7,17:30~18:00
「稲葉美紀DEAR FRIENDS」
(八神純子他をカヴァー)
意外にも、このライブレポートは多方面の人たちが閲覧しているようで執筆している私本人が驚愕しているくらいだ。
ライブ会場で「読んでいますよ!」と、何度も声をかけられて絶賛の嵐。
たまに辛辣なご意見も頂戴するけれど、そんなことには目もくれず、ただひたすら頑張って書き綴っていこうと思いますので、今後とも叱咤激励のほどよろしく!!
****さあさあ、ここでSTAともひじょうになじみ深いバンドの登場ですよ!!
心してライブ・レポートを読んでね!
それでははじまり、はじまり~~!!****
バンド入れ替え中に流れているBGMはスティクス「ミスター・ロボット」、ザ・ビートルズ「ア・ハード・ディズ・ナイト」、ウイルソン・ピケットの「ダンス天国」で派手に決めて、締め括りはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」・・・・・
シットリ感動的でムードが盛り上がるねえ。
コロナの感染状況を考慮してこのイベントは夜7時前には終了予定。
通常ならば10時くらいまでガンガンに賑わっているんだけどね。
まあ、このイベントは例年この流れに沿っていますよ。
江別市民文化祭故に、これは仕方のないこと。
***早くもライブ・レポートの第7弾に突入だよ!つまりはトリ前だ。
お楽しみに!!***
札幌からの出演となる5人組です。
全員が落ち着いたイデタチによるファッションで統一。
このバンドは古くからのSTAファミリーなんだよ。
顔なじみのメンバーどころかSTAでガンガンにプレイしていたナイスガイまで在籍しているしね。
それでもこことSTAが対バンを組むのは超久しぶりだ。
- 手元に残っている記録によると、今年の2月27日(日)小樽雪明りの路・運河プラザホール以来(ゴールドストーン&スターライトでは「そうきあ」&「.J」で対バンを組んではいますがね・・・・)
本当ならば去年8月の小樽・北運河サウンドエナジーなんかでも一緒になるはずだったのに、このコロナ騒動で泣く泣く出演を辞退していたのさ・・・・。
近年はアコースティックプロジェクトに着手してグッと落ち着いた雰囲気を醸し出していた彼ら。
全員が椅子になんか座ったりしてね。
若干のメンバーチェンジも施しているようだし(でも見たことのある顔ばかりだけど・・・笑)。
皆、元気にしていたかい?
彼等がエントリーするとしないとでは、イベントとしてのクォリティに差が顕著に現れてしまうのは明らかでしょうね。
結果的には出演が実現してくれて良かった、良かったよ。
ここでのメンツは、全員が長年にわたって他のバンドでもSTAとはしょっちゅうタイバンを組んでいる。
ご多分にもれず、今回の彼らもバンド掛け持ちにと多忙(コロナの影響で多少は落ち着いたのかな?!)。
この日の楽屋がSTAと隣同士ということもあって、ちょくちょく行き来していたよ。
時にはお互い、廊下で写真撮影に勤しんだりしてね。((´∀`*))
まずはバンド・サイドからのメッセージが届いていますので、ここでご紹介させていただきますね。
「こんにちは((´∀`))
実力派ヴォーカリストの稲葉美紀を前面にフューチャーして、プレイヤー達は彼女を盛り上げるバックバンドに徹するのが基本コンセプトです。
皆さんの馴染みのある曲や、得意とする八神純子を中心にオールジャンルへとチャレンジし、自らだけではなく会場の皆さんと一体になれる癒しとHAPPYなステージをお届けいたします♪
これからもドンドンと進化し続けますよ。
興味津々でしょう。
小樽ダンサーズのパワーになるよう歌います。
やっつけよう~やっつけよう~!!
どうぞよろしくお願いいたします」
う~む・・・なるほどなあ。
そういわれてみればどことなくアダルティックなムードを醸し出している。
「八神純子さんの楽曲をメインとし、バック陣の燻し銀を秘密兵器にバンドとのハイブリットバージョンが売りです。
伸びやかなるハイトーン、クリアヴォイスのミキミキをお届けします。」とのこと。
つまりはバンド形態プラスアルファの変則編成に落ち着く事と相成りました。
2017年のベッシーホールでは、インストウルメンタルとボーカルを織り交ぜた編成の5人組フュージョン・ロック・バンド、2018年1月のスペース・アート・ホールではピアノ弾き語りを中心に据えたバンド編成、同年8月の北運河サウンド・エナジーではMIKIMIKIヴォイスとトークを散りばめてくれました。
一昨年1月のモダンタイムではギターレス、ツインキーボード体制での初お披露目だった。
思い返せば今回の実験的ひな型だよね。
前回はあのハルコちゃんがキーボード&コーラスで参加もしていたしなあ。
ちなみに彼女はミキミキちゃんの大学の後輩だとのこと!
