奥伊吹に曲谷というがあります。
姉川をどんどん登っていくとそのはあるのですが 堰堤の脇を入って行くと 沢山の滝があります。地図に載っていない滝は 米原の秘境と言われるそうですが私達が 毎年この時期に観察会のプランとして楽しみにしている場所です。
沢山の山菜を横目に見ながら指をくわえて歩くのもちょっと残念。 それでは 山菜弁当を作ってもらいましょう・・・・と言うことで 甲津原の漬け物加工センターにお弁当を頼みます。
青空と 緑を駆け抜ける風 爽やかな水しぶきを上げる滝を見ながら山菜弁当を戴く・・・この上ない贅沢です。
堰堤の橋を越えて歩きながら上の登山口を目指します。(標高490メートル)
林道にはどんな花が どんな植物に出会えるのでしょうか?
歩き始めは吊り花です。
林道が綺麗に整備されていて明るいので気分良いです。
山笑う春はどんどん緑が増えてきて美しい。
カーブを曲る度に歓声が上がります。
スミレだけでも沢山の種類があります。
シハイスミレ ニョイスミレ タチツボスミレ・・・
エンゴサクの仲間はすっかり姿を消してムラサキケマン キケマンがあちこちに咲いています。
木々はどうでしょうか?
アオダモの白い花が咲いています。 煙るように咲いている花は風情があります。
ウワミズザクラも盛りです。桜のイメージからはほど遠いですが 優しい表情をしています。 「赤い実を果実酒に付けると良いとか 桜の葉は生葉の時は匂わないのに 塩漬けにしたりアルコールに漬けるとクマリンという成分が出てきて良い匂いがするの」だとか 食べられる植物に詳しい会員さんの説明が興味を惹きます。
暖冬で思いっきり花が進み 華やかさという面では 一寸寂しい林道ですが エニシダの黄色がとても目立っています。
汗を拭き拭き登った林道もやがて五色の滝の入り口にやってきました。
標高580メートルぐらいだと思われます。
しばらくは森の中を歩きます。
5月の森らしく気持ち良いです。時々水の音が聞こえてきたりするのを確かめながら慎重に降りて行きます。
シロモジの花は終わりかけでほとんどが登山道に落ちています。
珍しい花がありました。
ヤブレガサの花です。
ヤブレガサ自体は珍しくないですが 花はあまりお目にかかれない。
チゴユリ 可愛らしい花を付けていました。 葉っぱだけの赤ちゃんがいっぱいいたので 来年は沢山見られるでしょうか?
フタリシズカももう少しで花穂を解きそうです。
マムシグサは小さいですが 頭を持ち上げています。ここのマムシグサは大きくなれないのでしょうか?
そうこうしているうちに水音が大きくなってきました。
滝は直ぐ足下にあるようです。
滑滝をいっぱい重ねたような滝ですが 高低差もあってかなりの迫力です。
五色の滝の最上部の滝です。 しばし暑さを忘れて佇みます。
このあたり例年はイカリソウがいっぱいですが 今年はもう終わっています。
株はあるので 消えたわけではなさそうです。
お昼の大分廻っています。
楽しみなお弁当を食べるために 石切場へ急ぎます。
一気に降りて行きます。
標高差50ぐらいですが 足下あまり良くありませんからね。
第一の難関は 滝の直ぐしたの徒渉です。
下見に行ったときに 水量が多いと渡れないと思いましたので 若い会員にアルミの脚立を持って歩いてもらいました。
彼らの手助けのおかげで 無事渡れました。
何でもなさそうに見えてとても危険な徒渉です。
流れが急なので 足をすべらすと立つことが出来ず そのまま下の滝壺に吸い込まれる可能性があります。
前は一の滝から五の滝まで縦走できたのですが 度重なる豪雨で橋が流され トレッキングシューズだけでは歩けなくなりました。
早く整備されると嬉しいのですが。
お弁当です。
筍ご飯 岩魚の塩焼き 山菜の天ぷら
コゴミの胡麻和え 筍の山椒煮 灰汁ワラビ 芽 琵琶湖の小魚とくるみの佃煮 おからコロッケ 漬け物各種
味付けも優しくて こんな贅沢なお弁当は久しぶりです。
それに5月の光と風と匂いがおいしさを引き立ててくれます。
食後 Kさんの恒例になったクロモジ茶が振る舞われます。
爽やかな香りに さらに贅沢感がきわまります。 自然の恵みを五感で楽しめました。
さて ここにはまだまだ見るべき花があります。
ツルシロカネソウ
毎年楽しみにしている花です。 伊吹山麓では 今のところここ以外では見たことがありません。
他にどんな花があるでしょうか?
