THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,199 IWAMIZAWA STRAWBERRY JUNGLE大復活祭(BO∅WG 編)

2023-04-25 13:53:12 | Live Set List
6、16:05~16:35
「BO∅WG」

な、ん、なんとこの日、UNNAMEDに引き続き2バンド目のボウイ・カバー・バンドだ。
双方ともにこだわりどころが鋭い。
だからラストナンバー以外はセットリストのダブりはない。
贅沢極まりないロックイベント。

さてさて、こちらのバンド名は「BOOWG」(ボウグと読みます)。
ハイ、満を持しての登場は札幌から初出演。
泣く子も黙る硬派なバンドだ!
ボウイのコピーバンドは数々見てきたけれども、こちらもUNNAMED同様に一味も二味も違う。
なんたって、日本ロックバンドブームの火付け役を担ったボウイだけに、リスペクトバンドは膨大。
だからこそ、観客やミュージシャン達の見る目も他のライブよりシビアだと思うよ。
そんな空気感に包まれながらも、彼らは見事に堂々オーディエンスと渡り合いました。
また暖かい拍手も嬉しかったことでしょうね。
全身を黒づくめで統一した4人組は全くご本家と同じ編成。
よくよく見たらば全員がお馴染みの顔触れじゃあ、あ~りませんかあ!?((´∀`*))

ブレッツア、テイクオフ、ブラックリストなどで大活躍している連中だ。
マサと旧交を温めたよ。
「久しぶり~!」
ちょくちょく他のバンドで対バンを組んでいるんだけど、じっくりと落ち着いてお話できる機会が少ないからねえ。
このバンドは去年から活動。
マサが見るのは去年8月「小樽・北運河サウンド・エナジー」以来。
その時は不覚にも、ミサトちゃんだとずっと気付かなった・・・・。
おしとやかなイメージしかなかったものでして、こういう過激でワイルドな側面があることに衝撃を受けた次第さ。
中々にいいものだよん。

メンバーの構成をば・・・・。
その紅一点ボーカルは小樽のサイトウ氏曰く「氷室美里」
あれれれ・・・!?あの可憐なる麗しの歌姫・美里ちゃんが、ミニスカートと黒ソックスをはいて思いっきりワイルドに気を吐いている。
惜しげもなく綺麗なおみ足を出しているしなあ。
目の毒だ・・・(-_-;)
全然、彼女だと気が付かなかったよ・・・・。
もちろん男性の客たちから熱い視線を集めていました。

ブレッツアからもう一人はドラムのタモくん。
茶髪にサングラスに黒Tシャツ姿は、細身だけにいかにもロッカーの風情。

そして、ベースはブレッツアのリーダーでもある御大マヤマくん。
フェンダーUSAの愛器ジャズベースを使用。
シルバーのボディカラーでメイプル指板。
ストラップはフェンダーの黒い布製。
彼も全身真っ黒で統一。
更にはグレーのカツラも着用。
マスクも黒。
またまたニュー・プロジェクトを立ち上げた張本人さ。

最後にギター&コーラスはミノリー!
MIN∅RYと書くそうだ。((´∀`*))
カッコいいなあ。
あの妖艶なる美のシルエットは永遠に忘れられないよ。
美里ちゃんに負けず劣らずのお色気を会場中に振りまきながらも、常にクールなギターテクニックを披露していましたよ。
彼女(!?)も全身真っ黒の衣装で、ミニドレス姿にソックスと靴も黒!。
マスクも黒。
当然ギターは白黒ボディペイントに幾何学模様入りのフェルナンデス・テレキャスター。
驚愕だったのはマスクまでもが布袋柄だったこと。
その徹底ぶりとリスペクトの度合いは計り知れないよ。
底抜けな布袋愛が全身からにビシビシと滲み出ていました。
ちなみにこの後「アベンジャーズ」でもプレイを控えているという、超絶なる売れっ子で、人気者です!
この日の「さときち」くんや「啓成坂」のベースくんとも知り合いだそうです。
人脈も豊富で顔が広いなあ。

さあ、前置きがそうとうに長くなっちゃった。
勢いよく参りましょうか!!
ARE YOU READY!?

元気印こと、ミナミ君からの懇切丁寧なるバンド紹介を受けての演奏開始。
1曲目は「メモリー」
1987年リリースのアルバム「サイコパス」に収録。
オープニングナンバーに、これ以上ふさわしい楽曲が存在するでしょうか!?
ホップステップジャンプのアップテンポで軽快に!
カモン・レッツゴー!
情け容赦なき疾走感あふれるロックンロール攻防を、いきなりぶちかましてきたよ。
個性派ロックンロールの狼煙がド派手にぶち上げられた。
サビのメロディは、シンプルでありながらも単純ではなくカッコよく見せてしまうところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って天才だなあと認識した。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱する美里ちゃんが素敵だ。
ピョンピョンとはじけまくりだ。
気持ちを奮い立たせてくれる。
熱烈なる応援団が密集してきた。
ディスタンスだよ‥‥諸君。
明るくてストレートなジャパニーズポップ。
既に大盛り上がりで合唱がはじまった。
これ一発で掴みはバッチリとオーケーだ。