つまり見るたびに微妙な変化があるわけだ。
色々と試行錯誤の繰り返しなんだね。
バンド維持って何かと大変。
まあそれだけやりがいのあるジャンルではあります。
それでは今更説明や解説をするのも野暮というものではありますが、いきます。
ヴォーカルに華麗なる歌姫ミキちゃん。
本人によるコメントを紹介
「私失敗しないのでとドクターXを気取ってはいるが、密かに歌詞を間違えている・・・・(爆笑)」
彼女は多方面のバンドに所属しています(ポップスはもちろんのこと、アニソンから様式美へヴィーメタルまで)。
才色兼備とは彼女のこと。
なんと驚いたことに網タイツ姿でイングヴェイマルムスティーンのカバーバンド「J」でも堂々と演奏していました。
ずっとその雄姿を夢にまで見ていたのだよ。
ここまでの道のりは長かったあ・・・。
ありがたいことだ。
リーダー兼ドラマーは元STAのセッキーちゃん。
「最年長でドリンクを飲んで頑張っています(ミキミキ談)」
一昨年はカホンとウィンドウチャイムなどを巧みにこなしていました。
今回は本来のドラマーとしてその目を見張るようなドラミングを披露(スローンはヤマハ製。備え付けのドラムセットのシェルは緑色)
とにかく彼はリズムマシーンを片手に数段腕をあげた。
それはお世辞抜きに方々から聞こえてきた沢山の賛辞が証明しているよ。
テインバレスまでをも操っていたし。
彼のスティックの持ち方はレギュラーグリップなんだけど(写真を参照のこと)、その握りであれだけ叩けるドラマーって通のドラマーに言わせるとそうそういないらしい。
普段は笑顔を絶やさずフレンドリーな佇まいなんだけど、いざステージにスタンバイすると、キリリとかっこよく表情も引き締まって豹変するのだ。
彼も、フュージョン系ブレイクスルーを手始めに、数多くのバンドを掛け持ちというモテモテ・ミュージシャン。
病的なくらいに根っからのバンド好き男。
その温厚な人柄からは想像もつかないくらいの熟練技を発揮。
一見の価値アリ。
ベーシストには去年の夏、アミノ酸ことアミノ君がプレイしていたんだけど、今回も残念ながら欠席でした・・・・。
長期冬休みアミノ酸のサポートは・・・・・
あのマサキヨ君が見事に埋めていたよ。
非情にレアなバーガディミスト・ボディカラーのジャズベースを使用。
メイプル指板。
・Jの様式美速弾きスーパーギタリストとしてすでに有名人。
「サッポロのイングヴェイ・マルムスティーン」とは彼のことだ。
一昨年末からめでたくギタリストとして加入しているシモムラさん。
小樽マリンホールではヤマハの独特なデザインのサイレントギターを使用。
骨組みシェイプのあれね。
これは軽量で名器だ。
アノ時はアコースティック系だったからのこだわりか・・・・・
去年の夏にもユニークな仕様のレスポールを持参(レモンドロップのボディカラー)。
なんとビグスビーのアームユニットをマウントしていたのだ。
で、今回は真っ赤なエピフォンのセミアコギター335でプレイしていました。
相当のギターコレクターとみた。
これは面白いね。
マニア心を存分にくすぐるところ。
今度ゆっくりと楽器談義をしてみたいよ。
「酔っぱらっていても何故かギターはしっかりと弾く。内股になるけど・・・・(笑)」
実際に会場ではオフステージ中、椅子で居眠りしていたり、オリジナリティ溢れる(!?)(!?)ダンスを披露したりで人気者。
ずっと注目の的でした。
演者が食われるほどに。
目立った者勝ちの世界観だ!((´∀`*))
そしてキーボードレディが在籍というゴージャスさ。
これならばミキミキちゃんも歌に全力で専念できるというものだ。
このスペシャルなシフトは大正解。
ミキミキの八神様スタイルのキーボード弾き歌唱も絶品だけどね。
キーボードは、な、な、なんとその名もジュンコさん!
八神純子を弾く淳子さま。
20代の頃、ミキミキと一緒にバンドを結成していてポプコンや、キリン・ポップスグランプリなんかにオリジナル曲も交え出演してブイブイ言わせていました。
楽しい老後&ボケ防止のために再度返り咲いた次第!
めでたし、めでたし!!
ちなみにKORGのKROSSを使用。
以前には、会場入りした彼等をマサが捕まえて素朴な疑問を投げかけてみた。
「ブレイク・スルーとこのバンド、結局どのように区別するのかな?」
とどのつまり、ブレイク・スルーはセッキーによる純粋なる多重プロジェクト。
そしてこちらも表向きはセッキーがリーダーなのですが、実質的に影で取り仕切っているのはミキミキちゃんだとのこと(裏ボスね)。
なるほど!この差はやたらとデカイ(笑)
持ち時間が少ないので彼らも相当にアイディアを練って全編名曲オンパレードの形式で臨んできましたよ。
例によって前後編という流れで・・・・。
目まぐるしく次々に飛び出してくる珠玉のヒット曲に陶酔しちゃいましょう。
ほどよくバランス&サウンド・チェックも終えてスタンバイ・オーケーのサインをスタッフに送る。
「こんにちは!
じゃあ、よろしくお願いします。
昭和、平成の代表的ジャジーなレディースJ-POPをお送りしたいと思います。
‥‥大橋純子で・・・・シンプル・ラブ!」
開巻からぶったまげた。
これを聞くのは初めてだなあ。
感涙にむせぶなあ。
改めてミキミキちゃん・・・・上手いなあ。
どこまでも正確に伸びる歌声・・・・。とっても気持ちよさそうだよ。
道産子パワー炸裂の手腕。
最近また色々と触手を広げはじめてきたね。
憎い手腕がここでも超絶発揮。
1977年の大ヒット曲。
な、な、なんとマサの故郷が生んだ実力派歌姫初期の作品。
当時の日本テレビ界は演歌、歌謡曲、フォークばかり流れていた。
そこに爽やかで洗練された都会的なポップスを携えて堂々と登場したのが大橋純子さん。
解放感溢れる歌声は絶品。
だって短大時代に北大の音楽サークルに入り、ジャニス・ジョプリンや洋楽を原曲のキーで歌い、喉を強化しながら高音が出るように鍛えていたんだっていうんだからね。
実力派はそでに折り紙付きだった。
この曲は美乃家セントラル・ステイションがバックバンド。
もの凄い魅力的なミュージシャン揃いだ。
日本人離れした大橋純子さんに負けないくらいに魅力をふりまき続けるミキミキちゃんでした。
そして、また一段と腕を上げたセッキーのことも付記しておこう。
「今日はせっかくの日曜日・・・・?!あれ・・・?」
おもむろに最前列に陣取っていた観客のアベさんが割りばしに挟んだ千円札を差し出す!
「ええ!!??おひねり!!??
いつも踊ってくれているアベさん、ありがとう。
なんか演歌歌手みたいで感動したなあ。
こうして見渡してみるといつもの顔触れだから、安心して歌えますよ。
すっかりと寒くて暗くなっちゃったね。
紅葉もほとんど終わって、もう冬・・・・。
私たちの後にももう1バンド、田中くんが歌うアンクルキャッツも控えておりますので、残り時間25分ほどお付き合いよろしくお願いします。
今、若者たちの間でジワジワと人気沸騰の曲をおおくりします。
泰葉で‥‥・フライディ・チャイナタウン」
日曜日なのに金曜日の歌とは洒落ている。
実は金曜日のフライディではなく、飛ぶ、の「FLY」にひっかけているのだ。
この曲は以前からフェイスブックでマサとのやり取りからリサーチ済みだった注目のチューン。
実は今夏、キューブガーデンでパープル・ブリンガーと稲葉美紀DEAR FRIENDSが対バンした際に初めて聞いていたのだ。
最近のミキミキ一押しだけに、違和感なく序盤から馴染んでいるよ。
サビからの歌い出しも何なくクールにクリア。
なんとなくずっとミキミキのレパートリーだったような錯覚を覚えるほど。
ぶっ飛びの声量も求められる難曲だ。
世代的にもド真ん中だけに、キラキラと輝いているよん。
右手にアゴゴベルを持つミキミキの姿も自然と絵になる。
カウベルの響きもポイント高いし。
1981年9月21日に発売、泰葉のデビューシングル。
アルバム「トランシット」に収録。
オリコンチャートでは最高69位を記録。
マサは泰葉の渋谷パルコ劇場におけるお披露目コンサートを目撃してもいるので思いもヒトシオだ(ロビーは落語家たちの花輪だらけだったのが一種異様な光景だったけど((´∀`*))
「ありがとうございます。
この曲ってけっこう難しいのですよ。
泰葉さんは最近、この曲をキッカケにアジア方面から火がついて再評価されはじめていますね。
近年は危なっかしい言動や素行で注目されちゃって、勿体ないなあ。
才能豊かな人なのに・・・・。
次はこれまでとは一転、ユッタリとした雰囲気が漂う曲です。
JUJUで・・・・ナツノハナ・・・・」
2007年8月8日発売JUJU4枚目のシングル。
アルバム「ワンダフル・ライフ」に収録。
オリコンチャートでは最高ランキング78位を記録。
シモラーがリラックスしながら椅子の腰かけてアコースティック風にプレイ。
壮大なるピアノのイントロの導かれて懇切丁寧でエモーショナルな歌声が紡ぎ出される。
ここでは美しい旋律に心の底から酔いしれちゃいましょう。
これもミキミキにお似合いだ。
というか、ドラマティックすぎる展開の選曲が憎いほどにセンスいいねえ。
リズムセクションの粋なグルーブも極控えめながらも味わい深くて好感が持てますね。
演出効果が抜群さ。
ちょっと季節外れ感も否めないけど、ミキミキのニュー・フェバリット・ソングとなるかな!?((´∀`*))
「これは新曲だったので、心配だったんだけど、間違わなかったね・・・・良かったあ!
後半は私の大好きな八神純子様コーナーですよ。
・・・・DEJA VU」
(1980年4月21日リリースの3作目オリジナル・アルバムMR,メトロポリスに3曲目に収録)
MCとのギャップがこれまた楽しい。
ここでも八神&ミキミキ・ワールドにあなたを誘います。
とくとご覧あれ。
息をつかせる隙を与えてもくれない、極めつけのセットリスト。
もう何度も、彼らのステージを見ていますが、今回はコンパクトに纏め上げての名曲が目白押し。
いつものことながらレパートリーの豊富さも特筆モノ。
いつの間にか、感動的な歌メロと歌詞に打ち震えているのだ。
ドップリとセクシーでお洒落なムードに浸ってください。
グッと大人のサウンド溢れる、Jポップ・ナンバー。
目まぐるしい広がりを見せる、極上極まりない流麗なるメロディライン。
相変わらず完成度が高い鉄壁の歌声。
隠し玉のサンバホイッスルを吹き込む姿も幸せそう。
ミキミキちゃんは女性シンガーならではの華やかな魅力を振り撒いてくれたよ。
気合の入り方が半端ではないですね。
上手なシンガー数々あれど、ミキミキちゃんの表現力は別格。
皆、うっとり・・・・。
ベースのマサキヨくんは、さすがの歯切れ良いチョッパーも交えて、タイトに引き締まったベースランニングを描きあげます。
臨場感タップリで効果絶大。
ジュンコちゃん演じるシンセの優しくて淡いオーケストレーションが、そのまま本編へと繋がるキーボード操作も、小技の連発で観客の視線を釘付け。
目が離せません。
とあるキーボードプレイヤーも手放しで絶賛していたよ。
メンバー全員がノビノビと息のあったプレイに専念。
言葉を失うほどに。
極めつけはギターから紡ぎだされるトーンの音像。
奇跡の愁いを含んだパワフル・ヴォイスで応じるミキ嬢は新境地開拓。
こういう側面もあるんだねえ。
その引き出しの豊富さにはお口あんぐり状態さ。
思わず唸ってしまいます。
これだけ歌えたらさぞかし気持ちいいんだろうなあ。
微笑ましくも、羨ましい限り。
遠く澄み切った果てしなき江別の空の向こうにまで届け!とばかりに、遠慮なくぶちかましてくれました。
「ではメンバー紹介をします!(ここでリスペクト目一杯こめて、一人一人を猛烈にアピール)
なんと7キロの減量に大成功したという太っ腹のリーダーで私のわがままを聞いてくれるセッキー。
凄腕ベーシスト・マサキヨはギタリストでもあります。二刀流。
超絶技巧派のギタリストはシモラー!
キーボードのジュンコちゃんは男顔負けの存在感を発揮。
そして男性陣に囲まれていつも女王様状態の私はミキミキちゃんです!
じゃあ、それではまだいきます。
八神純子さまをドンドンと歌わなくっちゃあ。
違うアレンジで、ちょっと静かな曲・・・・思い出は美しすぎて(ペコリと義理固く一礼)」
「おお~~!」と感嘆ともとれるようなどよめきが沸き起こりました。
ポップ・フレィヴァーに満ち溢れた、バラード(1978年1月5日リリース。3枚目のシングル。メジャーデビュー曲。同年発売の同名アルバムに収録)
ややテンポアップしてナイト・フライト・ヴァージョンで。
セッキー気合十分に思い切り入魂のフィルイン。
セッキーは普段のロッカー然とした佇まいとはまるで別人のように、虎視眈々と叩きだしています。
守備範囲の広い男だね。
たいしたもんだ。
彼の有り余る才能の片鱗を見せ付けられてしまいました。
安定感抜群のスネアによるショット・ワーク。
やや抑え目なベースがシンクロしての猛追。
咽び泣く素晴らしきキーボードが、極限までの音色を遥か彼方にまで轟かせてボーカルとのハーモニーを奏でる。
ジュンコさんの官能的なエレクトリック・ピアノによるバッキングがメインだけあって、どこからともなく溜息が漏れてきそう・・・・。
前半は延々と情感漲るクリスタル・ヴォイスを堪能させてくれます。
心にしみじみと染み入るね。
会場内は水を打ったような静寂・・・・誰もが、演奏に浸ってじっくりしんみりと感傷的。
アーティスティックなサウンドが変幻自在に揺らめきながらステージを包み込んでいます。
おっと、油断していると何故だか鋼の涙腺が緩んじゃいそうだ・・・・・・・・。
まるでロマンテックな名画の一場面に入り込んだよう。
ミキミキちゃんが三度伝家の宝刀ともいえるサンバ・ホイッスルを吹いて彩を添えます。
「さあ、それでは、たくさんのリクエストがあったので、ラストはやっぱりあの曲・・・・・・・・・みずいろの雨で終わりたいと思います・・・・(1978年9月5にリリース。5枚目のシングル。60万枚のセールスを記録!)」
満を持して遂に登場!
これを絶対にやらなければ許されない。
ステージを降りられないよ。
セッキーによるカウント(今回は彼のホノボノとしたおとぼけMCが全く聞けなかったのが少しだけど残念・・・・)。
優しい人柄や思いやりをチラホラと覗かせるセッキーですが、やっぱり見るからに善人丸出しだ。
しかし、いざプレイに入るとなると、ここでも別人のごとく表情が男らしくって頼もしい。
マサがずっと心待ちにしていた、甘酸っぱくも青春のほろ苦い香りが目いっぱいに漂う曲がはじまりました。
永遠のニューミュージック・スタンダードでトドメを刺す。
一緒になって口ずさんでいる人も見受けられます。
MIKIMIKI嬢の感情移入と表現力は申し分なし。
いやはやなんとも参りました。(もうこれをやられたら私は思い残す事は何もありません・・・・。)
ここでもトドメとばかりサンバホイッスルが轟いた時には、心に染み入りウルウル状態。
そのどこまでも張りのあるボーカルには、ただただ聞き惚れるのみ。
MIKIMIKI嬢の豊かな声量はここにきても全く衰え知らず。
恐るべし自己主張。
益々艶を増しているではないか。「まだまだここで歌っていたいわ!もっともっと私の歌を聞いて!」とでも言いたげだ。
追随するかのごとくギターソロが儚い終焉を告げる。
自然な曲の繋がりは抜群で演出力もバッチリ。
常にテンションの高い華麗なるステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。
「ありがとうございました。今日も、態度がでかくて申し訳ありません・・・(笑)。
本日はお誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?これからもこのステージに出たいので、今後共よろしくお願いします(笑)
ライブイベントの話があれば、どこでもドアで駆け付けますよ!
持っていないけど(笑)」
安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ。
観客の方々がバンドに向けて勢いよくクラッカーを放つ。
「パン!パン!!」和気藹藹と賑やかだ。
怒涛のジャパニーズ・ポップスショーはあっという間に終了しちゃったさあ。
またすぐにでも観たいよ!!
本当にお疲れ様でした。
感謝感激雨あられ状態だよ。((´∀`*))
会場に流れるBGMは最近復活したABBA で「チキチータ」
新型コロナウィルス感染対策のために、皆さん、声出し、ダンス、鳴り物の使用、最前列での写真撮影が控えめだ。
ミュージシャンらも派手な煽りは禁物。
ちょっと勢いづいて羽目を外してしまうと、すかさず注意が入ってしまいます。
早くこんな厄介な世の中が終われば良いのですが・・・・。
追記・・・MIKIMIKI嬢はかつてコンテスト&オーディション荒らしでブイブイ言わせていたそうですよ。
それも素直に頷けるというもの。
****さあ、残すところは1バンドとなりました!!(笑)
まだまだ賑やかに盛り上がっていきますよ!are you ready?!****