Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

お母さん・・・

2017-01-15 20:44:30 | 日記
母は8年前に父が逝ってから一人暮らしである。
足腰はそれなりにしっかりしていること 一人で身の回りのことが出来ると言うこと・・・等が母の一人暮らしを認めている理由だ。
弟が近くでデイサービスを営んでいて二年ほど前まではそこで看護師をしていた。

しかし このところ様子が変
つきに何度か訪れるのは私の役目 妹がいるのだけれど 妹は父が亡くなった後一寸こじれて自ら縁を絶ってしまった。
それでも 年を取り自分が寂しくなって 兄弟に頼りたくなったようで

そのことは良かった。 彼女は週に何度か母を訪ね 一緒に買い物したり お茶飲みに出かけたりで 楽しくやっている様に見えた。

でも 8年間どんなに電話をしても 心が解けなかったので 今母は混乱しているようです
「あんた 誰だった? ○子? △子?」

明日は息子が正月の挨拶をしたいので 一緒に岐阜へ行くのに 付きあってくれという
母は昔の人なので 来客に何も出来なかったとなると 本当に悲しがる。
そうならないように 一応電話した。

さぁ これが大変なことに
朝から 私や息子家族がやってくるので おさしみとか おかずを買ってこなきゃ・・・・
と パニックになっているらしい。
「お姉ちゃん明日来るんやろ? 今日来るって朝から大変なんだよ。」

実は朝早くに 母から電話が入っている。
「雪がひどいから 無理してこなくて良いよ。」
電話に出た亭主が「行くのは明日ですけれど」と伝えている。
なんだか不安になって 私からも電話した。
「スタッドレスはいているから雪の心配は無いけれど 行くのは明日だよ。 それに○○が熱出して寝ているから明日も分らないよ。 何も用意しないでね。私家にあるもの持って行くから。」
こうして話しているときは分るし 話にも矛盾は無いんだけれどね

これだけ言ったから大丈夫だろ・・・と思っていたけれど

昼過ぎ まだ私自身も熱が少し残る身体でぐでっととしていたら 突然電話
「ねぇ あんた今どこにいるの?」
ありゃ通じていなかったか・・・
たぶん通じていないと言うよりは 忘れちゃうんだよね。

ひとりぼっちは寂しい。
泣き言言う人では無いけれど 「今日も 誰とも話をしなかったな」とぼそっと言う台詞が切ない。
もう少し行ってあげられると良いのだけれど
コメント (2)
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