THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

jack bruce/WILL POWER a twenty year retrospective(1968-1988)

2018-03-16 10:54:10 | free form space

「おまえ、ベース弾いてるなら、たまにはベーシストの事を書け!」と野次が飛んできたので、それならばいっそレジェンドをピックアップ!
jack bruce
WILL POWER
1968-1988
a twenty year retrospective
17曲入りとボリューム満点のベスト盤。
1989年リリース。
ジャックのバースデー2枚組ライブも、素晴らしい内容でしたが、こちらの売りはクリームからソロまでをも網羅。しかも5曲の未発表作品が収録されているというのがめちゃくちゃに嬉しいなあ。いきなりタイトルソングでもあるオープニングの貴重な音源には、すぐにそれとわかるクラプトン、クレムクレムソンが参加して、いぶし銀のプレイを披露。
主役のジャックはこの時期から使い始めたブビンガ材のフレットレスワーウィックで早速ブイブイ唸るようなラインを弾いています。さすが元ジャズミュージシャン。
絶妙なタイミングでの渋いビブラート一発でノックアウトされちゃいます。
ジャックは一度だけ札幌に来たことがあります。クラプトンは札幌ドームで盛り上がっているのに、ジャックはライブハウス…。でもコアなファンにとっては、その至近距離がたまらない魅力。
本番前に暗がりの舞台袖で待機するジャックと私はジーッと目があってしまい、もうそれだけで痺れちゃいました。
もちろんトリオ編成のライブで、ドラムはベテランのサイモンフィリップス(と言っても私と同い年!)、もう1人は天才少年ギタリストと鳴り物入りでデビューしたブルースサラセノ!彼はその後、ヘビメタバンドのポイズンに加入するも、すぐに脱退しました。
で肝心のライブでありますが、ほとんどがクリームの曲中心。
観客の望むものをよくわかってらっしゃる!でも合間にプレイされるソロ作品がたまらなく光っていましたよ。
お遊びで何故だか、あのナックのマイシャローナのリフが飛び出した時は苦笑しちゃいましたが…^_^。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,149 江別市民会館 大ホール(PART,2)

2018-03-15 21:46:37 | Live Set List

江別バンド・フェスティヴァル4のライブ・レポート(part,2)のはじまり、はじまり~!

4、15:30~「タクミビースト」

全員男性ばかりの若者5人組。

ちなみに2番目に出演したピアノ弾き語り「UnlieSky」のタクマくんは、このバンドにも参加しています。

全曲をハード・ロック、もしくはへヴィー・メタルで網羅しています。

編成内容はといいますと・・・・・ギター&ボーカル・タクミくん(「ギブソンデラックス・レスポール、チェリー・サンバースト)、リード・ギター・チバくん(アイバニーズ・ブルー・カラーボディ)、ベース・イトウくん(フェンダー・ジャズ・ベース白、ローズ指板)、ドラム・ナナオくん、キーボード・タクマくん(ヤマハ)という陣容。

バンドからのメッセージ「札幌でライブ活動をしているバンドです!是非遊びにきてください!」

本来ならば、セッティング完了後、ミキサーとアイコンタクトからタッキーが華々しくバンド名をコールしてライブがはじまるのですが、その作業を割愛していきなり開演となりました! 

これも若さ故の初々しき醍醐味。

「seek&destroy(メタリカ)」

こいつを聞かされたら、体内の血液が勢いよく逆流しそうだ。

さあ!この日一番へヴィーなサウンドを轟かせるのは伊達男タクミくんが率いるバンド。

早速ジェームス・ヘッドフィールド役のタクミくんは会場に向かって「ヘイ!ヘイ!」とシャウト。

ザクザクと切り刻まれるリフの山。

なんとまあ、王者の風格まで兼ね備えてます。カリスマの様相までをも呈しています。若さ溢れる躍動感が羨ましい。

多少の緊張感は今後の経験次第でいくらでも克服できますよ。まあ、いずれにしても賑やかこの上ない布陣でオープニングから、じゃじゃ馬のような楽曲にトライする意気込みはなかなかに立派だね。

「細かい展開部分までをも、こだわりぬいてコピーしているよ」と、そばに座っていたバンドマンがしきりに褒めていたのが印象に残りました。

軽くジャブをかましてから、肩の力も抜けてきたし、さあ、舞台は整った模様。

体もちょうど温まってきたし、ウォーミングアップも万全に整ったご様子だ。

タクミくん、ギターを肩から外してスタンドに置き、水を一飲みしてから・・・・

「どうもはじめまして!皆さん、タクミビーストです。ハード・ロックのコピーをやっています。最初にメタリカのコピーをやりました。楽しんでますかあ!?今日も超満員で所狭しとひしめき合っております(笑)なんとか床が抜けない程度に頑張ります!次にちょっとドリーム・シアターの曲をお届けしたいと思います・・・・・peruvian skies」

2曲目も高度なテクニックを駆使する、天才集団の楽曲に挑戦。

その怖いもの知らずの意気込みは、大いに高評価。

手拍子の要求。

すでに掴みはオーケー!

イントロでは目一杯にリヴァーヴを深めに響かせた、イトウくんのベースが唸りをあげる。

怪しく揺らめく照明。

ズッシリと重くのしかかるようなボトムの進撃。

力強く不気味な重量級の戦慄が流れる中、ヴォーカリストのタクミくんはクールかつ情感豊かな歌心はもちろんのこと、観客いじりも巧みにドッカンドッカンとかましまくります。

ここではじっくりと落ち着き払ったかのように低く語りかけ、徐々に熱を帯びるにつれて吠えまくる。

爽快そのもの。これは彼の持って生まれた才能ですね。決して磨き上げて育んだパフォーマンスではない。

本人に確認してみたところ、バンド・ボーカル歴はめちゃ浅いんですよ。

ライブ・ボーカリストになるべく運命の星の元に生まれた男なのだあ!黒いTシャツには世界一有名なるロゴ「ローリング・ストーンズのベロマーク」が鮮やかに描かれていて仕込みもバッチリ。用意周到ですね。

再び愛器のギブソン・レスポール・デラックスを肩にかけつつ「人口密度もマックスで今日のライブ・チケットを入手できなくてモニター・ライブ・ビューで見ている人達、残念ですね、可哀想に・・・・(爆笑)」

またもやメタリカで「the unforgiven」

ミディアム・テンポが渋い!

ここでも盛大なる臨場感を演出。

カーク・ハメット・フリークのチバ君がイントロのアルペジオをプレイ中に、タクミくんはチューニングに勤しんでいます。

ドラムのリズム・パターンはラーズ・ウルリッヒ直伝。癖あるフィルやタメまでもね。

やっぱり本家メタリカの曲はどこをとっても別格。

心に染み入る憎いほどのメロディラインで牽引。

完成度が半端ではない。

プロデュースも最大限にバンドの力量を引き出しているし(徹底した妥協を許さぬ創作活動が透けて見えそう。駄作なんてありえない。やはりへヴィー・メタル界の王者だ!)。

どんな歌でも説得力込めて歌いこなす、タクミくんの実力は折り紙つき。器用なボーカリストです。

絶品だね。

などと思いを巡らせていると、キーボードのタクマくんがアレンジを施した独自の解釈プレイで応戦。

確かな素養を、まんべんなく駆使している姿が飛び込んできた。

ギター・ソロに絡めて、その後もじっくりと築きあげた分厚き音像で、エクスタシーに達する。

ヤング・パワーの勝利か。

またギターをスタンドにかけて・・・・

「皆さん、ドリーム・シアター好き?う~~ん・・・そうでもない?知っている人いるかな?それでは、一番有名な曲をやります。皆も歌ってよ~!一緒に楽しみたいと思います・・・・・pull me under」

壮大でプログレッシブなムードはあいかわらず継続中。

このバンドのメンバーも殆どが黙々とプレイに没頭。

バックとフロントとのバランスが、ほど良くとれているね。

曲調に合わせて照明がとても煌びやか。もちろんステージ上、ピンスポットライトがリズムにのって絶え間なく点滅しています。

ムード満点。ドラマーのナナオくんは表情のヴァリエーションも豊富だけど、バスドラとフロアタムを中心に一打一打に対する気迫は鬼気迫るもの。そのくらいのほうがライブ栄えするんだからたいしたものですよ。ただでさえドラムって奥に引っ込み気味だけど、ナナオくんにはそんな心配は取り越し苦労だった様子。

「今回も各バンドさん、色々なジャンルの曲を披露してくれます。我々もじゃあ最後にいきましょうか!?皆で歌おう!カン・コーヒーのCMでもお馴染みです。ディープ・パープルで・・・・black night!!」

タクミくんが呼びかけると、大合唱で観客も即応。

灼熱、猛烈、激烈、一体となった会場のヴォルテージはとどまる事を忘れたかのよう。

タクミくん、絵になる粋な男だ。うまいんだなあ、これが!

