THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,179 FRIENDS LIVE55 In SOLID(パイナップル編)

2021-03-23 18:44:12 | Live Set List

****去年から今年にかけて、せっかくライブイベントを立ち上げ対バン、タイムテーブル、フライヤーを決めても直前に中止あるいは延期の連続でひじょうに残念なことばかりでした・・・・。

なんとかかんとか本番に漕ぎつけたとしてもドタキャン、メンバー欠席などで消化不良気味に。

でもやっと最近は比較的スムーズに事が運ぶようになりました。

今回もキャンセルバンドは1つもなし。

快挙だよね。まあ、これはこれでスリリングな展開。

観客もずいぶんと入ってくれて盛り上がったし。それではセカンドアクトの出番だよ

バンド入れ替え中はステージと客席の間に白いカーテンがひかれています。薄っすらとメンバー達のシルエットが浮かび上がるという仕組み。****

 

2,17:55~18:25

「パイナップル」

このバンド名でピンときた方は、筋金入りのアイドルマニア。

そうなのですよ。松田聖子のコピーバンドなのだ。

結成6年目だそうです。

バンド名も大ヒットした彼女5枚目のアルバムから命名(1982年5月21日リリース)。

松田聖子カバーバンドといえば、小樽北運河サウンドエナジーで対バンした愉快痛快なるサックス奏者のミヤッチ率いる「ミルキーウェイ」を思い出すなあ。

でもこちらも負けないくらいに魅力的だよ。

実は去年の12月「小樽運河プラザ お気楽ライブ」で対バンしたばかりだ。

その時のライブを見ていたヒロリン&ミキティ曰く「ボーカルの女性はうまいね」とべた褒めだったもん。

それはともかくもこの日はどこもかしこも女性ボーカルが目白押し。

全バンドで華麗にスポットを浴びていた。これは頼もしい限りだ。女性のプレイヤーも増えてきたね。もっともっと女性たちに進出してもらえれば音楽界がより活性化して多種多様に裾野が広がりをみせるというもの。

今後益々の活況に期待しちゃおう。

さてさてパイナップルは2番手という重責をものの見事、余裕綽綽に果たしていました。

こちらも地元・札幌からの出演。

今までに何度もSTAと同じ色々なイベントに出演していたのですが、残念なことに曜日違いだったから、私が観るのは今回で2度目。

セットリストも「カワイ子ぶりっ子全盛期」の作品で網羅されているんだから、自ずと目じりが下がってくるというもの。

どの曲も光り輝いていて素晴らしいねえ。

なんたってこの日の出演バンド中、唯一純粋にアイドル色が濃厚なだけに、ジックリと拝見させていただきましょうか・・・・。

もちろん感染対策も万全に。

ステージ上にはパーティションやビニールの幕はなし。

ライブは去年の2月「小樽公会堂・雪明りの路(土)」そして先述の12月「小樽運河プラザ~お気楽イベント」以来なんだそうですよ。

年齢不詳の(!?)編成をば記してみましょう・・・・・

5人編成

VO/しっちゃん。G/タカヒロくん(2トーンサンバーストのストラトキャスター。メイプル指板。ピックアップはSSH)。B/佐藤くん(黒いヤマハの5弦がトレードマーク。ローズ指板。渋くフィンガーピッキング)。KB/じいちゃん(ヤマハMO8を使用。一人だけ真面目にマスク姿)。DR/みょうてんくんと言う布陣。はい、そうです。ドラマーのみょうてん君は数年前にマサが新札幌FM番組にSTA代表としてゲスト出演した際に大変お世話になった方。

彼のパワフルなドラミングは定評あるんだよ。久しぶりの再会だったけど相変わらず元気いっぱいでなによりだ。

彼はサウスポーなんだよね。そのセッティングだけでも見栄えがかっこいい。

札幌のフィルコリンズ、イアンぺイスだ!

叩き出すサウンドは爆音そのもの。

一聴しただけで誰もがそのパワフルなドラミングに度肝を抜かれること間違いなしだよ。

マスク姿はベースとキーボードの2人のみ。

6曲を披露。

な、な、なんと12月のセットリストから総入れ替えを図ってきた。

したたかなるバンド。

さあ、それではいってみましょうか!!

