THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

CHICAGO JAPAN TOUR 2016 REPORT4

2016-01-27 19:53:59 | CHICAGO

<前半>
 1.Introduction
 2.Questions 67 & 68
 3.Dialogue (Part I & II)
 4.If You Leave Me Now
 5.Alive Again
 6.Wake Up Sunshine
 7.Now
 8.Call On Me
 9.(I've Been)Searchin' So Long
10.Mongonucleosis
11.Will You Still Love Me?
12.Another Rainy Day In New York City
13.Look Away
14.Ballet For A Girl In Buchanon

休憩(公称15分、実際にはもう少し長めか?)

<後半>
15.Old Days
16.Does Anybody Really Know What Time It Is?
17.Hard Habit To Break
18.You're The Inspiration
19.Beginnings
20.I'm A Man ~ Drums & Percussion Solo
21.Street Player
22.Just You 'n' Me
23.Hard To Say I'm Sorry ~ Get Away
24.Saturday In The Park
25.Feelin' Stronger Everyday (曲の後半部分のみ)

<アンコール> (後半終了後の暗転から殆ど間を置かずに開始)
26.Free
27.25 Or 6 To 4

***4公演共に、セット・リストは同じ***

 

日本における熱烈シカゴ・ファンとしては5本の指に楽々入る親しき友人のライブ・レポートを参考にいろいろと加筆させていただきここに掲載させていただます。(本人の了解済み)

 

1曲目のIntroductionはロバートがショルダーキーボードでステージセンターで
シャウトして歌い続けます!!!以前ならロバートは上段のポジションでプレイしていたのでこれは見た目にも新鮮。とても70歳以上には見えませんね。 相変わらずカッコイイ。
しかもフルバージョンでやってくれました!!初めて、遂にやってくれました。ロバートのイントロダクションはパワフルで私はお気に入りです。
トップソロのジミーは決めの難解なブレイクにいくくだりで、驚いた事に階段をダダダッ!と駆け降りながら(もちろんトロンボーンを吹きながらですよ!)ステージ中央に出てきました。次のリーも同じく階段を降りて
トランペットソロを華麗に響かせ、3番手のギターソロでもキースが入れ替わりでセンターにてへヴィーなサウンドを轟かせています。この余裕あるプレイには感服しちゃいました。2曲目のQuestions67&68。シカゴ仲間の間で「どうせまた日本語だろうな」と
言っていましたが英語です(これも私は初生体験)!!確かにステージを見ましたら今まで
日本語の時はカンペがステージにありましたが今回は無かったので!

でも1番のみロバートの部分は日本語でした!!!「ダケドドウデモイイサア~」。これには往年の観客達大喜びで歓声がドッと沸きあがりましたね。

最近のステージではジェイソンが右端のポジションですがこの曲の時は
センターで歌いました。ホーンズが右側に全員移動。

3曲目DialoguePART1&2。2010年の時のルーはまだまだという感じでしたが今は
完全にシカゴの一員に堂々と君臨、違和感無しです!!
ひじょうにいい仕事をしています。もはや彼はシカゴにおいて無くてはならない存在だと痛感した次第。

最初の3曲の間、観客の反応は良かったです。立ち上がりたいと思っていても
周りが立ち上がっていないから立ち上がらない(私もそうでした)人達がかなり
いた感じ。なので立ち上がり状態は途中までごく一部の人だけという状況


この曲の後にジミーがおもむろにカンニングペーパーを取り出し(もはや、お約束事なので観客達も待ってましたモード全開)日本語で

「ヨコハマ!」の都市名をからめたご挨拶。これはその都市によって若干のアレンジをくわえていたようで方言なども交えて笑いをとっていたようです。

 

 

4曲目の「愛ある別れ」はバラードなので観客たちは一旦着席してじっくりと聞き入っています。キースが12弦アコースティックギターに持ち替えて思い入れたっぷりにソロも爪弾きつつ切ない曲調に彩りを添えてくれます。彼も貫禄が出てきましたな。5曲目の疾走感溢れるロックチューン、アライブ・アゲインで
再度観客が立ち上がりはじめました。でも全体の4・5%という感じです。

