逐一、こちらで今回のシカゴ来日公演の詳細を書き込んできましたが再度改めて。
今回で14回目(!)の来日となったシカゴ。
「ロックの殿堂入り」決定後、初のツアー。しかも2016年最初のツアー。
久しぶりの2部構成(確か1987年以来)、よって長尺の内容で新曲、レアな曲も含めて楽しめそうだとの前評判。
映像にも趣向を凝らしているとボビーが語っていました。
全4公演で大阪、名古屋、横浜、仙台と順に北上するというわかりやすい行程となっています。
何と今回は東京公演はなし。ギリギリまで追加で発表されるものと思っていましたが(滞在日程の中間にけっこう余裕があったので)結局なし。(全4公演を観にいった猛者は別格として、3公演観戦組もけっこういました。皆さん、力入っていますね)
シカゴは11日間の日本滞在でツアーがスタート。
STAのブラス隊代表としてトランペット・プレイヤー、ファニーが先発隊として初日の大阪に乗り込みました。
1月9日(土曜日)グランド・キューブ大阪です
北国の心配は雪で飛行機が飛ばないというトラブルですが、好天に恵まれて無事に大阪入りしたようで良かったね。
会場は建物の中の上階に位置しているそうで、席はゆったりと広く肘掛もありすこぶる快適な空間だったようです。
グッズコーナーは写真のとおり。
今回のパンフレット内でシカゴのメンバー達に対するQ&Aがあるのですが「今までのコンサートでの最大の失敗談は?」の答えに大爆笑して妙な親近感を感じちゃいました!
さすがファニーはミュージシャンだけあって、リスナー・ファンとはちょっと違った角度でライブを考察。しっかりとリーが「不安の日々」でトランペットを別の機種に持ち替えていた事を確認。
ステージングにおいても勉強になる部分が多々あったようで大収穫だったのではないでしょうか。ファン層の厚さも目に付いたよう。
これだけのキャリアを積んできたバンドですからね(もうすぐ結成50周年!)。
ぶっちゃけ4公演共にセットリストは同じ。ただし序盤のジミーによるMCではカンニング・ペーパーを読みながらその地域の方言や都市名を含んだお馴染みの日本語でのユニークな挨拶が盛り込まれてサービス。正直な話、ここ数回の来日公演セットリストには「いつも同じ曲ばかり、アレンジも同じ・・・」とマンネリ不満がチラホラ聞こえてきていました(私等のように地方在住で、そうやすやすとシカゴを見られない者にとっては贅沢なことですが)が今回は誰に聞いても大絶賛の嵐。メンバー達も相当に考えこんでアイデイアを練り上げたのだと思いますよ。膨大なレパートリーから9人がセレクトしていくのですから計り知れない気苦労があったものと思います。
また初日ってけっこうラフな部分が目立ったりすることもあるのですが、今回のステージはどの日もすこぶるまとまりの良い貫禄ある演奏を披露してくれましたよ。ファニーは大阪名物に舌鼓をうちつつも楽器店めぐりも欠かさず十分エンジョイしてきた模様。シカゴはその後、大盛況のうちに名古屋公演も終了(1,12 TUE・KARIYA CULTURAL CENTER)。
今回の来日中はメンバー達が積極的にラジオ出演していたのも特筆すべき点ですね。
成人の日のSTAスタジオ・リハーサルではファニーからマサがバトンを受け取りました。
今度はSTAリズム・セクション代表としてマサが内地に乗り込みます。雪は大丈夫かなあ・・・・???
思い起こせば4年前のシカゴ東京観戦では無事に国際フォーラムを観た次の日に北海道に舞い戻り、即帰宅後休む間もなく、車に楽器&器材を積み込みそのままライブハウス入り。
初めて「イントロダクション」を観客に披露したのでした。本物を見た24時間後のこと。あれは今も強烈で忘れられないなあ・・・・。