投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年11月28日(日)20時30分49秒
『後深草院二条』の更新を中止してからずいぶん経つのですが、頻繁に更新していたころから私がずっと考えていたのは、ネットに日本史に関する質の高い情報を大量に提供するためにはどうしたらよいのだろう、ということでした。
情報を提供する能力を持っているのは個々の研究者ですが、研究者にとってネットに情報を提供するメリットが何かあるかというと、まあ、殆どないでしょうね。
メリットがないばかりか、公知でない情報をうっかり提供したら、他の研究者に盗まれてしまう危険もあります。
従って研究者が関与するサイトは、学界の業務連絡・情報交換や研究者間の親睦、といった範囲に止まるのが大半です。
背後に膨大な情報、深遠な知識があることは示唆できても、実際に提供される情報の量は貧弱ですね。
では質の高い情報をネットで提供する方法はないのかというと、ひとつの方法は私が『後深草院二条』の「参考文献」でやっていたように、研究者の論文を転載してしまうことですね。
もちろん著作権法違反です。
著作権法違反には刑事罰があるし、民事の損害賠償請求等の対象にもなりますが、私は今のところ刑事罰を受けることなく、民事裁判の被告にもならず、平穏に暮らしています。
それにはいろいろ理由がありますが、私が違法な転載により私的な利益を得ている訳ではないことはかなり大きな要因ですね。
利益を得ていないどころか、更新作業につぎ込んだ膨大な時間を他の有償の仕事に費やした場合に得られたであろう収入を考えると、少なくとも数百万円の損失を蒙っていますね。
でもまあ、私のような人間であっても、違法な行為を長く続けるのは実際上困難です。
さて、有能な人が数人いればかなりの情報提供ができるのは明らかで、著作権の問題も大半は相応の対価を支払えば済む訳ですから、結局のところ、ある程度の資金さえあれば問題は解決できそうです。
その資金を得るためにはどうしたらよいのだろう、と私は長い間考えていたのですが、最近になってようやく私が到達した結論は「神頼み」です。
長い間中世の勉強をしていると、宗教関係の絵画や彫刻で、現代人から見るとずいぶん変てこなものに出会います。
能満院「天河秘曼荼羅」など、その最たるものですが、あるとき、この絵をつらつら眺めていて、これはうまくアレンジすれば、それなりの人がほしいと思うものになるのではないかと考えました。
古画の復刻版のような手垢のついた手法ではなく、鮮やかな色彩で、かつ質感を大事にして、と考えると、シルクの大判のスカーフがいいんじゃないかなと思って、オリジナルスカーフの製作会社に相談し、一部についてデザインしてもらったところ、けっこういい感じにできそうです。
私はスピリチュアル方面の感性は全く欠如している醒めた人間ですが、それでも醍醐寺や高野山あたりが持っている大威徳明王や愛染明王の絵など、異様な迫力を感じるものがありますので、そういうのもスカーフにできないかなと思っています。
もちろんファッションアイテムとして売るのではなく、美術品的なものとして、かつ顧客も少数のマニアックな人を想定しています。
現物がないと訳のわからん話だと思いますので、もう少し具体化してからこちらにも画像を載せるつもりです。
ま、別にここに来る人に買ってもらおうと思っている訳ではありませんが。
『後深草院二条』の更新を中止してからずいぶん経つのですが、頻繁に更新していたころから私がずっと考えていたのは、ネットに日本史に関する質の高い情報を大量に提供するためにはどうしたらよいのだろう、ということでした。
情報を提供する能力を持っているのは個々の研究者ですが、研究者にとってネットに情報を提供するメリットが何かあるかというと、まあ、殆どないでしょうね。
メリットがないばかりか、公知でない情報をうっかり提供したら、他の研究者に盗まれてしまう危険もあります。
従って研究者が関与するサイトは、学界の業務連絡・情報交換や研究者間の親睦、といった範囲に止まるのが大半です。
背後に膨大な情報、深遠な知識があることは示唆できても、実際に提供される情報の量は貧弱ですね。
では質の高い情報をネットで提供する方法はないのかというと、ひとつの方法は私が『後深草院二条』の「参考文献」でやっていたように、研究者の論文を転載してしまうことですね。
もちろん著作権法違反です。
著作権法違反には刑事罰があるし、民事の損害賠償請求等の対象にもなりますが、私は今のところ刑事罰を受けることなく、民事裁判の被告にもならず、平穏に暮らしています。
それにはいろいろ理由がありますが、私が違法な転載により私的な利益を得ている訳ではないことはかなり大きな要因ですね。
利益を得ていないどころか、更新作業につぎ込んだ膨大な時間を他の有償の仕事に費やした場合に得られたであろう収入を考えると、少なくとも数百万円の損失を蒙っていますね。
でもまあ、私のような人間であっても、違法な行為を長く続けるのは実際上困難です。
さて、有能な人が数人いればかなりの情報提供ができるのは明らかで、著作権の問題も大半は相応の対価を支払えば済む訳ですから、結局のところ、ある程度の資金さえあれば問題は解決できそうです。
その資金を得るためにはどうしたらよいのだろう、と私は長い間考えていたのですが、最近になってようやく私が到達した結論は「神頼み」です。
長い間中世の勉強をしていると、宗教関係の絵画や彫刻で、現代人から見るとずいぶん変てこなものに出会います。
能満院「天河秘曼荼羅」など、その最たるものですが、あるとき、この絵をつらつら眺めていて、これはうまくアレンジすれば、それなりの人がほしいと思うものになるのではないかと考えました。
古画の復刻版のような手垢のついた手法ではなく、鮮やかな色彩で、かつ質感を大事にして、と考えると、シルクの大判のスカーフがいいんじゃないかなと思って、オリジナルスカーフの製作会社に相談し、一部についてデザインしてもらったところ、けっこういい感じにできそうです。
私はスピリチュアル方面の感性は全く欠如している醒めた人間ですが、それでも醍醐寺や高野山あたりが持っている大威徳明王や愛染明王の絵など、異様な迫力を感じるものがありますので、そういうのもスカーフにできないかなと思っています。
もちろんファッションアイテムとして売るのではなく、美術品的なものとして、かつ顧客も少数のマニアックな人を想定しています。
現物がないと訳のわからん話だと思いますので、もう少し具体化してからこちらにも画像を載せるつもりです。
ま、別にここに来る人に買ってもらおうと思っている訳ではありませんが。