 

「ノースウィンド」からスタート

(1980年12月1日にリリースされた2枚目の同名アルバムに収録。もちろんアルバムはオリコン週間1位を記録!シングルカットはされていません。グッとマニアックなセレクション。)

さすが80年代アイドルブームの火付け役だけあって、一味も二味も違うよね。

それをしっちゃんは堂々と、無垢で伸びやかなる声に込めて歌っていました。

表現力も度胸満点で大したものだ。臆することもなく、まさにパーフェクト。

程好いポップなメロディラインが、何度も心をくすぐってくれて気持ちいい。

爽やかこの上ない風が吹き抜けている様は微笑ましい(季節的にはちょっとな・・・・・選曲だけどね‥‥笑。このアルバムは秋から冬にかけての移ろいをイメージした内容を盛り込んで網羅されているのだ)。

メンバー達の顔ぶれから察して、多分皆、聖子ちゃん世代の熱狂的なフリークなんでしょう。

男女問わずに絶大なる支持を受けたアイドル界の女王だもんなあ。

メンバー全員が縦横無尽に嬉々としてリスペクトしながら演じています。

 

2曲目に入るところでちょっとドタバタとトラブル発生!・・・・あわてつつも「気持ちだけ先走ってしまった(笑)」

では仕切り直しで・・・・・・

「明るい曲いきます!!・・・・・白いパラソル」

王道路線炸裂だ!

(1981年7月リリース。6枚目のシングル。当然のことオリコン週間1位を記録)

またまた掟破りなことを・・・・・(笑)。狙ったなあ。確信犯。

これは明らかに反則技だね(笑)

もう理屈抜きにウキウキで最高の気分だ。下手な能書きなんか消し飛んでしまう勢い。これもアイドルソングだからと言って、たかをくくっていたら、思い切り足元をすくわれるよ。

演奏も歌もすこぶる難易度強なんだから。

しかし全てにおいて、クオリティの高い楽曲だなあとつくづく思います。

歌詞、アレンジにいたるまで。

だって大御所の松本隆、チューリップの財津和夫コンビの作品なんだもん。それも頷けるというもの。

星の数ほどデビューしては消えていくアイドル達の中でも、聖子ちゃんはすでに別枠のポジションを確立しているね。

曲の一つ一つの完成度も崇高すぎる。

琴線をビンビンに振るわせ続けてくれる。

出だしの「お願いよ~!」というセリフ一発でハートをキュンキュンと射抜かれてしまう。

決めの振り付けを思いっきり真似ようとしている、往年のギャル達(死語)も出現。

照明も思いっきりキュートな雰囲気を醸し出すべく綺麗にキラキラきらめいていたよ。

美しい光景だ。効果絶大、大成功。

聖子ちゃんカットの女の子って最近では全く見かけなくなったけれども、(当たり前だ)あのヘアスタイルはとても可愛いのになあ・・・。

いきなりあの髪型が復活したりして・・・なあんて考えていたら一気にエンディングを迎えてしまった。

 

「はい、こんばんは!パイナップルです。よろしくお願いいたします!第55回フレンズ・ライブにお声をかけていただき彦さん、ありがとうございます。とっても嬉しいですよ。」

拍手が沸き起こる中で「あなたに逢いたくて~ミッシング・ユー~」

1996年4月22日にリリースされた通算40枚目のシングル(両A面仕様)。ミリオンを記録するほどに大ヒット。オリコン週間堂々の1位。

なんたって聖子ちゃん本人による作詞、作曲なんだから、それも十分に納得。説得力があるはずだ。

現在までにおいて唯一のミリオンナンバー。紅白にて大トリでこの曲を熱唱してもいる。

ピアノによるイントロだけで、もうグッときちゃうなあ・・・・心に染み入るバラード永遠の傑作だ。

種を明かせばここいら辺のアレンジはAOR期のシカゴそのもの。というよりもデヴィッド・フォスター節全開。

ヒットメーカーの手腕がてんこ盛り。それを参考にしてるのは火を見るよりも明らか。

それはともかくも、別格のアイドルたる実力をこれでもかあ、というほどに誇示してくれたターニングポイント。一気に聖子ワールドを見せつけてくれた。

ものすごいゴージャスな大作。

しっちゃんは己の楽曲のように吸収し、ナチュラルな雰囲気を漂わせながら心を込めて懇切丁寧に披露してくれました。

それほどの難曲なのにたいしたもの。

何度もいうけれど、バック陣のプレイの上手さも特筆ものだ。

とかくこのようなじっくりと展開される曲ともなると、ちょっとした気のゆるみで何度もほころびが露呈するというもの。

ところが凄腕集団ゆえに的確なるテクニックを紡ぎだすさまには舌を巻いてしまった。

ギタリストはフュージョン系の猛者。ワウワウペダルやスライドバーを駆使したソロでも、いぶし銀の様相を呈していたよ。

恐るべしだ。ドラマティックなスケールのあるアートチューン。

ちなみに聖子ちゃんのカバーバンドってたいていは膨大なヒット曲を羅列してはじけまくるものなんだけど、このバンドはアルバムに収録されている隠れた名曲も積極的に取り上げているんだよね。その趣旨には好感が持てる。

