THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,190 おたる浅草橋オールディズナイト19(高島ブルージーンズ編)

2022-07-22 22:41:39 | Live Set List
****ライブレポートは早くも中盤に差し掛かってきましたよ!
何が飛び出すか乞うご期待!!****

この小樽・浅草橋オールディーズライブは、個性溢れるバンド達が馴染み深い音楽を火花散らせて演奏するために、北海道中から大集結するという名物イベント。

今年は初出演も含めて26組がエントリー(土日の2日間で)。

本来ならば去年一杯でこの想い出深い場所の利用は最後だったらしIんだけど、何故だか今年も通常通り同じところで開催された・・・・まあ、お気に入りだから別にそれはいいんだけどね。((´∀`*))

客席サイドには飲食用の露店商も盛大に設置。

感染対策もバッチリに施し、数多くのテーブル席を用意して皆様のご来場をお待ちしております。


7、15:55~16:20

「高島ブルージーンズ」

バンド名が示すとおり、小樽・高島から2年連続4回目の出演となった5人組。

地元を愛する高島北山中学校時代の同級生と、その妻とで結成。

60歳後半のメンバー達が一同に集ってプレイ。

ヴェンチャーズ&寺内タケシとブルージーンズなどなどを中心にベスト・セレクション・・・・・・。

ホノボノとアットホームな雰囲気漂う中で、懐かしのサウンドを豪快に繰り広げてくれたインストゥルメンタルバンド。

ドラム、ベース(ジャズベース、3トーン・サンバーストカラーのボディにローズ指板。フェンダー黒の布製ストラップ使用。フラットピッキング)、そしてツインギター(白のゴールドパーツ仕様ヤマハSGV700ブルージーンズモデル!こちらも黒のフェンダー布製ストラップを使用。もう一人は愛器3トーンサンバーストのボディカラー、ローズ指板のストラトキャスターを弾いています。同じく黒のフェンダー布製ストラップを使用)。

そして紅一点ヤマハのキーボード・プレイヤーは先述のとおりメンバーの奥様。

メンバーは全員がグッとシックなるいでたちで統一。

驚いたことに高度経済成長期の荒波を乗り越えつつも結成52年だとのこと!!(再結成してからは12年目)

気心の知れた仲間達とで延々活動継続していたら、あっという間に半世紀を超えたのだそうですよ!

是非とも、バンドが長続きするコツを伝授させていただきたいものだ。

メッセージ「今や天然記念物になりそうなバンドです。中学時代に高島町内の幼馴染4人で結成したバンドです」

このバンドを見るのは2020年2月9日の日曜日、小樽・雪明りの路以来だ。
その後も同じイベントで対バンだったんだけど曜日違いでのニアミスだった・・・・。
で、せっかくだからその時のライブ・レポートも散りばめて、ここにお送りしましょう!
ちなみにセットリストは初めて聞く曲ばかりでしたよ。
徹底的にこだわり抜いた意気込みを、ビンビンと感じちゃった次第さ。

しかし、世の中にはヴェンチャーズ・カバー系バンドの多い事といったらもう。

大人バンドのライブ・イベントには、,必ずといっていいくらいに出演していますね。

日本中に一体全体ヴェンチャーズなどのコピーバンドはどれだけ存在するのでしょうかねえ!?

おそらくビートルズと1,2を争うんじゃあないかなあ・・・。

 それも当たり前といえば当たり前でしょう。

60年代前半、世界中に吹き荒れたエレキブームの火付け役ともいえるバンドなのですから、ヴェンチャーズを神のように崇拝するギター小僧たちが、その後成長しても変わらず追いかけているという気持ちも痛いほどに理解できるというもの。

