投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 2月 3日(木)07時58分52秒
お稲荷様のキツネの原像を求めて様々な論文を読んでいるのですが、林温氏の「荼枳尼天曼荼羅」(『仏教芸術』217号、1994年)と白原由起子氏の「『伏見稲荷曼荼羅』考─個人本「荼枳尼天曼荼羅」に対する異見─」(『MUSEUM』560号、1999年)を読み比べてみたことは、滅多にないスリリングな経験でした。
1994年、サントリー美術館で開催された「女神たちの日本展」に出展されて初めて広く知られるようになった「ダキニ天像」をめぐり、展覧会直後に林温氏が「荼枳尼天曼荼羅」を発表し、五年後に白原氏が林論文を批判して、仏教的なダキニ天ではなく神道的な伏見稲荷像と考えるべきだと述べたものです。
白原氏はあまり論文は書かれていないようですが、優秀な人ですね。
もちろん、林氏の論文も優れた内容です。
後で少しずつ紹介してみるつもりです。
>筆綾丸さん
レスしようと思っていたのですが、ひとつ削除されたみたいですね。
お稲荷様のキツネの原像を求めて様々な論文を読んでいるのですが、林温氏の「荼枳尼天曼荼羅」(『仏教芸術』217号、1994年)と白原由起子氏の「『伏見稲荷曼荼羅』考─個人本「荼枳尼天曼荼羅」に対する異見─」(『MUSEUM』560号、1999年)を読み比べてみたことは、滅多にないスリリングな経験でした。
1994年、サントリー美術館で開催された「女神たちの日本展」に出展されて初めて広く知られるようになった「ダキニ天像」をめぐり、展覧会直後に林温氏が「荼枳尼天曼荼羅」を発表し、五年後に白原氏が林論文を批判して、仏教的なダキニ天ではなく神道的な伏見稲荷像と考えるべきだと述べたものです。
白原氏はあまり論文は書かれていないようですが、優秀な人ですね。
もちろん、林氏の論文も優れた内容です。
後で少しずつ紹介してみるつもりです。
>筆綾丸さん
レスしようと思っていたのですが、ひとつ削除されたみたいですね。