紅茶塾DAGUの「あんのん、うたかた、たまゆら日記」

名古屋発信・・・紅茶や日常のこと綴ります。

Jocobiasca formosana

2016年06月09日 | 台湾お茶ツアー

先に投稿しましたとおり、紅茶塾DAGUの今年のお茶ツアーは台湾。
http://blog.goo.ne.jp/dagu-tea/e/fa3b496da5f58480f56a74dbc5910671

例年はインドやスリランカなど、紅茶の生産地に行くことが多いのですが、今回は台湾の烏龍茶、東方美人の産地、新竹の方へ向かいました。

参加者さんたちと見たかったのは、茶畑ももちろんですが、茶葉にに着く虫・・・・・ウンカ。



和名はチャノミドリヒメヨコバイ。
インドではグリーンフライ。
英語ではtea green leafhopper。
台湾の言葉では茶小緑葉蝉。
学名をJocobiasca formosanaといいます。



久しぶりに我が家にある害虫の本を引っ張り出してみました。



チャノミドリヒメヨコバイについて載っています。紅茶教室の皆さんには、今度レッスンでお見せしますね。

ウンカが付くとそもそも従来ない香りを発するようになるらしく、これを製茶することで、さらに香気が変化し、リナロール類が著しく増加し、素晴らしい香りを発することになるということです。

東方美人に感じることのできる甘い香りの要因物質であるホトリエノールは、もともと茶葉が持つ香気成分であるリナロールが、ウンカの為害による酵素反応によってジオールに変化生成され、さらに製茶工程の加熱により生成されるのだそうです。

もちろん、ウンカによる恩恵は東方美人のみならず、インドのダージリンなどでも活用されているのです。

害虫さんも産地が違えば、害虫じゃないんですね。(この表現、当たってるかな?)


さて、我々はバスで、お世話になる茶園に向かいました。
怡明茶園



山の中、ずんずん歩いて・・・・



こんなに美しい景色を眺めることができました。

さらに歩くと、みんなが一斉に「わーっ!」と声を出してしまうほど素敵なロケーションが広がっていました。



台湾でも有名な場所のようで、ドラマなどの撮影にも使われるんだそうです。



クールで、あまり笑わないガイドさんも思わずニッコリと自撮りしてしまうほど(笑)。

この日も何組かの新婚さんが、撮影に来ていましたよ。





幸せの波動をお裾分けいただきました。



我々も記念撮影。

そして、この道をズンズン進むと茶園が登場します。



到着。



「おーい!ウンカさーん、名古屋から会いに来ましたー。姿を見せてくださーい」(イタイですか?)

そして、この後、念願の対面が叶いました。
めでたし。

つづく。


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台湾お茶ツアーに行ってきました。

2016年06月09日 | 台湾お茶ツアー

今年の紅茶塾DAGUお茶ツアーは、台湾でした。



今回は、このメンバーです。



こんな大層なツアー名を付けていただいて、なんだか気恥ずかしい(大汗)。

今回の目的は、台湾の「東方美人」という烏龍茶の茶畑見学。
発酵が深くてダージリンに似ているとも言われています。

東方美人とダージリンの共通点としては、ウンカという虫によって芳しい香りの茶が出来上がるということ。
普通、ウンカは茶の害虫とされています。

で・・・・・「ウンカに会いに行こう!」ということで、今回のツアーを企画しました。



お邪魔させていただいたのは、自然農耕の茶園です。



そんなわけで、雑草もボーボー生えています。



柔らかな一芯二葉の近くにウンカは、いるかな・・・・・と探したのですが、私たちが行った時間帯は暑かったので、ウンカの皆さん、お隠れになられているようです。



頑張って発見!

とりあえず、まずはココまで。
ウンカや旅の詳細は、また後ほど・・・・・


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