なんたって理屈抜きに「テケテケテケ~ッ!」のサウンド一発で、皆やられちゃったんだからね(笑)。


さあ、そろそろ準備の方は完了のようですよ。
司会者のヤチヨさんはここでおしまい。
主催者のサイトウさんと役目をバトンタッチします。



「皆さん、こんにちは。さあ!のってきたら遠慮なく手拍子のほどをよろしくお願いいたします!!」

開巻からいきなりハワイアン・ソングの人気曲「サンゴ礁の彼方に(BEYOND THE REEF)」でライブは威勢よくスタート。
この曲は、日本歌謡界にも多大なる影響を与えていたのですよ。
作者はジャック・ピットマンと言うカナダ出身の方で1948年にハワイで作られました。
1950年、ビング・クロスビーがカバーして全英大ヒット。
その後もアンディ・ウィリアムス、エルビス・プレスリー、ヴェンチャーズなど多くのスターたちが取り上げています。
日本では山口淑子さん、バッキー白片さんがカバーしています。
私が中学生の時、友人達と海水浴キャンプに行った際、一日中、ビーチでこの曲が流れていたのを思い出しました。
つまりラジオやテレビ以外にも、海に山に街に車中にと夏の間中、どこへ行ってもひっきりなしに流れていたものです。
去ってしまった恋人がいつの日にか戻ってくるまで待つ・・・という切ない内容。
ゆったりとしたテンポで、明るいメロディーが印象的です。
このグルーヴで思わず胸がグッと熱くなるよ。
灼熱の太陽が蘇る。
思い切りサーフィンをやりたいなあ。
ボードや波に乗るのって、とても難しいんだけどさ・・・・。
これをいきなり聞かされたら、いつどんな時にでも、ハワイが目に浮かんできちゃって、今すぐにでも飛んでいきたくなっちゃう。
特に雪深い土地に生まれた道産子ならば尚の事憧れの島。
ここでは当然ヴェンチャーズのバージョンでプレイしているのでしょう。
ステージでは往年のギター少年2人が、競ってスプリング・リヴァーヴを効かせてスティール・ギター役とノーキー・エドワーズ役を分担。
嬉々として演じています。
羨ましい。


「え~みなさん、こんにちは。今日は雨の中をわざわざおいでいただきましてありがとうございました!前のバンドの方達・・・・今の若い方はテクニックがありますね。凄いな。
私たちは平均年齢が70歳。なんとかこれからもがんばりたいと思います。よろしく!最後までいくぞ~!!
2曲目・・・・・カラーに口紅」
オリジナルはオールディーズのディーヴァ「コニー・フランシス」
彼女の代表作品で、永遠のスタンダードナンバーさ。
1959年にリリースされて大ヒット。
今でも世界中で歌い継がれているよ。
ここではキーボードが優しいメロディで主旋律を奏でる。
癒しのひと時だ。
温故知新。
古き良き時代のグッとくるありがたき言霊。
もちろんこちらは寺内タケシ&ブルージーンズのバージョンだ。
日本が世界に誇るテリーの真骨頂。
この異色の連発選曲にはビックリ。
新鮮なる発想の妙技で構えています。
主役は常にギターが占めている。
バッキングも手堅く見事に纏め上げていますよ。
見事なテクニックで、楽曲を懇切丁寧に再現してくれているではないか!
どのパートも貴重な存在。
まだまだ、情け容赦なき攻防は続きます

「オヤジ&オバン・バンドとして復活!
頑張っていますので今後ともに応援のほど、よろしくお願いします!(笑)
・・・・・ルージュの伝言」
(オリジナルは松任谷由実、1975年発表。アルバム「コバルト・アワー」に収録)
ドラマーがスティックを打ち鳴らしてカウントを発する。
「1・2・1・2・3・4~!!」
間髪入れずにヘヴィーなドラムビートの攻防。
ユーミンの大傑作をカッコよく料理した、この斬新なるアイディアには感服。
マニアも思わず唸っちゃうような妥協なき探求心を垣間見せてくれました。
意外ですね、ここにこれを持ってくるなんてビックリ。
お洒落な和洋折衷とは、目の付け所が一味違うね。
白いヤマハのギタリストが歌メロをピッキングしながら主役を一手に担う。
時には官能的なるアームダウンで自己主張。
ギターからキーボードへ淡々とソロバトルを繰り広げる様も堂に入っている。
チークダンスをしているオーディエンスもいる。
まさに冒険的野心に満ち溢れた「寺内タケシ精神満載」で繰り広げてくれました。

