Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

秋を感じながら 笹又より歩くⅠ

2015-09-24 21:11:44 | 山歩き
世の中はシルバーウィークで テレビを付ければ何処も人であふれている様子
家でゆったりしているのが一番だよね?
と言うのが 我が家の常でしたが今年は一寸違います。
珍しくお出かけしましたので どんどん更新が遅れています。
花を 主に紹介しているので 全く役に立たないブログです。
それでも 性懲りも無く アップします。
9月12日の山歩きです。


伊吹山ネイチャーネットワークの例会での自然観察会です。
伊吹山には 主に 上野区から上るコースと 8合目まで車で行って 三つの散策路を使って歩く道とあります。
そのほかに 頂上には繋がっていないのですが 北尾根と言われる道 笹又登山道と言われる岐阜県側から登る道があります。
本日は 笹又登山道を上ります。
珍しい花が一杯で 山頂ではもう見られなくなった花が ここではいっぱいです。

笹又から直登なので 一寸頑張らないといけません。 
それでも 伊吹山の三合目よりは高いところから登る事になるようです。
頑張りましょう


9月4日に下見をしています。
その時の写真も使っていますので 天気に少し矛盾があります。

登山口まで新しいゲートが出来ていました。車をシャットアウトするものでは無いようでしたが 降りてはゲートを開けて 車を進めてゲートを閉めて・・・・結構面倒くさい。
それが二つもあるんだもの
知らない人は 入ってはいけないんだと思ってしたから歩くんだろうな
それだけ 獣害が多いと言う事ですね?
笹又の畑は それぞれにネットで垣根を作ってありますから あのゲートは何をシャットアウトするのか???です。

駐車場からは やはりゲートを開けて入って行きます。 ゲート ゲート ゲートです。
畑沿いの道にはもう花がいっぱい。

ウツボグサは花もほぼ落ちて夏枯草になっています。


ミズヒキと キンミズヒキ
丁寧に写真撮らないので 暈け暈けです。


ヌスビトハギ?
雑然と咲いています。 これがくっつき虫になるのですね? 時々洗濯機の中で猛威をふるいます。


花びらがカールしているのはクサボタン
葉っぱ ボタンに似ていますか?
未だに名前の由来がよくわからない。 初め 飾りボタンなんだと思いました。 強引な・・・・


ゲンノショウコは 紅白でお出迎えです。


タムラソウ
茎とか触ってみたけれど 棘がなかったのでタムラソウだと思います。

オトコエシ
最近めっきり少なくなってしまったオミナエシが 粟ご飯を表し(女の飯) オトコエシが白米を表している(男の飯)と聞いて何となくオミナエシが好きに成りました。


下見の時にいっぱい咲いていたボタンズルは 毛むくじゃらになり その時にまだ寂しかったセンニンソウは今が盛り。可愛い花をさかせています。
何処が違うかって?
葉っぱが明らかに違います。ボタンズルは菊の葉っぱのように切れているし センニンソウは山芋のような葉っぱをしています。
花も微妙に違うのですがうまく説明できません。
小学生のような表現をするなら センニンソウのほうが 上品


里にもあるツルボですが 通り道ツルボロードになっています。

森に入る前に 笹又の畑を歩くのですが まだまだ 花があって 書き切れません。
とりあえず 休憩。




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またまた来たよ籾糠山Ⅴ カラ谷を歩く

2015-08-20 22:39:18 | 山歩き
カラ谷登山道に入りました。
この道は三本の登山道の真ん中ですので このまま沢に沿ってまっすぐ歩いて行けば湿原に出ます。

時間を見たら14時半 私は良いのですが 関西グループはあまりゆっくりしていられません。
急がなきゃ。

それでも 奇跡のような花が次々現れてなかなか先に進めません。


とっくに終わったはずのツバメオモト 
これは当然ながらTさんをえらく感動させます。


そしてサンカヨウ
「私ね サンカヨウって見たこと無いの。 今回見られるのが楽しみで・・・・・」
「いや 気の毒だけれど ちょっと 無理だと思うよ。」
と言っていたのですが
ひと株だけですが咲いていました。




これは何かな? 
カマツカのようにも見えるけれど 花の形も葉っぱの形も違う


左手に キヌガサソウの大群生。
この山では キヌガサソウが見られるところいっぱいあるけれど 今回は ここでしか 見つけられなかった。
花の時期の長い植物だけれど みんな何処へ行っちゃったの?


大好きな桂門です。
桂の巨木が門のようになっています。
秋には甘い香りが漂っています。




こんな空間にはどれだけいても飽きないのですけれどね。
あの 桂の木の間を前は通ることが出来ました。
今は 落枝の危険性があるので 通行止め。
桂の おじいさん おばあさんの代がもうさようならを言っているのでしょうか?