「皆、盛り上がってますか!?江別、最高!」パン!パン!とクラッカーがあちこちで炸裂。

70年初期。この時代を多感な年頃で原体験しているダンサーのアベさん。熱狂的ブリティッシュ・ロック・ファンを公言するアベさんは、かぶりつきで常に好サポート。

スネアのアタック音にあわせて皆が皆、手にしているタオルをブンブン振り回す光景は一種独特なロックの祭典を見ているよう。

トドメの一発は轟音の塊に直撃弾のごときタクミくん渾身のシャウト炸裂だ。

「暑い~!!ありがとう~!!」

タッキーのインタビューにも、もちろんタクミくんが対応。

前のライブではボーカルのみだったらしくて、今回タッキーにとってはギターを弾くタクミくんがとても新鮮に映ったようだよ。

バンドは結成してから2年ほど。メンバー達とは、ライブごとのタイバンで知り合ったのだそう。

で、キーボードのタクマくんは、つい最近の加入だとのこと。先月まではコンスタントにライブを行っていたんだけど、今後の予定は未定。

誘ってください!と猛烈にアピール。

6、16:50~「FREEZE MOON」

全曲、尾崎豊のカヴァーです。

バンド名も尾崎の曲から命名。

メンバー?・・・・・皆、お馴染みの顔ぶれがズラリだよん(笑)

彼等はいつも多忙なのに、よくもまあ、次々と色々なバンドを結成して合流するもんだねえ。私にはとてもじゃあないけれども、真似ができませんよ。

心の底から、音楽、バンド活動、演奏、ライブが好きなんだね。

健全なるワーカ・ホリックでしょう。

男女混合の7人編成で・・・・・ヴォーカル・ジンにゃん、ギター・ヒコちゃん(お馴染みシェクターのブルー。PUはSSH配列仕様。ローズ指板)&テッちゃん(フェンダーUSAストラトキャスター。タバコサンバースト。メイプル指板。なんとアメリカン・デラックス2004年50周年記念モデル!)、ベース・キラーちゃん(シェクター・ブルー・カラー。メイプル指板)、ドラム・カズくん、キーボード・キムキム教授&ルーちゃん!

バンドからのメッセージが届いています「2017年結成。ボーカルじんにゃんのカラオケ尾崎豊を聞いて、めっちゃ似てた為いつかやろうと思っていましたがやっと実現。お楽しみください!!」

この連中のことだから、またいつものように陽気な感じで繰り広げてくれるのかと思いきや、ちょっと微妙に雰囲気が違うなあ・・・。

だってレジェンド尾崎豊だもんね。

噂にはずっと聞いていたんだけども、想像以上にぶっ飛んでいました。もちろんいい意味でね。

「1・2・3・4~!!」

1曲目「DRIVING ALL NIGHT」

会場はジンにゃんの独壇場と化していたでしょう。

開巻からはやくも身軽で運動神経抜群のジンにゃんは、ピョンピョンとジャンプをするわで物凄い事に。

尾崎がジンにゃんに降臨(スバルちゃん風に解説すればね)

常に前傾姿勢で、トクトクと歌いこむジンにゃん。

そうとう研究してきたのか、はたまた根っからの尾崎フリークとして全身に滲みこんだものなのか!?

その辺のお楽しみは、後日にでも本人に確認してみましょう。

同一の志で結成されたバンドだけあって、チームワークもピカイチ。

エンディングでは片膝ついてシャウトのジンにゃんがメッセージを送り続け、テッチャン&ヒコチャン鉄壁のツイン・ギターも唸りをあげる。

一糸乱れぬフォーメーション。弦楽器トリオがガップリと組み合う。

キラーちゃんの肩に片手をかけて歌い続けるジンにゃんの横では、必殺技のギター歯弾きプレイを披露するヒコちゃん。

ジンにゃんは一瞬も休むことなく寝転がっての歌唱続行。

ジンじゃんMC「皆さん、こんにちは!フリーズ・ムーンと申します。今日は超満員の中1005人(笑)満員御礼ありがとうございます!

テンションあがります。あいつ、おかしいんじゃあないか・・・・転げまわって。尾崎豊を知らない人はそう思うんじゃあないかなあ。

尾崎はもっと凄いんだよ。とんでもないところから飛び降りたりね」

ヒコ「やってみる?(笑)」

ジンにゃん(焦りながら、頑なに拒否)「やばい!やばい!!・・・最後までよろしくお願いします!」

2曲目は美しくきらめくピアノ・イントロに導かれて、涙なしでは聞けない永遠の珠玉バラードで「I LOVE YOU」

溜息と共に、拍手喝采。

なぜだか感傷的になって、キュンと胸が締め付けられホロッと泣けちゃうんだよね・・・。

ギターによるボリューム奏法と、甘く切ないメロディが滲みるなあ。

友人は「この曲を聴いていると日頃の嫌な事も忘れさせてくれる」としみじみ語っていました。

これは素晴らしい事ですよね。音楽の本来あるべき根本的存在価値はこれに尽きるわけですから。人に震えるような感動、勇気、希望と愛を与えられたらミュージシャン冥利につきます。

もうこのあたりから、ジンにゃんが、尾崎に見えてきた・・・。

スバルちゃんは、客席から動画配信中。

ジンにゃん、渾身のラブ・ソングを懇切丁寧に歌いきる。

中々そこいらの輩には真似のできない、ナルシストたっぷりと取り入れた素晴らしいパフォーマンスだ。

しかしそのナリキリぶりは立派だ。

「僕が僕であるために」

歌詞の一言、一言がこちらサイドの胸にグサグサと突き刺さってくるほどだ。まさに青春の代弁者だけに、会場内には共感を覚える人達も数多い事でしょう。

ジーンズに、白のシャツは前をはだけて髪振り乱して一心不乱に語りかけるジンにゃん。

節回しに至るまでそっくりで、完コピだ。

テッチャンが、グッとさりげなく、かつスマートに前面に出てきてフレーズを弾きまくるそのお姿は、ギター小僧羨望の的。

ギターを持つシルエットが、自然と似合う憎い奴。

とても繊細で粒立ちも歯切れも良い、クリアーなトーンを演出していました。

とにかくスーパー・カメレオン・ボーカリストのジンニャンは色んなジャンルのバンドで歌っているところを今までにも目撃していますが(爆風スランプのコピーバンド「中年スランプ」ではサンプラザ中野くんになりきりスキンヘッドカツラにサングラス姿で熱唱していましたが、見事にはまっていました。初めて彼を見たのはMR,チルドレンだった)、そのパワフルで声域の広い喉には毎度のことながら驚愕です。ある人は「彼なら大会場でも見劣りせず余裕に歌いこなせる」と太鼓判。マサは「そのボーカルテクニックはどこかで習ったの?」と本人に聞いたところ「全くの独学です!。朝から毎日酒飲んでいます!!」なるほど、それが自己流トレーニングかあ・・・持って生まれた才能だね。羨ましいなあ。観るたびに今でもドンドンと成長しているんだから驚きだ。純粋に貪欲に吸収する勉強熱心なジンにゃん、天晴れ!

「ありがとうございます。じゃあここでね、メンバー紹介をしたいと思います。せっかく1005人もいるのに見えないなあ・・・。今日いっぱい皆さんいるのでコール&レスポンスをしてもらおうかなあ!なんでもいいです(笑)。サンシャイン池田みたいに叫んでください。

指差したらきっとお客さんは応えてくれます。安心してください。考えてる?・・・・。パッといかなきゃあ!レスポンスよろしく!

