11月の末に ネットで知り合ったお友達がやってくる。
葦毛湿原から 石巻山まで行ってみたいと言う。 私は全コースを歩いたこと無かったけれど 大知波峠や石巻山は好き。 只あまりに長丁場で 前にまっくらになってしまって 恐ろしい思いをしながらかえってきたことがあるので 今回は どうしても 一度歩いておきたかった。
豊橋に住む友達に案内を頼んで 出発。
この山は 冬に歩く道らしい。 前には沢山の人々に会ったのに まったく人に会わない。
縦走するには時間がかかるので どちらかというと 葦毛湿原側が人気らしい。 大知波峠が まさに分岐点で しばし休憩をした人々が 私はあっちへ 僕はこっちへ・・・と手を振って別れていくような光景は 今回は無し。
明るい日差しに浜名湖や太平洋を眺め 良い気持ちになって 多米峠の方に向かう
ここまでくるのに 4匹の蛇を見た。
二匹は成仏あそばされていたのだけれど びっくりしたのは 観光道路を歩いていたとき
コウヤボウキらしき花があった
あっ! これに違いない と一所懸命写真に撮す。 人のサイトでこれを見たとき 見たこと無い花だと思った それが目の前にある 嬉しくて夢中になっていたときに 何か視線を感じる
ふと目をやると 横が黄色いような緑のような綺麗な色の それでもまさしく蛇が舌を出してこちらを見ていた。 声も出ない
その後 道路を塞ぐ蛇一匹
なんだか気が重くなってしまった。 と言ってももう戻れないし・・・
大知波からは 豊橋のオモニに先に行ってもらった。 好きでは無いけれど 怖くないって言うから・・・ところがこの先遣隊 本当に駄目
平気な人は 見つけることも無いらしい。私と来たら 安心して先に進もうとして 立ち止まること数回 後ろではピーが しっかり背中を押さえて後ずさりしないようにしている。
おいおい どうなってるの? お願いだから ちゃんと見てよ
殆ど哀願
こんな良い天気だもの 蛇さんだって散歩したいよ。 自分たちの山にいきなり入ってこられて面食らっているのは 蛇さんの方だよ。 くるならくるって行ってよ って言ってるよ。
そりゃそうだけれど この山は 一人では行かない 絶対行かない
多米峠からの道は細くてまた蛇に会うかと心配だったけれど 目が慣れてきたオモニが追い払ってくれた 二匹
やっと 蛇と枯れ枝の区別が付くようになったわ
全部で八匹。 山にさえ入らなければ 一生かけても見ることがなさそうな沢山の蛇を 一日で見てしまったよ。
こんど 登るのは 11月末 いくら暖冬でも もう大丈夫だろうな