ストラト・ギターの方がMCを担当。
「はい、ありがとうございました。
ここからはクラシックのコーナーに突入ですよ・・・・
まずはクルミ割り人形!」
ほとんどこの手のバンドは王道路線のヴェンチャーズで無難に凌ぐところを、
捻りがふんだんに導入されていて超ご機嫌だ。
軽快に進行するなかで、さりげなく「パイプライン」がグルーヴィーに絡められていてビックリ。
伝説のプログレッシブロックバンド、エマーソン・レイク&パーマーの「ナットロッカー」における強烈なアタックやブレイクを織り交ぜてもいるね。
さりげなくもボリューム奏法までからめるところなんて心憎い限りさ。
別世界の融合は、案外と相性が良いのかもね。
このように60年代ギターミュージックって、若い人にとっては滑稽な感じに受け取られがちではありますが、一度騙されたと思ってトライしてみてくださいよ。
その奥の深い展開に感銘を受けることを保障します。
絶対に間違いなし。
とっても勉強になります。
なんたってロックバンドのルーツとしてありとあらゆる、エッセンスが凝縮されている。
知らない間にいつのまにか随所で影響を受けているものなんです。


「次にいきます!・・・・・・・津軽じょんがら節!」
こちらも寺内タケシ&ブルージーンズの作品。
青森県の民謡だね。
ミスター・テリーの貢献度は絶大だ。
それだけ寺内氏は偉大なる存在なんですよ。
その後のギター小僧達から多大なるリスペクトを受けているギター界の先駆者。
ロシアにツアーで招かれた際には、国賓級の待遇を受けたという話はあまりにも有名で当時大々的に報道もされていました。
しみじみと胸の奥深くまで染み入るね。
ここまで徹底的に突き詰められたら愉快痛快ですなあ。
気持ち良さそうにメロディを奏でている途中で何やらアクシデントが勃発した!
でも何事もなかったかのように、手拍子を求めつつも演奏を続ける面々。
この辺は百戦錬磨のなせる技。
普通のアマチュアバンドならば、パニック状態へと陥ってしまいせっかく練習してきた全てが台無しになっちゃう・・・というもの。
いぶし銀の佇まいはさすがだ。
即座にスタッフがステージ上へと駆け寄って事無きを得ていました。
良かった・・・・。

気を取り直してライブは続行しますよ。


残念なことに、先ごろ引退宣言をしたばかりの加山雄三さん代表作品「夜空の星」
やっぱり日本の歌心で網羅。
この曲は故・岩谷時子さんの作詞。
加山雄三さんは「団厚作」名義での作曲。
遂に出た!テケテケテケ・・・・ジャーラア~ン!といえばこれ。
焦らしに焦らした挙句やって来た、定番のギター・サウンドにイチコロ。

ベンチャーズ、寺内ときたからには、絶対に外せないビッグナンバー。

どのパートも耳に馴染みのある懐かしの旋律だから、ついつい口づさみたくなるのです。
他のバンド・ギタリストも我慢ができずに、客席で自分のギターを手に一緒にフレーズなどをなぞっています。
その気持ちは、痛いほどにわかります。
いつまでも幅広く国民に愛される珠玉のお約束ともいえる決定打。

「続いては・・・・・
お次も過激だ!
メドレーで「さらばシベリア鉄道」
これは大瀧詠一の曲をインストルメンタルにアレンジしたもの。
極寒のシベリア情景が脳裏をかすめます。
こいつはちょっとしたサービスタイムかな。
それをギターでジックリ虎視眈々と必死の形相にて、フレット上ポジションを目で追いかけながらのスライディング・プレイ。
歯切れよく小刻みなる鋭いピッキングの繰り返し。
そりゃあ、ヘトヘトになったことでしょう。
しかし言葉少なに怒涛の疾走ライブを、最初に公言したとおり実現させていくのです!

それでも的確でストレートなドラミングを後半でフューチャーして、雄叫びをあげ見事に終演。

このバンド、数年前の夏ライブではちょっと消化不良気味な面も見受けられたのですが、今回はそれとは比較にならないほどに、グッとまとまりがあって一体感を醸し出し成長の痕跡を覗かせていました。

恐るべし5人衆、今も健在だ。

あの熟年世代の肉体の(失礼)、どこにあれだけのヴァイタリティーが湧き出てくるのか?不思議です。

ここでまさかのアンコールが飛び交い始めた!