(客を指差しながら・・・)イヨ~~~ポンッ!!ありがとうございます!レスポンス、悪かったね(苦笑)。」

ジンにゃんは、メンバー各箇所のところに行ってマイクを向ける

ルーちゃん「心配ないさ~!」

キムキム教授「いきますよ!今日もいけてるかい~!?」

ドラムのカズくん「高いところからいきますよ!オー!イエイ!凄いですね。見えませんね」

テッチャン、力入れて魂込めて・・・「オーケー、ベイビー!イエーって言え!」「難しいなあ・・・」「今のは清志郎・・・・知らないかなあ・・・・」

さあ、リーダーの天然ヒコちゃんは何をやってくれるんだろうか・・・?「いいですかあ・・・・・・!?>===**~$&、、。。\\~|()#」}{」

よく聞き取れなかった・・・・「滑りました・・・」(大爆笑)

「こんなメンバー達で、楽しく仲良くやっています。気を取り直していきますよ!・・・15の夜!」

ドラム4カウントからリムショットへ。テッチャンの真骨頂ともいえる、豪快無比なるギターが吠えまくる。

ジンにゃんはドラムの台からダイビング。ビックリたまげたでしょ。

アベさんは名物ネオン・スティックを振り続ける。

そんじょそこいらに転がっている、単純能天気馬鹿なだけのバンドとは大違い。

「あっという間に最後の曲です。」「ええ~!?・・・」「もう一回言います。最後の曲です」「ええ~~!!・・・(笑)」「本当に今回はありがとうございました。あれ!?さっきまでは1005人いたのに、いなくなった。オールライト・ギター!・・・・SCRAMBLIN’ROCK’N’ROLL!」

ジンにゃんはついに会場へ降り立って、階段を駆け上がる。観客席の間を、縫うように走り回る。

客の一人一人にマイクを向けて、交互に合唱と会場全体へ掛け合いを要求。

テッチャンも物凄い勢いで飛び出してきて、トドメのチョーキングを一発ギュイーン!と引っ張りあげる。

それに負けじとヒコちゃんも参戦。戻ってきたジンにゃんは、ステージの段差に腰掛けてポーズ。

手馴れたステージングには思わず舌を巻いちゃうね。

余力を振り絞ってジンにゃんと2フィンガー・プレイのキラーちゃんが追いかけっこ。

無事に終了の大団円、「ありがとう~~~!!」「ピイ~!!」

インタビューはジンにゃんとヒコちゃんの担当

タッキー「はい、ありがとうござました。熱唱、御疲れ様です。倒れるんじゃあないかと思ったよ。よくもまあ、体がもつね。

このバンドは結成8ヶ月だそうです。」

「きっかけはけっこうアバウトで、元々ヒコバンドが仮のバンド。

それが飽きて洋楽・・・・それも飽きて、単純に尾崎がやりたい、と呟いたら・・・あーいいんじゃあない!

バンド自体が軽い気持ちでやってるんで。

このバンドで特に思い入れのある曲は、アイ・ラブ・ユーです(ヒコ)。

やっぱり、北の国から、初恋でしょう。あの山小屋でのジュンとレイちゃんのシーンがいいんだな。この曲が流れるのさ。ドラマ中、尾崎豊の話題で2人が盛り上がってね。横山めぐみちゃんが、とっても可愛くていいんだよ。」

 「ジンにゃんはいつものようにライブ前はアルコールがかなり入ってるでしょう」「もうすでにかなり抜けかかってる」「うちのバンドはドーピング検査があるから、俺は(ヒコちゃん)飲まないよ。女性メンバーで酒豪がいます。名前は伏せておくけど・・・・」

「あれ!?1人しかいないから、もう誰だかバレちゃったでしょ(笑)」

「ジンにゃんの無茶振りチームワーク・バンドです。今日はたくさんの皆さんにお集まりいただきありがとうございました!」

7、17:30~「.J」

オオトリに控えしは噂の超絶技巧派光速天才ギタリスト、イングヴェイJマルムスティーンの5人組コピー・バンド。

これはマジで事件ですよ。

遂に神秘のヴェールを脱ぐわけだ。

ここのメンバー達も顔なじみ。

編成は・・・・ズマッチ(VO),マサキヨ(G・フェンダー・ストラトキャスター。オレンジ・ボディ。ローズ指板),セッキー(DR),トミー(Bフェンダー・ジャズ・ベース。白ボディ。ローズ指板。PUはUSA製),キーボード&コーラス(ローランド)は紅一点のミキミキちゃんだ!

彼等は数多くのバンドでも活躍中の猛者たち。

マサキヨくんは、アンクルキャッツ、乙!帝國ゆるゆる団でも名を馳せていた男(オフ・ステージにおいての行動もイングヴェイにならっているのか単独行動でミステリアス。マサ同様に方向音痴らしくて、駐車場で迷子になっていました・・・笑)。

ズマッチはセブンス・ワン。トミー&セッキー&ミキミキチちゃんもブレイク・スルー他ここに書いていったら相当な行を必要とするほどのマルチぶり。

さて、このシンプルだけども、強烈にインパクトがあるバンド名はイングヴェイのミドル・ネーム。

こだわりどころは「ドット」が付いているところだね。

バンドからのメッセージ「マサキヨさんの為に結成されたバンドです。ボーカリスト、ズマッチとの2枚看板のバンドです。」

徹底振りはそのルックスやコスチュームにも如実に反映されています。まずは全員がカラフルなロン毛。

更には極上のへヴィー・メタリック・ファッションやサングラス姿に変身。

皆の顔つき、目つきまでも変わってきちゃった。

ダメオシにセッキーは愛するコージー・パウエルにちなんで、リストバンド着用でツーバス連打攻撃。

最も特筆すべきはミキミキちゃんのアミアミ悩殺タイツ。これには並みいる男性陣もやられちゃいました。

ライブ鑑賞に集中しようにも、チラチラと見ちゃったりして・・・・。目のやり場に困るほど。

とにもかくにも血沸き肉踊る、ブリティッシュ様式美へヴィー・メタルが堂々再現されます。

とくとご覧あれ!

「NOW IS THE TIME」

アルバム「オデッセイ」から。

轟音のような例のバロック調イントロから、すでに威風堂々としています。

ミキミキちゃんによる、パイプオルガン風のバッハ・アレンジが冴え渡っていますよ。

エッジのかかった一体感から震えがきちゃいます。

マサキヨくんのイングヴェイに対する崇拝度は、計り知れないものがあります。

あのやや崩し気味に荒々しくプレイするスタイルまでをも、なりきって黙々とピッキング。

弾丸のごとくほとばしる、フレーズの嵐でふやけきった俗世間を一刀両断。

ここでまずはじっくりと、 ミディアムテンポながら後方よりドラマティックな演出効果を狙う。

ジョー・リン・ターナー役のズマッチによるハイトーンシャウターっぷりも、なかなか板に付いてきたね。

マサキヨくんとの駆け引きもスリリングで絶妙。

2曲目もアルバム「オデッセイ」からで、プロモーション・ビデオもなんまらかっちょいい「HEAVEN TONIGHT」

実はイングヴェイ本人はあまりにもポップすぎるからという理由で、嫌っていた曰く付きの曲。でも完成度はもとより、レインボーっぽさも加味されていて私も大のお気に入り。

当時はお互いをソウルメイトなんて呼び合う仲でもあった、蜜月時代の奇跡的傑作でしょうよ。

で、本家でさえイントロの美しくも華麗でパワフルなアカペラ・ハーモニーは、スタジオ音源を流していたのに(ジョーが脱退して違うボーカルが加入したライブでもジョーの声を使用していた・・・笑・・・・イングヴェイらしい)、なんとまあ.Jは実際に歌ってくれたのです。

ズマッチとミキミキちゃんの男女2声によるボーカルでね。これが正確無比でビックリ(ミキミキちゃんはマサ同様にヘッドセットマイクを今回から使用しています。これは大正解でしょう。自由がきくからダンスもやり放題だよん・・・笑)。

タイミングといい、呼吸の間合いや音の伸びまでもが忠実に再現されていて、鳥肌が立ってしまい恍惚状態に陥ってしまった。

この2人でなければ、実現不可能でしょう、これは。

絶対的なる自信がなければ、いくらなんでもこの2人でもチャレンジはしなかったことでしょう。

そうとうに練習したのでしょう。

ライブ前にリハでも慎重に歌っていたもんね。

ミキサーの腕前もベリーナイス。

コーラス、キーボード、ボーカルなどなどバランスよく、迫力も伴っていました。

当然、お約束の目にも止まらぬギター・プレイは続行中。よくもまあ、指が攣らないね!

曲間にちょっとでも空間あろうならば、すかさずすばしっこくビッシリと音数で埋め尽くすのだ。油断も隙もあったもんじゃあないね。

スィープ・ピッキング、タッピング、アーミングを次々と滑らかに繰り出す。あれだけ弾けたらさぞかし気持ちいいだろうね。

実際にマサキヨくん、陶酔の表情だし。

「.Jです。イングヴェイのカヴァーをやらしてもらっています。今日はトリということで、がんばっていきます!

決してこのような格好をしているからって、お前等、いけ~!なんて言いませんよ(笑)。じゃあ次の曲、いいですか?

