昨日の土曜日 家を出て旧国一を車で走っていたら 手にパンフレットを持って歩いている人を沢山見た。
たいていご夫婦の様で きょろきょろと史跡は無いかしら?と歩いている感じがする。
東海道を歩くイベントでもやっているのかしら?
ふと思い出した。二年ほど前に知立から安城までを暑い夏の日に歩いたときのことを。本当は岡崎から知立まで歩かないと駄目なんだけれど 半分で止めてしまった。
比較的 歩きやすいコースとは言っても狭い道に車がびゅんびゅん走るとなると あんまり気分良くは歩けない。
自分があまり古道を歩く事をしなくなっている言い訳にしながら いつもそばにあった足音に思いを馳せた。 ぽんちゃん 彼女は いつも子鹿の様にぴょんぴょん飛んでいる。
リュックに付けた鈴がしゃらしゃら言って あっという間に木々の向こうに消えてしまう。 付いていこうと思ったことは無い。 無理だから
彼女は 今若いおばあちゃんになってしまって 子育てを楽しんでいる。
最近私の前にある背中は 時々私の息づかいを気にしながら歩いていたけれど 私の調子が悪いのか 向こうがなれてきたのか どこかに消えてしまって 上から「がんばれー がんばれー」って 叫んでいる。
この間燕でお世話になった ガイドさんは ゆっくりゆっくり舞うように美しく登っていく人だった。息はもちろん切らさない。
私が企画した歩きは 私がペースメーカーになる。 迷惑なくらい遅いだろうな と思いながら ゆっくり歩いている。 後ろの人にはどんな風に映っているんだろうな?
どてっ どてっ って牛のようだった なんてどこかに書かれていたりして・・・
沢山の人が歩いているのを見てふとそんなことを考えた 土曜日でした。