エンディングでは再びしっとりピアノの旋律でクロージング。

先述どおりミョウテンくんのドラムはボンゾ丸出し(笑)

まだハードな曲ならばいいけれど、静かな曲で轟くボトムが半端ないくらいドテッパラに食い込んでくる。

ミキシングがその辺りを強調しているようで、後日ミョウテンくんにそのことを伝えると「そうだったんですか!?」と驚いていた。聖子とボンゾのコラボレーション。

なんでもミョウテンくんは譜面を見るためのライトを忘れてきたらしく、相当に苦労したらしいよ・・・・あらら~~・・・。

 

しっちゃんからの懇切丁寧なるメンバー紹介に続いて、次の曲へ・・・・。

「次にお送りする曲はとっても有名ですよ・・・・ハートのイアリング」

1984年11月1日発売19枚目のシングル。アルバム「ウィンディ・シャドウ」にオープニングとして収録。

オリコンチャート1位を記録。

松本隆と佐野元春による作品。初参加の佐野は「ホーランド・ローズ」というペンネールで作曲。

歌詞の内容は失恋ストーリー。

でも暗い進行は皆無。カラッとした突き抜け感がほどよく明日への希望に満ち溢れていて元気をイッパイもらえそう。

非常に完成度の高い、コンサートにおけるハイライト曲。

まずはハイハットによる繊細なる刻みからスタート。追随してキーボードによる荘厳な響きが彩を添える。パーフェクトだねえ。一挙手一投足に思わず唸ってしまいます。各自が熟練の技で鎬を削る。

パイナップルのバンドもフロントの紅一点シンガーを前面にフューチャーしつつも、しっかりとバックでは的確なサウンドで固めて安定感が抜群だ。

主張するところはしっかりと主張しているしね。

まさにつわもの揃いだ。こんなアンサンブルに支えられていたら、しっちゃんも何の気兼ねなく歌に集中できるというものさ。

 

本当はメドレーだったんだけど譜面の順を間違えたメンバーがいたので一端停止。

「オーケー!!(笑)」

気を取り直して再開!

「風は秋色」

(オリコン堂々の1位を記録した1980年10月1日リリースの通算3枚目のシングル。オリジナルアルバム・ノースウインドウに収録。化粧品のコマーシャルソングに起用されていた。2000年代に入ってもコンサートのセットリストにお目見えする機会が多いスタンダードナンバー)

申し分なきセレクションだ。

聖子ブーム真っ只中に放ったお約束の名曲をセレクションとは、なかなかにツボを得たこだわりどころが憎い。

これってまたもや秋の情景・・・・・にも関わらずキュートで爽やかこの上ない・・・・・。

聖子カラーに染まると、このように仕上がるんだね。

(多少、強引だけど・・・・)

満を持してここで、渾身のギター・ソロが飛び出した。

歯切れのよいコード・カッティングもさすがだ。センスの良さに唸ってしまったよ。

おお!転調したら益々熱狂の度合いが増してきたよ。

エキサイトした観客が、リズムに乗って体を揺らしたり歌メロを口づさむ。

電飾付きのタンバリンを頭上高く振り上げて叩いている人も出現。

口笛もピューピューと吹き鳴らされている。

このように多種多様なる光景に浸れるのもイベントの醍醐味の一つ。

 

「ありがとうございます!たくさんの手拍子をいただきまして私は感動に打ち震えております。途中で歌詞がわからなくなってしまいました(笑)。

聖子ちゃんの秋っぽい曲ばかりでしたがいかがでしたか?

去年は本当に大変な年になってしまいました。ライブもあまりできなくて寂しい限りです。

主催の皆さん、本当にご苦労様です。

それでは早いもので最後の曲に参りたいと思います。これ知っていますか?聞いてください・・・・・ジュテーム・・・・」

(1981年5月21日リリース3枚目のアルバム・シルエットに収録。B面2曲目。これはシングル曲ではありません。本人もファンの間でも非常に人気のある曲)

膨大なるヒット曲の中から厳選するのは、さぞかししんどかったことでしょうね。

聖子ちゃんのカバーライブをやるからには、この何倍もの時間が欲しいくらいだ。

思い切りアップテンポのリズムに身を委ねてノリノリにぶっ飛んじゃおう!余力を振り絞って迫ってきましたよ。誰の胸にもキュンキュンと染み入る不滅、珠玉のJ・POP真骨頂だ。

