Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

おいおい!

2005-02-09 13:28:15 | 日記・エッセイ・コラム
年をとると注意力が散漫になるのは分かるけれど
最近亭主どのから目が離せない。
外から帰ってきたらなんだか異様な匂いが。。。
みるといつもウーロン茶をわかしているやかんが真っ黒
「やっちゃったー」
すぐに部屋を出てきて 亭主が言う。
「あーあ そんなになるまで気づかないなんて いったいどうしたの? 火事になったら大事だよ!」
その場ではそれ以上言わなかったけど どうも納得いかない。やかんいっぱいのお湯が沸騰してなくなって真っ黒になるまで知らないでいるってあんまりな出来事に ふと思った。
彼は寝てしまったに違いない。
やっぱりその通りだった。
もう 危ないから何もしないで良いから 若しやってくれるならこの部屋に居て 最後までみていてちょうだい

そしてまたある日
仕事から帰って ご飯を食べようとおすましに火を入れた。
暖めている間に手を洗いに行く
自慢じゃないけれど 我が家はウサギ小屋  手を洗って戻ってきてもそう時間はかからない
「お母さん 鍋がしゅんしゅんいってるよ」
おかしいな と思いながらも実際そうだったから仕方ない
でも本当はどうしても納得がいかなかった
なぜってお鍋一杯に作ったはずなのに そう早くわくはずがない。
お鍋をみてみると 吹きこぼれた後みたいに 灰汁がふたにもいっぱい付いている。
はーん! 分かった  これも亭主殿の仕業だ
「お父さん おすましふきこぼしたでしょ!」
「うん」
本当に困った。 最近とても一人でおいておけなくなっている。
帰ってきたら うちがなくなっているなんてこともありそうな気がしてくる。
そして とても困ることに 亭主殿自覚がないので とても危険
おいおい まだまだ年取るのは早いよ!

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いやな日

2005-02-04 18:51:01 | 日記・エッセイ・コラム
久しぶりにうちに居てのんびり過ごして居た。
正確に言うと 少し朝寝をして ゆっくりと 洗濯物を干し出した。
なんだかいつもと違う。
外が うるさい。 ヘリコプターが低く飛んでいて それも移動中ではなく なんだか止まっているみたい。
「どうしたんだろう?」と思いながら 先週の美容院の結果があまり良くないので相談に行こうとうちをでた。
理由はそこで分かった。
「○○さん 今日は大変な事件が起きたようですがご存じ?」
みると うちの専門店マネージャーからの通達が書かれていた。
何でもイトーヨーカドーで 刃物を持った30前後 紫の上下を着た男が人を斬りつけた後 逃げているとのこと
そういえば くるときに遊歩道のところで パトカーがじゃまな位置でいきなり止まったり 動き出したりしていた。
「何だよ 道路交通法しらんのかい! 交差点のすぐ脇に止めるって何事じゃい  危ないぞ!」とぷりぷりしてきたけれど あれは逃げた男を ヘリコプターと連絡を取り合いながら探して居たんだ。

生後11ヶ月の幼子が亡くなったとか。。。 なんと言うことだろう  かわいい盛りの子供 いったい何の為にこの世に生を受けたのか  こんな人生があって良いのだろうか?
お母さんは子供の頭にナイフが刺さったまま抱きかかえて 「早く来て! 早く来て!」と叫んでいたとか
なくなった幼子も痛ましいけれど 最後の場面を頭の中に焼き付けたまま つらく悲しい重荷をしょって生きていくお母さんの痛みはどれほどのものか? 
何の面識もない人だとも言う。
今 こういう事件が多すぎる! たまたまそこに居合わせただけで 命が簡単に奪われていく。
神様は これをご覧になって なんと思っていらっしゃるのだろうか? 

