Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

田原アルプス

2007-01-10 01:10:14 | 山歩き

いつの間にかこんななまえがついていた。

案内所のお姉さんに「いつからこんな風に呼ぶようになったの?」とからかいながら聞くと「時代の流れに乗りまして」とおかしそうに笑う。

初めて滝頭 衣笠山を縦走 周回したときに 低山だけど 岩場あり 緊張の連続の大下りありで 私は密かにこのコースを「田原アルプス」と名付けていた。

先日 ネット仲間のジオンさんから 田原アルプスに行きたいとメールが来た。 「久しぶりに行ってみよう。」と 直ぐに一緒に行くことを決めた。 海が見えて開放感いっぱいのこのコースは 私のお気に入り。

○垣から ジオンさん 阿繍さんを迎えて 豊橋のオモニにまたお世話をかける。 「役に立てることが嬉しいのだから気にしないで」と言ってくれる オモニにいつも甘えてしまう。私にとって無くてはならない人。

4人がそろって稲荷山から登ることにする。テニスコート脇に車を駐めて 今日のコースをぐるっと見回す。 左手の稲荷から 尾根を縦走して不動滝に降りて滝頭に登り ほぼしたに降りてから 最後に一番形の美しい山衣笠に挑戦する。

今回は 恐竜の背に続く岩場に出来ることならジオンさんを案内したかった。 クライミングをやっている彼女に鎖も何もない岩場を見せたかった。 登るかどうかは解らないけれど

クチナシの道から稲荷まではジグザグの散策路。きつくは無いけれど歩き始めは 慣れないので息が上がる。 そう言えば 私は今日が登り始め。 去年の賤ヶ岳から3週間ぶりの山歩きになる。

Inariyama Takigasirapozu

慣れた頃に尾根に到着 尾根に一本の道が出来ている。そこを進むと 滝頭の山が迫ってくる。 むき出しの岩場も見える。 何度見ても 凄いと思う。

光が木漏れ日となって道をキラキラ光らせる中を 歩いていく。完全に散歩コース。

稲荷山 庄十山 赤松山 不動岳 と殆ど高さを感じない山歩き。総て190から200ぐらいの高さの中にある。 後で横から見ると 少しずつ高くなっているのが解るけれど

不動岳を下りるときは ちょっと緊張。 特に膝が悪いので岩場の連続に腰を落としてロープにしがみついて 降りていく。

南アルプスや 御岳が 真っ白になって美しい姿を見せている。 太平洋も視界に入ってきてキラキラ光っている。

不動の滝まで 踏ん張って踏ん張って降りていく。 ○垣チームとコースをわけて降りてみた。 途中で姿が見えなくなった。 あれ

細かい案内があるのに 肝心な不動の滝に来る道だけが無くて蛇穴の方に向かってしまった為らしい。 ほっ

Zaouyama2  不動の滝からは 岩場をひたすら登っていく。

懺悔の覗き迄来て「あ!富士山」 今日はお天気が良いのだけれど 何となく霞んでいるから きっと富士山見えないと思っていた。 此の地で一月に富士山が見えるのは 3っかにいっぺんぐらい。ラッキー

直ぐに 例の岩場コースに出る。

此のコース 鎖も ロープも無い。覗いて見上げたことはあるけれど とても私にはいけそうに無い。クライミングやっているジオンさんに見てもらった。

「行けそうだったら此のコースでどうぞ。私はとても無理だから 巻き道で行きます。と進む。「どう?」と声をかけてみる。 始め挑戦してみます って言っていたのが 「戻ります。」に変わる。 やっぱりきついのかぁ

