投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 1月25日(水)17時29分49秒
太郎を眠らせ、太郎の屋根にセシウム降りつむ。
啓子を眠らせ、啓子の屋根にセシウム降りつむ。
大阪で福島県の子供の葬儀を模した「葬列予報」と称する反原発デモを行った人たちがいますが、そこに参列した僧侶の一人は高槻市の日蓮宗本澄寺の三好龍孝氏で、反原発運動では有名な人みたいですね。
「お題目9条の会」のメンバーとして、平和運動にも熱心な僧侶だそうです。
また、この人は三好達治の甥で、本澄寺には「三好達治記念館」があるそうですね。
「葬列予報」
http://news.fatalbackground.org/?eid=1252218
http://togetter.com/li/205615
「三好達治記念館」
http://ikiiki.livedoor.biz/archives/51561527.html
私も三好達治は好きなので、「雪」を参考に、「セシウム」という詩を作ってみました。
まあ、反原発運動も理解できない訳ではありませんが、「葬列予報」はどんなものなんですかね。
また、有名な若手俳優、山本太郎氏あたりの行動もどんなものなんですかね。
私は関東大震災後に朝鮮人大虐殺を行った「自警団員」は、ちょうど山本太郎氏のような正義感溢れるタイプの人たちだったのではないかと思っています。
自分と直接の利害関係がある訳ではない人を大勢殺すには相当の正義感が必要で、ヤクザとか強盗殺人犯タイプの犯罪者はそんなことはしないですね。
溢れるような正義感を持ち、かつ、それほど深く物事を考える能力のない人たちが「自警団員」の主力だったんじゃないですかね。
中川恵一氏の『放射線医が語る 被曝と発癌の真実』の「はじめに」には、次のような文章があります。(p.5~6)
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福島原発事故は、チェルノブイリ原発事故と比較して語られることがよくあります。
たとえば、「チェルノブイリと同じレベル7である」「都心にチェルノブイリ級のホットスポットが発見された」、また、「食品の規制値がチェルノブイリはもっと厳しい」「チェルノブイリでの”移住の義務区域”と比べて、福島のほうが値が緩い」、など。
一方で、次のような事実はどれくらい知られているでしょうか。
2011年、ロシア政府はチェルノブイリ原発事故後25年目に際し(事故は1986年に発生)、150頁を超える膨大な総括報告書を発表しました(正式名称は、『チェルノブイリ事故25年・ロシアにおけるその影響と後遺症の克服についての総括および展望1986~2011』)。その中の「結論」の章で、非常に注目すべき次のような一文があります。
「(事故後25年の状況を分析した結果)、放射能という要因と比較した場合、精神的ストレス、慣れ親しんだ生活様式の破壊、経済活動の制限、
事故に関連した物質的損失といった、チェルノブイリ事故による他の影響のほうが、はるかに大きな損害を人々にもたらしたことが明らかになった」
私は、さまざまな情報が乱れ飛ぶいま、日本において同様の事態が起こりうることを、非常に心配しています。なぜならば、誤った情報によって植え付けられた恐怖心や不安に基づく行動により、さらに別の深刻な被害が生まれる可能性があるからです。専門家でない人たちまでが堂々と「放射線の脅威」を語っていますが、彼らはいったいこのような可能性について考えたことがあるのでしょうか。私はそれに、怒りに近い感情を覚えています。と同時に、放射線治療を専門とする臨床医として、いまこそ果たすべき役割があると考えています。
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山本太郎氏など、専門家でないのに「放射線の脅威」を語る人の典型ですね。
本人は「高濃度汚染地帯」である「福島の子どもたちを守る」と言っていますが、その行動が惹き起こす結果は、関東大震災後の朝鮮人大虐殺並みの死者の増加かもしれないですね。
低線量放射線の問題は非常に複雑な話ですから、山本太郎氏のような、若い時にきちんと勉強しなかったであろう人が三十代になって突然正義に目覚めても、ちょっと対処は無理じゃないかと思いますけどね。
リンク先の動画は16歳の山本太郎氏が初めてテレビに出た場面(「元気が出るテレビ ダンス甲子園」)だそうですが、頭の中は性欲99%、食欲21%、合計120%の馬鹿の天然濃縮果汁のような青春を送っていた人じゃないかと思います。
※5分40秒あたりに登場します。
http://www.youtube.com/watch?v=fjYc6U3QFvk
山本太郎氏のように基礎的な学力に問題がありそうな人以外でも、精神に放射性物質が降り積もりやすいタイプの人は多いように思うので、私は自分にできる範囲で細々と除染活動を行って行くつもりです。
ということで、私は別に「文教日本史」氏や野口実氏等に特別な個人的感情は持っておらず、ボランティアで除染活動を行っているだけですね。
東京大学史料編纂所元所長の保立道久氏については以前少し書きましたが、引き続き観察中です。また、保立氏が信頼しているという東京大学大学院教授(宗教学)の島薗進氏の動向も興味深く見ています。
http://hotatelog.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-a8d7.html
島薗進氏のツイッター
http://twitter.com/Shimazono
島薗進氏は現代日本社会の宗教現象についてマスコミからコメントを求められることが多い高名な宗教学者なんでしょうけど、津波の死者・行方不明者について殆ど言及せず、放射能問題ばかり論じている姿勢は、率直に言って、死んでもいない放射能の犠牲者の葬列でお題目を唱える日蓮宗の僧侶と同じくらい気味が悪いですね。
それと、まあ、好みがあるんでしょうけど、島薗進氏が書かれているような内容で「つぶやき」の連続は非常に読みづらいので、できればブログか何かでまとめてほしいですね。