・・・・・・CRYSTAL BALL」

これもまたまた「オデッセィ」からのセレクションだ。

この時期のイングヴェイは交通事故からの復帰直後だったけれども、カッコのよさでは群を抜いていたもんね。まだ若くて痩せていて(!)独身で!

テクニック的にはちょっと緻密さがラフになったと囁かれていたけど・・・・。

オーケストレーション・サウンドを一手に担ってるキーボードのミキミキちゃん。

ズマッチとのハーモニーだけでも責任重大なのにね。受け持つパートがでっかいけど、やりがいのあることでしょう。実力あってのモノダネです。

ズマッチも突き抜けるようなボーカルは、セヴンスワンとはまた一味違った魅力を発揮してもいます。

新境地開拓だ。これを知れただけでも有意義なる収穫ライブ。

金髪のズマッチによるMC「ありがとうございます。さっき曲目スルーしてきた。次はあれです。インストで皆さんの耳と目に焼き付けます。

その間、私はちょっと休憩・・・・」

ミキミキちゃんが間髪入れずに「蕎麦うっていてよ!(笑)」

そうなのですよ、ズマッチはなんと、あのミシュランガイドにも載った江別市大麻が誇る名店「蕎麦処神楽坂」の大将なのです。

「とても美味しい!」と大評判なのですよ!これは商売繁盛祈願ライブでもあるね!

でも今は正真正銘生粋のヴォーカリストなのだ。

「FAR BEYOND THE SUN」

遂に出た!やっぱりこの場面ではこいつが決定打。

泣く子も失禁しまくりのクラシカル要素ふんだんに導入した、緊張感マックスの完成度を誇るへヴィーメタリック・アンセム。

縦横無尽に天空を舞うギター。呆気に取られて言葉を失う目まぐるしきバトル・プレイの応酬。

ギター、キーボード、ギター、キーボードと交互に白熱のソロ大会。レッドゾーンを振り切るほどの緊迫感。

目と耳で追うのも大変な作業だ。

「イエイ~!どう?凄いでしょう!けっこう俺も昔は練習したんだけど無理だったさ(笑)。できなかったよ。

ラストの曲、のりのりで、声が出なくなっても行きますので・・・・NEVER DIE!」

アルバム「ザ・セブンス・サイン」からのナンバー。

このオリジナルではボーカリストに元ラウドネスのマイク・ヴェセーラを迎え入れてレコーディングしています。

だから多少ワイルドな仕上がりなのですが、ズマッチはモニター・スピーカーに右足を乗せて器用に歌い分けているので全くもって違和感なし。

キーボードの女魔術師、はたまた女ジョン・ロードかエマーソンことミキミキちゃんは、まっこうからマサキヨくんのギター攻撃を受けて立つ。

マサキヨくんのフレットボードには、スキャロップド加工は施しておりませんが、しっかりとセンター・ピックアップは沈めております。

しかし指の動きが見えないほどに、凄まじきフィンガリング。ストレッチも万全に行っていないと腱鞘炎になりかねないね。

気の遠くなるほどの鍛錬を積み重ねた成果だろうね。

立派だ、心底敬服しちゃうよ。

「ありがとうございました。.Jでした!」

タッキーによるインタビュー。

「バンドメンバー間には20歳の年齢差があります。

特別に拘りのある曲ならば断然ファー・ビヨンド・ザ・サン。マイクを持ったら歌っちゃう(笑)情熱のギタリスト・マサキヨくんがどうしてもやりたくて、メンバー達に嫌がられながら、それでも達成しました。繰り返しがない構成だからけっこう難しい・・・。間違えてもごまかしがきかない。

ズマッチが蕎麦うちに忙しいので、彼がバンド活動に参加できない時には、彼なしでもインストならば大丈夫と言うことで頑張って取り上げました。」

最後は特別にミキミキちゃんによる「丸秘お肌モッチモチになるための必殺美容講座」で締めくくり。

 

***~~~ハイ!ライブ・レポートPART,2はこれにて終了です。

え!?STA??大丈夫です・・・・PART,3に続きますよ~!(笑)

よろしくね。~~~***

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

tropical fish(chicago)

2018-03-15 13:57:16 | CHICAGO

熱帯魚は、熱帯や亜熱帯に生息するの魚類の総称。狭義では観賞魚となるものをいう。 グッピー、 エンゼルフィッシュ、ネオンテトラ、コリドラスなど、観賞に適する美麗なものが大部分で、そうでなくとも外観上の際立った特徴があるものが飼育の対象になっている。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

johnny winter LIVE IN NYC'97(CD)

2018-03-15 13:52:46 | free form space

100万💲のブルースギタリストなあんて、最高にめちゃくちゃカッコいい肩書きだよね。
故ジョニーウィンターにとってはオフィシャル最後のライブアルバム
johnny winter
LIVE IN NYC'97
9曲入り
晩年はジョニーウィンター本人監修のもとに膨大なる過去の音源からセレクトしたオフィシャルブートレッグシリーズもありますが、まあそれはそれとして(これがまた貴重かつ素晴らしい内容)
ジョニーウィンターのライブと言えば、やはり私もファンのキッカケになった全盛期の「アンドライブ」そして「キャプチャードライブ」が決定版。
でもこちらの盤もそれらに負けないくらいにイカしてますよ。
場所はニューヨークの伝説的ハコのボトムライン。
そんなに大きくない会場らしく、それがかえってバンドと観客との間近な距離間としてリアルなリアクションと、化学反応を起こしてプラスに作用しています。やはりブルースは下手なギミック抜きにこうでなくてはね。
トリオ編成だから、ジョニーウィンターのギター、ボーカルがクッキリ鮮明に随所から飛び出してきます。
これはジョニーの意向でファンが最も望む曲中心にセレクション。
オープニングからいきなりフレディキング「ハイダウェイ」そしてレイチャールズなどなど勢い良くほとばしるハードなブルースロック!
がなりたてるぶ厚いやさぐれボーカル、鬼気迫るスライドギターも疾走しまくりで絶好調!
まだまだこの頃のジョニーは元気いっぱい。聞き応え満点、あっという間に終わってしまった^_^!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

chicago/the studio albums 1969-1978&1978-2008

2018-03-15 11:51:20 | CHICAGO

chicago studio albums 1969-1978
1979-2008
シカゴのオフィシャルスタジオアルバムのボックスセット
10枚組が2種類
第1弾は、シカゴの記念すべきデビューアルバム「シカゴトランジットオーソリティ」からテリーキャス亡き後の復活作「ホットストリート」
第2弾はディスコサウンドが物議を醸した「13」から一時はお蔵入りした曰く付きの「XXXⅡ」まで。
ライノが最新のデジタルリマスターを施し、更にボーナストラックまで収録されています。
各紙ジャケット仕様。
これ以外の音源としては、ライブ、クリスマス、ベスト、シンフォニー、セルフカバーそして「NOW」をゲットすれば大体はパーフェクトです^_^!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,149 江別市民会館 大ホール(PART,1)

2018-03-13 21:18:41 | Live Set List
  • 2018,3,11(SUN)

江別バンド・フェスティヴァル4

ついこの間までの大寒波が嘘のように気温が急上昇。

いきなり春めいてきて気分爽快です。

道路は水溜りでグシャグシャですが、雪投げ地獄に比べたら全然天国だ(笑)。

さてさて、STAはずっと月1ペースでライブを敢行してきたわけでありますが、今月は珍しくも2本立てです(メンバーと曲目に一部変更あり)。

4日は小樽、そして1週間後の11日は本拠地の札幌ではなく、なんと隣町の江別であります。

江別といえば、STAがライブ活動し始めた10年くらい前に大麻エポアホールにて2度ほど出演したという経緯がある程度。

しかも今回は中心地の「江別市民会館大ホール」

STA初登場ですよ!(ファニーやカツにとっては、ホームグラウンドだけど・・・・)

期待感ワクワク。

地図を見ながら会場に車を走らせてみたのですが、雰囲気からして江別体育館と勘違いしそうでした。

他のミュージシャン達も、私同様にけっこう迷ったり不安になったらしい。

自分だけではなかったとわかり、幾分はホッとしました。

とにかく無事に会場到着するも、でかくて立派なのでビックリ。広大なる土地のパーキング。

マサが一番乗りして玄関を通過すると、スタッフの方々や今回の主催者兼ギタリストのナガクボくんが温かく出迎えてくれました。

ナガクボくんは多忙なのに、懇切丁寧に一つ一つ扉の鍵を開けてくれて親切に説明までしてくれます。

ロビー、廊下、トイレ、楽屋(各部屋のドアボードにバンド名書き込みあり)、そして観客席からステージまで案内。

とにかく言葉を失うほどに立派なので超感動。プロのコンサートに利用される本格的ホールなんだから当たり前なんだけどね。造りとしては小樽市民会館、札幌サンプラザに似た構造。

でも、照明や音響効果関係など全てが贅沢に使い放題なんですよ。

凄いでしょう!こりゃあ俄然燃えてきましたよ、メラメラ~!