やや また戻ってこないぞ。「下りは危険で 戻れないから このまま行きます。」そう言ったかと思ったら やがて恐竜の背についた模様。 あれれ さすがクライミング部

巻き道より早く着いたわ。

馬の背で 這いチーズ あ 違った ハイチーズ  でも私は這い廻りたい気分

Kyouryuunose ここが 今日のコースのクライマックスかも知れないね。 

もう少し雑木林をのぼって行くと滝頭の頂上。 東屋の跡らしい敷石だけが残っている。 少々おなかが空いたと言うので ティータイム

展望は残念ながらあまり無い。しかし 太平洋側はよく見える。伊豆半島の方まで見える。

さて 後一つだ。 それでも全体の山行きから見ると半分も過ぎていない感じ。 頑張らんとね

さて岩場はもう無いのだけれど かなり急斜面を降りないと・・・ 足もとは小石や 木の葉で 滑りそう。

とっとっとっっと飛び出して行きそう。ぐっと止めて降りていくのは容易じゃない。

気が重いな。

高さにしたら そうながくないのだけれど いつまで続くんだろう?と思える下りの終りは長い階段。

降りたところの向こう側に また階段が見える。空に繋がるような長い長い階段。

Kudarikaidan その先にずるずる滑る土の斜面が続き 疲れても立ち止まると滑りそうな斜面なので 登るしかない。

ふ~~ぅ 仁崎峠につく。 山の名前付けても良いんじゃないの?と言うぐらいの高さがあるピークだった。

ここからジョギングコースもあり 道は歩きやすい。東屋の所で 今日のランチタイム。お待ちどうさま~

今日はジオンさんの鳥鍋 味噌仕立て

お餅まであるよっ 餃子を焼いて ふっくらした香りの良い椎茸とネギを焼いて 醤油で

阿繍さんお手製の黒豆(これがおいしかった)果物など 今日もデブまっしぐらのコース料理

Lunch_1 あまりに食べ過ぎて 衣笠に向かうのが苦しかったこと。

ジョギングコースがに右にまがって降りていくあたりから 私たちは 最後の急登に

見上げると ひたすら道が登っている。 そう高さは無いはず あと少し頑張れ

この田原アルプス コンパクトながら 散策路あり 岩場あり 滝あり・・・なかなか魅力的

低山ながら 上り下りは結構きついので 満足感も得られる。

衣笠のおおきな岩からは 蒲郡や知多半島 その先名古屋港の様子まで見える。 ここが最後の展望所なので ちょっとじっくり見て 下りに入る。

Inutuge Matuoiwa

いぬつげの樹林帯(だとおもう)は私が大好きな道。

るんるん気分は長くは続かないけれど  やがて岩ごろごろした 岩や木の根っこにつかまらないと転げ落ちそうな下りを 降りていく。 最後の緊張。

山茶花の咲く 平坦な道まで 転ばないように 祈るような思いで降りていく。

後は 遊歩道を歩くがごとく坂道には違いないけれど 転ぶ心配はなさそうなので 安心。とっとこ とっとこ歩く。

つづら折れの道は小衣笠の南をだんだんい降りていく。 車道まで出て 稲荷方面に戻ったら 今日のコース周回はお終い。所要時間 3時間半ほど

きつい山では無いはずだけれど 久しぶりの山歩きの為か 急登 大下りに ちょっと参ったな。

でも楽しい山歩きだった。最後に渥美半島名物 菜の花畑に行って今日のコースを確認。

Taharaarupusu 菜の花の茎のあたりにある一番手前の山が 稲荷 そこから奥左に とんとんとんと上がっていく感じで 庄十山 赤松山 不動岳となる。

ここからは 滝頭が良く見えない。右に行って右の美しい形の山衣笠にたどり着き その手前 小衣笠とトラバースして 来たことになる。

うん良くやった・・・と言うほどでも無いか。

最後にメックンハウスで パンフレットを手に入れる。

店に入るなり 新鮮で安い野菜に動けない。

「電車だから 買わないよ」と阿繍さんにたしなめられて 迷っていたけれど 店を出るときには二人とも 野菜いっぱい買い込んで 荷物増やしていた。

コメント (6)
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シーフードEXPO

2007-01-07 01:24:01 | 旅行記

今年の正月は 私の休みが 行事と重ならなくて 家族みんなでそろう日が5日と言うことになった。 サービス業だから仕方ない。覚悟していたけれど・・・

毎年何処へ行こうか?と言う話になる。 何年か前に思い立って雪の御在所へ行ってからは 木曽駒が岳に行ったり 毎年の楽しみになってきていた。

今年は富士山を見に行こうと言っていたけれど 遠いし どこか方向を変えてみよう・・・と言うことで 2年前に言ったリトルワールドが急浮上。 毎年冬には割引クーポンが出るし 今回のイベントは シーフードEXPO

問題は5日のおやすみには そのイベントをやっていないことだった。 会社に聞いてみると お正月休みを4日に取っても良いよとのこと 急遽問題も解決してお出かけ決定。

リトルワールドはいろんな楽しみ方がある。

世界の建物を覗きながらその暮し方を 感じてみる回り方。 それぞれのブースにある民族衣装を着ながら楽しむやり方。 食を楽しみながら廻る方法

あれもこれもだと時間が足りなくなるので シーフードEXPO一本に絞る。 4人で一つの料理を取ってわけて食べる。 これでも全部で13の料理を食べなくてはいけない。 大食らい 食べること大好き家族ならではの挑戦だい!

これプラス300円のパスポートを買って 出発

Ikasumijiru いかすみ汁(500円)

カツオと昆布のあっさり出しに、いかすみを加えたこくのある琉球料理。

かなりあっさりしていて上品な味だった。

沖縄料理は とても健康的な料理らしい。

Shantanroushaomen

上湯龍蝦麺(しゃんたんろうしゃおめん)

(1500円)

中華料理の食材としておなじみの蝦を丸ごと一匹おせた豪華なラーメン

これは少々高いし 時間も掛かった。 良い香りが流れてくる。 ネギ油もその場で付くってかけてくれたのだろうか? バチバチいっていた。

あん仕立ての卵で閉じてある。 ネギの香りと 蝦の出しと ごま油の香り 絶品だった。

Pikantedemarisukosu ピカンテ デ マリスコス (500円)

ピカンテはスペイン語で「辛い」という意味。魚介類のだしが効いた体も温まるスパイシースープ。

言ってみれば パスタのペスカトーレに似ていた。

シーフードの香りいっぱいの漁師風スープです。

辛いと言うよりちょっとしょっぱかったかな? でもおいしかった。 パンでもあれば・・・

Gureikan

グレイカン (500円)

インドネシアの魚の煮込みスープ。ココナッツミルクをベースに煮込んだまろやかな春雨入りカレースープ。

とある。インドネシアやベトナム料理基本的には好きなわが家だけれど ココナツミルクだけは ちょっと・・・

と言うことで わが家には苦手味だったけれど 魚の出しは良く出ていたよ。

Masutomurugaizanejitate マスとムール貝のザーネ仕立て(800円)

ザーネは生クリームのこと。 ドイツの定番食材マスと、たっぷりのムール貝をザーネソースで煮込んだ冬の人気料理。

だそうな。 付いていたパンは 小麦の香りがとても良くておいしかった。 料理は ザーネソースが苦手なのかなぁ? あんまり味がなくて 変にスパイスの香りだけが鼻についた。

もちろんきっと好みの問題。 コースとは別にソーセージの盛り合わせと ハンバーグも頼んでしまった。 本当にしまったである。 この辺でおなかがいっぱいになる。

そう言えば ビールも各国のビールが置いてあるので 全部付けて取った。そりゃおなか苦しくなるわさ。

Winna Hanbagu_1

直ぐ隣は アルザス

Buiyabesu ブイヤベース(800円)

南フランス・マルセイユの漁師料理。海でとれた魚介類などをその場で大鍋に煮込んだ料理

世界三大スープかどうか知らないけれど ブイヤベースを知らない人はきっといない。

おなかが休まる暇がない。 ありがたいことに? ブイヤベースは待ちが長かった。

ワインを飲みながら寒さに震えてできあがりを待つ。 良い匂い。 蝦の出しを取った濃厚なスープは別に煮込んでフライパンで具材を炒めワインで蒸すところから作っている。 ガーリックの香りが一面に漂う。

これは本当においしかった。 スープの味がとても良くて 早速家で作るようにリクエストされてしまった。 困ったぞ。

Kakinoguratan_1牡蠣のグラタン フィオレンティーナ

(1200円)

