日本タイトルは「リヴ・ウィズ・アウト・ユア・ラブ」
シカゴ19からのファースト・カット
このアルバムから、レーベルが「リプリーズ」になっています。(本来は新人を扱うレーベル)
3:57
プロデューサーはロン・ネヴィソン
写真3枚のシングルは国内盤の通常モノとサンプル盤、そしてアメリカ盤。ジャケットは日米共通でロゴの内部に「19」のものをかたどったデザイン。1988年5月リリース。日本盤のサンプルにはレーベル面に「7月10日発売」と記載されています。
作者は外部のライターを起用。
ヒット・メーカー、ダイアン・ウォーレン&アルバート・ハモンド(カリフォルニアの青い空、他数多くのヒット曲を70年代に飛ばしまくったシンガーソングライター)のペンによる作品。
この作者コンビは、前年の1987年にスターシップの「愛は止まらない(NOTHING’S GONNA STOP US NOW)」を全米1位にしています。
そしてシカゴも見事3位をマークしました。
曲調は、もうすでに定番化していたお約束のバラード路線を踏襲。非の打ち所のないほどのドラマティックで完成度の高い内容となっています。
リード・ボーカルはビル・チャンプリン。
円熟の渋い声を響き渡らせています。
ちなみに参考までに、シカゴが最高3位の時の他のランキングアーティストはというと・・・。
1位ジョージ・マイケル、2位エルトン・ジョン、4位ガンズ&ローゼス、5位ロバート・パーマー、6位トレイシー・チャップマン、7位スティーヴィー・ウィンウッド、8位ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、9位ホィットニー・ヒューストン、10位グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーンです。
プロモーション・ビデオも製作されていますが、当時の評価は「時代遅れの代物」と酷評だったようです。
1995年の札幌公演を伝えるテレビCMでも一部でこの曲のPVを流用していました。
内容のほうは、メンバー達全員が燕尾服をお洒落に着こなして歌い、演奏。
バックや周囲の装飾、足元に合成場面をふんだんに使い、これまたドレッシーな男女カップルが演じるラブストーリーと多くの女性ダンサー達。
もっとシカゴのお姿を堪能したかった・・・。
ビルが撮影裏話を語っています。
「ライブ後、長い間車に乗って朝6時にTHE ST LOUIS FOX THEATERにて収録したんだけど、監督が何度も撮り直しを繰り返すものだから、皆うんざり気味。
7,8度目のテイクで、もういいよ、十分にやることはやりきった!と言い放ちバスに乗って次のライブ会場に向かったんだ」とのこと。
B面は「I STAND UP」
日本表記では「I」が抜けていたり「スタンド・アップ」だったりマチマチです。
実際、ジャケットの表裏では記載が違うし。
作者はロバート・ラムとジェラード・マックマン。
4:05
こちらの曲のプロデュースはチャス・サンフォードが担当しています。
「19」に収録。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます