心して盗め！

　日夜役人の裏金や道路財源の無駄遣いが報じられている。その裏で日夜虐待が報じられている。そして虐待を防げない理由の一つに人員の、すなわち予算の不足が挙げられる。もちろん言い訳という側面もあるのだろうが、人手や予算の不足は嘘ではないだろう。もっと多くの人員が、あるいはもっと多額の予算があれば、救える子供たちもいたはずだ。翻って役人たちは何百億、道路財源も合わせれば何千億もの税金を盗んでいる。保護施設の拡充や子どもたちのために使うことのできた金をである。
　裏金づくりや財源の無駄遣いに手を染める役人たちよ。お前らは今後も税金を盗み続けるだろう。税金という目に見えぬ対象は打ち出の小槌のように思っているのだろう。今後も盗み続けるがいい。しかし、それは最も弱い者たちを救うために遣うことも出来た金なのである。彼らの命をつなぐことのできたかもしれない金なのだ。心して盗め。

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