雨がぽつんと・・・・ もう三時です。 急がないと・・・・
籾糠山と私 妙に気があって 雨絶対降らないのです。
この日も朝から 大雨のはずでした。
ところが 雨どころか 朝から青空さえ見えています。
少しくらい ぽつんときても 晴れ女伝説は揺らぎません。


天生湿原まで戻ってくると 朝とは反対に回っていきます。
水芭蕉は 芭蕉扇に化けています。
でかっ!


ニッコウキスゲも残っています。
ありがたい。


リュウキンカ なんて事でしょう。
諦めていた花が まだ残っています。
Tさんに見せてあげられます。


コイワカガミ

そして そして

フガクスズムシソウ
この花に憧れて何度通ったでしょう
木の上につく蘭なので 簡単には見られません。
知らぬ間に 水上さんが後ろにいらして「見つかったか?」
「もし 解らんとあかんから急いで山降りてきた・・・・」と
有り難うございます。
感謝 感謝です。


もう一つ 
ベニバナイチヤクソウ
籾糠山が花の山ということは みんな知っているけれど 改めてその種類の多さに驚かされる。
時期を選ばなくても楽しめるのも魅力

「あのね 家に帰ってから花の整理したら 52種類も初めて見る花があったんだよ。」
とTさんは大興奮でした。

うん うん また行きましょ



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またまた来たよ 籾糠山Ⅳ ブナ林を歩く

2015-08-20 22:03:48 | 山歩き
前回籾糠山Ⅲをアップしてから あっという間に時は過ぎて 今更書くのも恥ずかしいようなていたらく。
とは言え や~めた と言うわけにも行かず こっそりとアップしておきます。
毎日毎日 更新していらっしゃる皆さんを尊敬します。
どうやった 出来るんだろう?
神業としか思えない。

さて 籾糠山には 湿原が三つあります。 二つ目の湿原はブナ林の登山道を一寸入ったところにあります。 時期には 水芭蕉が大群生していて人気の場所ですが 時期は7月の中旬 もう咲いているはずもありません。
そのまま ブナ林のコースを上っていくことにします。
私が 水上さんに会いたいばかりに みんなを巻き込んでしまってごめん。


ブナ林はとても美しいのですが 途中で後悔し始めました。
何せ 長い長い登山道でした。
よく考えてみたら いつもはカラ谷から木平湿原へ行くのですから

このコースは 一気に標高100メートルを登って 100メートルを降り また100メートルを登ると言う事になります。
へたれの私にはきついはずです。
でも ご褒美がありましたよ。

なんて久しぶりなんでしょう?
ショウキラン

きつい登りの途中に咲いていました。
5年ぶりぐらいでしょうか? 見たくて見られる植物ではなさそうです。


頑張れ 頑張れ
ムラサキヤシオが 応援してくれます。


大分登ってきました。
声がしてます。
あの向こうに水上さんいらっしゃいました。
「おう ひさしぶりやな」
「毎年来てるけれど なかなか会えなくて・・・・ 今日は保全に入っていらっしゃると聞いたから 頑張ってブナの探勝路を歩いてきたんだよ。」

祖父に似た柔和な顔をした笑顔に 気持ちが和む。
飛騨言葉も良いね。

しばし談笑して もう一つのフガクスズムシソウの見える所を聞いて先に降りて行くことにする。


一気に降りてく道は 前の人の頭が私の足下・・・・位の勾配があって これを登りに使うのはちと辛い。

もう一寸 もう一寸・・・・
小さな小川まで降りてきたら少しは楽になります。



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またまた来たよ 籾糠山Ⅲ

2015-08-04 18:41:19 | 山歩き
いざ ブナ林登山道を目指して出発です。
このあたりから また違う花が次から次へと出てきます。


何の花のあとかしら?
よーく見ると リュウキンカの種のようです。
キンポウゲ科の種の特徴があるように思います。


ミゾホウズキ
黄色い花の中からちょろっと出ている赤が一寸色っぽいね。
特別華やかさは無いけれど 他所で見るチャンスがあまり無いからね


ウワバミソウ
節の所に咲いている花が特徴的です。
名前嫌だなぁ って思っていたのですが 食べるととても美味しいウワバミソウ。大好きに成りました。
塩漬けにしたのを取り寄せて 欲しいときに塩出し 炒めて食べていますよ。


ヤグルマソウ
でっかい葉っぱが矢羽根の恰好しています。
昔は ヤグルマギクといっしょくたにして読んでいました。
これだけ顕著に違ってはね。 ちゃんと区別してあげなきゃ。


まっ白で清楚な出で立ちは モミジカラマツ


とっ とっ と・・・・
これなんだ?
蘭の種類だと言う事は葉っぱから想像出来るけれど くすんだような色で・・・・
それでも 初めて見る蘭に 一つの花を みんなで分け合ってあっちから こっちから
通りかかった おじさんにサイハイランと聞く。
これがサイハイランかぁ


あれぇ? 振り返ったらサイハイランロード
今の大騒ぎ 何だったんだい?