そうこうしているうちに、バンド連中が集まってきました。

どいつもこいつも見慣れた顔ばっかりだ。軽く互いに挨拶を交し合い。タイムテーブルでは事細かにリハーサルが組まれていたんだけど、STAよりも前のバンド達は全てキャンセルで事前にチェック済なんだってさ。

皆、数日前すでに本番さながらに舞台上でリハしていたんだねえ。

で、肝心のSTAはといいますと、スタジオ・リハでは残念ながら全員集合とはならず、当日のリハもゲストを迎えて持ち時間内でのサウンドチェック。この時にも2名は欠席だったから、実際にはフルメンバーにてのライブは、ぶっつけ本番状態。

まあいつものことだけどね。

逐一ミキサーとのやりとりで音固め完了。この時にもナガクボくんがステージとミキサー間を行ったり来たりして、連携を図っているのだから頭の下がる思いです。ご苦労様。

市民会館スタッフの方々が全てを管理しているので、大船に乗ったつもりでライブへ臨めますよ。

しかも、驚いたことにシュガーレス、アズマッシーズのボーカル・キョンキョンが上の階からピンスポットライト係り、ボーカル&ギターのタッキーが司会進行を担当するっていうんだから頼もしい限り(キョンキョンいわく「ライブじゃあないから気楽」・・・でも全ライブ終了後はさすがにクタクタだったみたい~)。

彼等とのバンド仲間でもあるマリちゃんも、ナガクボくんと共に今回のライブイベントを主催しているのですよ。

もう4回目なんだってさ。

アットホームで和気藹々の空気漂う中、徐々に楽屋も賑わってきた。ロビーも入場時間までイスに座って待ってくれている観客の方々が見受けられます。

受付嬢からプログラムとアンケート用紙を受け取った人々が、早速書き込んで投函。

大きなボードには、タイム・テーブルと出演バンドのプロフィール&フォトが貼り出されています。

13:00が開場時間だ。

会場内には軽快なBGMが流れていて、着席した観客が各バンドをプログラムに目を通しながらチェックしています。

開演時間13:30

ブザーが鳴り響いた。

舞台の袖から現れた我等がタッキー。マイクを手に慣れた口調で話し始めました。

「はい!みなさん、こんにちは!江別市民会館大ホールにお越しいただきましてありがとうございます!雨が降ったり雪が降ったり、先ほどまで天候をとても心配していたんだけど、けっこう晴れましたね。路面も歩きやすい状況です。

ライブを始める前にお願いがあります。

会場内での飲食はご遠慮ください。その際には受付ロビーにてお食事よろしくお願いします。

2つ目のお願いは会場禁煙となっております。(随所で笑いをしっかりととりながらも、見るからにタッキーって善人丸出しだねえ)

 

1、13:30~「POLAR STAR」

それではトップバッターの登場です。

バンドからのメッセージ「八神純子のカバーです。結成間もないので今回はみんなが知っているシリーズですが、今後マニアックな曲まで幅広くやります!」とのこと。

今回のライブイベントのトリを飾る「.J 」のメンバー達での別プロジェクト「ブレイク・スルー4TH&MIKIMIKI」でもついこの間の1月に八神純子を目一杯に聞けたばかりだけにラッキーの連続だ。

ここ数年前から密かに八神純子再ブレークの兆しがありますよね。特に80年代に青春を送った世代にメチャクチャに受けまくっているそうですよ。八神フリークの女性シンガーが次々に誕生もしています。

それではどうぞ!

6人編成の内訳です・・・・VO&KBマリちゃん(YAMAHA S90XS)、TOTO大好きナガクボくん(Gミュージックマンのスティーブ・ルカサー・モデル。メタリック・レッド)、キクチくん(Bムーンのコアボディ・ジャズベース。ローズ指板。アンプは会場のSWR)、ノリちゃん(DR会場設置のヤマハ白セット)、引っ張りだこの人気者フクちゃん(KBローランドRD800)、シノブちゃん(CHO&ホイッスル)。

女性シンガー達と男性陣のバンドという図式。

そうなのです!今回のイベント主催者マリちゃん&ナガクボくんのバンド。

マリちゃんは多方面のバンドに所属、もしくは率いています。実はマサはマリちゃんがキョンキョン&タッキーとアラベスクを歌って踊っていた夏の小樽ライブでタイバンしていて、その艶姿を目撃していたのでした。

あまりにも鮮烈だったので、しっかりと憶えていたもんね。才色兼備とは彼女のことです。

「こんにちは!私達も頑張って演奏していきます。」

1曲目「思い出は美しすぎて」

皆さんもよく知っている八神純子のデビュー曲・・・・・

もうこの瞬間からマリちゃんワールドにあなたを誘います。

マリちゃんのクリスタル・ヴォイスと、チャーミングなトークを目一杯に散りばめてくれました。

ああ、タイトルどおり、いきなり何から何まで美しさで網羅されています。

こんな素敵なバンドが、オープニング・アクトだなんてもったいないくらいさ。

ご多分にもれずひっきりなし「マリちゃ~ん!」とラブコールが飛び交っていました。

次々と矢継ぎ早やに繰り出される、琴線振るわすツボを心得たメロディ。

この選曲はナイス!

嬉しい限り。

皆、我を忘れてウットリしています。

その奥行きの深さと音造りに感服。

マリ嬢の力量を目一杯に思い知らされてしまいました。

シノブ嬢の発するホイッスルに導かれて奏でられるギター・フレーズも絶品だ。ポーカーフェイスのナイスガイ・ナガクボくんによる、ちょっとサンタナっぽいエモーショナルなギターは熟練の技。

和風テイスト満載。こういうのも、なかなかにいいもんだね。

マリ嬢が、エンディングで綺麗なハイトーンによる圧倒的存在感を演出。

もはや独壇場と化して感動的ですらありますよ。下手な説明文では到底表現できないくらいだ。そんなものいくつ並べたって無意味さ。

再び観客席から「マリさん、素敵~!!」

フクちゃんも、数多くのバンドを掛け持ちというモテモテ・ミュージシャン。STAとは4日のゴールドストーンでも一緒だったけど、この日は1バンドだけの出演とのこと。意外だね。根っからのバンド好き男。そのフレンドリーな人柄からは想像もつかないくらいの腕前を発揮。一見の価値アリ!。

でも風邪が長引いていて、マスク装着でちょっと辛そう・・・。

安定感抜群のベース・キクチくんは、ライブ後の打ち上げ中にマサへ話しかけてきて思い出したんだけど、イングヴェイ大好きコバちゃん率いる「T-GROOVE」古くからのメンバー。お互いに久し振りのご対面で盛り上がっちゃったさあ。(ちなみに彼はファニーともバンド仲間)

シノブちゃんのコーラスも官能的な響きで好サポート。気合の入り方が半端ではないですね。

「みずいろの雨」

もうはや、この名曲を持ってきましたか!出し惜しみなく、気前のいいことだ。

ここでも巧みなバッキングが奏でられる中、センターフロントにてプレイするマリちゃんの繊細なるタッチのピアノとキュートでセクシーなボーカルを前面にフューチャー。

贅沢なる至福の世界を堪能させていただきました。

永遠のニューミュージック・スタンダードを立て続けにプレイ。

本業がピアノ講師というマリちゃんにとっては、十八番ともいえるヒット曲。

遠慮無しに、喉を震わせて決めまくり。しかし改めて言わせてもらいます「いい声しているなあ・・・・」

咽び泣く素晴らしきギターも、極限までのサスティーンを轟かせてキーボードとハーモニー。

一緒になって歌っている人や、ウチワ片手に観戦しているお客さんも見受けられます。

そして、シノブちゃんのホイッスルはじめ、バックのメンバー達も、持ちうる限りの高度なインタープレイをエンディングで火花散るほどにつぎ込んでくれました。

うるさ型の輩も認めたよ「上手い!!」

ここでマサが奮い立ってきた。実は自他共に認める八神フリークなのでした。

チラッとマリ嬢が奏でた鍵盤音だけで、逐一解説ができるのです(笑)

