THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

back light(chicago)

2021-03-28 23:36:10 | CHICAGO

逆光は、撮影において、カメラのレンズが光源の方向、またはそれに近い方向に向けられた状態を言う。 レンズの特性によりレンズフレアと呼ばれる影響が出たり、光と影のギャップが激しくなるため、露出調整が通常より難しくなる。 女性等のポートレートでは強い陰影を嫌って逆光を利用することが多い。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

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とまどいトワイライト 豊島たづみ EP たとえば、愛 主題歌

2021-03-28 23:32:31 | free form space

ちょい前にCSで繰り返し放映していた「たとえば、愛」
70年代の連続テレビドラマ。
脚本は倉本聰。
これ何故かいまだにDVD化されていないらしい。
主演は大原麗子。
なんと深夜ラジオDJ役。
あのハスキーでセクシーな甘い声で囁く。
共演に原田芳雄、津川雅彦。他にも凄い俳優がずらり。でもほとんどの人が故人なんだよね…。
桃井かおりが新人DJとして参加。
意外なのが荒木一郎!
モロに軽いノリの業界人を嬉々として演じている。
石田えり、三田村邦彦がこれテレビドラマ初出演の作品。

「とまどいトワイライト」
主題歌を阿木燿子、宇崎竜童作品で
豊島たづみが歌っている。
この人の名前を知っている人って 大体年がバレちゃうよね!😅
数年前から活動再開しているそうです。

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MEAL(chicago)

2021-03-28 21:45:16 | CHICAGO

食事(しょくじ)とは、基本的に生命維持に必要な栄養素を摂取するために、日々習慣的に何かを食べること、そこから転じて、その時食べるものを指すこともある。 「衣食住」「食」にあたる。 「衣食住」「食」にあたる。 口語では「御飯(ごはん)」呼ばれる。

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VOL,179 FRIENDS LIVE55 In SOLID(S・T・A編2)

2021-03-28 20:55:11 | Live Set List

****さあ、もう泣いても笑っても正真正銘の最終盤に突入します。もうお約束の展開であれが飛び出しますよ!息の根が止まるから覚悟のうえでご用心をば****

残響音が不気味に果てしなく支配する。

その余韻を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)ドンドンと日も長くなってきたから、まだこれをやるにはかなり早い?・・・・・・それでは極上のミッドナイト・ソングで締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

スバルを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」

驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。

その上、しきりに楽器を振っている。

ギターも、これ以上ないほどに過激に攻め立てる。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、ヤスも問答無用にシンバル類総出で

便乗する形にて熾烈になぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、ニシヤン参戦でリズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスーパー・スペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつも大奮闘。

なるほど心強き存在感。

白熱するホーン隊は拳を突き出すタイミングが絶妙。

スバルもセクシーポーズでエキサイティングなコーラスを披露。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って

「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。

もうこれが本当にラストだと察してか、余力を振り絞って全員グチャグチャでどこもかしこも必死です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサはブラス隊の目前にまで駆け寄って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて中央で両膝ついて、気迫のヴォーカルを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。

締めはエフェクター設置スペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。これも究極のフィンガリングで完成形とみた。オフステージの時にマサは西やんに言った。テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。)。

そしてクニが近年ギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。トドメはきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなアルト・サックスで対等に渡り合うミキティ。

麗しきレディが在籍しているという贅沢さが良い方向に作用しているようだ。

男顔負けの存在感も誇っているのだ。ウカウカしてなどいられないよ、野郎ども!

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。恍惚の領域に到達したのではないか!?

これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。

メンバー達が色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴(クニ曰く)ならではの持ち味のひとつだね。やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明もSTAのメンバー達を追うのが大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにと希望提出しておきました)。

エンディングではベースのネックを天高くに突き立てホップステップ。

そして眼前のモニタースピーカーに弦を擦り付ける(楽屋で彦が、あれをやるとフレットが傷だらけになったとこぼしていた。そこはちゃんと冷静に場所を考えているんだよん)

ベースギターを肩からはずして、マシンガン乱射のポーズ。

ここだけの話、出陣の際に可愛いアキちゃんから「最後はベースで私を撃って!また射抜かれたいんです!」とキュンとくるメッセージを受け取りました。

当然、正面のアキちゃんめがけて射撃しちゃったよ💛狙い撃ちさ!ハートにズバリ命中!!!

というわけでしてノリが最高!やはりこうでなきゃあね。

ダメ押しとばかり、片足上げて思いっきり床に振り下ろした。「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

アッという間の出来事。疾風のごとき。心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくるところが癖になりそうだ。

「ありがとうございました!また会いましょう!!」

身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。

アッという間の30分が過ぎ去った・・・・・いい汗かいたね。

この会場は私を含めて初のメンバーらもいたけれども、なんとかかんとか無事に終えることができました(スズケンはSTAが初!)。

十分に満足してもらえたかな!!??・・・・・YES I CAN!!

またすぐにでも、STAはライブのため戻ってきたいですよ。

それまではお楽しみとしてとっておこうよ。痺れるようなかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。

 

very special thanks to・・・yukarichan&zukky&kumakun&akkychan&akichan&tsukasakun&tetsu&marichan&masaikun&hikochan&ructyu&staff&myoutenkun&iku&kei&michiko&tomochan&sa-ya&maokun&minorin&mucthan&uemurakun&kim-kim&mi-chan&nabesan&papermoon&kubotakun!!!!

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VOL,179 FRIENDS LIVE55 In SOLID(S・T・A編1)

2021-03-28 17:13:46 | Live Set List

****いよいよこのブログの主役ともいえる北国唯一無二の我らがthe sapporo transit authority満を持しての登場です!

今回のライブは長年出演してきたイベント中でも出色の完成度を誇っていた、と自負しております。

それもそのはずで、メンバーの顔触れがすさまじいくらいに抜群でした。

ごく限られたスタジオリハ、しかも結局全員揃うことは叶わず、初STAメンバーも含む中、一丸となって頑張りましたよ!!怒涛ブラスロックの至宝。覚悟のうえで臨みたまえよ、諸君!!****

このソリッドというライブハウスはオープンしてから早7年。地下鉄駅から徒歩2分。新道沿いという好条件もあり札幌界隈では評判の箱。

私は真向いのガソリンスタンドで給油するたびに、いつかはあそこに出演したいなあ、と願っていたものです。

そうこうしているうちに時は流れ、縁あって歌姫スバルの「乙!!帝國ゆるゆる楽団」ライブを見に初めて足を運びました(偶然にもこの日からちょうど5年前の同日だったのだ!)。

想像していた以上のハイクオリティ。

ステージ、楽屋、ロビー、音響、照明、機材と至れり尽くせり。

益々、願望は膨らむ一方。

この度は縁あってついに夢が叶ったわけです。

私は喜び勇んで相当早めに会場入りしたくらいです(笑)

自宅から近いということもあったのですが・・・・。

やっぱり何もかもが素晴らしかった!

これは体現した者でなければ理解不能でしょうね。

さてさて、序章で細かいことは解説済み。

バンド2バンドづつに練習スタジオが楽屋として振り分けられています。

階段も通路も上下に曲がりくねっていて迷路のようだ。

ちょっと方向音痴な人ならばしょっちゅう迷ってしまいそう。

脚力に自信のない人も相当にキツイ作り。

オーナーの本業はレース用の車両を扱う会社経営者。だから建物全体が自動車工場さながら。

鉄骨や鉄板がそこいらじゅうにむき出し。

ある面ではロック的なルックスで雰囲気がいい。

次に出演するバンドはステージに近い部屋が用意もされている。

鏡、テーブル、ソファー、洗面所、ハンガー、そしてカーテンを開ければステージが見下ろせる。

真横はトイレ。

この日は6バンドの出演。

どのバンドも皆気心の知れた連中ばかり。

だから終始和気あいあいで進行。タイムテーブルもたいしたトラブルもなく順調。

STAはトリ前が本番です。

****MEMBER****

MASA・・・B VO

MIKITY・・・AS

NISHIYAN・・・G

YASU・・・DR

YAMAPY・・・TB

HAMAPY・・・TP

SUZUKEN・・・TP

SUBARU・・・VO CHO(GUEST)

