世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

社債詐欺事件 総括

2010年08月28日 | 
結局、あれから投資家と名乗る男から、電話はかかってこなかった。


そして、「大和キャピタル」からも。


どうやらヤット諦めてくれたようだ。




さて、この1ヶ月間、

貴重な経験をさせてもらった。


その間、

まったく触手が動かなかったと言えば、ウソになる。


何度か心は揺れた。


ボクも、欲深い俗人である。



売り上げが落ち込み、

正直、喉から手が出るほどお金は欲しかった。




だが、

冷静に考えれば考えるほど、

おかしいことだらけだった。




そもそも、全国で49人しか買えない話が、なぜボクのもとに来たのか?


それを、何故、買い取り会社がタイミングよく話を持ちかけてきたのか?


「申込書が届いたことは、もうお金が舞い込んだのと同じなんですよ」



宝くじより確実だなどと、

ありとあらゆる甘言を使ってそそのかす。



「お金」、「儲け」 の方に意識をフォーカスすれば、

まんまと引っかかるだろう。

なんといっても、濡れ手に粟なのだから。



そして、騙されたと分かってから、

「そう言えば○○がおかしかった」 と気づくのだ。


後の祭り。




面白いのは、

なんといっても登場人物だ。



社債発行会社の担当者、2人。

買い取り会社の男。

弁護士。

投資家。


だが、所詮素人役者だった。




振り込め詐欺もありとあらゆる手口で

いろんな登場人物が出てくると聞く。



なるほど、こういうことか、と合点がいった。



さあ、

気を取り直して、働こう。

額に汗して。



それが一番。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする