投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 6月30日(木)07時08分58秒
私は津波に比べると原発問題に対する関心は希薄なのですが、それでも世間で学者・研究者と言われている人々の精神に降り注ぐ放射性物質の濃度には多少の興味があります。
日本史関係の顕著なホットスポットとして私がかねてから注目し、定点観測している「文教日本史」氏のブログを訪問したところ、「各大学でも放射線量を測定してほしい」というタイトルの記事の中で、東大の教員有志が東大総長に対して抗議活動を行っているとの記述がありました。
http://blog.goo.ne.jp/shuya1128/e/ace216abb672d16797bf3943ba421196
検索してみると、「『東京大学環境放射線情報』を問う東大教員有志のページ」がありましたが、これのことでしょうね。
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/home/request
「放射線の健康への影響についてはさまざまな説があり、完全なコンセンサスは専門家の間でも得られていないものと承知しています。しかし、世界的にも標準的な考え方は、放射線による発がんリスクには放射線量にしきい値はなく、放射線量に比例してリスクが増加する、と言うもの(LNT仮説: Linear Non-Threshold=しきい値なし直線仮説)です。」という基本認識に基づき、「東京大学環境放射線情報」の記述はけしからんと怒っている人々のようですが、「賛同者氏名・所属」を眺めてみたところ、かなり偏りがあるような感じを受けたので、ちょっと分布を調べてみました。
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/home/cosigners
その結果、氏名を公表している58名中、
第1位 総合文化研究科 21名
第2位 人文社会系研究科 8名
第3位 教育学研究科 7名
第4位 東洋文化研究所 5名
以下、2名のところが理学系研究科・農学生命科学研究科・新領域創成科学研究科・数物連携宇宙研究機構の4組織。合計8名。
1名だけのところが医学部付属病院・経済学研究科・医学系研究科・数理科学研究科・情報学環学際情報学府・社会科学研究所・史料編纂所・物性研究所・空間情報科学研究センターの9組織、9名となっていますね。
第1位の総合文化研究科だけで全体の36.2%、第4位までで70.1%を占めています。
私も一応は東大の卒業生なのですが、卒業後30年近く経過した間に大学の組織が激変してしまって、所属を見ても何をやっているのかわからないところが結構あります。
最も人数の多い総合文化研究科も名前すら知らなかったのですが、教養学部のある駒場キャンパスの方の大学院なんですね。
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/department/index.html
東京大学のホットスポットは駒場キャンパスではかなり広範囲に、本郷キャンパスでは人文社会系研究科・教育学研究科・東洋文化研究所を中心に分布しているようです。
私は津波に比べると原発問題に対する関心は希薄なのですが、それでも世間で学者・研究者と言われている人々の精神に降り注ぐ放射性物質の濃度には多少の興味があります。
日本史関係の顕著なホットスポットとして私がかねてから注目し、定点観測している「文教日本史」氏のブログを訪問したところ、「各大学でも放射線量を測定してほしい」というタイトルの記事の中で、東大の教員有志が東大総長に対して抗議活動を行っているとの記述がありました。
http://blog.goo.ne.jp/shuya1128/e/ace216abb672d16797bf3943ba421196
検索してみると、「『東京大学環境放射線情報』を問う東大教員有志のページ」がありましたが、これのことでしょうね。
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/home/request
「放射線の健康への影響についてはさまざまな説があり、完全なコンセンサスは専門家の間でも得られていないものと承知しています。しかし、世界的にも標準的な考え方は、放射線による発がんリスクには放射線量にしきい値はなく、放射線量に比例してリスクが増加する、と言うもの(LNT仮説: Linear Non-Threshold=しきい値なし直線仮説)です。」という基本認識に基づき、「東京大学環境放射線情報」の記述はけしからんと怒っている人々のようですが、「賛同者氏名・所属」を眺めてみたところ、かなり偏りがあるような感じを受けたので、ちょっと分布を調べてみました。
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/home/cosigners
その結果、氏名を公表している58名中、
第1位 総合文化研究科 21名
第2位 人文社会系研究科 8名
第3位 教育学研究科 7名
第4位 東洋文化研究所 5名
以下、2名のところが理学系研究科・農学生命科学研究科・新領域創成科学研究科・数物連携宇宙研究機構の4組織。合計8名。
1名だけのところが医学部付属病院・経済学研究科・医学系研究科・数理科学研究科・情報学環学際情報学府・社会科学研究所・史料編纂所・物性研究所・空間情報科学研究センターの9組織、9名となっていますね。
第1位の総合文化研究科だけで全体の36.2%、第4位までで70.1%を占めています。
私も一応は東大の卒業生なのですが、卒業後30年近く経過した間に大学の組織が激変してしまって、所属を見ても何をやっているのかわからないところが結構あります。
最も人数の多い総合文化研究科も名前すら知らなかったのですが、教養学部のある駒場キャンパスの方の大学院なんですね。
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/department/index.html
東京大学のホットスポットは駒場キャンパスではかなり広範囲に、本郷キャンパスでは人文社会系研究科・教育学研究科・東洋文化研究所を中心に分布しているようです。