もうこれだけでも鋼の涙腺が崩壊寸前。

青春時代の甘くほろ苦い思い出が蘇ってくる。

みょうてん君もここぞという時にすさまじきフィルインで豪快極まりないくらいに、美味しいところをかっさらっていく。

それに触発されたのか、ギターソロでは満を持して爆発。

伝家の宝刀とばかりに指板上を疾走する超高速弾きにアーミングを交える。「ギュイーン!!」

続いてはキーボードが鍵盤の魔術師のごとく滑らかに上下しながら速射砲マシンガンのように音符を打ち鳴らす。

しっちゃんもそれに負けないくらい、感情移入して熱唱を繰り広げてくれます。

観客もステージ前方にまで飛び出して行って踊り狂いたいんだろうけど、このご時世だけにジッと我慢。

ここでは仕方ないから静かにジックリと、とろけてみましょうよ。

締めくくりは華やかなるフィナーレで大団円を迎えることとなりました。

「ありがとうございました。パイナップルでした!!」

本当にお疲れさまでした!汗びっしょりで心地よき疲労感に満たされていて皆幸せそう。

 

「いやあ~、フレンズ・ライブVOL,55っていいもんですねえ~!」(水野晴郎風に)

BGMはクイーンの「愛という名の欲望」

 

****これにてライブ・レポートPART,3は終了!でもすぐに続きを書きますよ!!しばしお待ちくださいませ!!****

 

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Record boom(chicago)

2021-03-23 18:29:50 | CHICAGO

レコードがブームになっている

最近、日本でもレコードがブームになっているというニュース、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

レコードは1980年代のCDの発売と、その後の音楽配信サービスの開始により、オーディオマニア向けの商品を除いてほぼ姿を消しかけていたのですが、2006年ごろから英米のアーティストがレコードの形態でのアルバムを出しはじめ、2008年にはアメリカで「レコード・ストア・デイ」というイベントが開かれました。レコードショップとアーティストとファンが一体となったイベントは好評を博し、以来毎年4月の第三土曜日に開催されるようになりました。現在では世界23ヶ国でイベントが行われ、当日発表される新曲とか、限定グッズや限定アルバム、インストアライブなど、よりアーティストとショップ、ファンをリアルにつなげるフェアになっているようです。もちろん日本でも行われています。
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VOL,179 FRIENDS LIVE55 In SOLID(マ・シェリ編)

2021-03-23 11:41:52 | Live Set List

会場内に華麗に流れるBGMは今話題のアニメ「鬼滅の刃」からLiSAが歌う「紅蓮華」

狙いは的中!皆、鼻歌混じりに口ずさんでいるよ。

ステージ上に備え付けられている機材類は一流ブランドの最上機種ばかりだ。

ベースアンプはアンペッグ。

ギターアンプはローランドの何にでも対応可能なる頼れるロングセラーJC-120

マーシャルJCMハーフスタック(SPはTOPのもの)

ドラムセットはパール製。シェルはブラック。

換気とサウンドチェックも含めてバンドの入れ替えには25分も用意されています。

余裕をもって進行。多少は巻きになるかも・・・・。

まあ時間のことでピリピリせずプレイにリラックスしながらも100%専念できるということはけっこうなことだ。

 

1,17:00~17:30

マ・シェリ

J-POP

地元・札幌からの出演。

初々しくも若さはじける4人編成だ(残念ながらギタリストは欠席・・・・)。

普段は札幌を拠点に活動中。

他のバンドメンバーたちはステージ以外、各自バラバラにくつろいでいるものだけど、マ・シェリは楽屋でも仲良く横並びに着席していて、ずっと語り合っていたのが印象深かったよ。チームワームが鉄壁な証拠さ。

バンド名からもお判りでしょう。椎名林檎と東京事変をレパートリーとしています。

残念ながら椎名嬢のソロ曲「マ・シェリ」は時間の都合上演奏されませんでしたが・・・・。

ちなみに「マ・シェリ」とは「私のかわいい人」という意味なんだそうです。

それはともかくも、椎名嬢の楽曲は超がつくほどに中々一筋縄ではいきませんよ。

流行に便乗して結構カヴァーするバンドが多いけど、ちょっぴりと残念な形に終始しているんだよね。

でもこのバンドはただでさえオープニングアクトという重圧があるのに、それらをいともあっさりと吹き飛ばすほどに克服してくれました。頼もしき存在。今後の活動状況が楽しみでもあり要注目株だよん。

メンバーの内訳は・・・・・ドラムスはツカサ君、ヴォーカル&ギターにトモちゃん(赤いボディカラーのビルローレンス森高千里モデル!リッケンバッカーシェイプ。当時は男性ファンたちにも付属特典のポスター欲しさに飛ぶように売れたものだ)、キーボードがアキちゃん(KORG KROSSを使用)、そしてベースがウミ君(渋い黒のフェンダー・ジャズベース使用。ローズ指板)だあ!

トモ嬢は「音が良くて気持ちよかった!」とのこと。

良かったね、クボタくん!!

