フランス語encore (もう一度、といった意)に由来する言葉であるが、現在これを再演の要求に用いるのは英語圏の住人がほとんどで、フランスではもっぱらbis (ビス)が用いられている。
英語圏にあってもいつからこの言葉が再演の要求に用いられたのは定かではないが、1711年 - 12年にイングランドで発行されていた日刊紙「スペクテイター」(The Spectator )の1712年2月のある号に
- 「聴衆がある歌に特に喜んだ場合、彼らはいつでもencore またはaltro volto と叫び、演奏者は親切にもそれを最初から繰り返すことが習慣となっていると記者は発見した」
とあるので、18世紀初めのこの頃の流行ではないかとされている。
なおドイツ語ではツーガーベ(Zugabe)として使われている。イタリア語ではアンコーラ(Ancora)だが、ダ・カーポ(Da capo)「頭から」とねだる聴衆もいる。
〜ウィキペディアより〜
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