***SET LIST***

1,INTRODUCTION・・・CHICAGO

2,ALIVE AGAIN・・・CHICAGO

3,MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

4,TO BE FREE(今こそ自由を)・・・CHICAGO

5,NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO

6,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

7,GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

8,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO


元ヴィニーズバーのクボタくんを中心にステージ上にはSTAFF3人が手際よく作業を務め上げてくれる。

ミキサーは2人。

迅速丁寧効率よく進行。

立ち位置決め。チューニング。譜面台の設置。マサはガムテープを借りる。

ドンドンと各メンバーの準備が整っていく。

クボタくんはミキサーサイドと連絡を取り合って状況の確認。

アンプへプラグイン。

ミキサーからの指示に従い2曲のさわりを演奏。もちろん白いカーテンはひかれたままだ。

クボタ君とマサは時間を図る。

「はい、そろそろ」「あと1分」

オーケー!!

全員のセッティング完了を細かく見計らってマサがアイコント。そして手拍子でテンポをヤスへと送る。

まずは西やんがプログレッシブ風スペイシーなギターミュートカッティングサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる。すかさず合図を返すと、それに便乗するかたちでヤスも剃刀のごときハイハットワークで応える。(この2人は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは思わず頭を抱えちゃうような要求をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!)。

本編へのプレイが待ちきれないという様子。

マサは威風堂々とスタンバイ。

 もうすっかりと手慣れた感じで司会進行役も兼ねたマサが、落ち着き払った声にて華々しくナレーションを告げる。

「たいへん長らくお待たせいたしました。いよいよはじまりますよ!今か今かとお待ちの皆さん。そうですよね。これから熱いステージをお届けして参りますよ。もはやお馴染みとなりました大所帯バンドがここソリッドに颯爽と初登場。ハーイ!!北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションを心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い(本来はもっと多いんだけどね・・・・)。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、3年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。如実にドラミングの随所にダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に常連組が客席でやや控えめに参戦。写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来と自画自賛。

モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくりながらも襲いかかる。アグレッシブなアクションを巻き起こす。

飛沫飛翔防止用のパーテイションもビニール幕もないので自由自在に動ける。もちろんそこそこに加減はしていますよ。

計算されつくしたニシヤン独特なるシャープな音色のギターが、ヤスのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このチェリーサンバーストカラーのストラトタイプ・ギターは謎多き怪しいメーカーの貴重なる一品。コンディションも良好な光沢を放っていますが本人は詳細を決して語らず・・・・マサも必要以上に問いただしたりはしない・・・笑

白い布製ストラップはフェンダー)

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

2月の反省点は見事にクリア。手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。切り込み隊長はいきなり久しぶり参入の山ピーちゃんによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロで場面転換。

 ギリギリ滑り込みのリハなしぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。何事もなかったかのように振舞っていたよ(ヤスによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここが山ピーちゃんの凄いところ。

なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。ねえ、山ピー君よ!(1回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。すさまじき探求心。正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずけるねえ‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。不動のポジションなのですよ。悪しからず。)

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれて場面転換。西やんもピアノ旋律を代行してギターで再現。これがまたとびっきりに効果絶大さ。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ハマちゃんの出番。

彼のトランペット・ソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。

一聴しただけで安定感抜群。時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。

さすが北海道トランペット協会会長だけある。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいにもの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

ニシヤンは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、そのニシヤンによるワイルドなギターが火を噴いた。