このバンドとはつい先月にも小樽公会堂で対バンしたばかり。

だから手の内はある程度把握しているつもりだったけれども、更なるスケールアップを図ってきて驚愕。

ギターレスで相当に大変だ(どのパートが欠如しても同様だけど)。

STAも以前小樽ライブ本番当日に急遽ギター不在の事態に陥った経験があるだけにその気持ちがよくわかる。

心中お察し申し上げます。ところが当の本人たちは至ってクールかつ楽しそうにこなしているではないかあ!!??

これは只者ではない。各音の輪郭がよりクッキリと浮き上がっていてタイトな響き。

曲が曲だけにその辺は力業で一致団結克服して乗り切った。というか全く違和感なく不覚にも心地よいサウンドに酔いしれてしまった。マ・シェリ恐るべしだ。

それもそのはずでここのメンバーたちは他でも色々と活動中。

トモちゃんはお馴染みザードのブレッツア・メンバー。この日はもう1つ掛け持ちだもんね。

マルチプレイヤーなんだよ。

リードボーカル以外にもコーラスガール、ギター、サックス、グロッケンまで巧みにこなしてしまう。

麗しのリーダー・アキちゃんも現在4バンドに在籍。

STAのメンバー達とも交流があるアクティブウーマン。オフステージでは笑顔を絶やさない癒し系のレディだけど、いざステージにスタンバイすると頼もしき存在で場を一手にキリリと取り仕切るのだ。

さてさて、主催者でもある彦ちゃんが現れて、まずはこの日の注意事項やイベント趣旨などを中央マイクに向かってコミカルに交えつつも(天然…!?笑)アナウンス後いよいよライブスタート宣言!

 

「よろしくお願いします。1曲目は……椎名林檎で群青日和!!」

2004年9月8日発売のデビューシングル。

アルバム「教育」に収録。

オリコン週間2位を記録。

開巻からトモちゃんによるギターストロークが刻まれる中を妖艶なる幕開け。

詩がこちらサイドのハートに遠慮なくグサグサと突き刺さってくる様は圧巻。

一語一語が心なしか爽快で強烈だ。バックボーンの情景がいやが上にも淫靡に浮かび上がってくるのだ。いろいろな意味にもとらえられるストーリーが秀逸。

恐るべし才色兼備の椎名林檎嬢。そのジェットコースターのごとき変化に富んだ複雑なる楽曲をクールな表情を浮かべつつ巧みにこなすマ・シェリ。

私が椎名嬢を知ったのはほとんどの人たちがそうだと思うけど「ここでキスして」の大ヒットから。

宇多田ヒカルと双璧をなすカリスマ性で、すでにかっこよく君臨していた。

天才職人ベーシスト亀田誠治氏の手腕も随所で光り輝いている。

テクニシャンのウミくんは細部にわたってそれらを忠実にプレイ。

ツカサ君とともに貫禄のボトムキープにて更なるパワー・グルーブを阿吽の呼吸で演出。

トモちゃん以外マスクを着用しているけど呼吸は苦しくないのかなあ・・・?と余計な心配をしてしまった。

 

そのツカサくんによるスティックカウントから、東京事変5枚目のシングルで「キラーチューン」

2007年8月22日発売。アルバム「娯楽(バラエティ)深夜枠」に収録。オリコン週間5位を記録。

タイトル通り必殺のサウンドエナジーが炸裂する。

歯切れのよい愉快痛快なるアップテンポナンバー。でも単純明快なポップロックに収まらないところがしたたかなる東京事変。

危険この上なき仕掛けがあちこちに張り巡らされている。次々に軽々と鬼門をクリアしてゆくマ・シェリ。

これってある意味ではプログレッシブ。

トモちゃんがギターを外して速やかにハンドマイクスタイルへチェンジ。

物おじしない佇まいが好感度高し!堂々たる振る舞いは圧倒的だ。

アンサンブルも不敵な面構えで進行。

キュートなトモ嬢は相当に新名林檎フリークのようだ。

リスペクト精神がそこかしこに滲み出ています。

トリッキーなるベース・ソロも鮮やかに彩りを添える。研究熱心なのが如実に伝わってくる。

日頃から鍛錬を積んできたモノが花を開いた瞬間だ。

努力は決して裏切らない。血と汗と涙の美しき結晶。リズムセクションのコンビネーションもバッチリ。

肝ともいえるセンス良きパワフルでリズミカルな疾風のごときドラミングに引き続き、軽快なる鍵盤さばきのアキちゃんが常に引き締め役を一手に担う。

オフステージでのニコヤカなる雰囲気はステージ上では完全に封印。チャーミングな頼もしきキーボーディストに徹しています。

 

「改めまして、こんばんは!・・・あ!?・・・・初めまして。皆さま(笑)マ・シェリと申します。え~とですねえ、世の中こんな状況ではありますが今日は最後まで頑張りますので、どうぞよろしくお付き合いのほどお願いいたします!