乞うご期待!・・・

マリちゃんMC「今の曲、懐かしいという方、けっこういらっしゃいますか?キーボードとヴォーカルは久し振りなので、次に何を喋ればいいかなあ・・・なんて考えながら演奏していると歌詞が飛びそうになります(笑)。八神純子がキッカケでピアノと歌をはじめました。このバンドを末永くよろしくお願いします。私が一番歌いたいと思っていて、あまりメジャーではないけど今回やらせていただきます・・・・・」

ピアノの厳粛なる旋律がそのまま本編へと繋がる憎い演出。

 3曲目もポップ・フレィヴァーに満ち溢れたしっとり系バラード「夢みる頃を過ぎても」。

グッと場面転換。

マリ嬢は切々と丁寧に語りかけるように、伸びやかに歌い紡いでゆきます。

叙情的なアコースティック・ピアノがメインだけあって、どこからともなく溜息が漏れてきそう・・・・。

前半は延々と情感漲るピアノとヴォーカルのみ。心にしみじみと染み入りますね。

会場内は水を打ったような静寂・・・・誰もが、感傷に浸ってじっくりしんみりと聞き入っています。照明も淡く愁いを含んだ光で包み込んでくれます。

おっと、油断していると何故だか鋼の涙腺が緩んじゃいそうだ・・・・ウルウル・・・・。

フクちゃんの壮大なるオーケストラ・シンセサウンド。

効果絶大なるリムショットとバスドラム、やや抑え目なベースがシンクロして追随。

ドラマティックな空気の展開で迫ります。

緊張感に満ちた各パートでしっかりと主張していますよ。手拍子と共に、ネオン・スティックを左右に振る観客。

マリ嬢再びMC「ありがとうございます。あと2曲、歌わせていただきます。これも大好きでとっても素敵な曲なんですよ!お願いします!

・・・・・・想い出のスクリーン!」

4曲目も極上のJポップ・ナンバー。

ドラムのカウントにはじまって、スネアからたたき出される貫禄タップリの切れっ切れボトム・サウンド炸裂!

ベースのキクチくんはさすがの2フィンガーも交えて、そのままステージ・フロントにゆっくりと躍り出て重厚なるグルーヴを見せつけてくれました。

ギターからキーボードへと目まぐるしく駆け回る、コンビネーションの応酬も凄まじい。

ホイッスルやエフェクター効果もセンス抜群で、小技の連発には観客の視線も釘付け。目が離せません。

エキサイトする観客。全員がノビノビとプレイに専念。

極めつけは流麗なるギターから紡ぎだされるクリアトーンの音像に、妖艶なるヴォイスで応じるマリ嬢。思わず唸りつつも、聞き惚れてしまいます。

ここへきてグッとお洒落に気取った大人のムードに浸るのも一興。ドップリとウットリ酔いしれ癒されてください。

これだけ歌えたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ。微笑ましくも、羨ましい限り。

「よく子供の頃に今は亡き父親に私の弾き語りを聞いてもらったのですが、お前の歌声は息苦しくなる!と言われました(笑)。

メンバー紹介をします!(ここでリスペクト目一杯こめて、一人一人を丁寧にアピール)」

優しい人柄が垣間見えるマリ嬢

「皆さん、楽しんでもらえてますか?最後いきます!」

アベさんが早速立ち上がり、一心不乱に踊る最後の5曲目は「パープル・タウン」

(アベさんの訪れるライブ会場にはステージ最前列中央「アベVIPシート」を設けるべきだ!と私は真剣に提案したいと思います。もちろんダンス・フロア付きでね)

一聴しただけで八神節だとわかる、流れるようなメロディが光を放つ快適な名曲。

やはり最後はこれに尽きるでしょう・・・・・

これをやらなければ許されない。ステージを降りられないよ。(当時デヴィッド・フォスターがプロデュースしたレイ・ケネディのロンリー・ガイとひと悶着あった曰くつきだけどもパーフェクトな金字塔)

伸びやかで張りのある官能的ヴォーカルを、惜しげもなく聞かせてくれるマリ嬢。

男性陣も難攻不落なこのバッキングでは、巧みなトリッキー・テクニックを駆使。余裕の表情で繰り広げてマリ嬢を盛り立てつつもガッシリと支えます。

的確なドラミングが絡みつく中、アーミング&チョーキングを交えたギター・ソロとスラップ・ベースも気持ちいい。

一際照明が煌びやかだ。

常にテンションの高いステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。このギャップも魅力の一つ。

ここでも、ギターの滑らかなる決め一音フィンガリングに雪崩れ込み。

マリ嬢の豊かな声量はここにきても全然衰え知らず。恐るべし。益々艶を増しているではないか。「まだまだここで歌っていたいわ!もっともっと私の歌を聞いて!」と言いたげ。

 「どうもありがとうございました!ポーラ・スターでした。またどこかで会いましょう!」好感のもてるステージングには、とっても大満足さ。

オープニング・アクトという責任重大なる大役を、ものの見事に余裕で果たしてくれました。

大成功だね!

今度はできることならば、ゴージャスにバンド名の「ポーラ・スター」も聞いてみたいなあ!

ちなみにマリちゃんとナガクボくんは小学校の同級生なんだってさあ。

その頃の2人に、今こうして一緒にバンド活動していることを教えてやったら、さぞかしビックリすることでしょうね。

司会者のタッキーがマリちゃんとシノブちゃんを招き入れて舞台の袖にてインタビューを敢行。

「はい、ありがとうございました。もう一度、大きな拍手をお願いします。2人とも、花束を受け取ったのですね。逃げないでください。泥棒は許しませんよ(笑)。」

などとおしゃべりタイム。

このバンドは結成半年ぐらいで、今後のライブ予定はないそうです。マリさんはこのような大きなステージ、しかもセンターで演奏できて恐縮の御様子。

2、14:10~「UnlieSky」

ジャパニーズ・ロックバンド2曲カバー以外は、全てオリジナルをピアノによる弾き語りで切々と聞かせてくれる期待の新星がセカンド・アクトです。

若さ溢れるタクマくんからのメッセージです「激しいキーボード・プレイを売りとした弾き語りをやっています。

Twitterフォローお願いします!Twitter @UnlieSky_music」

本格的にクラシックを学んだというだけあって、テクニカルな鍵盤捌きには目を見張るものがあります。

生真面目でどこまでもストイック、完璧主義なるミュージシャン・シップが確実に反映されていましたね。直前までセット・リストに苦慮していたところなんかもその表れです。

己に対して常に厳しい態度で望む姿勢は、見習うべきポイントだ。

なよってふやけきった輩どもに、彼の爪の垢を煎じて飲ませたいくらいさ。

個性的なメッセージを込めた楽曲を今後もたくさん聞かせて欲しいね。

実はこのたびのライブ・ミーティングの際がマサとタクマくんの初対面だったんだけど、その際にお互いの住まいが近所だということが判明。

マサが彼を自宅まで送ってあげた際にも、車中意気投合したものです。

音楽を愛する者同士にはジェネレーション・ギャップなんて消し飛んじゃうってことを身を持って実証しちゃいました。

さて、黒の革ジャケットをシックに着こんでソロプレイ。

ピアノマン「アンリー・スカイ」の幕開けです。

「Destiny」

オリジナルとは思えないくらいのハイ・クオリティ・ストーリー。

初々しくも、クールで独自の世界観をしっかりと確立していますね。

「運命、宿命」という哲学的テーマを主軸に据えるスタイルを書き綴るとは、大したものだ。

エネルギッシュに激情込めて淡々と弾き進む中にも、ワイルドなるメッセージを込めて歌う様は、柔軟に富んでいながらも確固たる信念を貫きとおす強靭なる意思と誓いが訴えかけてもきます。

「皆さん、はじめまして。アンリ・スカイといいます。今やった曲はディステイニーというオリジナルです。

僕はずっとクラシック・ピアノをやっていたのですが、去年からJ-POPやロックをやり初め、年明けからこういうのもやってみたいなあと思い、はじめてみました・・・・これからも歌がうまくなるように頑張っていきます。