食事が済んでから うろうろ歩き回って調べます。
ヤグルマソウは花はまだです。
ウワバミソウもとても小さい。
イカリソウが残っていました。メギ科の特徴を感じる葉っぱで株は直ぐ見つかるんですが。
チャルメルソウは水辺に咲いたシャボン玉のようです。
エンレイソウにカキドオシ 石切場にはそれなりに花がありました。
石切場の跡地にはシャガがいっぱい咲いています。
五色の滝の全コースには石切場が7箇所あるそうです。
良質の石灰岩が摂れると言う事で有名だったそうで 垂仁天皇の御崩御の折の石棺の蓋はここで作られたとか・・・
随分歴史のある場所です。
転がっている陽らっぺたくて丸い石は石臼の部品です。
これを二枚合わせてごりごりと大豆を挽いたり 蕎を挽いたりしたのですね?
今ではもう廃村になってしまいましたが 源氏の落ち武者が流れてきた場所でもあるようです。
おっとっと みんなが楽しみにしていたコケイランは今年は見られないのか?
二年続けて沢山のコケイランを見て来たのでとても残念です。
「あ コケイラン」と言われて駆け寄ってみると何とまだ蕾
良くこんな状態で見つけることが出来るなぁと花好きの観察眼に脱帽です。
いろんな花探しも終えて4の滝を後にします
前から気になっていた 諏訪神社の大銀杏を見て来ます。
姉川をどんどん登っていくとそのはあるのですが 堰堤の脇を入って行くと 沢山の滝があります。地図に載っていない滝は 米原の秘境と言われるそうですが私達が 毎年この時期に観察会のプランとして楽しみにしている場所です。
沢山の山菜を横目に見ながら指をくわえて歩くのもちょっと残念。 それでは 山菜弁当を作ってもらいましょう・・・・と言うことで 甲津原の漬け物加工センターにお弁当を頼みます。
青空と 緑を駆け抜ける風 爽やかな水しぶきを上げる滝を見ながら山菜弁当を戴く・・・この上ない贅沢です。
堰堤の橋を越えて歩きながら上の登山口を目指します。(標高490メートル)
林道にはどんな花が どんな植物に出会えるのでしょうか?
歩き始めは吊り花です。
林道が綺麗に整備されていて明るいので気分良いです。
山笑う春はどんどん緑が増えてきて美しい。
カーブを曲る度に歓声が上がります。
スミレだけでも沢山の種類があります。
シハイスミレ ニョイスミレ タチツボスミレ・・・
エンゴサクの仲間はすっかり姿を消してムラサキケマン キケマンがあちこちに咲いています。
木々はどうでしょうか?
アオダモの白い花が咲いています。 煙るように咲いている花は風情があります。
ウワミズザクラも盛りです。桜のイメージからはほど遠いですが 優しい表情をしています。 「赤い実を果実酒に付けると良いとか 桜の葉は生葉の時は匂わないのに 塩漬けにしたりアルコールに漬けるとクマリンという成分が出てきて良い匂いがするの」だとか 食べられる植物に詳しい会員さんの説明が興味を惹きます。
暖冬で思いっきり花が進み 華やかさという面では 一寸寂しい林道ですが エニシダの黄色がとても目立っています。
汗を拭き拭き登った林道もやがて五色の滝の入り口にやってきました。
標高580メートルぐらいだと思われます。
しばらくは森の中を歩きます。
5月の森らしく気持ち良いです。時々水の音が聞こえてきたりするのを確かめながら慎重に降りて行きます。
シロモジの花は終わりかけでほとんどが登山道に落ちています。
珍しい花がありました。
ヤブレガサの花です。
ヤブレガサ自体は珍しくないですが 花はあまりお目にかかれない。
チゴユリ 可愛らしい花を付けていました。 葉っぱだけの赤ちゃんがいっぱいいたので 来年は沢山見られるでしょうか?
フタリシズカももう少しで花穂を解きそうです。
マムシグサは小さいですが 頭を持ち上げています。ここのマムシグサは大きくなれないのでしょうか?
そうこうしているうちに水音が大きくなってきました。
滝は直ぐ足下にあるようです。
滑滝をいっぱい重ねたような滝ですが 高低差もあってかなりの迫力です。
五色の滝の最上部の滝です。 しばし暑さを忘れて佇みます。
このあたり例年はイカリソウがいっぱいですが 今年はもう終わっています。
株はあるので 消えたわけではなさそうです。
お昼の大分廻っています。
楽しみなお弁当を食べるために 石切場へ急ぎます。
一気に降りて行きます。
標高差50ぐらいですが 足下あまり良くありませんからね。
第一の難関は 滝の直ぐしたの徒渉です。
下見に行ったときに 水量が多いと渡れないと思いましたので 若い会員にアルミの脚立を持って歩いてもらいました。
彼らの手助けのおかげで 無事渡れました。
何でもなさそうに見えてとても危険な徒渉です。
流れが急なので 足をすべらすと立つことが出来ず そのまま下の滝壺に吸い込まれる可能性があります。
前は一の滝から五の滝まで縦走できたのですが 度重なる豪雨で橋が流され トレッキングシューズだけでは歩けなくなりました。
早く整備されると嬉しいのですが。
お弁当です。
筍ご飯 岩魚の塩焼き 山菜の天ぷら
コゴミの胡麻和え 筍の山椒煮 灰汁ワラビ 芽 琵琶湖の小魚とくるみの佃煮 おからコロッケ 漬け物各種
味付けも優しくて こんな贅沢なお弁当は久しぶりです。
それに5月の光と風と匂いがおいしさを引き立ててくれます。
食後 Kさんの恒例になったクロモジ茶が振る舞われます。
爽やかな香りに さらに贅沢感がきわまります。 自然の恵みを五感で楽しめました。
さて ここにはまだまだ見るべき花があります。
ツルシロカネソウ
毎年楽しみにしている花です。 伊吹山麓では 今のところここ以外では見たことがありません。
他にどんな花があるでしょうか?