次のライブは4月11日にススキノ810です。無料配信みたいなものをやっているみたいです。

YOU TUBEホームページからぜひチャレンジして見てください。

それでは次の曲にいきます。怪しい大人の行いの歌です(笑)」

 

  3曲目「秘密」

意味深なタイトルのこちらも東京事変から。2006年2枚目のアルバム「大人(アダルト)」に収録。

いかにも椎名嬢らしい楽曲だなあとしみじみ実感した。

ベン・フォールズあたりを彷彿とさせる、ハードかつアグレッシブなタッチのピアノロック。

ここいら辺はアキちゃんの真骨頂。満を持して伝家の宝刀を惜しげもなく大胆にね。まるで女性版ジェリー・リー・ルイスを見ているようだ。

嬉々として鍵盤上を指先が滑らかに舞っていましたよ。時には虎視眈々とふてぶてしく、時には怒涛のごとき豪快に、時には抒情的に軽やかに奏でてくれる・・・・・。

ピアノの一音一音がまるでプリマドンナのようにホップステップジャンプしてはじけまくる。

エッジの効いたベース・ランニングソロも聞き応え満点。

ウミくんは曲調によってフラットピック使用やフィンガーピッキングに切り替える。その振り分け方の妙技はお見事の一語に尽きる。

ここでも亀田氏によりジャジーなるアレンジワークが冴えわたる。

全体に何場面にもわたる演劇風な展開が施された実験的要素が満載でひじょうに面白い。

並外れた才能の集まりだけにここでも一気に見せる、繊細に聞かせる、誘うように躍らせる、ノリノリに惹きつける!

巧みによくぞここまで再現しているねえ、と感心しきり。

濃厚なるエロスが漂う歌詞でありながらも潔ささえ伝わってくる難攻不落な世界観。

エキセントリックなまでに偏執狂的でデンジャラス。無意識のうち癖になりそうだ。

もうここいら辺でバッチリと掴みはオーケーでしょう。

アクの強い楽曲なんだけどねえ。

ボーカル以外のメンバーたちはマスク姿。

ボーカルも飛沫の飛翔を意識しつつも熱唱。はやく自由自在にステージ狭しとばかりに心置きなくパフォーマンスできる日が来ることを皆で祈ろう。

ハイタッチ、必要以上の観客への煽り、メンバー間の接近、鳴り物使用や声援、密集は厳禁なんだもの・・・・。

それはどこでも同様なんだけど、もうしばらくの辛抱だよ。

ボーカルのトモ嬢は曲ごとにギターを装着したり外したりと忙しい。この辺へのこだわりも椎名仕込み。

 

「今日は寒いね・・・・」「寒いよ~~!」「ありがとうございます!!(笑)私たちは東京事変や椎名林檎のカバーをやっているのですが次の曲・・・ギブスではぜひとも優雅な鍵盤に酔いしれていってくださいませ!!」

トモちゃんがそっとギターを肩から外してスタンドに立てかける。

再び個性派シンガーソングライター椎名林檎5枚目のソロ曲。

2000年1月26日発売。オリコン週間5位を記録。2枚目のスタジオ・アルバム「勝訴ストリップ」に収録。

椎名嬢初の記念すべきバラードソング。デビュー前に交際していた相手宛てに書かれた作品。

初期の頃からよくステージで披露されていた。

ここでも名手・亀田誠治氏による冴えわたる手腕に感服。

イントロではアキちゃんによる哀愁の旋律が思わず涙腺を緩ませてくれるのだ。トモちゃんもよりエモーショナルにセクシーヴォイスを振り絞っての追随。

アキちゃんの愛して愛してやまない大好きなナンバーなんだよね。

カバーするマ・シェリのメンバーたちも陶酔の表情。

ところがそうは問屋が卸さなかった!

瞬間、不意を突いたかのように物凄いノイジーな音壁が押し寄せてくる様は騒然だ。鬼気迫るくらいに轟き渡る迫力とはまさにこのこと。鳥肌が立つ思い。

じっくりと身を委ねて曲に浸りきってみるのも一興。マ・シェリの虜になった輩もちらほらと見受けられます。

バック陣のメリハリあるアクセントが出色の完成度を誇っている。

それだけの自信がなければとてもじゃあないが、この曲には取り組めないでしょうよ。

いやはやなんとも刺激的な体験をさせてもらいました。

浮遊するようなトリップ感が半端なく強烈。数々の音符がそこいら中に漂って見えるようだ。

 