ユキザサもいっぱいあります。
とても大きい。
この籾糠山には 三つのユキザサが生息するそうで 
ユキザサ オオバユキザサ ミドリユキザサの三種類だそうで 他の山で見るよりもうんと大きい。
1.5メートル程になるのもあるとか

もう一つの湿原へ向う手前にブナの巨木が有りあります。


ミドリの世界
ブナの特徴である水流がよくわかります。
大好きな空間です。
くまさんとか にょろさんがいなければ 何時までもこうして見ていたい。


ホウチャクソウ

何と美しい
ラショウモンカズラです。
言い伝えはおどろおどろしいですが シソ科らしい佇まいと色で見とれてしまいます。


ブナ林のコースは一寸長いです。
水上さんは何処で保全のお仕事をしていらっしゃるのかな?
頑張らないと 会えないかもしれない。



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またまた来たよ 籾糠山Ⅱ

2015-08-03 18:46:02 | 山歩き
もう少しで湿原にたどり着きます。
小さな小川が見えてくると 近いです。
小さな小川は 湿原から流れてくる水だからです。

蔓竜胆が実を付けています。


ギンリョウソウはブーケにしたいぐらい立派でした。
ギンリョウソウのブーケ? それはないか・・・・
それでも久しぶりに見る立派な群落でした。


ゴゼンタチバナが ここにもあります。


湿原にやって来ましたよ。
いつも6月に来るので お目当ての花を見つけられませんが その時期時期の花があるのです。
もともと 昔のように水芭蕉がいっぱい・・・と言う光景はここではあまり見られなくなったような
陸地化のせいでしょうか?


ニッコウキスゲが咲いています。


トンボソウが咲いています。
地味だけれど好きな花です。


タテヤマリンドウ
小さな小さな花です。 フデリンドウとどっちが小さいかしら?
ん?

ツバメの子が口を開けて待っているみたいな花 これ何?
下はタテヤマリンドウと一緒ですねぇ
あとで タテヤマリンドウの種と判明しました。
面白い種ですねぇ  


ズダヤクシュの花が大きくなっていました。
昨日 初めて見たと喜んでいたTさん ここで再確認してとても喜んでいました。
あんまり喜んで頂きまして 私としては微妙です。


遠いのでわかりにくいですが ワタスゲが咲いています。
咲いています?
あの綿綿の白いのは花?
それとも 種?


これもTさんのおさらいですね?
ツマトリソウです。


ウワミズザクラ? くまさんはあの実が大好きだとか
まだ花が残っていました。


葉っぱからいってナナカマドでしょうか?


これが とても貴重な フガクスズムシソウです。
見えん・・・・って?
そうなんです。高いところに咲いているのでなかなか観察できません。
場所を知っているので解るだけ。
赤い つんつんとした株が見えます。
青木ヶ原の樹海で初めて見つかったと言うことでこの名前がついたらしいですが 見られる場所はなかなか無いようです。
ラン科クモキリソウ属 着生蘭ですが 我が家にも何処かから飛んでこないかなぁ
近くで見てみたい。

実を言うと私拾ったことがある。
小さなその苗? 保全のMさんに渡した。 あれが今思えばフガクスズムシソウだった。
もう一箇所 近くで見られるところがあるので 良く解る写真は後程載せます。


コバイケイソウ


暈けちゃったけれど アカモノ

湿原から階段を降りて下の湿原に降ります。
ここは6月初めには 水芭蕉と リュウキンカが見事に競演する場所です。

残念ながら終わっています。


クワガタソウみたいなこの花 とても小さいけれど・・・
あなたはだあれ?



小さな川を越えて次に進みます。
ここは一つ目の分岐です。
左手に登っていくと 木平湿原です。

いつもは まっすぐカラ谷を登って木平湿原に行き ここへ下りて来るルートをとるのですが 今日は私の希望でコースを返させて頂きます。
というのは 初めてこの山に来てから ずっとお世話になっている水上さんが ブナ林の方で保全活動をされているという事を聞いたからです。
ブナ林の登山道は 何年ぶりでしょうか?
比較的 急登が無かったと思ったのですが・・・・・きつかったぁ
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