Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

足を引きずり 道樹山

2008-01-08 18:00:00 | 山歩き

去年 明王山に行ったとき なにげに靴底の見せあいをしていたとき

「どらさん その靴は無いわ。 つるつるじゃん。」 えっ? みため綺麗だし 回りのゴムが剥がれはじめていたものの ボンドで貼ればいいやぐらいの気持ちでいた。 靴底も溝はしっかりあると思っていた。 ところが指摘によると かかとの部分が駄目なのだと・・・・あ~ぁ 道理で あんな所で簡単に転んだはずだわ

歩きやすくて大好きだった靴だったけれど これは 簡単なハイキングで使うとして(まだ履くんかい?)正月明けに モンベルへ行く。 気になっていたwknさんの 絵も見てきたかった。お店の人に足のサイズも測ってもらって 完璧な靴を買ったはずだった。

その時 指の付け根が少し固い気がして 気になってはいたけれど 立って歩けば気にならなかったので 山に行きたくて仕方なかった。

ピーちゃんから 「火曜日 お休みとれるよ。」とメールが入ったのはそんな時 「何処にしようかな?」 暫く考えて 道樹山 弥勒山縦走を考えた。 車で出かけて 帰り中央線で車を回収に戻ろう  来週浜石岳に行くので 足慣らし

定光寺駅並びの狭い道の脇に駐車場があった。観光客 東海自然歩道散策の人用らしい。 あら 何と親切なこと  トイレも完備。 多分昔はホテルや旅館用だったけれど 今では訪れる人も少なく 使ってくださいと言うことか・・・ ラッキーな事に そこは登山口の真ん前。

Jyoukoujitozanguti

全行程10㎞以上あるので 何処でどう行こうかと迷っていたけれど 決心がつく。 とりあえず 外之原峠 桧峠を越して 長い階段を上って道樹山へ行く。 そこから弥勒山まで行って 内津峠まで行くか 植物園へ降りるかは 様子を見てから・・・ 決めかねていたのにはバスの運行状況がわからないと言うこともあった。

入り口で これからの行程が東海自然歩道の一部であることがわかる。入り口には中央線を作ったときの犠牲者を慰める碑が建っている。 今でこそあまり聞かないけれど 昔は犠牲者が後を絶たず 人柱を立てたなんて話もある。 今の中央線はほんの少しだけ奥に入った所にあった。 丁度上を ごーっと音を立てて走る。

Sizenhodou Kouen

道はとても整備されていて ちょっと多すぎるくらい 東海自然歩道の案内がある。 ベンチや東屋も いっぱい。

この公園から ロッククライミングの場所が見える場所があるらしいのだけれど 気付かずに先を進んだ。 御岳神社。

そう言えば登山口に鳥居が立っていた。 ここまでは山というよりは 里の散策路。

御岳神社の前には 神主さんが作られたのだろうか? 木の切れ端を利用した かわいい 狛犬代わりと思われる犬君がこちらを見ている。 首の傾き加減が可愛い。

Jinjya_2

無事に帰れることをお祈りして 次に進む。 車も通れる広い林道を歩いているうちに やがて 山の中に入っていく。

Tozandou1

うす暗くて 鬱蒼とした 山道だったけれど 冬とは思えない暖かさに うっすらと汗をかいてくる。

展望は全くないので少々退屈

地図で確認したら外之原峠は近いはず。 そこまでは序章と思っていたから 気にはならなかった。

Tozandou2 両側にシダの目立つ登山道は 夏ちょっと嫌だな。 にょろにょろさんが 横断しそう。

それにしても静。 外之原峠は 車も通れる道だし 低山だから 車の音や 町の気配が聞こえてきても不思議は無かった。おかしいな。

やがて道は下り出す。Hashi

あ これで 外之原峠近くやね

そう言って るんるんで降りたはずなのに あれ? 行っても行っても気配が無いぞ。

結局小一時間歩いたら 突然現れた 車道。

林道と変わらないぐらいの小さな道。 車も通らない。 そりゃ静かなはずだよ。 ここにも2-3台なら車駐められそうだな。

「名前無いけど 立派なピークだったよ。 足慣らし山と名付けよう。」

外之原峠から ほんの少し左へ降りて直ぐに緑の鉄階段。ここから桧峠へ向かう。一時間弱の行程らしい。

おやおや 思ったより急登だよ。 侮る無かれ。400そこそこの山だから来週の山行きの足慣らしって 思っていたけれどね。

でも ここの道はわりと好き。 少し我慢したら尾根についたのだろうか 道はゆったりしてくる。 時々緑のトンネルができていて 気持ちよい。

ZoukibayasiZoukibayasi3 しかーし  時々マムシ注意  の看板が目立つようになる。

やっぱりぃ

どうやって注意するの? この山は 冬来る山だねぇ

どこかからマムシが飛びつきそうな気がして ついつい足早になる。

やがて何処まで続くのか先が見えないくらい急降下の階段。

あ~ 折角汗かいて登ってきたのにね。

Ookudarikaidan大下りの後は ゆったり登ったり 降りたり 時々マムシ注意。 あちこちにベンチもおかれていて いかにも東海自然歩道。 暫くすると 真新しく修繕された橋を越して そこが桧峠。これで更に 一時間ほど来ただろうか?