コメント (6)
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オモニ

2005-02-04 16:27:17 | 日記・エッセイ・コラム
最近 知り合った友達に 在日韓国人の人がいる。
最初は知らなかった。 でもそのことはどうでも良いこと。
でもそのことを知って 彼女の生き方の謎が解けた気がした。
そんな大げさなものではないのだけれど
彼女は 5人の子の母である。 5人の子 5人の子?
わたしは二人の子の母だけれど この二人を育ててくることは結構たいへんだった。良いこともいっぱい子供たちからもらったから今までくることができた。
でも5人となると話は別。
経済的にも 体力的にもそんなことは私にはできない。
それだけでも凄いなと思っていたんだけれど この間びっくりするような話を聞いた。
彼女は21で結婚 そのときご主人のおばあさんだかおじいさんだかがいらして その介護に10年
その後 お母さんの痴呆につきあって10年  その後10年は 糖尿で車いす生活になったおしゅうとさんの介護で。。。
ここまで書くと 私の頭には 壮絶な人生
などという言葉しか浮かばない。
30年 介護に明け暮れ 自分の子供5人の子育て  どう考えても大変な生活しか思い浮かばない。
今娘にそんなことをさせようものなら すぐに婚家を出てくるに違いない。
私だってそう。 結婚してそのうちの家族となって うまくやっていらっしゃる人もたくさんだとは思うけれど 私は疲れて病気になった。 今思えば特に何があったと言うわけでもないのに。
「韓国ではね 親を大事にすることは当たり前なのよ!」
そういえばそんな話を聞いたことがある。
親は子供を大事にし 子供は親を敬い 家族をとても大事にする。
「だからね 特別なことではないんだよ」
驚いた。 日本も昔から親孝行を おしえられてきたはずだけれど とてもそんなことはできない。 いざというときには自分がでる。 そして最後には自分を主張することがふつうになってきている。
だからここまで聞いても まだ壮絶とか犠牲という言葉は頭から離れなかった。
でも彼女は言った。
「とても楽しい人生だったのよ! 親たちには最後までつきあった 。寝るときも一緒だった。 いつ声かけられてもすぐに返事ができるところが私の定位置だった。 そうして私がみんなの中の要になって 私が居ることで家族がうまくいっていることがとてもうれしかったの。だから私は幸せだったの。」
ひぇーっ! どうしてそんなことがいえるんだろう。 誇らしげに語る彼女をみながら 彼女の途方もない大きさを感じる。
彼女の言葉に嘘がない証拠に 彼女は みんなを見送ってからは 長い間いつもの定位置から動けないで居たそうだ。
見えない姿 聞こえない声が聞こえて いつでも返事してたって行かなきゃと 朝から晩までじっと座っていたと。。。
ここまで聞いて 彼女の慈愛に満ちた人生に本当に感動してしまった。
家族を心から愛して 守ってきた誇らしげなかおは 肝っ玉かあさんふうではなく いつも明るく 優しい顔をしている。
今彼女は自分のために時間を使う方法を探して いろんなことに挑戦し始めたと言う。
彼女はきっといつまでも愛に満ちた光の中に居るに違いない。
自分から愛さなければ 愛されない。
ひょっとしたら民族の文化の違いも少しはあるかもしれない。 でも一番の彼女の強さは 自分の人生を楽しいと感じたところにあるのだと思う。
オモニ (お母さん) この言葉は 彼女の為にある敬称だと 強く思った。  

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今年の恵方は西南西

2005-02-04 00:49:28 | 日記・エッセイ・コラム
ううー  苦しい
今朝出かけるとき娘に念を押された。
「今日は節分だから 恵方巻き用意するよね! 豆はどっちでも良いからね!」
このあたり 西と東の文化がぶつかるところ 
ほとんどの行事は どっちから移ってきたものとも考えず ずっとやってきた。
だから 何となく季節季節には それなりの用意をしないと駄目らしい。 というか当たり前を思っているようだ。
仕事で 晩ご飯を一緒にできないことが多いのだけど 隣のスーパーで買ってくることにした。
うちで3本ばかし作るのもねぇ
年を追うごとに 恵方巻きは どんどん華美になって ど太くなっている。
七福巻き?  そんなもんは昔なかったよ 
何しろうちで買おうと思っても 恵方巻きの名さえあまり知られていなくて ふつうの海苔巻きかっていたもの。
後は海鮮巻き 海苔巻き どれもそれだけをみるとおいしそうなんだよとても
でもでも 直径6センチもある海苔巻きを一本丸かじりはできないよ。
どう考えても途中で食べるのいやになりそうだし へたしたら息詰まらせてひっくり返るかもしれない。
たかが海苔巻きに命はかけれん。。。
何度も売り場を行き来しながら 考える。
それに一本700円ほどするその海苔巻きを3本買ったとする。 何にもほかになくて2100円  そりゃ ちょっと寂しすぎる食事だろう
結局 ネギトロ巻き3本買って 七福巻きと 海鮮巻き おいなりさんを一パック買った。
よけいに買うことになったけれど 切って味わって食べたいのでね!

みんなのお家ではどうして居るんだろう? あのどでかい恵方巻きをのどに詰まらせて 節分の夜を過ごすのだろうか?
例年は声を張り上げて鬼退治するのだけど あまりに遅くの鬼退治は ご近所迷惑 
豆まきもしないで 静かで寒い夜は過ぎていきます。

そういえば 北海道では豆まきにピーナツ使うんだって? ほんとうかなぁ?

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