いきなり過激なハーモニクスを導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック。

序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

掛け持ちミュージシャンの西やんはリミックス、ミッドナイト・クライシスではベーシスト。

そちらの時は大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。

これが彼の楽器別スタイルなんだね。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。

この前面へのせり出しシーンはヒロリンのリクエスト。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるヤスが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、ニシヤン渾身の1音を筆頭に見事な連携で繋がった。

ミキティ嬢からホーンセクションへと受け渡す流れへ。ここで繰り出したニシヤン入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。これぞまさしくロックの原石。いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが後方に設置されたバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。ヤスと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとニシヤンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。

度肝を抜かれた観客はため息混じりに唖然している。

間髪入れずにマサはヤスでゴーサイン。

「オオーッ!!」

「NEXT NUMBER・・・・・ALIVEAGAIN!!」

(2017年12月17日ホットタイム以来の演奏だ!)

ヤスのスティックから4つ打ちカウント。西やんによるシャープなコード・カッティング。

今は亡き伝説の人テリー・キャスへ捧げられたストレートなるロックンロール。

でもそこは一筋縄ではいかないクセモノバンドのシカゴ。

リズム・アクセントがややこしいとはヤス&西やんの弁。

マサはこの曲、ずっと音圧に欠けていて不満を抱いていたのです(重ね録音の再現ができないので・・・)。

最近はマサがリクエストしたホーン・アレンジを加えてくれて解消したのですが、更に今回はキーボードが不在の分、西やんによる歪んだ横綱級コードでバッチリとストレス発散できました。やっぱり、こうでなきゃあね。

おのずとマサのボーカルもグッド・ヴァイブレーション。

マサとヤスは目を何度も合わせて、ステージの両サイドで飛び跳ねる。

後半に位置するギター・ソロはニュー・パターン。

まずは西やんがサスティーンを狙ったメタリックな速弾きソロで、エキセントリックに区切りをつけて先陣を切る。

コーラス部の後は今回からマサのアイディアでイントロに再び戻るという戦略。

当初はしっくりと噛み合わなかったんだけど、徐々に固まってきたらS・T・Aの秘めたる可能性とグレード・アップにパアッと光が差してきました。

水面下での作戦がやっと功を奏した瞬間なのだ。

バッチリと大成功!

オープニング・アクト「マ・シェリ」のアキちゃんとツカサくんは元々吹奏楽部に所属していたから管楽器に対してはすこぶるうるさい。そんな彼女、彼もSTAの一体化したホーンアンサンブルには素直に舌を巻いたご様子。

「イエイ!改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです。皆さん、楽しんでますかあ!!??ヘイ!(ヤスがドッカン、バッシーン!西やんがギュイーン!と煽る)

今日は今年2度目のS・T・Aライブということで、いつもの倍は力が入っていますよ。全曲気合十分に初期シカゴの濃厚なるサウンド中心でお送りしたいと思いますので(大歓声)、最後まで盛り上がっていってください、よろしく!

ソリッド初ということで、せっかくだから特別にプログレッシブなタイプのシカゴ初期の組曲を披露したいと思います。7楽章からなる作品。時間の関係でそこから前半と後半の合体で3つの楽章をやります。コロコロと複雑に変化するややこしい曲です。ちょっと聞いてみてください。

お楽しみに!!・・・・・メイク・ミー・スマイル!!(1・2・3・4!)」

 ヤスによる軽快なるハイハット4カウントが即座に空間を打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、小樽でSTAがライブのたびに、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。

 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。

 でもいろいろとややこしい事情があってしばらくお蔵入りしていたんだけど、最近はめでたくそれも解除されて徐々に日の目をみてきたというわけ。

でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。(2月以来の演奏だ)

みっともない不協和音も晴れて排除され、STA流の無駄無き王道ともいえるパーフェクトな曲になったよね。めでたしだ。

 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ(山ピーちゃんにとっては鬼門かな!?だってトロンボーン・プレイヤーが作った曲だからね)。