プログラムの中にオリジナルだけだとつまらないと皆さん、思われるので、有名なヒット曲もアレンジして入れていきます。次は・・・・Timetraveler

辛いことがあっても、時をかけることはできないけれど、今を一生懸命に生きよう!という希望のメッセージを込めて作った曲です。聞いてください・・・」

素早く力強い鍵盤プレイは説得力満点。

本人にマサが確認したところ、やはり意識的に低音部分へ比重を置いてプレイしていたとのこと。

やわなキーボーダーだと一発で腱鞘炎を発症しそうなくらいの迫力だよ。

心理描写が、鬼気迫るほどだ。

誠実な人柄が滲み出た、ぬくもりあるリズミカルでしっとりとした鍵盤タッチ。

慣れないソロライブにも関わらず、そんなこと微塵にも感じさせないほどの落ち着きはらったステージング。

皆さん、ここでは静かに集中して聞き入っています。

「こちらからだと真っ暗で客が見えないですね・・・・今日は来ていただきありがとうございます。このたびはライブのキッカケを与えてもらい心から感謝です。

この建物はとってもいいですね。それでは次の曲を聞いてください・・・・・・・I’ll wait forever」「イエーッ!」

ステレオ・タイプのラブ・ソングに固執したり終始せずに、絶え間なく希望の光を照らすかのような主張を音符に託しながらほとばしり出てくるのです。

それにしてもアピールするべき各曲の主題が半端じゃあないくらいに巨大なもの。または内省的意味合いもあるためについつい無意識のうちに気持ちが引きこまれていってしまいます。

そうとう曲制作に専念してきたのでしょうね。

「歌うだけでも大変なんですが、キーボード・プレイも激しいです。ピアノによるオリジナルはまだあるのですが、ここで若い方用に有名な曲・・・・・私のミュージシャンとしての原点・・・ワン・オクロックで・・・・The beginning」

インストウルメンタルのショート・バージョン・アレンジで。

これまたぶっ飛びのエッジが飛びきり効きまくった、目の冷めるような刺激的フィーリングがドライブするメガトン・ソングだ。

「ありがとうございます。次の曲は2人のカップルが異世界に迷い込んじゃって魅了されながらも、結局は元の世界に戻りたいと願う曲。バラードで・・・・Another world」

感動的なほどに、壮大なる威厳に満ち溢れたハッピー・サウンド思想。

十分に優雅な叙事詩の持ち味を発揮しているよ。

緊張感マックス状態を維持しながらも、時折実験的要素や遊び心もちらつかせる試みも成功。

「ありがとうございます。

もう1曲、ピアノ・アレンジでワン・オクロックの弟さんがやっているMy first story2014年リリースの虚言Neuroseと言う、知っている人は知っている曲をやります。」

平凡なる日常から大きく逸脱した、厳かなる幻想的なフレーズの応酬。

いかにも今の時代の先頭を疾走している音楽の代表格がこれだ!と言わんばかりのストレートを全力投球。

熱き躍動感がヒリヒリするほどに伝わってきます。

「ありがとうございます。次で最後の曲となります。激しく終わりたいと思います。ここから伝えたいメッセージは、どんなことがあっても守っていこう・・・・タイトルは・・・・守るべきモノ・・・・ではお聞きください」

最後の最後に鬼気迫る、最大の見せ場だ。

血と汗と涙の結晶がここにきて実を結んだか。

じっくりと今後も見守っていこうではないか。

「ありがとうございました。最後まで楽しんでいってください。興味のある方はツイッターのフォローをよろしくお願いします。」

会場内に流れるBGMはデレク&ザ・デミノス「愛しのレイラ」

ここでもタッキーによるインタビュー。

タクマ君は曲にメッセージを込めるのが好きとのこと。

色々な質問に心を込めて受け答えする中で、この日は東日本大震災から7年目だということでタクマくんの希望で会場全員で黙祷を捧げました。照明を落として・・・・・・。

3、14:50~「REAL BEAT」

バンドからのメッセージです

「澄川のリアル・ビートです。今回もよろしくお願いします」

「リアル・ビート」という店をボーカル・カキモト氏が経営。

メンバー達もそこの常連さん達で、生演奏を行っているのですよ。

だから当然、上手いわけだ。

5人組で全員が黒を基調としたコスチュームで、徹底的に統一。

曲はJ-POPと紹介されていましたが、全曲ボウイ、そして氷室京介なのです。

編成は・・・・キーボード・ジュン、ベース・ユウキ(ブラック・ボディ&ローズ指板)、ヴォーカル・カキモト、ギター&コーラス・シンジ(ストラトキャスター・ホワイト&ローズ指板。アンプはステージ備え付けのヤマハを使用・・・・2台設置されています)、ドラム・コウイチ。

 「こんにちは、ちょっとお時間をいただきます・・・・・BAD FEELING!」

男気に満ち溢れた、骨太なジャパニーズ・ロック・ビート炸裂!

激しく火傷しそうなくらい燃え盛る熱いエナジーに、思わず会場から口笛が「ピューピューッ!」と吹き鳴らされます。

やや腰を落とし気味で斜に構えたギターのシンジくんが、カキモト氏のボーカルに絡みつくように援護射撃。

フレーズの一音一音に説得力を込めて弾きこむので、思わず食い入ってしまいましたよ。

それにしてのボーカルのカキモト氏。ガッシリとした体格からして見るからにメガトンヴォイスなんだろうなあ・・・と思わせちゃうほど。

カリスマ氷室京介の声、独特なる節回しや息使いまでメチャクチャ心憎いほどにそっくりなのでビックリ。ワイルドなる声質・声量で迫ってきます。

まるでカキモト氏に、氷室京介が乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまいそう。

ちょうどバンド・ブームの頂点にて活躍してた暴威ことボウイの洗礼を、脳天から爪先に至るまで浴びた世代なのですね。

日本中が活気に包まれて、躍動していた時代。

「CLOUDY HEAR」

ストレートなオープニングから一転して、ここではテクニカルで危険な香り漂う繊細なるギターによるアルペジオが導入部分。

これがまたバンドにとっては、絶妙のコントラストとフォルムなんだよね。

極めつけは、壮絶無比なるコウイチくんのスティック捌き。ここも特筆すべき点。

不動の鉄壁音楽集団。

チームワークもコンビネーションもバッチリで激烈的です。

「!イエー!」の歓声を受けてメンバー達が最前列にて仁王立ち!神々しきお姿に後光が差している。

天下無敵のもろビートロック・ムーブメント真っ只中へと、とめどなき雪崩れ込み。

荒々しく猛り狂うライブ栄えのする曲。更にはドラムソロまで挿入するという徹底振り。

エキサイティングかつエモーショナルな情景に脱帽。

テンション・マックス!!!

「サンキュー!はい、リアル・ビートと申します。今回で2回目の江別市民会館です。お誘いいただきましてナガクボさん、本当にありがとうございます!・・・・」とカキコト氏がMC中・・・・・と、いきなりキーボードが演奏をはじめた!

ハッピー・バースディーだ!

なんとこの日は、カキモト氏の誕生日なんだそうですよ。

バンド・メンバーはもとより、会場の皆全員でハッピー・バースディを歌ってお祝いモード。「おめでとう!」拍手喝采!

マリちゃんがプレゼントを持ってステージヘ現れて、カキモト氏に手渡す。

照れながら恐縮の面持ちで受け取るカキモト氏。心憎い配慮で効果倍増だ!

「今日はなんかちょっと嬉しいです・・・・東日本大震災の日なんだけどね・・・・。それでは僕の好きな曲をお送りしたいと思います。

ノリの良い曲を聞いてください・・・・ONLY YOU!」

ノイジーなるギターを導入部分にすえて、遂に飛び出した。

波状攻撃再開!

スィッチを切り替えて、凛々しきロックンローラーの表情に戻りましたよ。

頑固一徹、タイトで濃厚なる圧倒的なサウンドが心地いい。

布袋寅泰直伝ギター・カッティングが鮮やかに冴え渡ります。

入魂のメッセージが鋭く突き刺さってきます。

「オンリー・ユー」の一節では、カキモト氏おもわずその逞しき胸板を叩く。

全力疾走で一丸となっての大合唱。

カキモト氏は、黒のジャケットを華麗に振り乱しています。

その様が見事照明に映えるのだ。

汗吹き飛ばし、過激なまでのベース・ダウンピッキング。

「まだまだやるぜい!もうしばらくの間お付き合いください。よろしくお願いします。・・・・・NO、NEW  YORK!」

ハイハットのカウントから、脳天炸裂なへヴィー・チューン。

専属のカメラマンが会場のあちこちを駆け回りながらも、ベスト・ショットを狙い続けています。

統一された、無骨なまでのストロング・スクリーム。

個性派・高橋まこと役のリズミックなバックビートも歯切れがよくて痺れてきます。そしてギターのシンジくんも迫力満点のコーラスで吠えまくる。

もちろんユウキくんのベース重低音がドテッパラにビンビンと響いてくる。

カキモト氏はドリンクを一飲みしてからMC「ありがとうございました。新鮮で緊張感いっぱいです!・・・・という事で再びBOOWYの古い曲を聞いてください・・・・MEMORY!」