「え~と風邪の予防はしっかりとしてくださいね・・・・・・永遠の不在証明」

再び東京事変から。2020年リリースのアルバム「ニュース」に収録。

歌姫・椎名林檎の作風が冴え渡る。

同年2月29日の土曜日に先行配信。劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」主題歌。

非常にスリリングな曲調がご機嫌。この手の類は東京事変にとってはお手のモノらしいよ。したたかなるバンドだ。

で、マ・シェリも懇切手寧エキゾチックに披露。

抑え気味にささやくような序盤から徐々に爆発していく流れもすこぶる絶品。

曲の要所要所ではしっかりと各パートの見せ場をふんだんになまめかしく盛り込んでもいましたよ。ドラマティックなムード作りの攻防もポイント高くて秀逸だね。

しっかし、椎名林檎が作り出すメロディって唯一無二の存在。

それはタイトルや歌詞、衣装、ステージングにも言えることなんだけど。そこに亀田氏がタッグを組んでいるんだから最強だ。

マ・シェリの面々も各パートごと真面目に責任をもって取り組んでいるから、緻密に構築された独創的ないぶし銀の空間が如実に生み出される次第。

一度引き込まれたらもう病みつきになって2度と抜け出せないなあ、この火花散るほどの魅力に痺れちゃったらさあ。

ところで椎名林檎の前世って誰なんだろう?・・・・などという永遠のちょっとミステリアスな疑問がふと脳裏をよぎった。

 

「次でラストです。よろしくお願いします・・・・」「ええ!!??~~~」

「(笑)私たちのことをこれからも応援よろしくです。この後にも素敵なバンドが続々と出演しますので楽しんでいってください・・・・・東京事変で・・・・・透明人間!!」

2006年発表。アルバム「大人」に収録。

この曲、先月は時間の都合上割愛されていたね。こんないい曲が聞けないなんてもったいないな。

あ、ピンクレディのじゃあないよ、それはわかってるね(笑)

マ・シェリのステージ締め括りには飛びっきりもってこいのヘヴィーさだね。アクティブ志向の賑やかなるフィナーレソング。

椎名流ロックンロール宣言を提示。

当然だけど歌詞が相変わらず奇々怪々でユニークこの上ない。

手拍子の要求にオーディエンスも即座に応える。会場中が一体化した瞬間だ。コール&レスポンス。

これぞライブならではの醍醐味。

トモちゃんの相棒ミーちゃんは客席最前列センターにて元気いっぱいに頭上高く隠し玉のフラッグを振り続けている。

これ本家本元の林檎さんが実際に行っている営みさ。

だからというわけでもないでしょうに、異様なくらい和気あいあいの光景。

アキちゃんのピアノも一触即発気味なほどに鬼気迫る熱き迫真の音数で雪崩込み。

アキちゃんいわく「ビキビキ!!」にはじけまくって転げまわる。

まだまだ足りないよお、とばかりにもっと陽気でコケティッシュに攻めまくり。

ピカピカ電飾付きにタンバリンを一心不乱に叩き続ける猛者も出現。熱狂の嵐が吹き荒れる。

ホンのわずかの余力を残すこともなく一生懸命思う存分に頑張りました。完全燃焼、真っ白な灰になるほどに。

達成感に満ち溢れていてメンバー全員の表情も輝いている。お疲れさん!!

残雪もその熱量で溶けちゃいそうだ。

暗く陰鬱なる世の中にとっても素晴らしい一筋の光明を見たような気がします。

「ありがとうございました!!」

****ライブレポートPART,3へと勢いそのままに続くよ!!****

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hug the princess(chicago)

2021-03-23 08:48:44 | CHICAGO

お姫様だっこ/お姫様抱っことは、日本語において、抱っこから派生した「抱きかかえること、抱きかかえられること」の一形態を意味する、比較的新しい言語表現の一つ。 ウィキペディア

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VOL,179 FRIENDS LIVE55 In SOLID

2021-03-23 06:26:22 | Live Set List

2021,3,21(SUN)

新型コロナウィルス感染の猛威はいまだ猛威を振るっていますが、徐々に光が見えてきた感じ。

春到来とともにバンドイベント関連も賑わいの兆しをみせてきました。

もうひと踏ん張りしたら希望を持てるというもの。

ポカポカ陽気に誘われて音楽好きの連中はそろそろ居ても立っても居られないとばかりに落ち着きがなくなってきてるね。

雪もだいぶ溶けてきてようやく待ち焦がれていた薄着に衣替え。

多方面にわたってアクティブに皆の心もウキウキと活性化してきた。

このまま勢いにのって以前の生活リズムに戻れることをただ祈るばかりだ。

 

さてさて、我ら北国唯一無二の存在でもあるブラスロックバンドSAPPORO TRANSIT AUTHORITY今年2回目のライブが無事に終了しました。

今年は去年色々とトラブって結局は6回しかステージに立てなかった鬱憤も含めて序盤からぶちかますつもりだったのに、1月、2月と決定済のライブが中止、もしくは延期の憂き目にあってしまい出鼻をくじいてしまった。

まあ、それはそれで仕方がないので各自水面下にてイメトレを重ねつつも虎視眈々と来るべきその日に向け精進を重ねていました。

今回の会場はもう何年も前から出演を熱望しながらも実現叶わず指をくわえ続けていた所。

しょっちゅう新道沿いを走行中や真向いのガソリンスタンドで給油しながらもきっといつかは・・・と思いを巡らせていたら遂に実現の運びとなりました。嬉しいなあ!