 この曲でもリード・ボーカルはマサが専念。最近トライ中なんだよ。苦労しました。マサはユラユラと腰振りダンスで観客を誘惑?挑発??。

 ヤスは、ここでも、相変わらず虎視眈々と大奮闘。

 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。

 各メンバー達は多方面の分野にまたがって八面六臂のフル稼働。

ダンディーなハマピーは、なかなか堂に入ったプレイスタイルで男ならではの色香をタップリと漂わせて吹き込む。

真横で負けじとスズケンもハイノートヒッター。これにはミキティ、毎度のごとく戦慄を覚えるのだとか。

ツイントランペットという編成だけでも贅沢すぎるのにご両人とも全くタイプの異なるプレイヤーゆえに面白い化学反応がしょっちゅう勃発するものだからたまらないよ。

 ホーンによるバッキングは疾走感の塊のようなブラスロック代名詞をはかる。

エンディングではニシヤンによるトリッキーなる16フュージョン仕込みの速射砲ピッキング・ギター・ソロ。

 ニシヤンのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったりうるさく感じたりしないんだよね。これってやっぱり巧みなる音作りの技。

 ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了。

 フェイドアウト部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり、アルト・サックスの音色が揺らめく中、ニシヤンの流麗なるコードとヤスによるデリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で幻想的なトーンを漂わせる。

ああ・・・・こういうタイプの曲を演奏するたびにコーラスとパーカッションとテナーサックスとキーボードが欲しいよう・・・・・と、しみじみ心から思うよ。

マサが間髪入れず「1・2・3!1・2・3!!」のカウントを発する。と共に第6楽章の「今こそ自由を」

去年の3月8日(日)白石区ピグスティ以来のプレイだ。

ここは1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストルメンタル。

この流れが今回のライブ全員にとっては最大の難関。

ついにやっとここまでとたどり着いてしまった。

序盤の想像を絶するアクセントはニシヤンも指摘していたけど、最大のトラップ。

テンション漲るシーンだ。

何度も訪れるヤスの見せ場だ。ツインペダルによるボンゾスタイルの爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる。

とにもかくにも、入り組んだ展開が生半可な気持ちでトライしたならば一筋縄ではいかないのだ。

コロコロと景色の変動に忙殺される、正直な話が予測不可能な曲。

究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによる珍しきユニゾンライン。

これを山ピーちゃんはものの見事にやってのけたのだ!

スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう。

バッチリとパーフェクトに乗り切ったよ。

一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿に戦慄が走ったものです。

ここさえ乗り切ればもうこのライブはいただいたも同然。

次々に襲い掛かってくる落とし穴を、大船にのったつもりで、突破していこう。

まだまだ続くデンジャーゾーン!

メドレーで最終楽章も1分少々の「愛は限りなく」だ(第7楽章)。

初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。

地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなヤスのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。

気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。

最後の1音に到達して終えると、観客達は一瞬我を忘れていたのか無反応状態。一息入れてから拍手が。

どこからともなく「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。そうなのです、難しいのですよ(笑)。

大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情が神々しい。

だってまともに演奏できるメンバーが、過去に全然いなかったものでね・・・・。

「YEAH!後半戦となりました・・・・・(不敵な笑みを浮かべつつも)アベさんの大好きな曲をやりたいんだけど今日はピアノがいない、コーラスもいない、しかも今日は日曜日、そのアベさんもいないんだけど・・・・やっちゃうよ!土曜日の曲・・・・それでは西やん、どうぞ~~!!」

(ルチュ嬢いわく先月の小樽でのアベさんは最高の喜びを滲ませてノリノリだったそうですよ。こんな話を聞くとミュージシャン冥利に尽きるね)

シカゴ初の記念すべきミリオン・ナンバーがはじまった。

SATURDAY IN THE PARK・・・・・マサが西やんの方向へ向き直った瞬間、絶妙のタッチでシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをギターで響かせる。