6曲目は「シカゴと23の誓い」からwake up Sunshine。比較的若手のファン達は「えー、これってどのアルバムに収録されているの?」みたいな反応。でもコアな ファン達はかなり反応良かった感じです!!!
そう、かくいう私も今回とても楽しみにしていた1曲。もちろん初めて聞くことができたので感無量の極致。もともと昔から大好きな曲だったから尚更です。当時シングルカットしていても大ヒットしていたでしょうね。ウキウキしちゃうくらいの極上アップテンポでピアノも軽快
なボビー節全開の御機嫌ソング。ジミーの燻し銀トロンボーン・ソロもいい味出しています。7曲目の前にロバートのMCが入り最新曲「NOW」。今回のツアーでこの曲を一番聴きたかったので私自身は鳥肌モノでした!! 改めて「いい曲だなあ・・・」としみじみ聞き入っちゃいましたよ。シカゴにとってまた傑作が一つ加わったのです。ジェイソンはあまり喉の調子が良くない様子で、無理がかからないような歌唱。でも感情移入の歌い込み方は半端じゃあないです。さすがジェイソン!お見事、天晴れ!!
「call on me 」はラテン系の新メンバー、ウォフレッド・レイエスJRにとって真骨頂。イントロから力強いボンゴのグルーブが新たな息吹きを与えてくれています。オリジナル以上にパーカッション風味が倍増。ドラマチックな効果音から導かれたかたちでプレイされた雄大なるスケール感で迫ってくる「遥かなる愛の夜明け」では観客も座ってじっくりと聴き入る感じでしたが10曲目の「Mongonucleosis」では結構
立ち上がり始めました。 無意識にでも腰がうずくダンサブルチューンです。リーのトランペット・ソロも炸裂しまくり。

この後、ステージ全体が暗くなりステージセンターに数人のスタッフがキーボードとマイク、スタンド、イスを設置。
3人のメンバーによるキーボード・ソロタイムへ。

11曲目まずはジェイソンがちょっと気取りながらポーズを決めつつゆっくりと登場。指慣らしで鍵盤に指を走らせながら復活作「Still Love Me」イントロへとつなげていきます。2012年の来日公演の時に野村邦丸さんの
ラジオ番組でジェイソンが生放送で歌ったのを記憶していましたが、これがまたうっとりと心に染み入るくらいに良かった!

ウォーリーもバックでいい音を出していました。

12曲目は「シカゴⅩ」からの第1弾シングル「another rainnyday New York City」。ロバート独壇場という感じでした。これも私は初体験だったのでウルウル状態・・・。オリジナルはピーターがリードボーカルを担当。中間部ではスティールドラムが導入されていたサルサ風ロックミュージック。ここでは両サイドにキースのアコースティック・ギターと ウォフレッドのコンガ(1個を抱えてイスに座ってのプレイ)を従えての演奏。RAW映像が鮮やかに蘇ってきました。やっぱりボビーの曲を聴くと黄金期の熱いシカゴが鮮明に蘇ってきます。
13曲目の「Look Away」。ボビーからバトンを受け取ったルーがステージ中央で熱唱!!アコギバージョンが途中から
ホーン導入の通常バージョンへ。私はホーンありのこの曲は知りませんでしたが
アメリカのツアーではやっていたそうです。
この構成は壮大なる効果を醸しだしていて改めて「プロフェッショナルだなあ・・・」と偉大なる目の前のバンドをただただ見つめつつも、ひれ伏すのみでした。完全に参りました。
ルーがセンターキーボードに残ったまま7楽章からなる組曲の金字塔14曲目「バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブキャナン~ぼくらに微笑みを」へ。曲調がころころと変化して「言いたい事がたくさん」では地響きをたてるがごとくの低音強調ソングへ。「不安の日々」では一転リーの見せ場到来とばかりに流麗なるトランペットソロを吹き鳴らします。ちなみにこの場面のみリーは通常のB♭管からC管へと持ち替えています(STAファニーによるリサーチ。C管は若干ではありますが中の管部が短いのです)。メドレーで「ウエストバージニアの幻想」ではサポート・メンバーのレイ・ハーマンがサックスからフルートに素早く持ち替えてリーとのユニゾン、次いでボビーとキースのユニゾン、最後はブラスセクション総がかりで纏め上げ。半端じゃあない構成を涼しい顔して演奏するシカゴは、そこいらのロック小僧集団ではちょっと太刀打ちできない神々しささえ漲っています。「カラーマイワールド」の時に
リーが一旦バックへ下がったので2010年の東京国際フォーラム初日、リーがステージに戻るのが遅くて歌えな
かった場面を一瞬思い出しましたが今回は大丈夫でした(笑)。思いっきりフェイクしてのリー・バージョンも秀逸。 「今こそ自由を」ではトリスによる破壊力満点のドラムソロに会場全体が大喝采。「愛は限りなく(now more than ever)」の最後はギリギリ限界まで引っ張りに引っ張って圧倒のフィニッシュ。

