伊吹山の北尾根は 今早春の花が真っ盛り。
と言うことで いつもの山歩きツアーに参加して来た尾根を歩くことにした。 山歩きツアーと言っても最近ではみんな仲間になってしまって 車で連れて行ってもらうけれど 後は和気藹々の楽しい山歩き。 今日の参加者は9人
岐阜の春日の里さざれ石公園から登って尾根につき御座峰までのコースだった。
今年は変な天気で春が来たかと思うと寒くなったりで うちの方ではもう3月に見頃を迎えていたカタクリも ここではまだまだ見られると言う。 先週出かけた人の話では ゴールデンウィーク まだまだカタクリの最盛期だったとのこと。
楽しみにしていた。 本当は仕事が突然入って来たのだけれど 断わってしまうほど楽しみにしていた。天気予報は 全国的には晴れているのに 何故かここだけ雨。香水確率30%ー50% えーっ? でも私たちは今日は展望よりは花じゃよ! そう思っていたのであまりあめは気にならなかった。しかし蒸し暑かった。
思ったよりきついコースだけれど やはり花はいっぱいだった。
里の畑をすぎて檜林の中に入った頃からカタクリの群生。 おまけにワラビの群生(って言わないか?) みんなの気持ちも高揚
かたくりの群生をすぎてから 今度はイチリンソウ ニリンソウ キケマンソウ ヒトリシズカの群生 ひゃー これは凄い イチリンソウがほのかにピンクの花びらを付けて開こうとしている姿が可愛い。 ニリンソウの群生は凄い 何しろ斜面一面 ずっとずっとしたまで ずっとずっと上まで 白くて可憐な花を付けて雨粒を光らせている。
そして感動的だったのはキケマンソウとのコラボレーション
みんな夢中になってしまった。 ここに来たからこそ見ることのできた素敵な世界。 雨でかなり煙っていたので 花の美しさを表現するの難しかったけれど あたまの印画紙には焼き付けたよ 幽玄の世界。
「ここ 今どこかに紹介したら カメラ担いだ人がいっぱいになるんだろうな」
なんて笑いながら最後のカタクリの群生地をすぎたころ
「どらさんのズボンに付いているの ナメクジ?」 って後ろを歩いてきたMさん
キャプテンが見てくれたけれど やがて 「あー これヒルですねぇ」
そしてあろう事か 「みんなここに集まって。」
と私をうしろむきに立たせて説明を始める。 おいおい 早くとってよ
「ヒルはね 足もとから靴に上がって 靴下から 中にはいって 地を数までに30秒かからないそうです。 だから立ち止まらない。 さっさと歩く。 ヒルのやまではこれが必要なようです。 鈴鹿の山では 多い時期になると葉っぱの上や石の上にピンと立って飛びつくのを待っているそうです。 だから私はヒルのいる山には入りません。 伊吹山でヒルが出ると聞いたことはありませんから 私も初めて見ました・・・・」
良いから早くとってよ。
それで終わったと思っていた。 しばらくすると 「あ 私の足にもついている。」
みんなで足もとを確認し始めた。 ありゃ 私のズボンの中にもいたぞ えいっ えいっ
まだ食いつく前だったのか 払えば直ぐとれた。 急がなきゃまた飛びつかれる
靴の中には入ってないだろうな? あん? え~~っ?
どうして?私の靴下血染めだよ~ いたくもかゆくもないから気づかなかったけれど とっくに私は献血をすませていたんだ。 にゃんと
思っていたほど怖くなく 蚊に刺されたほどの感じしかしなかったけれど 血染めの靴下から まだ血がにじんでくるのは あまり気持ち良くない。 ひどくなってしまった雨に ヒル騒ぎで 尾根渡りきらないうちに下山を覚悟。 雨でにゅるにゅるの登山道を 滑りながらありて行った。
やっと見つけた小さな空き地で お昼にしたけれど これがいけなかったかもしれない
風でぼとんぼとん木から雨水が落ちてくる そのうちヒルが・・・
こりゃいかんと早めに かたづけて退散(と言ってもフルコースすませましたけれどね) にもつと一緒にお持ち帰りをしないようにチェック・・・・したはずだったけれど
まず公園に戻ってトイレから出てきたTさんが青ざめて帰ってきた「おなか噛まれている」
見ると脇腹から血が点々 しばらくは止まりそうにない
池田温泉でお風呂に入って帰ろうと向かった途中で「あ! ヒルだ。」
手の上で血を吸ってまるまるとしたヒルが見つけられ やがて 「オレこんな所に怪我していないのにいつの間にか 血の後がある。」続々とヒルの餌食になった人が増えてきた。
9人中5人
「きっと この車のなかに ヒルお持ち帰りしてしまったね。ヒルに何かえさ置いて帰ろうか?」
「いりません」
もちろん叱られました。
ヒル初体験 でも こんなもんかな?って感じ 最も もっと沢山いて 靴がにゅるにゅるするぐらい出血していたら 笑っていられなかったかもしれません。
記念に 血の滴る わが白い足もカメラに納めたのですが みんなが気分悪くなるといけないので 止めましょうね? 希望者は お知らせください。 (見せませんですが)