イングランド王(在位1199~1216)。1199年、兄リチャード1世の戦死によりプランタジネット朝第3代の国王に即位。1204年王位継承権をめぐってカペー朝のフランス王フィリップ2世と争い、北フランスのノルマンディー地方などを失った。さらにカンタベリ司教の任命ををめぐり、教皇インノケンティウス3世と争って破門され、11年には王位も剥奪された。これに屈して国土をローマ教皇に献じ、あらためて封土として受けて臣従を誓わせられ、国威を損じた。国内でも重税を課して貴族・国民の反感を買い、1215年、マグナ‐カルタ(大憲章)の発布を余儀なくされた。
欠地王 父ヘンリ2世が末子のジョンに領土を与えなかったことから「欠地王(John the Lackland)」と呼ばれる。
●マグナ=カルタ
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1215年 インノケンティウス3世
大憲章 ジョン