食事が済んでから うろうろ歩き回って調べます。
ヤグルマソウは花はまだです。
ウワバミソウもとても小さい。
イカリソウが残っていました。メギ科の特徴を感じる葉っぱで株は直ぐ見つかるんですが。
チャルメルソウは水辺に咲いたシャボン玉のようです。
エンレイソウにカキドオシ 石切場にはそれなりに花がありました。
石切場の跡地にはシャガがいっぱい咲いています。
五色の滝の全コースには石切場が7箇所あるそうです。
良質の石灰岩が摂れると言う事で有名だったそうで 垂仁天皇の御崩御の折の石棺の蓋はここで作られたとか・・・
随分歴史のある場所です。
転がっている陽らっぺたくて丸い石は石臼の部品です。
これを二枚合わせてごりごりと大豆を挽いたり 蕎を挽いたりしたのですね?
今ではもう廃村になってしまいましたが 源氏の落ち武者が流れてきた場所でもあるようです。
おっとっと みんなが楽しみにしていたコケイランは今年は見られないのか?
二年続けて沢山のコケイランを見て来たのでとても残念です。
「あ コケイラン」と言われて駆け寄ってみると何とまだ蕾
良くこんな状態で見つけることが出来るなぁと花好きの観察眼に脱帽です。
いろんな花探しも終えて4の滝を後にします
前から気になっていた 諏訪神社の大銀杏を見て来ます。
素敵な滝を堪能させて頂いております。
そんな滝を見ながら広げた山菜たっぷりのお弁当
これはこれは贅沢の極みですね。
どらさん、幸せすぎ
その上、ツルシロカネソウやチャルメルソウと言う珍しいお花まで見せて頂いて
言う事なしです。
羨まし過ぎるブログに、チョッピリやきもちを焼いているたかです。
この五色の滝は 伊吹山の北の方にあるのですが 米原の秘境と言われ 観光地化されていませんから とても魅力的な分 不便でもあります。
昔は一の滝から順番に登っていくことが出来たのですが 今は全ての橋が流され 長靴で登っていかないと駄目です。
それでも良かったら 今度ご案内しますよ。
源氏の落ち武者の跡です。
お弁当は予約しておけば作ってくれると思います。
ツルシロカネソウはちょっと珍しいかもしれませんがチャルメルソウはきっとたかさんもご覧になっていると思います。
それにチチブシロカネソウって言う花もあるので ご覧になっているとおもうけれどな
この山域には夏エビネなどがあるので 隠れた花の山です。
花や木の名前、詳しいですね。
徒渉、画像では浅いし流れもゆるやかに
見えますが、実は大変危険なところなんですね。
お弁当美味しそうです
このレポートは実は 所属している伊吹山ネイチャーネットワークに記事を書いたときに作りましたから一寸頑張りました。
それでも何度も直されて 会のホームページでは もっと良いレポートになっています。
ただそれは 完全に私のレポートかというと一寸違いますからね
観察会ですから 花や木の事を詳しく書きましたが 私が詳しいかというとそうでもありません。 いつも歩く道だから知っているだけです。
他所ではよく間違いますよ。
徒渉 実は この日大事故になるところでした。 会の報告では関係者が傷つくといけないので書けませんでしたが 順番を待てなくてじれて岩を飛び越えようとした人がありました。若いときには飛べたのでしょう。
見事に落ちて・・・と言うより岩のてっぺんに着地しすべって川にドボン
流れがあって立てなくて滝壺に流されそうでした。
若い男の子が二人で引っ張ったのですが無理で リュックを引っ張って~~と叫びました。
何とか引き寄せることが出来ましたが 今考えても震えが来ます。
津波の時や洪水の時に例え30センチの水でも足を取られるというのは本当で ましてや流れがあるとまずたてません。 こんな風に小さな事から事故が起きるのだと思い知らされました。
お弁当 地味に見えますが なかなかのものでした。
地元の主婦が作ってくれるお弁当で 辛いかと思ったら 全然そんな事は無くて 素材の味が大事にされていて 一つ一つの料理がとても大事にされていたと思います。
大好評でした。
来年もリクエストがでそうです。