「ありがとうございます!それでは最後に・・・・いとしのエリー!」

やっとたどり着いたラストでは4カウントの打ち鳴らしを合図に
序盤ではドラムのリム・ショットが炸裂。
ところが一転してインデイアン・ビートに豹変。
いきなり攻撃的なギターがコードを掻き毟ってヒートアップ。
満を持して飛び出したのは、「待ってました!」とばかりのエネルギッシュなドラム・ロール。
ドンドンとまくし立て、スネアを中心に満面の笑みで叩きまくっています。
素早いタムさばきが正確無比で、お口あんぐり状態。
ギターがピックスクラッチ、そしてミュート奏法など、昭和の空気をそのまま運びこんでくれました。
磨きのかかった滑らかなるフィンガリングで、フレットボード上を鮮やかに爪弾かせていきます。
軽快にワウペダルを駆使して、うねりまくるギター・スピリット。
ギタリストの教科書みたいなステージですね。
ベーシストも負けてはなるものか!とハイポジションにて見事なラインを描いて誇らしげ。

昔とった杵柄だけに、演奏しながら無意識に、ほろ苦くも甘ずっぱ~いバンドマン感覚が蘇ったみたいです。

MCも控えめのノンストップ・ライブ。

ダンスに興じるオーディエンスも5~6人からドンドンと膨らんでいきました。

観客席で大人しく観戦していた人々も、アベさんが半強制的に最前列フロアへと引っ張られていきました(笑)

次回ライブではもっとヴェンチャーズの曲も飛び出してきたりしてね!
益々、期待していますよ。


****会場内に流れるBGMは、サム&ディブの「ソウルマン」だ!****
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beast(chicago)

2022-07-22 22:31:28 | CHICAGO
野生の獣類。 人に飼われないで、山野に成長する獣。 また、野蛮、無法なことを行なうものをたとえていう。

masa's art chicago logo respect gallery

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VOL,190 おたる浅草橋オールディズナイト19(太金ノビ太編)

2022-07-22 12:27:15 | Live Photo
6,15:20~15:45
「太金ノビ太」
いよいよもって札幌からGヒップのファミリーバンド大御所が登場。
三日連休初日の締め括りにはもってこいだ。
あいにくの雨模様だけど、これだけの観客がわざわざ他方より足を運んで盛り上げてくれているんだからありがたいことだね。
第3弾はオーナーが率いる面々で豪華絢爛に一大網羅。
もちろん初出演だ。

このバンドは「世良公則とツイスト」を中心としたカバーで構成されています。
バンド名は「ツイスト」のリーダー兼ドラマーの「ふとがね金太」と「ノビさん」をミックスしたもの。

リードボーカルの世良さんのデビューは衝撃的だった。
ロックと演歌の融合、なんて謳い文句を掲げて(当の本人たちはどう思っていたのだろうか…?)ヒットを立て続けにぶちかましてくれた。
世良さんの声やルックス、ファッション、髪型、発言、生きざまは男女問わずに羨望の的だった。
男性にとっては憧れの兄貴分。
世良さんの出身地「広島」って土地柄からなのか、骨太の男っぽいシンガーを多数輩出しているね。
もちろん世良さんは歌に俳優業にと多方面で現役バリバリ。
最近も朝ドラ「カムカム・エヴリバディ」で話題を振りまいたばかりさ。