あっという間の第一部、前半戦でこの勢いですよ。

ここまで約1時間15分、休憩15分。
 


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CHICAGO JAPAN TOUR 2016 REPORT 3

2016-01-27 01:04:46 | CHICAGO

2016年1月14日(木)になりました。

シカゴ日本公演の前半2ステージは大盛況のうちに終了。折り返し点の後半2公演が今日からです。

ここ横浜でコンサートを観るのは私初めて(今回シカゴは東京公演は無し)。

何と前日ロバート・ラムとウォフレッド・レイエスJRがアシスタント・ツアー・マネージャーと「ラーメン博物館」を訪れていたという情報をゲット。

早速足を運んでみました。シカゴファンの友人が案内役をかってくれて入場料まで払ってくれたのです。

ちなみにこの場所からすぐのところにS・T・Aアルトサックス奏者ジュンの実家があるそうです。

入り口前ではどんぶりから麺を箸で持ち上げたユニークなオブジェが迎え入れてくれます。

思っていた以上に入場客が多いのにビックリしていたら、そのまま階段を降りて中へ。

ここで更に数倍ビックリ!一気に昭和初期の世界にワープしちゃったかのような錯覚に陥っちゃう見事なレトロセットが目前に現れたのです。

これらは作り物ではなく実際に当時あった現物ばかりだそうで説得力ありすぎです。

古き良き日本の貧しくも暖かかった家庭の情景が目に浮かぶようです。

さすがに私の世代ではありませんが街頭テレビまでが設置されていて、ブラウン管には力道山の試合が(もちろん白黒画像で)映し出されているという凝り様。

壁のチラシやポスター、角のタバコ屋さん、公衆電話ボックス、傷みやシミまでがリアルそのもの。

まさに「三丁目の夕日」さながらに、子供時代を彷彿とさせてくれます。お土産売り場も充実。懐かしいラーメン店では実際に注文も出来て食事を楽しむ事もできます。

パンフレットも沢山の国別に翻訳してズラッと陳列。思わず感動のあまりに写真を撮ってしまいました。こんなに種類の多いのは初めて見たもので。

ここでシカゴのメンバーは何を思ったのでしょうかね?そうそうロバート・ラムの大好物は意外にも「とんこつラーメン」だそうです。

この後偶然にもシカゴのメンバー数人に会うことができてサインをもらったり、写真撮影に応じてくれたり、握手してくれたり、ちょっとした会話(本当にちょっとのカタコトで)もしてくれたりで至福のヒトトキでした。

私はひねくれているというか、当たり前にシカゴのCDにサインしてもらっても面白くないので各メンバーのコアな物を持っていって目前に出してみたらばやっぱり「OH!」と満面の笑みで大喜びしてくれました。私の名前まで聞いてくれたりしてね。

シカゴのメンバー達はこれだけのキャリアがあるにもかかわらず、気取った感じや冷たい感じのする人は一人もいなく皆素朴にフレンドリーで気さく。特にトリスはサービス精神に満ち溢れたナイスガイ。ルーも負けないくらいの好人物なのですが、一番新しいメンバー、ウォフレッドはもう良い人の領域を超越していますね。いつまでもニコヤカに会話してくれるし、カメラのシャッターまで押してくれようとするし。