Marukibasi ここでアスファルトの道を右に登っていく。 工場を越した辺りに この登山道の特徴である 緑の階段が待っている。

ここから40分ぐらいで 道樹山につく予定。

しかし 二度も道路を横切るとは・・・・ 想像していなかったよ。

ここへ来る少し前から 足に異変を感じていた。 いたいの。 足首が痛くて 特に下りでは 時々激痛が走る。こすれた感じではない。

ん? 見ると靴の素材が固いので 丁度足首とハイカットの部分が当っていて ぎゅうぎゅう押している感じだろうか? 腫れている。 なんと言うこと・・・ 

桧峠からは 名物?長い長い階段が待っている。  急では無いけれど 一体何処まで行くの? 急ではないと言ってもきついぞ。へたり込んで 足の手当をする。 何かの為にと思って包帯を持っていた。 当っても痛くないように足首にぐるぐる巻き付ける。 きつくなってかえって駄目かもしれない。

Kaidan Kaidan2

ぼつぼつと行き交う人が出てくる。 みんな散歩の様に身軽な格好だ。

したから エナメルのダウンを来た紳士が登ってきた。

道樹山までどのくらい掛るか聞いてみる。私が足を痛めていることを知ってか 道樹山まで行ったら もう引き返した方が良いよとおっしゃる。

うーん 悔しいぞ いや それより 今まで来た道のりを思うと どうにも戻る気がしない。

ベンチで少し休んで 先を進む。 もう内津峠まで行くのを諦めて 植物園に降りることを決めていた。 それにしても 道樹山までは行かないと  後20分

道はなんとなく左の方に登っていく。 最後の登りだろうか? エナメルの紳士の姿が小さくなっていく。登りは少々楽とは言っても どんどん傷みはひどくなる。 骨が折れる? わけないか・・・・でも疲労骨折っていうのもあるし。。。。 疲労するほど使ってないって

やっとの思いでついたのは御岳神社。 あれれ? まただよ。 一体幾つあるのやら?

Dousojin 道樹山山頂がどこかわからなくて暫くうろうろしていたけれど どうやらここらしい 429メートル。春日井市内では 弥勒山についで二番目に高い山だそうで  しか~し いまは そんなのどうでも良い

植物園への道は?

御岳神社から細野キャンプ場に降りる道があって 東屋が見えた。 こちらへ降りても 近そうだったけれど 降りたときの 交通のアクセスを考えて 植物園にこだわる。

更に下って登ったところが弥勒山らしい。 植物園へは 途中から道があるので そこから25分だよ と言われていた。

何とか頑張れそう。

途中で木々が取り払われ 展望が良い場所があった。この日は霞んでいて 良くは見えなかったけれど めざしていた内津峠が見える。 先客のおじさんが ポケットから三枚の写真を出して見せてくれた。 御岳 中央アルプス 伊吹 白山が見えるらしい。

「黄砂やねぇ」えっ?本当? 藪を掻き分けて単独でひょこっと登ってきた女の人が自信たっぷりにおっしゃるんだけれど

写真の御岳は 富士山の様に裾野が広がって とても美しかった。 足を休め 遅めのお昼にする。 ピーちゃんが雑炊を作ってくれた。私はお汁粉。 結構長い道のりだったから おなか空いていたらしい。 珍しく ぺろっと食べてしまった。

さて ひょこっと現れた藪は植物園には近いらしいけれど 歩きにくいからもう少しだけ弥勒山の方に行って 分岐で降りた方が良いよ と言われるので 従う。

藪は 季節にはマムシの宝庫らしい。 ここでもか

足の痛みはピークに達し 写真を撮るゆとりも無く ひたすら歩いてきた。 いつもならイライラするような 殆ど高低差の無いようなだらだらの道も この時ばかりは ありがたかった。

つまらない山歩きになったのでは無いかとピーちゃんには申し訳ない気持ちで いっぱい。

さて この足 この靴どうしよう?

コメント (4)
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