それでは、こちらの「太金ノビ太」を紹介しましょうか!
男女混合の6人組。
色とりどりのGヒップTシャツを着こんでのスタンバイ。

長髪とサングラス姿がワイルドこの上ないルックスのリードボーカルにはノビさん。
サッサが熱狂したギターは三度目出演の、キングス・ベリーからドガイト君。(3トーン・サンバーストのストラトキャスターを使用。ローズ指板。ロックユニットをマウント。ピックアップはSSH仕様)
上段はヤマハ、下段はコルグという2段構えのキーボードを巧みに操る同じく3度目出演のホリカワくん。
サングラス装着のダンディないぶし銀ベーシストはシンシア、蝦夷紫でも活躍中のアライさん(フェンダーUSAジャズべース。ナチュラルボディカラーにメイプル指板。ピックアップのみオールドからマウントするというこだわりどころが中々に心憎い限りさ。この後にも沢田研二バンドでプレイするよ)
ドラマーは女性でシンシアでも活動しているマミちゃん。男顔負けな迫力のスティック・ワークは必見。
そして前の「サンザンなオールスターズ」熱気冷めやらぬうちにジュン再びの合流。

司会進行役ヤチヨ嬢に導かれてスタート。
さあ、早速いってみましょう!

オープニングナンバーはツイストの代名詞「宿無し」
2枚目のシングル。
1978年4月10日発売。
アルバム「世良公則&ツイスト」に収録。
世良さん自身のペンによる作品。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。

ドスの効いたボーカルは圧倒的。
メガトン級の凄みが、こちらサイドにズドンと伝わってくる。
イントロから血沸き肉躍るサウンドが炸裂しまくり。
隅から隅までカッコよすぎて申し分なし。
リズムセクションもタイトでストレートに轟き渡る。
アンサンブルもバッチリと噛み合っている。
決して古さを感じさせない歌謡曲とジャパニーズ・ロックンロールとの見事な融合だ。
後半でのブレイク部分でノビさんの語りが差し込まれた。
この演出は効果覿面
「小樽の皆さん、楽しんでいますかあ!??
俺が出演すると雨が降ると言われていますが、それでもやっちゃいますよ!
アベさんがちゃんと残ってくれて熱い声援を送ってくれますからね!!」
と、ここでエンディングになだれ込むという心憎い構成だった。

「ありがとうございます。
あまりしゃべってばかりいると、時間が残り少なくなっちゃうね・・・・
銃爪!!」
間髪入れずに、またもやド派手で硬派なナンバーを披露してきた。
ツイスト3枚目のシングル。
1978年8月10日発売。
もちろんこれも世良さん自身の作詞、作曲だ。
オリコン週間チャートでは最高1位を獲得!
ザ・ベストテンでも年間1位!(10週連続1位を記録!)
人気が絶頂期だった時の記念すべきモンスターソング。
あの青春漲る良き頃を鮮明に蘇らせてくれる。
ちなみにこの「銃爪」は世良さんの造語なんだそうです。
何から何までもが疾走感に満ち溢れていて素晴らしいね。
細部に至るまで忠実に再現している、こちらのバンドにも拍手喝采だ。
だって完コピだよん。
自分もこんな風に歌えたらいいのになあ・・・・・。
歌詞の一語一語がオーディエンスのハートに鋭く突き刺さってくる。
熱狂の渦。
応援団のエールにも更なる拍車がかかる。

「あんたのバラード」
満を持して遂に出た!
インパクト絶大なるツイストのデビュー曲。
1977年11月25日発売。
アルバム「世良公則&ツイスト」に収録。
オリコン週間チャートでは最高6位を記録。
シングルの売り上げは75万枚。
こちらも世良さんの作詞、作曲。
ボーカルだけにとどまらず、コンポーザーとしての手腕も発揮。
そしてギタリストとしてもね。
一体全体、どれだけの才能を持ちあわせている人なのだろうか!?
ピアノによる美しい旋律に導かれて徐々に厚みを帯びるイントロ。
タメを目一杯に込めてのドラマティックな歌い出し。
ブルース系の名バラード。
ずっしりと重量感のある切なき哀愁の楽曲ゆえに、ここではじっくりと聞き入ってみるのも一興。
泣きのギターも咽び泣きまくっている。
アライさんのベースライン・トーンは、そんじょそこいらの若造達が束になって挑みかかっても決して醸し出せない深い味わいがある。
聴きごたえも満点。

