半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その3。

2021-12-30 23:10:31 | 美術館、展覧会


3日間のスケジュールで 『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡ることにした私達、最後の3日目はl旧里見小学校からスタートしました。いつも大口径ライフルを撃ちに行っている千葉県射撃場にすぐ近くなんで、時々前を通っていました。




里山食堂が設けられていたので、このチャンスに入ってみることにしました。




お願いしたのは三人とも、 “ オムカレー特製カツトッピング ” 。ご覧のように量もたっぷりでお腹一杯になりました。




最初に観た作品は高橋啓祐さんの 《 Artists' Breath Playback 》 。Instagramもアートの有効なツールの一つであるということを再確認いたしました。




EAT&ART TAROさんの 《 おかしのはなし 》 は、お菓子を頂きながら、そのお菓子のお話を伺うというインスタレーション。今までお菓子の箱の中に入っている説明の紙のことを気にしたことがありませんでしたが、これからはちゃんと読むようにします!。










この作品は開発好明さんの 《 モグラハウス 》 。モグラの着ぐるみを着ているのは作家さんご本人です (笑) 。開発好明さんの作品は、以前にアンデルセン公園で開催された展覧会、 『 案出泉 ( アンデルセン ) 展 』 を観て面白いなぁと思っていたので、色々お話しすることが出来て楽しかった。写真を撮りたいとお願いしたら、直ぐにこの決めのポーズ?をしてくださいました。




このモグラハウスは4年前に出品された物を塗り直しているとのこと。中は外から想像するよりずっと広くて快適そうだったので、カミさんも興味津々でしたよ。因みにステンドグラスは本物のアンティークだそうです。




残り時間が少なくなってしまい、もう一ヶ所しか回れない状況になってしまったため、何処に行こうか迷ったのですが・・・・・・開発好明さんからのアドバイスもあり、最後は白鳥に行くことにしました。この旧白鳥小学校と、その隣にある旧白鳥保育所がメインの会場です。




コチラで観た髙田 安規子・政子さんの 《 Trial and Error 》 は、凄まじい密度の作品でした。一見すると保育所の部屋の部屋の何気ない日常のように見えるものの、そこに置かれた様々な物達をよくよく見ると、科学の知識のある人であれば “ えええっ、これは! ” と唸ってしまうような内容ばかり。一見無造作に置かれたような物の配列すら見逃せません。











私が髙田 安規子・政子さんを知ったのは、2014年に東京都現代美術館で開催された 『 MOT アニュアル2014 フラグメント 』 でのこと。その後、 『 装飾は流転する 「 今 」 と向き合う7つの方法 』 ( 2018年 東京都庭園美術館 ) 『 縮小/拡大する美術 センス オブ スケール展 』 ( 2019年 横須賀美術館 ) を観て凄い方々がいるなぁという印象だったのですが、今回はある意味、こちらの知性を試されているかのような緊張感のあるインスタレーションでした (笑) 。


大杉 祥子さんの 《 白鳥の湖 》 は、展示されている場所のあまり良いとはいえない条件を逆に武器にして、ご覧のような不思議な世界観を成立させていました。




最後はコチラ、高山 夏希さんの 《 conjunction ー名詞から接続詞へー 》 。今回の『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 には枯れ木や木の根などを使用した作品が沢山あったけれど、この作品が一倍ダイナミックでしたね。



残念ながら私達の『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 巡りはココまでで時間切れになってしまいました。まだまだ観たい作品が色々あったのにちょっと残念!。3日では足りないことがよく分かったので、次回は4日分のスケジュールを確保して回ってみようと思います。

( つづく )

■房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 関連ブログ

鉄道で月旅行?。月行きの列車が出る駅に行ってみました。

『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その1。

『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その2。

『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 を巡りました。その3。

“ 7つの月を探す旅 ” 、コンプリート!。『 房総里山芸術祭 いちはらアート✕ミックス2020+ 』 番外編。

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