数ある市内ライブハウスの中でも本格派としてその名を轟かせている「ソリッド」

機材、照明、スタッフ、舞台、音響、楽屋、ロビーそしてスタッフとどれをとっても申し分のないくらいに素晴らしい箱だ。

出演したバンド達も口を揃えて大絶賛していたもんね。

元々は7年ほど前にヘヴィーメタル系を中心にオープンしたのだそうです。

でも最近はオールラウンドに開放している模様。

地下鉄駅から徒歩2分と恵まれた立地。

ステージも程よい高さと広さ。

楽屋はこの日すべてのリハ用スタジオを楽屋として開放。

迷路のように曲がりくねり昇り降りのある入り組んだ通路もユニークな仕様だけど2バンドずつ楽屋を用意してくれていて贅沢な気分に浸れた。鏡張り、エアコン、ハンガー、椅子、ごみ箱、テーブルなどなど至れり尽くせり。

しかもだよ、出番直前のバンド用に別室まで備え付けてあるし(洗面所付。その部屋の窓のカーテンを開けるとステージが見下ろせるのだ)

なんでもここのオーナーの本業はレースなどの車関連の経営者だそうで、よくよく見渡してみたら工場っぽいごつい鉄骨が随所にむき出し。

ロックっぽい雰囲気でアドレナリン噴出しそうなムード(笑)

外気の温度は日に日に上昇しているんだけど、この日は天気予報大当たりでめちゃくちゃに肌寒い・・・・。

体調管理をしっかりしないとやばいくらい。

私を含めてけっこうこのライブハウスに住まいの近いミュージシャンが多い。

午後3時半くらいに現場へ到着。すでに数台の車が駐車していて機材搬入中。

まずはSTAFF、お馴染みのバンド仲間たちにご挨拶。

イベント主催者は我が盟友の彦ちゃんだ。

彼とは15年ほど前にお互いがバンド結成直後、同じ練習スタジオで知り合って以来の付き合い。彼はチューリップのテイクオフ、私はもちろんSTA。

ジャンルこそ違えど同世代として共通する音楽の趣味で意気投合。

切磋琢磨し合って数えきれないくらいに対バンを重ねてきました。

だからこそ人脈も膨大。この日の出演バンドはどこも気心の知れた仲間ばかり。

最初から最後まで、それこそ本番開始前から和気あいあいと賑やかなひと時が流れたのだ。

もちろん感染防止対策はバッチリ。

久しぶりに楽しい空間を味わえたよ。

感謝感激だ。ありがとう。

と、のんびりしてはいられない。

何度も階段を駆け巡りながらの打ち合わせ。これだけでも程よき運動だ。はやくも汗をかいてしまったさ・・・・。

1ステージを終えた気分・・・・。

STAのセットリスト、編成表、パート別メンバーの詳細、ワイヤレス周波数帯域などなどを手渡す。と、ここでとっても懐かしい人に再会した!

な、な、なんとヴィニーズのクボタくんだ!

マスク姿で最初は気付かなかったんだけど、クボタくんのほうから挨拶してくれてビックリ。

サプライズ!

元気そうでなによりだ。

そうかあ!ソリッドで勤務とのこと。

これは心強い!STAのことを熟知しているクボタくんがいたら鬼に金棒。大船に乗った気分。

STAFFの方たちも懇切丁寧に作業を進行。

STAホーン隊のマイク、立ち位置等々のチェック。

マサが使用するワイヤレスも実際にミキサーに手渡して事細かに音出し。

クボタくんのご厚意でレクサー1Uベースワイヤレスレシーバーはアンプヘッド上に設置完了。

ステージ前方は2メートルの距離でチェーンで柵。スタンディング床にも一定間隔にテーピング。

トップのバンドはすでに念入りなリハーサル。

慌ただしくタイムテーブルは経過していく。

楽屋ではチューニング、着替え、ウオーミングアップ、談笑にとそれぞれがリラックス。

ドンドンとバンドが集結してきたよ。

待ちきれないお客さんたちがはやくも駆けつけている。

OK、準備万端整いました!レッツゴー!!

 

 

 

 

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