飛躍しタカジ侮れん。
一方、綿糸紡績では、(18)〔イ臥雲辰致 ロ高峰譲吉 ハ田中長兵衛 ニ田中久重 ホ豊田佐吉〕の発明したガラ紡が、1877(明治10)年の内国勧業協覧会に出品されて注目をひき、各地に普及することとなった」
いや苦難志賀赤痢菌。
1897年 志賀潔、赤痢菌
[point]
1.細菌学の志賀潔は、赤痢菌の発見で知られる。
[解説]
1.志賀潔(1871~1957)は、仙台藩士の家に生まれる。帝国大学医科大学(後の東京帝国大学医学部)を卒業後、北里柴三郎に師事、1897年に赤痢菌を発見。ドイツに留学してエールリヒに師事、世界初の結核治療ワクチンを発明。なお赤痢菌の学名は志賀潔に因んでShigellaという。
〈2017早大・人間
問6 下線部e日本人の学者による独創的な研究に関連して、正しいものはどれか、1つ選べ。
ア 大森房吉は、原子摸型理論を発表した。
イ 木村栄は、地球の緯度変化公式のZ項を発見した。
ウ 志賀潔は、ペスト菌を発見した。
エ 鈴木梅太郎は、アドレナリンを抽出した。
オ 長岡半太郎は、地震計を考案した。」
(答:イ〇 ※ア×大森房吉は大森式地震計の発明、ウ×志賀潔は赤痢菌の発見、エ×鈴木梅太郎はオリザニン(ビタミンB₁)の抽出、オ×長岡半太郎は原子構造の研究)〉
〈2016関西学院大学・全学部
科学では、[ c ]が赤痢菌を発見し、また[ d ]はビタミンB1の抽出に成功するなど、世界水準の研究も発表された。
問3.空欄c・dに該当する人物の組み合わせとして、正しいものを下記より選びなさい。
ア.c北里柴三郎 d鈴木梅太郎
イ.c志賀潔 d大森房吉
ウ.c志賀潔 d鈴木梅太郎
エ.c北里柴三郎 d大森房吉」
(答:ウ)〉
〈2016立教大・現心コミュ福観光営
問12.明治以降、日本における医学・薬学研究は進展した、これに関する記述として正しいのはどれか。次のa~dから1つ選べ。
a.志賀潔が黄熱病の研究ですぐれた業績を生んだ
b.鈴木梅太郎が脚気の研究からビタミンB₁を発見した
c.長与専斎が破傷風の血消療法を発見した
d.秦佐八郎が赤痢菌を発見した」
(答:b)〉