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現在、私が所有しているナイフの中で、常に書斎のデスクの上に置いてあるのは・・・ビンテージのバックの110フォールディングハンター!。昔ながらの一番安い ”素” のモデルです。全然面白みのないド定番の選択でゴメンナサイ。普段使いでナイフ好きの皆さんを唸らせるようなレアなアイテムを使いこなしていたらもっと格好良いんでしょうけど、いつの間にか誰でも一度は手にしたことがありそうなこの定番商品が、私としては絶対外せない大切な1本になってしまいました。
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私が初めて110を手に入れたのは高校生の時のこと。今でもfacebookで繋がっている同級生のS君、T君と一緒に当時新大久保にあったICI石井スポーツ本店に行ったときに購入しました。別にナイフを買う予定じゃなかったのに、ショーケースに並んだナイフを見ていたら、急に欲しくなったのです。価格は確か13000円で当時(今でも?)の私には大金だったけれど、ソレルのブーツでも買おうか?と思ってお金を持っていたので、それがナイフ購入資金に化けました。
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バックはメーカーの名前を知っている程度で別に110に対する思い入れもありませんでしたが、ICI石井スポーツのスタッフの方から 「最初の1本目だったら定番のバック110がオススメ」 というアドバイスを頂いたので、素直にそれに従いました。後で考えてみたら当時はまだ18歳未満だったはずなのに、私はショルダーバッグにビクトリノックスぶら下げていたし、3人ともそれっぽい恰好をしていたためか?(笑)、購入時に特に年齢を確認されることもありませんでしたね。
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私にとって初めてのアメリカ製ナイフだったので、当初はゴツイつくりと頑丈さ(重さかな?)に驚きました。まだナイフの本当の切れ味を知らなかった頃でもあり、箱出しの状態でも恐ろしく良く切れるナイフだなぁと思ってましたね。だから初めて自分で研いでみたときには、全然切れなくなって焦ったよなぁ(笑)。そんな感じで私としては十分以上に満足していたので、その最初の110を紛失してしまったときには、迷わず同じ(はずの)110を買い直しました。しかし・・・
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新しく手に入れたヤツは切れ味はともかく(箱出し状態で試し切りした程度では本当のことは何も解らないのです)、ボルスターの形状が丸っこくなってあの武骨さが薄れてしまっていたし、無垢だったはずのハンドルの木部も合板になっていて、全体的に何だか安っぽくなってしまったような気がしてガッカリ。当時はすでにモーゼスのカスタムナイフを含めて何本かのナイフを所有していたこともあり、結局ほどんど出番のないまま友人にプレゼントして手放してしまいました。
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私が再び110に興味を持ったのはつい数年前、友人が旧くて雰囲気のある110を使っているのを見て良いなぁと思ったからでした。色々調べてみた結果・・・標準モデルの鋼材は66~81年までが440C、81~91年までが425M、92年~現在までが420HC。ボルスターが角ばっていたのは70~85年。ハンドルの木部が合板になったのは94年から・・・等々、様々なことが分かりました。私が最初に買った ”あの110” は、どうやら74~80年の6代目、通称 ”2ドット“ だったようです。
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110は初期の物こそコレクターズアイテムになっていたものの、 “2ドット“ や "3ドット" の頃なら箱付き未使用のNOS(New Old Stock=いわゆるデッドストック)でもない限りそれほど高額のプレミアは付いていないことも分かりました。というわけで再度探して手に入れたのがこのタイプ。110の数字の左右に ”・” が打ってあるのが "2ドット" の由来です。正直、少し不安もあったけれど、実際に手にした物は正に私が好きだった ”あの110” その物でした。ヨカッタヨカッタ。
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ご覧のように純正のシースも持ってはいますが、私は使いません。以前シースに入れて保管していたら、いつの間にかホックの内側が錆びていて、ハンドルの木部に丸い痕が残って消えなくなってしまったという苦い経験があるからです。その後、同時代( “2ドット” または “3ドット” )のNOSのみに絞って探し回ってさらに数本入手したものの、 ”ある理由” があって、最近ではこのナイフを野外の作業で使うこともなくなりました。その理由に関してはまた別の機会に書きますね。