ミノリーやミサトちゃんへの熱烈なるラブコールがあちこちから飛び交う。
まあ、それも致し方ないよなあ・・・・。(;^_^A

間髪入れずに2曲目「ノー・ニューヨーク」。
1982年23月21日リリースのalbum「MORAL」に収録。
シングルは1985年8月22日にカット。
曲がシンプルで短いから、次から次へと目まぐるしく進行。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
特筆すべき点は歌とギターが相殺し合っていないところ。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした構成力も聞き逃せない。
艶やかな歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
美里ちゃんの氷室なりきり度がヒートアップ。
エンジン全力噴射。(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。


それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

早いもので中間部に差し掛かってきたよ。
「オンリー・ユー」
盛大なるスティックカウント「1・2・3・4!!」からのスタート。
5枚目のアルバム「ビート・エモーション」に収録。
5枚目のシングルで、1987年4月6日にリリース。
オリコン週間チャートでは最高4位を記録。
氷室の妻に捧げられたラブソングであると言われている。
イントロはミノリーのボーカルからで、豪華絢爛なる真骨頂。
この破壊力あるスピードチューンを、名曲たらしめている重要なファクターとエッセンス。
コード・カッティングのエッジが効いていて、猪突猛進にレッドゾーン振り切れ寸前。
ヘヴィーでバラエティなグルーヴも、嫌味がなくってご機嫌さ。
ほのかなユルユル感が微笑ましい。
キーがもう少しミサトチャンにあっていれば良かったのにね。
タイトでアタック感満開の渋いエネルギーが全開だ。
気合いの入り方が超半端ない。
ベースでマシンガンのごとき激しい鬼のダウンピッキングを正確に見せつけてくるマヤマくん。
いやはやなんとも安定感抜群のタフガイだねえ。

美里ちゃんによるチャーミングなMC
「ありがとうございます。
はははは!!💛
滅多にウィッグなんて被らないから暑い‥‥ズレる・・・・もう大変です・・・・((´∀`*))と、頭を手で押さえながらのトーク・・・頑張れ!!)
ミノリンも顔が火照って真っ赤だねえ。(布袋だけに・・・・((´∀`*))
髪の毛もアップにまとめたの!?
軽快なるビートを贈りします・・・・B・BLUE!!」
5枚目のalbum「ビート・エモーション」に収録。
1986年9月29日にリリースされた4枚目のシングル。
オリコン週間チャートでの最高ランキングは7位を記録。
巧みなるリフのフィンガリング、コード進行、リズム・アレンジと歌メロからサビに至るまで申し分なし。
BO∅WGのパフォーマンスに大火傷しそう。
漲るエナジーは唯一無二の存在。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆もの。
常に前面へフューチャーのミサトちゃんに目は釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブに弾けまくっていかなきゃあね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
思いっきりリラックスしながらも、時折覗かせるクールな表情の美学もしっかりと見逃さなかったよ。


5曲目はお約束の定番「マリオネット」炸裂。
このタイトルを告げた瞬間に、開場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
BO∅WGメンバーの全員が、もう楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたってエゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
ミノリーの弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
ほんのりと汗もかいてきたご様子。


「じゃあ、最後になりますが、大丈夫ですか!?
お決まりのをいきますよ。
夢を見ている奴らに捧げるぜい!!(これは氷室が曲前に必ず言うセリフ)
と言いつつ始まったラストナンバー・・・・
もう泣いても笑っても正真正銘トドメの終曲。
「DREAMIN」
1985年リリースのアルバム「BOOWY」に収録。
究極、温故知新の決定版だね。
本家もライブラストやアンコール用として取り上げていた。
シングル予定だったところが、担当ディレクターにより却下されたという曰く付きの曲。
息の根のとどめを刺す迫力で、これでもかあ・・・というくらいのボルテージで襲い掛かってきた。
美里ちゃんをフロントに据えて、バック陣は黙々とテクニカルなプレイに専念してバックアップ。
もちろん自己主張するシーンでは、思いっきり前面に飛び出してくるよ。
ノリノリなカリスマ・ミノリーは脳天を振りながら、布袋直伝のスキップをここでぶつけてきた。
ザクザクと狂暴に鋭く切り刻まれるコード・ストローク。
心置きなく、俄然燃え上がっているのが見てとれる。
余力を振り絞ってのラストスパート。
ミノリンが本家本元の左足ピョンピョンのアクションを披露。
それに連動するかの如く、ミサト嬢、マヤマくんも横一列に振付。
もう最前列はグチャグチャのイモ洗い状態。

「サンキュー!ありがとうございました。
WE ARE BOOWGでした~!!」
完全燃焼の汗まみれで、めでたくフィナーレを迎えた。
真っ白な灰になるほど燃え尽きての大団円。

「ミサトちゃん、可愛い!!💛」
セクシーなルックスだから,世の殿方は目のやり場に困っちゃうなあ。
罪作りなレディ。
「ミノリー、結婚して~~!!((´∀`*))」
「それは残念ながら、妻と子供がいるのでダメ!」((´∀`*))
そりゃあ、当然だね。

ミナミ君によるアナウンス
「もう一度、BOOWGの皆さんに大きな拍手をお願いします!!」



****オオトリの12バンド目は我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYの出番。
まあ、そのライブレポ―トは最後にたっぷりとおおくりしますよ。
お楽しみにね!!****











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