今の季節にはうってつけの
「燃えろいい女」
ツイスト5枚目のシングル。
1979年4月5日リリース。
アルバム「ツイストⅡ」に収録。
世良さんの作詞、作曲。
累計売上は74万枚。
オリコン週間チャートでは最高ランクング3位を記録。
ゾクゾクするほどにスリリングでエキサイティング一杯だ。
燦燦と降り注ぐ灼熱の太陽が良く似合うヒリヒリするくらいに痺れる曲。
欲を言わせてもらえれば、全編に吹き荒れる分厚いホーンセクションが入っていたらパーフェクトなんだけど、それって贅沢かなあ・・・?
オリジナル音源のアコースティック・ストローク&エレキギターのシャープなコードカッティングも欲しいところ。
でも全く違和感もなく、程よいワクワクの臨場感がナイス。
さあ、そろそろステージ上は太金ノビ太ワールドで覆われてきてご機嫌だ。

「ありがとうございます。
ここでメンバー紹介をします」
一人一人を懇切丁寧に、愛情たっぷり込めて愛称でコール。
仲の良さが如実に伝わってきます。
雰囲気も和らいできたでしょう。
リラックスしながらユルユルに振る舞っているようだけど、決める時にはバシッといきますよ。

あらら・・・!?
サンザンなオール・スターズで先ほどまでシャウトしていたジュンが再登場だ。
この男はどこでも引っ張りだこの超売れっ子。
ダメ押しとばかりに、何故だか・・・・・ウルフルズの「ガッツだぜ!」
ツイストのコーナーはもう終了・・・・魂の「性」、そしてホンキートンク調の「ソッポ」、アンプラグドでの「ラブソング」がもっと聞きたかったなあ・・・・。
まあ、いいや。
盛りあげた者勝ちだ。
それは次回の楽しみにとっておこう。
それにつけても、ウルフルズは正にジュンにうってつけで、イメージとしては彼のテーマみたいな曲。((´∀`*))
1995年12月6日発売のウルフルズ9作目のシングル。
彼らにとっての出世作品。
アルバム「バンザイ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング6位を記録。
ファンキー・ディスコな跳ねっぷりが軽快この上ない。
元気いっぱいに踊らにゃあソンソン。
肝はアライさんが連発するチョッパー奏法に尽きる。
オクターブで縦横無尽に這いずり回るフィンガーリング・ビートは職人芸。
何から何までもがとことん勉強になりますなあ。
今度機会があったら教えてもらおうっと。
ギターのワウペダルが、しつこいくらいに怪しくも嫌らしくうねりまくって自己主張。
サビの「ガッツだぜ!」は、なんとKC&ザ・サンシャイン・バンドの「ザッツ・ザ・ウェイ」からインスピレーションを得たのだそうだ。
このキッカケともなる、思い付きの発想力はなるほど納得の天才肌。
あまりにもユニークすぎるよん。(驚いたことに、この日STAはそのザッツ・ザ・ウェイを数年ぶりに演奏した!)
でも実際の話、トータス松本はこの手合いのアゲアゲ・テイストは意外にもあまり好みではないそうだ・・・・。
締め括りでは全員がジャンプしてフィニッシュを飾る。

また場面一転して・・・・・「じゃあラストにふさわしい・・・・
尾崎紀世彦の・・・・また逢う日まで!」
1971年3月5日発売。
尾崎さん2枚目のシングル。
ヒットメーカー阿久悠&筒美京平による曲。
オリコン週間チャートでは9週連続1位を記録。
累計では100万枚を突破するセールスをあげた。
力強い喉必須のこの曲は、ジュンにジャスト・フィット。
わかりやすく親しみを覚える歌メロは、いつ聞いても惹かれるね。
「燃えろいい女」同様に、こちらもブラスセクションの響きが欲しかったなあ。
ちょうどシカゴなどのブラスロック・ブームだっただけに、影響力が絶大なんだよね。
さすが巨匠の筒美先生!!
「また逢う日まで」で余韻を残しつつも、このステージを終えるなんて粋な計らいさ。

****これにてGヒップファミリーの3バンドが終了!
本当にお疲れさまでした。
大団円でどの顔も満足気だ。
この後、すぐに別の会場でライブがあるそうで速攻で後片づけを済ませて移動しましたよ!!****








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Diamond(chicago)

2022-07-22 01:51:10 | CHICAGO

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