さて、今日は昨日のブログの続きです。偕楽園を後にしたカミさんと私が向かった先は、この日の本当の目的地であるこちら、常陽資料館でした。現在、『不思議ワールド うつろ船』という大変面白そうな展示が行われているのです。
うつろ船というのは享和3年(1803年)に常陸国の浜に漂着したとされる不思議な形をした鉄製(金属製?)の丸い船のこと。窓にはガラスがはめ込まれ、外側には日本の物ではない文字(記号)のような物が書かれており、中には言葉の通じない異国の女性が乗っていたとされています。残された絵を見る限り、その姿はいわゆるUFOや宇宙船の脱出カプセルを思わせるような形状で、その正体に関しては否が応でも想像力を掻き立てられてしまいます。
残念ながら今回の展示のメインである古い記録やそれを元にした再現模型などは撮影禁止になっていましたが、モダンアートの作家の方々がうつろ船をテーマにして制作した作品に関しては撮影可になっていました。
うつろ船に関する古い資料は近年でも新たに発見されているので、今後もまだまだ新しい事実が明かされることがあるかもしれませんね。
尚、この展示の会期は3月19日までで、入場無料となっています。