牡蠣 ほうれん草にクリームソースをかけてオーブンで焼いたイタリア・フィレンツェ風グラタン。

ここではイノシシ肉のパスタなどジビエ料理もあったので亭主が食べたそうだったけれど まだまだ続く予定の料理に 「やめとこ」

代わりというのも変だけれど マルガリータを一枚。ぴっざはおいしかった。 わが家は どちらかというとアメリカンぴっざが好きだったんだけれど ここのぴっざの台は 特別に香ばしくておいしい。 苦しいおなかを抱えながらぺろっ

グラタンは 当然おいしい。始め あまり味がないようにに感じたけれど 混ぜたら濃厚なPizza 味が・・・チーズもおいしい。

「もうちょっとダメかも知れない。」あと少しで 全部制覇出来るのに 広い会場と言ってもおなか空くほどは歩けない。直ぐにたどり着いてしまう。ましてや三人ともビールをセットで頼んでいるので だんだんトイレに通う回数も増えてきた。 んも~~う ほんとにぃ~~

Nairupatinomunieru ナイルパーチのムニエル(500円)

アフリカの代表的な淡水魚「ナイルパーチ」を切り身にして、カレー粉をまぶして揚げたもの。

淡水魚だって・・・ 魚そのものの味はあまりない。メルルーサの様な感じだろうか? カレー味も薄くて 食感はかりっとしておいしい。

あっさりした 料理だった。

Seafoodcury あらら~ どうしたことか カレーの写真撮ること忘れていた。 カレーはわが家のも結構おいしくて あまりわくわくしなかった~かしら?

気づいたら 皿は空になっていた。

シーフードカレー (950円)

トマトとカシューナッツをベースに 数種類のスパイスと魚介類を煮込んだインド風シーフードカレー

かなりスパイシーだった。 インドカレーは辛いっていうけれどわが家のカレーと比べると甘いものが多いので コリアンダーの粉末をいっぱいかけて食べた。 スパイスの香りや辛さに負けないしっかりしたシーフードのベース。 おいしかった。 ナンもなかなかで 亭主などは 次の日に行った美浜のナチュラル村で 何食わぬ顔してナンの粉を籠に入れていた。

「私に作れってこと~~ぉ?」

Taisuki タイスキ(500円)

魚介類・野菜などを鶏ガラスープで煮込み、ピリ辛のタレにつけて食するタイ式しゃぶしゃぶ。

鶏団子が入っていたり 白菜が入っていたり 日本の鍋と変わらない感じだけれど 上にスウィートチリがかけてあった。 甘みのあるピリ辛。

Pusanryousijiru_1 釜山の漁師鍋 (680円)

蟹の半身を贅沢に使い、タコ イカなどの魚介類を韓国味噌で味付けをした釜山の漁師鍋。

なじみやすい味 糸唐辛子 おいしかった。

味噌も日常的な調味料なので 受け入れやすい。

「ご飯が 欲しいよ~~」 ついでながら ここではいつもつい頼んでしまうチジミとマッコルリ も注文 ハー いやはや

Tijimi ここのチジミは 少し甘めの生地だけれど もっちりしていて ついてくるキムチがおいしいので これを巻いて食べる。

値段も安い。

Dongarajiru どんがら汁(500円)

山形月山山麓の汁  冬の日本海で獲れた寒だらを味噌で煮込んだ山形 庄内地方の料理。

いよいよ最後。 みそ味が続いたけれど 良く味の染みた大根がおいしい。

タラも良く味が染みてほっくりしている。ここではお酒にしてみたけれど 生酒が好きなわが家にはちょっと・・・名物の玉こんにゃくを頼んで閉めた。

ふ~~っ おなかをさすりさすり 園内一周の世界旅行を終える。 こんな食べ方良くないかもしれないけれど いろんな食べ物を比べながら その国の風土や気候を想像するのは楽しかった。 とても久しぶりに 4人が一緒に歩いたお正月。

またこんな機会があると良いな!

あ 全部で12種類 プラス いくつかのオプションを楽しんだから 全部制覇したと思っていたけれど 実は 一つ抜けてしまった。 本館のレストランに ベラクルス風トマト煮込みっていうメキシコ料理があった。 気づいたのがうちに戻ってからで良かったぁ。

コメント (8)
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