「ノーカントリー」、怖いよ～。

　昨日、ミクシィで知り合った出版プロデューサーの臼井氏が大阪に来られたので、グランヴィア大阪でお会いさせて頂いた。氏は私の『ベック式！魔法の暗記術』をいたく気に入ってくれ、プロデュースを買って出てくれた。

　気がついたら２時間半も語りあっていたものだ。

　そしてミクシィの中で強力に宣伝もしてくれ、７月６日（日）の講演会にも日本全国の多くの方が参加を表明してくれた。

　その中のかなりの割合の方が学生時代に（臼井氏のマイミクさんは社会人の方が多いのである）拙著を使って勉強していたという方が多くおられ、感激しきりであった。

　話は変わって、レイトショーで「ノーカントリー」を観た。コーエン兄弟の作品は妻の影響でほとんど観ている。面白いことは間違いない。
　この映画一言で言うと、「怖い」映画だよ～。麻薬の取り引きにからむ金を発見した男が追われるというそれだけの映画といえばそうなのだが、追いかける男がむちゃくちゃ怖い。追いかける過程で理由もなくバンバン人を殺すのだ。味方も敵もなく、どんどん殺すのである。

　牛を殺すエアボンベで額にばんばん釘を打ち込んでいくのである。この映画で何度もわけのわからん国になったという嘆きがささやかれるのだが、観終って電車にのったら新聞の見出しに「誰でもよかった」の文字が。

　ある意味、今の日本ってノーカントリーの訴える不条理がまかり通っているのではないのだろうか。