代表作かつ決定打を、これでもかというほどにぶちかましてくれました。

魂の咆哮とはまさにこのこと。極めつけです。切なきトーンが咽び泣いている。

テクニシャンのシンジくんは、巧みなストロークでギターをクールにこなしていまスね。さすがです。

女性客が「イエー!」コール&レスポンス「イエー!イエー!!」

余力を振り絞ってのスパーク・アクションでかっ飛ばしていく。

カキモト氏は両手を挙げて手拍子を要求。シンジくんは水分の補給。

「サンキュー、オールライト!ありがとうございました!え~、まるで千本ノックのようなライブです(笑)。

江別でのライブと言いますと、僕が若い時に出演した隣の小ホールを思い出します。

えーと・・・あと1曲ほどお付き合いください。けっこう有名な次の曲、もしよろしければ皆さんも盛大に手拍子なんかを織り交ぜてOH,YEAH!なんていっていただければ尚嬉しいです。普段は僕とギター以外は歌わないんだけど、今回は全員で歌います!氷室京介のソロを・・・・1・2~1・2~1・2・3・4!!」

余力を振り絞っての全開突入だあ!

ここでもほとばしるエナジーは健在。ドッシリとした完璧なるリズムで、纏め上げられた燻し銀ナンバー。

すでに全身ビッショリと汗まみれで大熱演。

あのクセモノバンドの空気感までをも忠実に再現しています。

裏打ちのリズムが絶妙な癖のある、それでいて病みつきになりそうなくらいに不思議な「オー、イエー!」

お約束の大合唱と共に、何度も何度も拳を突き上げるバンドと観客。

恍惚の一体感。

他のバンドのギタリストがいつの間にか無意識のうちに、最前列にてかぶりつきでシンジくんの手元を食い入るような目つきで注視しています。もはや金縛り状態。判るような気もします。

あれだけのものを目前で見せつけられちゃあ、たまったものじゃあないもんね。

それにしても勉強熱心だね。自分のライブ以外無関心ポーズな輩が多いこのご時勢。本当に偉いよ。得られるものは貪欲に取り込む純粋なる姿勢を見ていると、道産子ロッカーの明るい未来が開けたような気がします。

カキモト氏はステージの端から端まで歩き回ってパフォーマンス。

終いには客席に降りての熱唱(握手付き)。

ジャキジャキとパーカッシブなるパワー・ベースに導かれてアドレナリンが、とどまることなく大量に大噴出。

カキモト氏、汗拭きつつ「あ~そうだ!メンバー紹介します」

丁寧に一人一人の愛称を呼ぶと、コウイチくんがビシバシとドラムにて演出(和気藹々の中でも猛アピール!)

「え~ありがとうございます。やっとリラックスしてきたかなあ・・・と思ったら、あっという間に、もう終わります。(え~!?短い・・・・)僕等も楽しかった!またこういう機会あれば皆とお会いしたいです。よろしく!!」

これがライブの醍醐味ってものだよね!

インタビューはリーダーの命令で(!?)メンバー2人が対応。

マスターは前日に飲みすぎて疲れたそうです。

で、店では毎日ライブを開催しているそうで、マスターはボウイを中心になんとAKB48まで歌っちゃうのだそうですよ。

夜の8時にスタートして終わりは融通が利くとのこと。

店の住所は?・・・・とタッキーに聞かれて言葉に詰まってしまったメンバー達。見かねた観客から「4条2丁目!」と助け船。

ゴヒイキさんも応援に駆けつけてくれていたんだね!

インタビュー終了後、タッキーが「それでは、次のバンド準備に取り掛かりますので、しばらくお待ちください・・・」

これにてライブ・レポートのパート1は終了です。

ここまでの長文・駄文に辛抱強くお付き合いくださいまして、感謝します。

それでは残り4バンドのレポートは、パート2にて。

どれもこれもジャンルがかぶることなくバラエティ。

後半もとっても楽しめますよ。それでは!

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

pandora's box(chicago)

2018-03-13 21:15:23 | CHICAGO

パンドラのはこ【パンドラの箱】 ギリシャ神話で、ゼウスがすべての悪と災いを封じこめて、人間界に行くパンドラに持たせた。 パンドラが好奇心から開けたため、人類は不幸にみまわれるようになり、希望だけがの底に残ったという。

masa's art chicago logo respect gallery

〜ウィキペディアより〜

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EX the ventures/NOKIE EDWARDS死去…KING OF GUITAR

2018-03-13 19:27:35 | CHICAGO

高齢だから、ずっとずっと健康状態はどうなんだろうか…と1ファンとして心配していたところに飛び込んできた訃報。
キングオブギター、ノーキーエドワーズが3月12日に亡くなったそうです。享年82歳。
言わずと知れた元ザ ヴェンチャーズのギタリスト。
モズライトを手に、たくさんの革新的奏法やフレーズなどを生み出した伝説の人です。
音楽界にはジャンルを超越して数多くのフォロワーを生み出しています。
リックデリンジャー、ジェフスカンクバクスター、ジョーペリー、ピーターフランプトン、クリススペディング、シカゴのテリーキャスからチャーまで、まあエレキギターの洗礼を受けた方ならば皆影響を受けている事でしょう。こと日本では特に大人気のノーキーでした。親日家のノーキーは度々来日コンサートも行ってくれましたね。やはりコアなベンチャーズファンは、ノーキーに対する思い入れはひとしお。
北海道が大好きなノーキー。有珠山が噴火した時にも、すぐに心配して懇意にしているファンの方へ連絡をくれたそうですよ。
それだけにとどまらずに、多忙の中で北海道をテーマにした曲をプレゼントしてくれ、チャリティーコンサートまで開催してくれました。愛妻家のノーキーは美しいジュディさんといつも一緒でトレードマークのちょび髭とテンガロンハット姿でいつもニコニコしていました。
音楽活動をしていない時はアメリカに所持する広大なる牧場で愛馬たちと静かに暮らしていました。
私個人的な思い出としては、自分が勤務していた楽器店でお客様のラジオディレクターと企画した店内ライブに、いきなりなのに快諾してくれて生中継、更にはインタビューからサイン会、写真撮影会まで協力してくれたこと。あれはものすごい反響だったなあ。ラジオを聴いた往年のエレキ小僧達が続々と来店ですし詰め状態。だって無料で目の前にてノーキーを体験できるのですからね。
洞爺湖のアマチュアコンサートにノーキーがゲスト出演、私が審査委員長を任されて、その後お別れの新千歳空港搭乗手続き入り口でスタッフやら追っかけおじさん達の後方で私は仕事だし、若造だから遠慮気味に1人でポツンとしていたらノーキー自ら笑顔でゆっくり歩み寄ってきて「ハーイ、サンキュー、サンキュー!」と耳元で囁きながら優しくギューッとハグしてくれたのです。あの大きな胸板と暖かな包容力は一生忘れられない私の宝物。
私が手にしていたCDなんかにも自らサラサラとサインまでしてくれたしね。
だから私にとってノーキーエドワーズはギタリストとしても人間としても特別な存在なのです。私はテケテケ世代よりも、ちょっと後追い野郎ではありますがノーキーに対する愛情は負けてはいませんよ。
ノーキーさん、私は今とてもショックで言葉で言い表わせないくらいに悲しいです…でもありがとうございました。あなたのあの間近で拝見しちゃった鮮やかなフィンガリングは鮮やかに焼き付いていますよ。チキンピッキング、キュッキュッとカッチャキ奏法、アーミング、そしてテケテケサウンドねー!かっこいい!^_^ビートルズ以前、すでにエレキ界へ莫大なる遺産を残してくれたのですね!キングオブギター、MR.ノーキーエドワーズ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

an inletan arm of the sea(chicago)

2018-03-12 00:24:04 | CHICAGO

入り江とは海岸の一部が陸側にえぐるように入り込んでできた地形のことである。(うら)、入り海(いりうみ)ともいう。

〜ウィキペディアより〜

masa's art chicago logo respect gallery

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

STA江別に初進出!

2018-03-11 15:10:05 | Live告知

2018.3.11(SUN)

BAND FESTIVAL  VOL.4

the  Sapporo transit authorityが江別に初進出❗️

この会場は広い、音良し、綺麗と大評判です!

1バンドの演奏時間は30分です。各バンドの入れ替え時間は別に10分

詳細は随時決定次第こちらにアップしていきます!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする