Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

ムラサキセンブリの咲く山へ Ⅳ

2015-11-10 21:34:44 | 山歩き
展望地から尾根に戻る途中 ぶちょうほうさんが 登山道をまたいで 「こちらの足は愛知県 こちらは静岡県。」って
本宮山と 石巻山に足をかけて用を足して豊川を作ったと言う 山姥伝説みたいです。
何でも無いことですけれど なんだか嬉しいですね?
だって 国境を越えるみたいですもの


このセンブリは 五枚花と六枚花が同じ株に同居しています。
花びらの数は 株による訳では無いようです。


ムラサキセンブリと センボンヤリが競演です。
ぶちょうほうさんはセンボンヤリがお好き。
家でも育てていらっしゃいます。
した~にぃ したに・・・・って 大名行列の声が聞こえますか?


こんなのも
ミシマサイコ
漢方薬に使われるため乱獲が進み なかなか見られない様になったそうです。
いっぱいあっても私の盆暗な目には見つけること出来ませんが
何株か有りました。
さすが 山の 花の達人達です。
私は とても有りがたいことに おこぼれを頂きました。
初めて見ました。

稜線に出ると またウメバチソウに出会います。
「この時期にこの花に出会うとは この山は何でもありの山だ。一体どうなっているやら?」
とやまちゃんさん。

あかっぱげまで行ってみましょう。
あかっぱげとは ぶちょうほうさんが名付けた場所です。
赤い土がむき出しになっている場所です。

可愛らしいミカワマツムシソウ
装飾花がついてます。 直径3センチぐらいでしょうか?
本当に可愛い。


こちらは真ん中の松虫がよくわかります。

登山道入り口まで降りてきました。またしばらく林道を歩き 比丘尼山に戻って行きます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキセンブリの咲く山へⅢ

2015-11-09 21:44:00 | 山歩き
登山口から雨生山の稜線まで登っていきます。
丁度この稜線が愛知県と静岡県の県境になっているようです。
こりんさんのプランでは 雨生山の山頂まで行くようでしたが へたれの私を気遣ってでしょう  反射板まで行って そこから稜線を歩いて戻ってくるプランが提案されました。
遠くからここまで来て戴いて申し訳ないことをしました。


竜胆は こちらの山の方が沢山見られました。
お天気のせいかもしれません。 お日様が大好きな竜胆は お昼に近づいた方がしっかり花を開きますから。


時には こんな立派な背丈のムラサキセンブリも有ります。


おや 蔓竜胆の花が咲いています。
赤い長細い実はよく見るのですが・・・・ラッキーです。
一寸呆けてますが 竜胆らしい花が咲いています。


ソヨゴの実が出来ています。
葉っぱがそよそよとなびいているみたいだから ソヨゴと覚えると良いよ とある人が教えてくれました。
サクランボみたいな実が下がっています。
小鳥が食べないところを見ると美味しくないのかな?




反射板の上にやってくると ムラサキセンブリとセンブリの競演です。
間違って踏みそうなくらい沢山咲いています。

茎が赤くて明らかにムラサキセンブリ・・・と思えるのに白いセンブリもありました。
ひょっとしたら 交雑してしまったのでしょうか?
下山途中に「白いムラサキセンブリを見ませんでしたか?」と聞かれました。
この山では もう誰もが認識していることなのかなぁ?


ヤマラッキョウが綺麗な形で咲いています。
思ったよりこの花の開花は遅いらしく ほとんどが蕾でした。



少し上がっていくと浜名湖が見えます。
正確に言うと 猪鼻湖でしょうか?

残念ながら 今日は霞んでいます。
それでも標高300程の山から浜名湖が見え お天気次第で太平洋まで見える。
心躍る展望地です。

さて 稜線をたどり 登山口まで戻りまた比丘尼山に戻ります。
今日のお目当ての花はほとんど見ることができたと思うのですが 見落としは無いか? おさらい山歩きです。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキセンブリの咲く山へ Ⅱ

2015-11-08 20:13:07 | 山歩き
もう少し登ると四阿に着きます。
この山は 標高200一寸のとても低い山なんです。
それでも 次から次へと花が現れる魅力的な山です。


花の色があるオケラが出てきました。
私個人としては 枯れてドライフラワーになってしまったオケラも味があって大好きなんですけれどね。


ミカワマツムシソウが咲いています。
マツムシソウって言うと一般的には 装飾花が花びらのようについて大きな花になっています。
ところがミカワマツムシソウはとても小さい。
松虫の由来になった仏壇の松虫のような形の物もあります。
おりんっていうやつですね?
華やかさはないですが これも味があって好きです。


小さな背丈のセンブリです。
他所のセンブリを知っていらっしゃる方はびっくりされますね?
ひょっとすると 背丈5センチ程しかないものにも出会います。
土壌が痩せているからといわれても この背丈でもいっちょまえに咲くセンブリの逞しさに脱帽です。

比丘尼城址を超えて 金山への登りを行きます。
ここに何と ウメバチソウが咲いています。
情けないことに写真暈け暈けで いくら私でも 出すのはためらわれましたので有りません。
金山から雨生山への稜線にしか無いと思っていたので 嬉しい発見です。

林道が金山への登山道を寸断します。
尾根歩きは とても長いのと 花が少ないのとで林道を雨生山への登り口まで歩いて下ることにしました。

林道歩きは 時に面白い物を発見する事があります。


クサギは 特徴的な実を付けています。


先を行くやまちゃんさん達がナギナタコウジュを見つけてくれました。
珍しいものでは無いかもしれませんが わたしは今年縁が無かったのでとても嬉しい。
立派な 花ではありませんか?


おっ! アケビです。
いい具合に熟しているようで たべてくれ~~って言ってます。


丁度四個有りました。
みんなで試食です。
種を出すのはめんどくさいのですが 自然な甘みが嬉しくて 口に含んではぺっ ぺっ
最後の付け根が苦いですね?
うへっ・・・です。 そういえば 皮に肉を詰めて揚げると美味しいと聞きました。
少し苦みがあって・・・と聞いたのであれがこの苦さでしょうか?

林道途中に 雨生山への登山口があります。
いつもは駐車場からここまで来て登っていきます。
さて 登っていきましょう。
新しい花が見られるはずです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキセンブリの咲く山へⅠ

2015-11-05 22:30:08 | 山歩き
このところ お出かけが多くてバタバタ
ただでさえ更新遅れているのに どんどん記事が遅れていく。
季節の花は 時期に合わせなければ色褪せる。
基本的には 起きたじゅんばんに書いていたのだけれど 鮮度優先で書くことにしました。

毎年秋にはムラサキセンブリを見に来ていた新城の山
行事が立て込んでいて なかなか行けない。 あちこちのブログやホームページでセンブリの花がアップされる度に心が騒ぐ。
11月5日なら何とかいけるかな?

そんなとき 隣町のお花博士からお誘いが・・・・
「10月24日 雨生山行きませんか? やまちゃんと こりんさんが一緒です。」
ラッキー 次の日から沖縄に行くので 予備日として空けてあったのでした。

行きます 行きま~す

8時に集合と言う事でしたが いつもの駐車場に行くと もう皆さん集まっていらっしゃいます。 お名前は知っていますが 初対面です。
京都からのやまちゃん・・・・山の達人です。
こりんさん・・・・・・・・・新城の山の番人です。
そしてぶちょうほうさん・・・山遊びのあり方を教えてくれた人です。 
私にはもったいないようなメンバーです。
足手まといにならないように歩きましょう。


登り初めにいきなりエンシュウハグマです。
毛先がカールした花びらが可愛い。


少し似ているコウヤボウキ

ナガバノコウヤボウキ
この山には二種類のコウヤボウキがあります。
すっかりおひげさんになっていますけれどね。


早速ムラサキセンブリが現れましたよ。
この山は蛇紋岩で出来ている山だそうで とても痩せているのだそうです。
ですから 身の丈もだいたいが小さいのですが 何よりも ここでしか見られない花が沢山あるのです。
これは とても嬉しいことです。



6枚の花びらのもあります。



竜胆も沢山咲きます。
まだ朝が早いからでしょうか? 一寸つぼみが堅い。
帰る頃には ブーケのように開いてくれるでしょう。


アキノキリンソウが綺麗な色をして立っています。


ヤナギノギクが咲いてます。
ヤナギのようにゆらゆらしています。
この花も希少種で 蛇紋岩の土壌にしか咲かないそうです。


リュウノウギク
この花 丸っこくて可愛いのと 葉っぱを揉んだときの匂いが好きでお気に入りの菊の一つです。
花が咲く前は あの上等なお香の匂いはしません。 不思議です。
リュウノウギクは白い花と思っていたのですが 終わりかけになるとピンクに変わることも最近知りました。
何度も通って知りました。
花は 何度も観察すると いろんな事が分るのですね。


今日はお天気が良いのですが 遠望が効きません。
吉祥山は見えますが 本宮山は霞んでいます。
中国からの塵ではないかと・・・・
それでも この景色は好きです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋を感じながら 笹又より歩くⅡ 里の花

2015-09-27 22:22:05 | 山歩き
もう少し里の花が続きます。

マツカゼソウ
何とも涼しげな名前ですが 花の咲いている様子が風情があると言う事で付けられたとのこと。
蜜柑科とは思えない様子です。
まだ 嗅いだことないのですが臭気があるとか・・・・・知りたくなかった


ネナシカズラ
Nさん 面白い物を見つけました
私一人で歩いていてはきっと気づかなかった。
ヒルガオ科の完全寄生植物だそうな。
寄生して 養分を吸い取ってしまうと思うとなんだか気持ち悪いよ。


カラスノゴマ
種の鞘がゴマに似ているのかしら? カラス? ゴマ? 
想像のつかない名前ですなぁ


去年カールおじさんに教わったヤブツルアズキ
カールして ふっくらした花びらがとても可愛い。
野生のアズキだそうな。 小さいし 硬くて面倒らしいんだけれど 一寸食べて見たいアズキ


これ凄くないですか?
ニホンハッカ
在来種のハッカです。
シソ科の花らしく青い可愛い花がびっしり咲いています。
昔は 医療用やお菓子に使うハッカ脳を作るために作られていたようなんですけれど 今は科学的に作ることがでいるのでニホンハッカの栽培はほとんど無くなったとのこと
めんどくさいだろうけれど 本物が良いな
しかし 葉っぱを揉んでみたら 確かにハッカなんですが ミントになれているせいでしょうか一寸雑味を感じました。


ツルニガクサ
ツルがないのにどうしてツルって言うんでしょうね?
これもシソ科の花のようです。したの花びらがびろ~んと伸びて長さんになっています。

まだあるかもしれませんが 里の花と山の花と区別する物差しがあるわけでは無く 見たとおりに挙げているので この辺で次に移ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする