女人堂の山小屋から御岳を見上げる。 ハイマツ地帯を越えてその上はむき出しの岩 岩 岩 どっしりした山の様子は美しいけれど なかなか近づけそうにない。
八合目から左に登っていくと 8.3合目ぐらいに 石碑がいっぱいあって登ってきた道や里 頂上がとても綺麗に見えるところがある。 とりあえずそこまで 疲れていたけれど これだけ虫が多いととても休憩する気になれない。 ぺさんに 虫除けネットを借りて平安貴族のように(?)上品に登って見るも うっとしぃ~~い
あかん
おっ 雪原が残っている。 この時期にここではこんなにたくさんの雪渓が残っているんだ。今年は遅くに雪が降ったからね。
ボーイスカウトらしき 子ども達がわいわい言いながら上の方から滑って降りてくる。
子どもの身体能力はすごい。 上の方から駆け下りてきたり滑り降りてきたり はらはらしてみていたけれど だんだん楽しそうと思えてくる。 下の方で指導者の人がもしもの時の為に止め役で待機。しばらく見ていて先を急ぐ。 アイゼンおいてきたけれど大丈夫かなぁ?
すぐに見晴らしの良い場所にでる。信者さんがおいた仏様だろうか? 本当にたくさんの仏様が安置されている。 私の知り合いのおじいさんも この山のどこかにおばあさんの仏様を担ぎ上げたとおっしゃっていた。
この辺りで虫が少し減ってきたので 休憩 お昼にする。
おむすび パン 冷やしトマト レモンの蜂蜜付け 漬け物
虫に落ち着かない食事だけれど 食べておかないとね。こんなときに 冷やしトマト美味しい。
だんだん岩ごろの道になってくる。 足が重い。 道ばたの花だけが 優しい顔で励ましてくれる。
ハイマツの実が綺麗。 とても大きくて赤い実は ブローチのよう。
ナナカマドの花も可愛らしい。もう少しすると赤く紅葉する。ここが一番綺麗になる頃だろうか?
見晴らしが良くなってくると 田野原方面の登山道もはっきり見えるようになる。 どっちが近い? どっちが楽?
う~~ん 隣の芝生は青い? 田野原のコースも長そうだ。
仏様が 登山道を見下ろして見守っていてくださる。 この山独特の不思議な光景だ。
こんな風に鐘をつくばしょがあちこちにある。このコースはここだけだったけれど 田野原のコースには至るところにあった。 もちろんならしてみる。 ちょっと遠慮で間抜けな音。 次思いっきり叩く。 山に鐘の音が響いていく。
ここまで来ると 斜度は急に増してくる。足下は岩や塊がごろごろして歩きにくい。 子どもが走ってきて 目の前で転ぶ。
子どもってすごい ひどい転び方したのに 笑って立ち上がる。 私だったら大ケガで動けなくなるだろうね。 気をつけなくちゃ。
登ってきた道は遙か遠くからえんえんと続いている。
頭の上に 石作りの山小屋が見えている。あそこまでと思うのだけれどなかなか近づけない。
着けるのかしら?と不安がよぎるけれど 行かないと宿に泊ることも出来ない。 頑張るしかない。
岩ごろごろを乗り越えてやっとたどり着いたのは さらにずいぶん時間が経ってから。 雪渓の方が本来の道らしかったけれど 今年はまだ雪がずいぶん残っていて 山小屋の中を通してもらって進まないといけない。
石室山荘は 山の斜面に張り付くように立っている山小屋。 ここだと 寝ながらご来光見えるかもしれん。 良いねぇ と罰当たりなことを考える。 ふふ
さて小屋をさらにしたに見て登ったところに 9合目の表示 え~~っ びっくりしましたわ。女人堂からここまでどれだけ登ってきたことか それが一合だけ~~ぇ? なにを基準に付けているんだろう? 参考にならんよ。 とプリプリ
疲れに 勝手に怒りまくる私でした。
へろへろの状態でやっと登り切る。 この先に剣が峰と二の池への分岐がある。 剣が峰への登りを思い出した。 天をつくような厳しい階段を最後の力を振り絞って登っていく。 それを思い出したら きょうの私にはちと自信がなかった。
二の池に先に行っていることにした。 迷惑かけるかもと気にしているより 決断すると とても気が楽で 楽しい山歩きになる。
緩やかな分岐を登ってその先に 普段は見えない一の池の水が見えたらしく 歓声が上がる。 追いかけようか?と少し思ったけれど やはり止め。
決めたら揺らいでは駄目。ゆっくり二の池周りをすることにした。
サクサクして歩きやすかったと思います。
イワツメクサの上はハクサンボウフウ、下の黄色い花はシナノオトギリ、ハイマツの下はコケモモ、黄色く丸まった花はキリンソウ(ベンケイ科)、最後の白い花はハタザオの仲間だと思います。
ハタザオはその山の特有種があるようです。
コケモモ ツガザクラ 等似ていて区別するの大変です。 実が美味しいんですね?
ハタザオは 春から気になっていました。四つの花弁が変わった形でついているので注目はしていたのですが 名前の断定は出来ないでいました。
ありがとうございました。