いくつかのお店を回ってみることにしました。ところが息子の好みは中々難しくて、コレというものが見つかりません。普通のG-SHOCKでは大き過ぎ、Baby-Gには好みのデザインが見つからなかったのです。仕方がないから他のメーカーにしようか?と思っていたところ、コレを発見!

一見するとG-SHOCKの6900シリーズのように見えますが……



……実はG-SHOCK Mini。セレクトショップなんかに置いてある廉価バージョンなので、全然ノーマークでした (笑) 。

このモデルは690シリーズと呼ばれるタイプで、6900シリーズを約70%に縮小したモデルです。子供にはピッタリのサイズですね。

でも正直、玩具みたいな時計なんで、中学に入るときにステップアップさせてあげようと思います。
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腕時計の話 その1 ポルシェ・デザイン・オーシャン500、コンプリートサービス完了。

2009-03-27 21:25:32 | 腕時計
うちのカミさんは、普段使い用、お出かけ用、フォーマル用、と3個の腕時計を使い分けていて、普段はこのIWCポルシェ・デザイン・オーシャン500を使用しています。昨年の11月、バックルのピンが外れたため、正規代理店のリシュモン ジャパンに修理に出したので、ついでにコンプリートサービス (防水検査を含む完全整備) も合わせてお願いしました。しかし、返ってきた回答は “ブレスは交換が必要なので、スイスのIWC本社まで送らなければならない” とのこと。見積もりでは期間は4ヶ月、費用は17万6000円との回答でした。安くはありませんが、まぁこのクラスの腕時計としては妥当な線でしょう。




しかし、ここで問題発生。カミさんのオーシャン500は中期型、つまりブレスを各コマに内蔵された2本のピンでつなぐという凝ったメカニズムを採用していた頃のモデルなのですが、ブレスを新品に交換すると普通の腕時計のように側面から1本のピンでつなぐという後期型になってしまうのです。一般に改良だといわれていますが、私の眼にはどうしてもコストダウンのように映ってしまうのでちょっと複雑な気持ちだなぁ。また、後期型ではブレス自体の厚みが若干増してしまうのもマイナスポイントといえるでしょう。

さらに、このブレスの変更を行うためには、ケース自体までそれに適合するタイプに交換するため、今持っている純正アクセサリーのベルクロ・ストラップ用アタッチメントが使用できなくなくなってしまいます。カミさんは実際に使用したことはありませんし、別に気にしないといっていましたが、やはり持っているものが使えなくなってしまうのはもったいない。そこで、無理を承知で、「もし可能ならば、今持っているベルクロ・ストラップを使用できるようにして欲しい」というリクエストをしてしまいました。



待つこと4ヶ月、予定通りにコンプリート サービス+ブレス交換が終了しました。請求金額は見積もり通りで、税込みでは18万4800円。しかし、ここで注目して頂きたいのは金額ではなく、修理内容の最後に書かれた “ケースドメ ナイロン VELCROストラップ チタン オーシャン500 個数2 請求金額 0円” の記述です。



現在所有しているナイロンのストラップが使用できるように、高価なアタッチメントを無料で提供してくれたのです。このアタッチメントは既にパーツとしてオーダーしても手に入らない物なので諦めていたのですが、やはりこういう対応は正規代理店ならではのものでしょう。現物を確認したら、比較的手に入りやすいオーシャン2000用(画像の左側)ではなく、サイドが斜めにカットされた正真正銘のオーシャン500用でした。



また、中期型と後期型ではブレス調整用のツールが違うので、そのツールと説明書も同封されていました。左の小さいのが中期型用、右の大きいのが後期型用です。




ケースの裏側を見たら、以前に国内でコンプリートサービスを受けたときには貼っていなかった保護シールも貼ってありました。



確かに、ブレスが後期型になってしまったのは少々残念ですが、ブレスはもちろん、ケース、ガラス、ダイヤル、針、リューズなど、外から見える部分の大半が新品になり、内部もきっちりオーバーホールされ、さらに新品と同じ2年間の保証が付くわけですから、事実上新品と交換したのと大差ありません。それを考えると、今回の費用は非常に良心的な金額だと思います。


最後に、このオーシャン500と、私が普段使いで使用しているオーシャン2000を比べてみました。



オーシャン2000の2000m防水は確かに凄いですが、この大きさで500m防水を実現しているオーシャン500も大した物だと思いませんか?。こうやって並べてみると、オーシャン500のほうが小さくて上品ですね。もしカミさんがオーシャン500を使っていなかったら、私も自分用に一つ欲しいくらいです。
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