当然ここでの主役は、最初から最後までピアノ役のギター。

ギターだよ!本来、ピアノがメインなのに、こんな冒険をするバンドってナンマラいかしているでしょう。

スタジオリハでキーボードが休みの時にはこのような変則パターンでトライすることもたびたびありましたが、本番は4回目。しかもほとんどぶっつけ本番という暴挙に出た。

これはすこぶる斬新で快感。違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。

当初は鍵盤なしでは考えられないからセットリストから泣く泣く外していたんだけど、西やんたっての希望で復活したという経緯があります。

西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちでしょうねえ。

全身汗まみれながらも、気持ちよさそう。

麗しのアキ嬢はこのアレンジを聞いて「なるほど。こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態で感心しきり。

もちろん、それに呼応するように会場全体は熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、リズムと強弱感覚の違いが如実に現れるのですよ。奥の深い部分があります。

マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

とにもかくにも西やんによるギター・ストロークのおかげで、より誰もが贅沢極まりないハッピーに浸れちゃうのだから不思議なものですよね。

ほとんどの人々がスタンディング!

腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている人も発見。

会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちが見えるではないか!?

数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら皆と一体になって踊っています。

西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。目の前の観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、スケールの大きいヒット。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。

愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士肩を組んでニコニコと微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ曲。「WOWOWOW~!!」

エンディング最後に至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。

普段はホノボノと佇んでいるヤスではありますが、やる時は綿密にバッチリと決めてくるところなんかさすがですよね。

MASAによるMC

「滅多にやらないんだけどメンバー紹介などをやっちゃおうか・・・・人数が多いからちょっと時間がかかるよ。

それじゃあ・・・・オンドラムス!」

ヤスがすっくと立ちあがる。

「心強きリズムセクションの相棒です、ヤス、よろしく!!」

拍手!!!

「オンギター!今、真剣にチューニング中だけど、彼、他のバンドではベーシストなんですよ。

STA加入時はパーカッショニストだった。マルチプレイヤーの西やん、よろしく!!」

拍手!!!

「トロンボーン・・・彼、普段は由緒あるクラシック・オーケストラに所属しているのですよ‥‥山ピー、よろしく!!!」

拍手!!!

「トランペット!彼の肩書はなんと北海道トランペット協会の会長です!」

「ええええ!!!!????」

「ハマピー、よろしく!」

拍手!!!

「もう一人のトランぺッター・・・彼は去年からSTAに何度も合流の話があったんだけどこのコロナ事情でずっと延び延びになっていた。

でも先週、とうとうご対面。

つまり1回のリハで今日が本番。俺が会うのは2回目。それでも涼しい顔して吹きまくっているんだから大物だね・・・・スズケン、よろしく!!」

観客から「2回目なんだあ!」

拍手!!!

「紅一点、STAのキャンディ・ダルファー、そして保科友里!!・・・・ミキティ、よろしく!」

拍手!!!

「STAを215年間にわたって牽引し続けています。

リーダーのマサです、よろしく!!」

拍手!!!

「スペシャルゲストをお迎えしています。皆さん、盛大なる拍手をよろしく!!・・・スバル!!」

当然拍手喝采だ!!!グラマラスなルックス、派手な髪型とインパクト絶大。

彼女がSTAで歌うのは数年ぶりだね。

彼女も今回は1回きりのスタジオリハだった。

でも昔取った杵柄。

持参したマイクに差し替えて中央フロントに立つ。堂々たるパフォーマンス。

「残すところは、あと2曲となりました!まだまだ続くよ。

毎回、色々なタイプの曲を用意しています

シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとのりのいい過酷この上ない曲を・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。

ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。

それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。

このメンバー達でなければできない、メチャクチャに強烈な、ディスコでも人気だったというわずか3分足らずの曲です。ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。うちのスバルちゃんが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでスバルちゃんの方を指指すと大きく手を振り返す・・・・)。(笑)日本歌謡界にも多大なる影響を与えた、すこぶる燃費の悪い曲です。皆、聞いてね!・・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」 

ヤスが、待ってました!とばかりにスティック・カウントで・・・1・2・3・4(マサも)1・2・3~!

