世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

危機感

2007年10月16日 | 国際
日本人ほど、危機感のない民族はいないだろう。
 
    それだけ日本が平和と言うことの裏返しなのかもしれないが・・・。


そう思わせる事件が世界で立て続けに起きている。

  ミャンマーでの長井サンの銃殺。

  イランでの日本人学生の拘束。


彼らも、それなりに危機意識は持っていたはずだ。

  しかし、思わぬ油断があったのだろう。


その背景には、双方とも慣れと自信過剰が潜む。

長井サンは、

   ガイドが、「Danger,danger」と言っているのにもかかわらず、

「自分は、イラクでもアフガニスタンでもやってきたから大丈夫」

                    と言って、ガイドを叱った。


日本人学生は、ネパールやバングラデシュ、インド、パキスタンなどを旅して、自信を深めていたことだろう。

   「自分は、絶対大丈夫」 と。


旅行には、常に危険が伴う。

だからこそ冒険心をくすぐり、旅人を須らく魅了する。


イランで拘束された学生が向かおうとしたルートは、バックパッカーの憧れのルートでもある。



シルクロードの旅を目論む自分としても、同じ危険が待っているだろう。

いくら自己責任といっても、そういったことで、新聞をにぎあわせ、国に迷惑をかけることはしたくないものだ。