さてそろそろ降りましょう。
・・・・・とまっすぐ行けばって言われたようねぇ
道はずっとずっと尾根道が続いています。 左手を見ると樹間に本宮山や 吉祥山が見えます。
本当なの?
不安になったのは瓶割り峠の標識を見たとき あまり意識したことなので瓶割り峠が何処にあったか記憶は定かではないけれど 静岡県との境だったような気がする。
どうする? まっすぐ行くか? 瓶割り峠に降りるか・・・・
「まっすぐって言われたからまっすぐだよ」って言うんだけれど どうも納得が出来ない。
仕方ない 少しだけまっすぐ行って様子を見よう。
と歩き出す。 相変わらずの景色で 下って行く様子も無く 左側の景色はどんどん知らないものになって行く。
もう一度瓶割り峠の案内が出てきたので決断。
「こっちへ行こう。 まっすぐはあり得ん。 いざとなったら里にさえ下りたらどんな方法でも帰れるよ。」 と言いながら財布の中身を頭の中で確認。 OK
瓶割り峠への道は 斜面をジグザグと降りていくのだけれど さほど歩かれていないと見えて踏み跡は薄く 小石ですべりそうだったり。。。。
たいして高い山でないのに 嫌に傾斜がきつく感じる。
林道 でた~
これで良いのかと思ったらまだまだ先があるようで 左に降りたら元に戻ったのかしら?
私達を不安にさせた瓶割り峠はたぶん右に林道を行けば・・・・・
比丘尼山 あるいは雨生山 中宇利のの案内は何処にも無くて・・・・・ 時々笹藪を漕ぎ分けたりしてきたことを考えると 新城市としてはこの山に人が踏み込むのをあまり歓迎していないのかな?と思ってしまいました。
林道のすぐ下にまた下りの登山道があり それを下りていってやっと比丘尼山に向っているのだという安心感が生まれたのです。
振り返れば鉄塔・・・・そうそう 初めて比丘尼山へ来たとき 鉄塔の方へ行くと金山に行けるのだと本に書いてあったのを思いだし。。。。。遅いわっ!
金山を歩いているときはほとんど花を見ることができなかったのだけれど だんだん花が目に付くようになって 比丘尼山に入ってきていることを感じた。
あるわ あるわ
この山はオケラにあふれている。 とりあえずピーちゃんにオケラを見せられたことで一安心。
ただお花博士と見たオケラでなかったことが少し不満だった。
輪切りにすると織田家の家紋になるとか・・・まだ試したことは無い。
分岐があります。 上の方に行ってみると 東屋が・・・・
駐車場の位置を確認するとその間にいくつかのはげ地があります。
比丘尼山は中宇利丸山って言うからまん丸な山と思っていましたが 案外支尾根が入り組んでいます。
東屋から無理矢理降りようとしましたが・・・ちょっと無理のようです。
東屋の周りに群れて咲いていたムラサキセンブリが「無理は止めとけ」って言ってました。
花の株を壊してもなんですし・・・・
ぶんきの所に戻ります。んん? なんだか見たことがある景色です。
この道だったんだ ここまで斜面をショートカットして登ってきてオケラの大群にあったんだった。左側に桜の園もあるし・・・・・間違いないようです。 宝くじの看板もあります。
なんちゃらの道の案内はあるけれど 相変わらず何処へ行くかの案内はありません。
花のあとが完全に羽毛のようになっている。
コウヤボウキ?
小さな沢を越えて 降りていくと あ 着きましたよ。 朝見た場所です。
よく似た場所に惑わされ 危険を感じるほどではなかったけれど 何度も来ているのに思う場所に行けず・・・・それでも徘徊が楽しく
山で一日さまよい遊んだ日でした。
ピーちゃんは物足りなかったらしく 後日また行っています。 へぇ~
あのまままっすぐ行っていたら私達何処へ行っていたのでしょうか?
ひょっとしたら富幕山の上で叫んでいたかしら?
そうすると手持ちのお金では戻ってこられなかったかも