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この時代の110は大きくて重く、片手では開けず(現在はサムスタッド付きやオートマチックもありますが)、到底最近のナイフより優れているとは思えません。だから今更こんな古臭いナイフを選ぶのは単なるノスタルジーに過ぎないんでしょうが・・・残念ながら私の年齢になるとイマドキの物は似合いません(笑)。110は別に高級品じゃないけど、実用上十分な信頼性を持ち、所有する満足感もあり、使い込めば味が出る、ある意味ジッポのライターの様な存在かもしれませんね。
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私が初めて110を手に入れたのは高校生の時のこと。今でもfacebookで繋がっている同級生のS君、T君と一緒に当時新大久保にあったICI石井スポーツ本店に行ったときに購入しました。別にナイフを買う予定じゃなかったのに、ショーケースに並んだナイフを見ていたら、急に欲しくなったのです。価格は確か13000円で当時(今でも?)の私には大金だったけれど、ソレルのブーツでも買おうか?と思ってお金を持っていたので、それがナイフ購入資金に化けました。
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私にとって初めてのアメリカ製ナイフだったので、当初はゴツイつくりと頑丈さ(重さかな?)に驚きました。まだナイフの本当の切れ味を知らなかった頃でもあり、箱出しの状態でも恐ろしく良く切れるナイフだなぁと思ってましたね。だから初めて自分で研いでみたときには、全然切れなくなって焦ったよなぁ(笑)。そんな感じで私としては十分以上に満足していたので、その最初の110を紛失してしまったときには、迷わず同じ(はずの)110を買い直しました。しかし・・・
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新しく手に入れたヤツは切れ味はともかく(箱出し状態で試し切りした程度では本当のことは何も解らないのです)、ボルスターの形状が丸っこくなってあの武骨さが薄れてしまっていたし、無垢だったはずのハンドルの木部も合板になっていて、全体的に何だか安っぽくなってしまったような気がしてガッカリ。当時はすでにモーゼスのカスタムナイフを含めて何本かのナイフを所有していたこともあり、結局ほどんど出番のないまま友人にプレゼントして手放してしまいました。
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私が再び110に興味を持ったのはつい数年前、友人が旧くて雰囲気のある110を使っているのを見て良いなぁと思ったからでした。色々調べてみた結果・・・標準モデルの鋼材は66~81年までが440C、81~91年までが425M、92年~現在までが420HC。ボルスターが角ばっていたのは70~85年。ハンドルの木部が合板になったのは94年から・・・等々、様々なことが分かりました。私が最初に買った ”あの110” は、どうやら74~80年の6代目、通称 ”2ドット“ だったようです。
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110は初期の物こそコレクターズアイテムになっていたものの、 “2ドット“ や "3ドット" の頃なら箱付き未使用のNOS(New Old Stock=いわゆるデッドストック)でもない限りそれほど高額のプレミアは付いていないことも分かりました。というわけで再度探して手に入れたのがこのタイプ。110の数字の左右に ”・” が打ってあるのが "2ドット" の由来です。正直、少し不安もあったけれど、実際に手にした物は正に私が好きだった ”あの110” その物でした。ヨカッタヨカッタ。
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この時代の110は大きくて重く、片手では開けず(現在はサムスタッド付きやオートマチックもありますが)、到底最近のナイフより優れているとは思えません。だから今更こんな古臭いナイフを選ぶのは単なるノスタルジーに過ぎないんでしょうが・・・残念ながら私の年齢になるとイマドキの物は似合いません(笑)。110は別に高級品じゃないけど、実用上十分な信頼性を持ち、所有する満足感もあり、使い込めば味が出る、ある意味ジッポのライターの様な存在かもしれませんね。
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2024年02月03日 今度は限定750本が瞬時に完売!。バック110フォールディングハンターに待望のCPM MagnaCut(マグナカット)版、第2弾が登場しました!!。
2023年02月17日 限定1000本が半日で完売!。バック110フォールディングハンターにCPM MagnaCut(マグナカット)版が登場しました!!。
2022年12月17日 今度はS30V!。久々にバック110フォールディングハンターを買いました。
2022年06月25日 定番でゴメンナサイ。でもバック110フォールディングハンターは外せません。