アグレッシブな「黒い炎」が帰ってきた。

歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。

このようなやさぐれたボーカル・スタイルのスバルちゃんを聞けるのも激レア。ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。さりげない仕草が板についてるね。

スバルがSTAに合流するきっかけの曲がこれなのさ。

だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。

オリジナルでは男性が歌っている曲でも、スバルにかかったら関係なし。異彩を放っている。

ちなみに歌詞は日本語。

日本のファンク系ブラスロックバンド「トップス」を参考にしている。

作詞は爆風スランプのサンプラザ中野くん。

マサはこれを新曲として携え「夜のヒットスタジオ」に出演した時のトップをテレビで見ていました。

サンプラザ中野君も来ていた(この頃はまだ君が付いていなかった)

男女のツインボーカルでちょっとコミック性もある、それでいてバカテク集団だった。

かの新田よろしく一郎氏が全面的にプロデュースしたんだんけど、たいした成功は納められずに解散。

男性ボーカルは爆風スランプのマネージャーにおさまり、ベースのバーベQ和佐田は爆風スタンプのメンバーに。

それ以外にもXYZにも所属していたね(ドラムはファンキー末吉)

うんちくはほどほどにしてと‥…

会場内では大きく手拍子を打っている人々の姿が方々に見えますよ。

STA勢も、積極的に観客へ向けて手拍子の要求。

マサ折り紙つきの、ニシヤンによるジャジーなWOWOWペダルソロがこれまた秀逸。(名器VOXを使用)

ニシヤンはアドリブをこなしながらも、嬉しそうにプレイ。全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。

ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧のアヴァンギャルドなギター・バッキングがドライブしていて光っている。

これがあるとないとでは雲泥の差。

マサも常に半身のポーズにてスバルとアグレッシブに暴れまくりながらのプレイが鮮烈だ。普段はポーカーフェイスな佇まいのヤスも、適材適所に要所要所でしのぎを削るかのように燃え上がる。

ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまい、

ヤスの真横にて、煽りをかましていますよ。

スバルも頭上高く片手を突き上げて悦に入ってる。所狭しと前後左右にわたって動き回る。アクション決めまくり。

怖いものなしの女王様降臨の図。その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。

脳天がメラメラと炎上しているようだ。会場内の熱気は沸点に達した感あり。

けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なる真骨頂サウンド。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

ミキちゃんが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。

ハマピーを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。

突き抜け感が尋常ではない、スズケンのハイノート・ペットがやはり群を抜いてる。

スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。体力の温存が課題だね、ここでは・・・・。ハマピーがこの曲をリクエストしていたのです。

STAで遂に念願がかなったというわけだ。

だから入魂の吹き鳴らしが半端ないのも納得。良かったね!!感無量の極致。

ニシヤンも、一種独特なるSTAワールドに手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。

ここでもマサはニシヤンに、バッキングリフとソロという二重苦ともいえる過酷なる試練を求めたのですが、またもやサラッとこなしてくれました(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。実は彼ならば平然とやってくれると信じての、確信犯なんだけどね。

大喜びで受け入れてくれる、輝かしき漢だ。ソロなんてゾクゾクしちゃって、横でプレイしているメンバーさえもが聞いていて鳥肌立っちゃった。

山ピーに至っては、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたヤスが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。美味しいトコ独り占め。

マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリ絶好調。

ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。

燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!

 

****長尺になってしまいそうなので、パート1はここまで。

最終ライブレポートは別枠にて。

次でおしまいだからね。

よく噛みしめて読んでくれよ!それではまたすぐに会いましょう!!****

 

 

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