ラテン系の明るい気質そのもの。

よりファンになっちゃいました。彼が以前在籍していた「サンタナ」のアルバムを取り出したら物凄く嬉しそうにして、そのアルバムの事を全くを知らない女性ファン達へ親切に細かな説明までしていましたよ。

その後、ジミー・パンコウが珍しくキャップ姿でケーキを買いに現れました。

真剣にショーケース内を吟味してコーヒーも一緒に購入していきました。もちろん私も同じケーキをゲットして写真撮影。

なるほど。あのトロンボーン・テクニックはケーキも関係しているのかな?(笑)

ジミーはバンド内ではルーと1.2を争うほどの酒豪ですが甘い物もいけるのですね。

ケーキショップのうら若きお姉さん店員に「今の外国人の人を知っている?」「いえ・・・知らないんです・・・」「伝説の国民的アメリカン・ロックバンド、シカゴのオリジナル・トロンボーン奏者だよ」と教えてあげたら「あ!シカゴ知っています!!」とビックリ。

これでまた一人シカゴ認知度を広めちゃいました。

さあ、時間も押し迫ってきたのでコンサート会場へ移動です。

4年ぶりの生シカゴですね。

場所は真横がすぐ海という、ちょっと風光明媚なトレンディドラマの1シーンみたいなところ。もうすでに数多くの人達が海風を浴びながら行列を作っています。皆「寒い・・・」とこぼしていたけれど北海道に比べればこんなの快適そのものさ。

PM6:00と共に開場。まっしぐらにグッズ売り場へ。賑わうロビー内でTシャツ4枚とパンフレットを購入して一安心。これでまたコレクションが増えました。

観客を見回してみたら、やはり年齢層が高い。会場はとても広くて綺麗。

客席についてステージに目をむけるとお馴染みの巨大ロゴはなく、代わりにスクリーンが鎮座。

女性アナウンスが注意事項を告げます。

センスの良さが伺えるBGMが延々と流れる中、ザ・ビートルズの「ジョンとヨーコのバラード」が飛び出してきて思わずニンマリ。そして会場内では女性の売り子さんがパンフレットを販売するためにグッズ収納専用バッグを抱えて通路を歩いています。こういう光景ははじめてみましたが、これが飛ぶように売れているのですよ!

開演時間がやってきた!暗転してSE・・・・・いよいよです・・・・男性によるバンド紹介で「レディース&「ジェントルメン!!」

 

 

 

 

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FRIENDS LIVE 打ち上げ&新年会

2016-01-27 00:32:16 | free form space

ライブ終了後、熱気冷めやらぬ状態の中、急いでバンドマンや常連客達は居酒屋に移動です。

まずはエレベーターに乗って階下へ。

荷物の多いマサはメンバーに一部の楽器類を運んでもらいました。

S・T・Aからは5人が参加の打ち上げ会場は、当初予定していた店ではなく某有名チェーン店に変更となりました。

とにかく物凄い人数のミュージシャン達が各自楽器を背負ってススキノのネオン街を闊歩する図というのもなかなかにユニーク。

第3者がこの光景を見たらどのような感想を漏らすのでしょうかね?

ツルツル路面を何とか歩きつつもビル地下1階の予約店に到着。

メチャクチャ広い部屋に招かれ、しかも器材類が多いため、特別に別室を荷物置き場として空けてもくれたのでした。嬉しいなあ。(マサは長いウエスタンブーツを履いていたからこれも収納が大変だったはず)

さあ、お腹も空いてることだし、思いっきり飲み食いを楽しみ、心底音楽談義に華を咲かせようじゃあないですか!!

性別、世代や好みのジャンルを超越したこの空間は共通の音楽というカテゴリーが成し得た貴重なるヒトトキです。

もちろん写真撮影もオーケー!

ライブ後の心地よい疲労感もまた良し。

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